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ルートID: r1139 ☃ 雪山 日帰り 谷川・武尊 2019年3月

荒沢山・足拍子岳
あらさわやま / あしびょうしだけ

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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12月
無雪期には藪が酷く登攀の対象とならない足拍子岳と荒沢山を繋ぐ吊尾根を縦走します。
高度感のあるナイフリッジ、際どく不安定な雪庇の処理、藪や脆い岩場の通過など高度な登攀技術が要求されます。
様々な要素が楽しめる熟達者向けの雪稜ルートです。
※公開日:2019年03月01日
ルート長5.6km
登り標高差808m
下り標高差808m
行程概要: 荒沢山(1303m) → 足拍子岳(1408m)
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【谷川岳】荒沢山・足拍子岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • アプローチ至便のアルパインルート
  • 高度感満点のナイフリッジを楽しむ
  • 都心からのアクセスに優れる
モデルプラン
1日目
歩行時間:10時間
土樽駅〜荒沢山取付き点〜荒沢山〜ホソドノコル〜足拍子岳〜南尾根〜土樽駅
コース概要 土樽駅より歩き始める。
舗装路を進み魚野川に架かる橋を渡ると突き当りが除雪終了地点だ。カドナミ尾根へはここを左に進む。
ほどなく右手の斜面に取付き、急な樹林帯の登りとなる。
ここを登り切るとカドナミ尾根となるが、直線的で急な厳しい登りが続く。右手には雪庇が張り出すので、踏み抜かないよう十分に注意したい。
やがて小岩峰を登るが、雪が少ないと微妙なトラバースとなるので転落に要注意だ。
やがて足拍子岳へと続く稜線を分け、雪庇が複雑に張り出した雪稜を登れば荒沢山に到着する。
山頂から少し戻り、足拍子岳を目指す。
ここからは劣悪な雪稜が続くので、登攀具のしっかりと用意して挑みたい。
右手に張り出した雪庇に気を付けながら、注意深く雪稜を進む。
一部、キノコ雪状の箇所もあり、奮闘的な登攀になることもある。雪の状態によっては、潔く撤退することも考えながら行動しよう。
やがて灌木を頼りに下ればホソドノコルへの下降となる。
大きな灌木を支点にして、10mほどの懸垂下降となる。なお、残置ロープがあるがこれでは下に下ることはできない。
危険なので絶対に使用してはならない。
コルから急雪壁を登る。ここは右手の灌木を中間支点として使用できるが、スノーバーやデッドマンがあると心強い。
これを登り切ると、いよいよ核心部のナイフリッジとなる。
雪稜上は歩くことができないので、左側の斜面をトラバース気味に進む。
足元からの雪崩や雪庇の崩落、滑落には十分に注意したい。
これを通過すれば、あとは山頂へと導かれる。
ただし、山頂直下はクラックが開いていることが多く、登攀のルート取りには苦労するだろう。
左手の斜面をトラバース、その後、回り込みながら山頂に登ると確実だ。
足拍子岳からは南尾根を下るが、上部はかなり急なので滑落には十分に注意したい。
尾根は明瞭でひたすら下れば除雪終了地点へと下山できる。
なお、南尾根の夜間歩行は危険なので,途中で日が暮れた場合には無理せずビバークすること。
計画書提出先 新潟県警察本部または南魚沼警察署地域課。
※土樽駅に登山ポストあり。
宿泊 なし。
※行程が長いので場合によっては前泊または山中で1泊(幕営または雪洞)するとよい。
交通 JR上越線土樽駅より。
※土樽駅から荒沢山の取付き点までは徒歩約20分ほど。
駐車場 登山口付近に駐車スペースはない。
※除雪終了地点に車を停めると除雪作業の邪魔になる。過去にトラブルも発生しているので気を付けよう。
※土樽駅周辺にコインパーキングなどはない。
アドバイス 行程が長いので早い時間に出発したい。
初心者同士での入山は控えること。
1日で抜けられないパーティーも多い。ビバーク用具を必ず携帯すること。
雪上での登攀技術や確保支点の応用技術などを会得していないと通過は難しい。
ホソドノコルでは懸垂下降が必須になる。残置されているロープは決して使用しないこと。
全行程に於いて滑落や雪庇の崩落に要注意。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
入浴 《岩の湯》
土樽にある共同浴場。登山口からも近く利便性に優れる日帰り温泉施設だ。
http://yuzawaonsen.com/03iwa.html
おすすめ周辺情報 《そば処 中野屋》
越後湯沢駅前の蕎麦店。へぎ蕎麦や天ざるなどがおすすめの店。
http://www.umaisoba.com/
《越後維新》
つけ麺の専門店で冷盛りと熱盛りが選べる。コシヒカリの米粉が練り込まれた麺は濃い目のスープと相まってとても美味しい。
https://www.ishin2010.com/
《人参亭》
地元でよく知られたとんかつ専門店。越後の特選「もち豚」を使用したとんかつはジューシーで柔らかく食べ応えのある一品だ。
http://ninjintei.net/
《レストランゆざわ》
昔ながらの街の洋食店。スパイスが利いたカレーやデミグラスソースが美味いポークカツレツがおすすめの一品。
https://goo.gl/maps/A6JG9d4bTQA2
《ぽんしゅ館》
電車であれば越後湯沢構内にある「ぽんしゅ館」での利き酒体験が楽しい。500円で5蔵分の利き酒ができる。
https://www.ponshukan-niigata.com/
《パティスリースフェール 丸屋》
地元で人気の洋菓子店。落ち着いた雰囲気のカフェスペースがある。
http://www.sphere-maruya.com/
1
1日の行程が長いので早朝から行動したい。
土樽駅より魚野川に架かる橋を渡り突き当りを左に進む。ここが除雪の終了地点だ。
2
荒沢山の山頂から真南に伸びるカドナミ尾根の取付きを目指して進む。
先行者のトレースがなければ序盤からラッセルが続く苦しい登山になる。
3
カドナミ尾根下部の急斜面を直上する。
ここで雪が途切れていると上部の尾根で苦労することになるので判断材料にするといいだろう。
4
カドナミ尾根に乗ると眼下に関越自動車道を望みながら直線的に登っていく。
5
木々の間からはこれから向かう荒沢山から足拍子岳への劣悪な稜線が見える。
中央左の狭い鞍部がホソドノコルだ。
6
カドナミ尾根の中間部からは雪庇が張り出した痩せ尾根が続く。
雪が少ない年には1箇所微妙なトラバースが必要になる岩峰が現れる。右手から灌木を頼りに進むがここでの行動は慎重を期したい。
7
尾根も上部に差し掛かると背後に仙ノ倉岳や万太郎山の展望が得られる。
8
足拍子方面への稜線を分けると雪庇が複雑に張り出した尾根上を進む。
的確なルートファインディングが必要だ。
9
小雪庇を乗越すと荒沢山の山頂に到着する。
山頂からは谷川連峰や巻機山の展望に優れる。
10
足拍子岳へは山頂から往路をわずかに戻る。
正面左側に見えるのが足拍子山の本峰だ。
11
分岐に到着するとこれから向かう足拍子岳への雪稜を観察できる。
ここで雪の状態を判断し無理だと思った場合はそのままカドナミ尾根を下ったほうがよい。
12
いよいよ足拍子岳へ向かう。
痩せた岩稜線上に乗る雪は不安定極まりない。
13
足拍子岳へは適度に積雪があったほうが比較的容易に進むことができる。
この雪稜は右手に雪庇が張り出すので踏み抜きや崩落に警戒しよう。
14
やがて灌木の生えた岩稜を急下降する。
ここがホソドノコルの下降点だ。条件が悪い時には竹ペグやスノーボラードを使用して懸垂下降してしまおう。
15
一段下ったところにある大きな針葉樹を支点にして懸垂下降する。
下降器のセットは確実に行おう。
16
コルまでは約10mの懸垂下降となる。
なお残置のロープがあるが絶対に使用しないこと。ましてやこのロープで下降することは不可能だ。
17
コルからは急雪壁の登攀になる。
左手の灌木が中間支点として使用できるがスノーバーやデッドマンがあると心強い。
18
急雪壁を登り切ると比較的安定した雪稜となるが間もなく核心部を迎えることになる。
19
このルートの核心部となるナイフリッジ帯を進む。
足元からの雪崩や雪庇の崩落・滑落などに細心の注意を払ってザイルを伸ばしていく。
20
ナイフリッジ帯を抜けると足拍子岳への登りとなる。
21
山頂への登りも急な雪稜が続く。
万一に備えてしっかりと確保を行いたい。
22
山頂直下はクラックが入っていることが多い。
雪稜の左側から山頂下をトラバースして登りやすい箇所から頂上へ這い上がる。
条件によっては山頂へ行けないこともあるのでしっかりと状況を見極めること。
23
足拍子岳の山頂に到着。
山頂はキノコ雪状で不安定なので南峰まで行って休憩することをおすすめする。
24
足拍子岳より南尾根を下り下山を開始する。
降雪直後はクラックが雪に隠れている場合もある。大きな事故に繋がるので要注意だ。
25
南尾根は進行方向(下山方向)の左側に雪庇が発達する。
踏み抜きに注意すること。
26
上部の急な箇所を終えると傾斜も落ち着いて快適な雪稜歩行となる。
午後は気温の上昇と共に雪が腐ってくるので滑落には注意したい。
27
1,142mの基準点前から右手に伸びる尾根に入る。
左手に進んでしまうと下部で行き詰まるので確実にルートファインディングを行おう。
28
針葉樹が茂る急斜面を下降すれば登山口付近の林道に到達する。
この山行は行程が長く1日で抜けられないパーティーも見かけるのでビバーク用具を持参したい。
29
【入浴】
「岩の湯」は土樽にある共同浴場。
登山口からも近く利便性に優れる日帰り温泉施設だ。
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【おすすめ周辺情報】
越後湯沢駅前の「そば処中野屋」では美味しいへぎ蕎麦を堪能できる。天ざるなどもおすすめの一品だ。
31
【おすすめ周辺情報】
「越後維新」はつけ麺の専門店で冷盛りと熱盛りが選べる。コシヒカリの米粉が練り込まれた麺は濃い目のスープと相まってとても美味しい。
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【おすすめ周辺情報】
「人参亭」は地元でよく知られたとんかつ専門店。
越後の特選「もち豚」を使用したとんかつはジューシーで柔らかく食べ応えのある絶品だ。
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【おすすめ周辺情報】
「レストランゆざわ」は昔ながらの街の洋食店。
スパイスが利いたカレーやデミグラスソースが美味いポークカツレツがおすすめの一品。
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【おすすめ周辺情報】
電車であれば越後湯沢構内にある「ぽんしゅ館」での利き酒体験が楽しい。
500円で5蔵分の利き酒ができる。
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【おすすめ周辺情報】
「パティスリースフェール 丸屋」は地元でも人気の洋菓子店。
落ち着いた雰囲気のカフェスペースがある。
※上記の情報は記事公開日(2019年03月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。

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