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ルートID: r441 ☃ 雪山 日帰り 中央アルプス 2017年11月

木曽駒ヶ岳(千畳敷)
きそこまがたけ(せんじょうじき)

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
初冬の雪景色を楽しむ。ロープウェイを使うためアクセスが容易で冬山デビューに最適な百名山。ただし本格的な雪山であることを忘れずに行動すること。
※2017年11月01日更新
ルート長3.6km
登り標高差309m
下り標高差309m
行程概要: 乗越浄土(2858m) → 宝剣山荘(2865m) → 天狗荘(2865m) → 中岳(2925m) → 木曽駒ヶ岳(2956m) → 中岳(2925m) → 天狗荘(2865m) → 宝剣山荘(2865m) → 乗越浄土(2858m) → 千畳敷(2612m)

【中央アルプス中部】木曽駒ヶ岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 初冬の雪景色を楽しむ
  • 冬山デビューに最適な難易度
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:4時間30
千畳敷〜浄土乗越〜宝剣山荘〜中岳〜駒ヶ岳頂上山荘〜木曽駒ヶ岳〜往路下山〜千畳敷
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/xNlmpH
コース概要 千畳敷ホテルから登山を開始する。
装備を整えて歩き出すと浄土乗越への登りとなる。最初は緩やかな傾斜だがやがて急な登りとなる。
トレースを外さないように登るが、一部氷化していることもあるので滑落には注意したいところだ。
また、降雪直後などは雪崩にも警戒したい。
浄土乗越まで登りきると主稜線上を歩くことになる。
風が強いところなのでしっかりとアイゼンを利かせて歩きたい。
宝剣山荘を通過するとやがて中岳への登りとなるが、わずかな距離で山頂に立つことができる。
ここからはいったん駒ヶ岳頂上山荘へ下り、山頂へ登り返すことになる。
特に問題になるところはないが、本格的な冬山だということを忘れずに行動して欲しい。
下山は往路をそのままもどるが、浄土乗越からの下りはスリップしやすい要注意箇所だ。
計画書提出先 長野県警察本部または駒ヶ根警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 なし
交通 JR飯田線駒ヶ根駅より名鉄駒ヶ岳ロープウェイバス(しらび平行き:1,030円)にてしらび平バス停へ。
しらび平より駒ヶ岳ロープウェイ(千畳敷行き:1,210円)にて千畳敷へ。
駐車場 菅ノ台に駐車場あり
※自家用車は菅ノ台で乗り換えて路線バスでしらび平へ向かう
アドバイス ピッケル・アイゼンなどの冬山装備が必要。
雪山ハイキングではなく本格的な冬山だという認識を持って行動すること。
浄土乗越への登りはスリップや滑落に要注意だ。
浄土乗越への登りは積雪量が増える2~3月になると雪崩の危険性が高いので注意すること。
浄土乗越〜駒ヶ岳間は尾根幅が広くホワイトアウトの可能性が高いので降雪時は注意のこと。
中岳の巻道は滑落の危険性が高いので立ち入らないこと。
宝剣岳へは困難な岩場の通過があるので興味本位で登らないこと。
浄土乗越からの下りでの尻セードは危険なので慎むこと。
千畳敷ホテルに1泊すると山の雰囲気と共に初冬の山行をより楽しめる。
大前提として悪天候時は行動すべきではない。
サブコース 特になし。
エスケープルート 特になし。
入浴 《こまくさの湯》
菅ノ台バスターミナル近くにある日帰り温泉施設。
http://www.komakusanoyu.com/
おすすめ周辺情報 《明治亭》
駒ヶ根のご当地グルメとなるソースカツ丼の老舗。
http://www.meijitei.com/
《ポカラダイニング》
本格的なネパール料理を楽しむことができる。ナンは食べ放題だ。
http://www.santipur.co/pokhara/
《トラットリア・オグラ》
パスタ・ピザが美味しいイタリアン・レストラン。
https://goo.gl/maps/vGyKXkzzVS22
《カフェ・成美》
駒ヶ根にオープンした新しいカフェ。珍しいベトナムコーヒーがおすすめ。
http://nasebanarumi73.crayonsite.net/p/5/
1
菅ノ台バスターミナル。
自家用車はしらび平方面への乗り入れができない。ここで専用駐車場に停めてからバスに乗り換える。
2
バスターミナルから望む木曽駒ヶ岳。
年によって積雪状況が異なるので事前に確認のこと。
3
週末は早い時間から混雑することが多い。
日帰りの場合はできるだけ始発に乗りたい。
4
しらび平駅でロープウェイに乗り換える。
5
バスターミナルが混んでいればロープウェイも混雑する。
6
千畳敷に到着する。
積雪の状況は年によって大きく異なるので事前に問い合わせをして確認すること。
例年であれば11月中旬には積り始める。
7
装備を整えて歩き始める。
正面に宝剣岳を望みながら千畳敷カール内を浄土乗越方面に向かって緩く登っていく。
8
徐々に傾斜が強まる。
降雨直後などはアイスバーンになることもありスリップは許されないところだ。
9
圧倒的な迫力で両側から尾根が迫ってくる。
ここからは積雪が少なくても雪崩には警戒したい。
10
上部はかなりの急斜面だ。
雪が少ないと岩が露出していることもあるので慎重に登ること。
なお降雨後はアイスバーンになる。斜面の状況が悪ければ無理をせずに引き返えそう。
11
やがて右手の斜面をトラバース気味に登るようになる。
ただし積雪の状況によっては直登することもあるので注意しよう。
12
急斜面を登りきると浄土乗越に到着する。
ここからの稜線は風が強いことが多い。
13
宝剣岳への分岐を分けて宝剣山荘から天狗山荘を通過する。
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宝剣岳をバックに凍てつく稜線をたどる。
15
わずかに進めば中岳への登りとなる。斜面が氷化していることがあるのでしっかりとアイゼンを利かせて登ろう。
16
エビのシッポが張り付く中岳の山頂に到着する
西側は切れ落ちているので興味本位で岩に登るのは止めたほうがいい。
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中岳の山頂から望む木曽駒ヶ岳。
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駒ヶ岳頂上山荘に向けて緩く下っていく。
19
駒ヶ岳頂上山荘山頂から山頂へ登り返す。
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この辺りは風が強く厳冬期でも積雪はそう多くないところだ。
21
木曽駒ヶ岳の山頂に到着。
条件がよければ素晴らしい展望を得ることができる。
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槍・穂高連峰を望む。
大槍や奥穂高岳-西穂高岳間の稜線もはっきりと見ることができる。
23
条件が整えば富士山も綺麗に見える。
24
凍てつく稜線が続く宝剣岳・空木岳方面。
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あとは往路を戻るだけだが浄土乗越からの下りは滑落に注意すること。なお尻セードは危険なので慎むこと。
過去には止まれずに滑落したり登りの登山者と衝突するなどの事故が発生している。
26
千畳敷に到着する。
日帰り登山の場合はロープウェイの時間に注意すること。
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【入浴】
菅ノ台バスターミナル近くの「こまくさの湯」は至近距離にあり便利だ。
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【おすすめ周辺情報】
木曽駒ヶ岳に山バッジはオコジョが可愛く人気が高い。
売り切れていることも多い。
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【おすすめ周辺情報】
駒ヶ根といえばソースカツ丼がご当地グルメ。
「明治亭」は地元でも愛される人気店だ。
30
【おすすめ周辺情報】
「ポカラダイニング」では本格的なネパール料理を楽しむことができる。ボリューム満点のナンは食べ放題だ。
31
【おすすめ周辺情報】
「トラットリア・オグラ」はパストとピザが美味しいイタリヤ料理店。
32
【おすすめ周辺情報】
「カフェ・成美」では珍しいベトナムコーヒーや自家製のウォーターサーバーなどが美味しいお店だ。
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【おすすめ周辺情報】
腹ごしらえの食事からデザートまで料理の満足度が高くおすすめだ。
※上記の情報は記事更新日(2017年11月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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