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ルートID: r445 入門 日帰り 甲信越 2018年5月

日本国
にほんこく

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朝日連峰と日本海の展望に恵まれ、ブナの新緑が鮮やかな下越の里山。
麓の小俣宿は古くから出羽三山への修験道者や信者が通過した土地であり、歴史にまつわる様々な逸話などに事欠かない。そして何と言っても「日本国」という山名が魅力的です。あまり知られていないが山野草の宝庫。
※2018年05月01日更新
ルート長5.1km
登り標高差453m
下り標高差453m
行程概要: 小俣登山口(102m) → 沖見休憩所(416m) → 蛇逃峠(461m) → 日本国(555m) → 蛇逃峠(461m) → 蔵王堂登山口(120m)

【日本国】日本国の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 「日本国」という魅力的な山名
  • ブナの新緑
  • 歴史にまつわる様々な逸話を楽しむ
  • 山野草の宝庫
モデルプラン
1日目
歩行時間:4時間
府屋駅〜日本国麓〜小俣登山口〜沖見休憩所〜蛇逃峠〜日本国〜蛇逃峠〜蔵王堂登山口〜日本麓〜府屋駅
コース概要 小俣集落内にある日本国ふれあいパークからスタートする。
正面にある日本国小俣登山口から登り始めるが、尾根上に上がるまでは急な登りが続く。
登山道はよく整備されているので、特に問題となる箇所はないだろう。
尾根上に上がれば緩やかな尾根道になり、やがて沖見休憩所に到着する。ここからは日本海に浮かぶ粟島を遠望できる。
さらに尾根道をたどれば東屋が建つ蛇逃峠に到着だ。
ここからはユキツバキやアカヤシオ・ミツバツツジなどの花々を楽しみながら歩けば日本国の山頂に到着する。
下りは蔵王堂ルートとなるが、こちらは急な下りが続くので足元に十分注意したい。
約1時間ほどの下りで登山口に到着、車道を20分歩けば小俣の集落となる。
計画書提出先 新潟県警察本部もしくは村上警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり。
宿泊 なし
交通 JR羽越本線府屋駅より新潟交通観光バス(雷行き:360円)にて日本国麓郵便局前バス停へ。
駐車場 小俣登山口に無料駐車場・休憩所あり。
アドバイス 毎年5/5に開山祭が行われる。
バスは運行本数が少ないので自家用車でのアクセスが便利だ。
登山道はよく整備されている。
周辺には魅力的な山が多いので1泊して他の山と組み合わせるのもいいだろう。
サブコース 逆コースは登りがきつくなるのでおすすめしない。
エスケープルート 特になし。
入浴 《勝木ゆり花温泉》
珍しい硫酸塩泉の日帰り温泉施設だ。入浴料がリーズナブルでゆっくりできる。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~yurihana/
おすすめ周辺情報 《凪のてらす 仲》
金-日曜日と祝日のみ営業の海辺に建つレストラン。1日14名限定で要予約だ。
https://goo.gl/maps/iaCnKfUm5Rw
《鮨処朝日屋》
リーズナブルな料金で地魚の握りを頂ける寿司店。地元でも評判の人気店。
http://www.bloom-net.jp/c-shoku/01asahiya/asahiya.html
《なおき》
焼きそばが絶品の食堂。他にもラーメンやカツ丼などが人気だ。
https://goo.gl/maps/85UKxSi4f3G2
1
小俣登山口前にある日本国ふれあいパークに車を停めて登山開始。
2
ふれあいパークの正面が日本国の小俣登山口だ。
ここから尾根に上がるまではしばらく急登が続く。
3
綺麗に手入れされた植林地をつづら折れで登っていく。
登山道はよく整備されているので歩きやすい。
4
登り始めてまもなくラジウム清水を通過する。
国内でも2箇所のみのラジウム(放射能泉)の湧水だ。冷たくて美味しい水なのでぜひ汲んでいこう。
5
日本国は山野草の宝庫としてしられる。
これはチゴユリ。
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尾根上に上がると新緑のブナ林が美しい道が続く。
ここからは比較的緩やかな道となる。
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緩やかに続く尾根道をたどると沖見休憩所に到着する。
ここからは日本海に浮かぶ粟島を遠望できる。
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この辺りはユキツバキが多く群生している。
花がよく目立ち華やかだ。
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この山はギフチョウが多く生息する山としても知られている。
10
沖見休憩所からも緩やかな尾根道が続いている。
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この辺りまで登ると木々の間から朝日連峰や飯豊連峰を望ことができる。
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そのまま尾根を登り詰めると蛇逃峠に到着する。蛇逃峠は一般的な峠(鞍部)とは異なり頂に位置している。
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蛇逃峠からわずかに進めば鷹待場を通過する。
ここには日本国と名付けられた由来が記された看板が立っている。
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足元にはカンアオイの群生が見られる。
ギフチョウはカンアオイに卵を産み幼虫はこの葉を食べて成長する。ここにギフチョウが多いのはこの環境があってこそだ。
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蛇逃峠からわずかに下ると日本国への最後の登りとなる。
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鞍部から緩やかに伸びる尾根道をたどると日本国の山頂に到着する。
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山頂には展望台と避難小屋が建っている。
ここには日本国のスタンプ台が設置されている。
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山頂に咲く桜。
開花は例年5月上旬頃だ。
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山頂を後にして蛇逃峠から蔵王堂ルートを下る。
こちらもブナの新緑が綺麗な道だが急な下りが続くので転倒などには要注意だ。
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木々の根元にひっそりと咲くヒメシャガ。
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蔵王堂ルートにはイワウチワが群生している。
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山頂から1時間ほどの下りで蔵王堂の登山口に到着する。
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登山口から小俣の集落までは車道をのんびり歩いて20分ほどの距離だ。
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【入浴】
「勝木ゆり花温泉」はやや珍しい硫酸塩泉の日帰り温泉施設だ。
入浴料がリーズナブルでゆっくりできる。
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【おすすめ周辺情報】
「凪のてらす 仲」は金-日曜日と祝日のみ営業の海辺に建つレストラン。
1日14名限定で要予約だ。
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【おすすめ周辺情報】
「鮨処朝日屋」はリーズナブルな料金で地魚の握りを頂ける寿司店。
地元でも評判の人気店だ。
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【おすすめ周辺情報】
府屋駅前にある「なおき」は焼きそばが絶品の食堂。
他にもラーメンやカツ丼などが人気だ。
※上記の情報は記事更新日(2018年05月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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