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ルートID: r617 中級 2泊3日 朝日・出羽三山 令和最初の夏山特集~前編

【令和最初の夏山特集~前編】朝日連峰(以東岳-竜門岳-大朝日岳)大縦走
あさひれんぽうだいじゅうそう

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
正に天国か楽園か、麗しくたおやかな山々が連なる東北の朝日連峰を大縦走。
主稜線上では百花繚乱の高山植物と素晴らしい展望を堪能、そして喧騒とは無縁の山歩きを楽しむことができます。
この夏、ぜひ一度足を運んでみては如何でしょうか。
※公開日:2019年07月01日
ルート長35.2km
登り標高差1352m
下り標高差1307m
行程概要: 大鳥登山口(530m) → 冷水沢橋 → 七ツ滝沢橋 → 七ツ滝沢水場 → 大鳥小屋(タキタロウ山荘) → 三角峰下水場 → オツボ峰 (御坪峰)(1640m) → 以東岳(1771.4m) → 中先峰(1523m) → 狐穴小屋 → 三方境(1591m) → 北寒江山(1658m) → 寒江山(1694.9m) → 南寒江山(1680m) → 竜門山避難小屋(1570m) → 竜門山(1688m) → 西朝日岳(1814m) → 大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋)(1780m) → 大朝日岳(1870.3m) → 大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋)(1780m) → 銀玉水 → 小朝日岳(1647m) → 鳥原山(1429.6m) → 金山沢出合 → 朝日鉱泉(560m)
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【朝日連峰北部】朝日連峰縦走の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 多様な高山植物と美しい山々
  • 快適に過ごすことができる山小屋
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:3時間20
大鳥登山口〜七ツ滝沢橋〜大鳥池避難小屋(タキタロウ山荘)
2日目
歩行時間:8時間30
大鳥池避難小屋〜オツボ峰〜以東岳〜中先峰〜狐穴小屋〜北寒江山〜寒江山〜竜門小屋
3日目
歩行時間:8時間30
竜門小屋〜竜門岳〜西朝日岳〜大朝日岳〜小朝日岳〜鳥原山〜朝日鉱泉
山と高原地図 《ヤマプラ》
http://yamare.co/ewvhTF
コース概要 泡滝ダムの登山口から歩き始める。
初日は大鳥小屋(タキタロウ山荘)までだが、七曲の登りは厳しいところだ。
2日目は行程が長いので早出を心掛けよう。オツボ峰ルートで登るが、主稜線に上がるまでは急登の連続となる。
オツボ峰からは穏やかな稜線をたどり以東岳へと至る。
ここからは朝日連峰の魅力を存分に楽しめる縦走路となる。
高山植物を見ながら嫋やかな稜線を進む。大鳥小屋から8時間ほどで竜門小屋に到着できるだろう。
最終日は朝日連峰の主峰となる大朝日岳に登り朝日鉱泉へと下山するルートだ。
特に小朝日岳の登り返しと鳥原山からの下りが厳しい。
縦走も3日目で疲れもあると思うので、足元に注意して下山したい。
計画書提出先 山形県警察本部または鶴岡警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 大鳥池避難小屋(タキタロウ山荘)/竜門小屋
※協力金は1,500円(共に避難小屋なので寝具や食料は持参のこと)
交通 JR羽越本線鶴岡駅より庄内バス(西大鳥行き:1,410円)にて西大鳥バス停へ。
西大鳥よりタクシーにて大鳥登山口へ。
※夏期のみ鶴岡駅より西大鳥経由で登山口までの登山ハイヤーが運行される。
http://www.asahi-kankou.jp/kankou/climbing_hire.html
登山口間は自家用車の回送サービスを利用すると便利だ。
https://yamanbarpg.wordpress.com/

駐車場 登山口に無料駐車場あり。
アドバイス 自家用車の場合には車の回送サービスを利用することになる。
全行程を通して危険な個所はないが、携帯の通じない部分が多いのでリスクマネージメントは慎重に行おう。
天候の変わりやすい山域なので常に最新の天気の予報を入手しながら行動しよう。
全ての小屋で自炊となる。また混雑時などに備えツエルトを持参した方がよい。
サブコース 逆ルートも大きな大差はない。
エスケープルート 竜門小屋から日暮沢へ下るルートがある。
入浴 《朝日鉱泉ナチュラリストの家》
下山口にあり食事や日帰り入浴が可能。下山後すぐに入浴できるのが嬉しい。
https://www.asahikosen.com/
おすすめ周辺情報 《麺場くうが?》
寒河江でも人気の高いラーメン店。エソ煮干しで取られたスープは濃厚でコクが深く美味い。
https://goo.gl/maps/2bR2rv36HPK35sUVA
《カレー館》
店名の通りカレーの専門店。ボリューム満点のチーズカレーやカツカレーはおすすめの一品。
https://www.facebook.com/926601270865639/
《肉そば十三》
寒河江に多くある肉蕎麦店のひとつ。夏にいただく冷たい肉蕎麦はあっさりした味わいと肉の旨味が凝縮されている。
https://goo.gl/maps/Cwe3ypGMTJcL8fGY8
《わいわい停》
大盛の定食類が数多く揃う。お腹を満たしたい時はここがおすすめ。
https://goo.gl/maps/e2RLuRSVuihwgCs36
《カフェ クルミーノ 》
自家焙煎にこだわった美味しい珈琲が楽しめる。数々の賞を獲得しているラテアートも楽しみのひとつだ。
http://cafeculmino.com/
1
【1日目】
泡滝ダム脇の駐車スペースから登山開始。
自家用車の場合は回送サービスを利用すると便利だ。
2
泡滝ダムからわずかに進めば泡滝登山口となる。
ここから初日の宿泊地となる大鳥避難小屋(タキタロウ山荘)を目指す。
3
しばらくは赤川沿いの道を緩やかに登っていく。
道はよく整備されており問題になる箇所はないだろう。
4
冷水沢に架かる吊橋を渡る。
かなり揺れるので一人づつ静かに渡ろう。
5
続いて赤川本流(七ツ滝沢)に架かる吊橋を渡る。
この橋も揺れるので一人づつ静かに渡ること。
6
七曲までは沢沿いの緩やかな道を進む。
この辺りはブナ林になっており雰囲気のよいところだ。
7
川沿いの道から右手の斜面に取付くと七曲の始まりだ。
その名の通りつづら折れの急登が大鳥池の畔まで続く。
8
七曲を登り大鳥池の湖畔を進めば大鳥避難小屋(タキタロウ山荘)に到着する。
今日はここで1泊となる。
9
【2日目】
翌日は竜門小屋までと行程が長いので早出を心掛けよう。
なお小屋への到着が遅れた場合には屋外でテント泊になることがあるので注意したい。
10
直登コースとの分岐を分けてオツボ峰コースを登っていく。
稜線に出るまでひたすら急登が続く。
11
森林限界を抜けると三角峰を巻き気味にトラバースして主稜線上にたどり着く。
ここからは朝日連峰らしいたおやかな稜線が続く。
12
三角峰とオツボ峰の鞍部からは水場に下ることができる。
補給が必要な場合はここで済ませるようにしよう。
13
三角峰との鞍部から草原状の道をオツボ峰へ向かう。
14
この周辺はお花畑が多く見られるところだ。
チングルマはバラ科の樹木だ。
極稀に緑色の花が見つかることがあるがニリンソウ同様に病変説が最も有力となっている。
15
キンコウカは高山帯のやや湿った土地に生育する。
サポニンを含む毒草だ。
16
ヒメサユリの名称で知られるオトメユリは日本の固有種。
国内では準絶滅危惧指定。国際自然保護連合でも(EN(絶滅危惧)に指定されている
17
ミヤマウスユキソウは別名でヒナウスユキソウとも呼ばれる。
朝日連峰では各所で大きな群落を見ることができる。
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小さなピーク(1,582m)を越えると平坦な道となりオツボ峰へと導かれる。
19
大鳥避難小屋から3時間前後でオツボ峰に到着する。
ここから天狗角力取山方面への道は刈り払いされておらず廃道扱いとなっているので立ち入らないこと。
20
オツボ峰を越えて以東岳に向かう。
小さなピークが3つほどあるので惑わされないようにしよう。
21
オツボ峰から40分ほどで日本二百名山のひとつに数えられる以東岳に到着する。
22
山頂からの展望は素晴らしい。
これから歩く寒江山から大朝日岳へ連なる朝日連峰の核心部を望む。
23
以東岳を後にして狐穴小屋へと向かう。
ここからは全体的に下り基調でのんびりと歩くことができるだろう。
24
ミヤマリンドウは稜線上で最も多く見られる高山植物のひとつだ。
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雪解けと共に開花を始めるハクサンイチゲ。
全国各地の高山帯で見られる高山植物だ。
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日本固有種のハクサンシャジンはツリガネニンジンの高山型とされている。
両者の違いは花の大きさのみで同種とする植物学者も少なくない。
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中先峰付近は池塘が点在する気持ちの良いところだ。
背後には越えてきた以東岳が雄大な姿を見せる。
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中先峰から笹混じりの草原帯を緩やかに下っていく。
29
以東岳から2時間強で狐穴小屋に到着する。
夏期には管理人が常駐する避難小屋で清潔に保たれている。水場あり。
30
狐穴小屋を出発すると寒江山へ標高差で約200mの登りとなる。
31
寒江山への登りは足元にタカネナデシコが群生している。
カワラナデシコの高山種で環境省により自然公園指定植物に指定されている。
32
三方境から北寒江山を越えて寒江山へ向かう。
ここはややきつい登りが続くので慌てず自分のペースで進もう。
33
狐穴小屋から1時間ほどで寒江山の山頂に到着する。
奥に見える鋭鋒は明日登る大朝日岳だ。
34
寒江山から本日の宿泊地となる竜門小屋を目指す。
1時間半ほどの距離だが細かなアップダウンが多く遠く感じるだろう。
35
大鳥避難小屋から8時間半強で竜門小屋に到着する。
狐穴小屋と同じく夏期には管理人が常駐している。小屋内は非常に綺麗で水場も完備されている。
36
【3日目】
最終日は大朝日岳に登り朝日鉱泉へと下山するルートだ。
この日も長い行程なので早い時間帯に出発したい。
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小屋を出るとすぐに竜門山への登りとなる。
短いが急な登りで朝一番の登りとしては少々厳しいだろう。
38
竜門山の山頂は日暮沢へのルートが分岐している。
悪天候時や体調が悪い場合には3時間強で登山口まで下ることが可能だ。
39
竜門山からわずかに下ると西朝日岳への登りとなる
ここからいよいよ朝日連峰の核心部が始まる。
40
ハイマツと草原が混在した斜面を進む。
竜門山からは標高差で約200mほど登ることになる。
41
竜門山から1時間強で西朝日岳に到着する。
山頂からは素晴らしい展望を得ることができる。
42
左奥には山形・秋田の県境にそびえる鳥海山を望む。
右手は日本百名山に数えられる月山だ。
43
条件が整えば南方向には会津磐梯山を望むことができる。
44
西朝日岳からはヒメサユリが登山道脇に咲く素晴らしい尾根道をたどる。
45
やや時期を遅くずらせば初夏の花の代表格とも言えるゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が咲き乱れる。
46
トモエシオガマはシオガマギクの亜種とされている。
葉がやや広く巴状に花が並ぶので見分けは比較的容易だ。
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中岳のピークは北側の斜面を巻き気味に登り山頂は通過しない。
48
中岳を巻いてわずかに進むと広々とした鞍部を通過する。
正面には大朝日小屋と大朝日岳が目前にせまる。
49
様々な高山植物が咲き乱れるお花畑を通過すると大朝日小屋に到着する。
竜門小屋からは3時間ほどの距離だ。
50
大朝日小屋に荷物を置いて大朝日岳を往復する。
山頂までは15分ほどで登ることができる。
51
朝日連峰の主峰となる大朝日岳に到着する。
山頂からは素晴らしい展望が広がる。
52
南には美しい三角錐をした祝瓶山と飯豊連峰が大きく連なる。
53
東方向には蔵王連峰が雄大な姿を見せる。
54
北には鳥海山と月山を望む。
どの山も日本百名山に数えられる名山ばかりだ。
55
大朝日岳を後にして小朝日岳へと向かう。
大朝日小屋からはよく整備された道を緩やかに下っていく。
56
鞍部へと下る途中で銀玉水の水場を通過する。
とても冷たく美味しい水を補給できるのでぜひ立ち寄りたい。
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銀玉水を通過するとほぼ平坦な道を進む。
正面に見えているのが小朝日岳だ。
58
細かなアップダウンを繰り返すと小朝日岳が近づいてくる。
ここからわずかに下れば最低鞍部の熊越を通過する。
59
熊越は古寺山方面への巻き道分岐となっている。
朝日鉱泉に向かうには右手に進み小朝日岳へと登る。
60
熊越の分岐から標高差で150mほど登れば小朝日岳の山頂に到着する。
大朝日小屋からは1時間半ほどの距離だ。
61
小朝日岳から鳥原山へ向かう。
下り始めにはロープが設置されたガレ場があり滑りやすいので足元に十分注意しよう。
62
小朝日岳から下りアップダウンが連続する稜線を鳥原山へと進む。
63
大朝日岳から1時間半ほどで鳥原山展望台に到着する。
ここで朝日連峰の山々は見納めとなる。
64
鳥原山から緩やかに下ると鳥原湿原へと降り立つ。
ここは古寺鉱泉・ぶな峠登山口方面との分岐点だ。
65
鳥原小屋を通過すると白滝コースとの分岐を分けてブナ林の尾根を下っていく。
66
やや急な下りを終えると金山沢を対岸へと渡る。
この辺りが鳥原小屋と朝日鉱泉との中間地点となる。
67
金山沢から尾根へ緩く登り返して一気に下れば吊橋を渡る。
この先は車道をたどって朝日鉱泉への分岐へ向かう。
68
車道を進むと朝日鉱泉への分岐が現れる。
ここから短いが急な登りが朝日鉱泉まで続く。
69
竜門小屋から8時間ほどで朝日鉱泉に到着する。
左沢への最終バスは14時半(2019年度)なので間に合うように下山を完了させたい。
70
【入浴】
下山口の「朝日鉱泉ナチュラリストの家」では食事や日帰り入浴が可能だ。
71
【おすすめ周辺情報】
「麺場くうが?」は寒河江でも人気の高いラーメン店。
エソ煮干しで取られたスープは濃厚でコクが深く美味い。
72
【おすすめ周辺情報】
「カレー館」は店名の通りカレーの専門店。
ボリューム満点のチーズカレーやカツカレーはおすすめの一品。
73
【おすすめ周辺情報】
「肉そば十三」は寒河江に多くある肉蕎麦の店だ。
夏にいただく冷たい肉蕎麦はあっさりした味わいと肉の旨味が凝縮されている。
74
【おすすめ周辺情報】
「わいわい停」では大盛の定食類が数多く揃う。
お腹を満たしたい時はここがおすすめ。
75
【おすすめ周辺情報】
「カフェ クルミーノ 」は自家焙煎にこだわった美味しい珈琲が楽しめる。
数々の賞を獲得しているラテアートも楽しみのひとつだ。
※上記の情報は記事公開日(2019年07月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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