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ルートID: r848 入門 日帰り 赤城・榛名・荒船 2016年12月

旧信越本線・碓氷峠アプトの道
きゅうしんえつほんせん・うすいとうげあぷとのみち

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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10月
11月
12月
旧信越本線の難所として知られた碓氷峠の廃線跡を歩きます。歴史的な建造物も多く見応えのあるハイキングコースです。
※2016年12月01日更新
ルート長13.1km
登り標高差301m
下り標高差301m
行程概要: まるやま駅(427m) → とうげのゆ駅(484m) → 旧中山道口(511m) → めがね橋(575m) → 旧熊ノ平駅(679m) → 熊ノ平駐車場(667m) → めがね橋(575m) → 旧中山道口(511m) → とうげのゆ駅(484m) → まるやま駅(427m)

【妙義】旧信越本線・アプトの道の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 丸山変電所やめがね橋などの歴史的遺構
  • 首都圏からの容易なアクセス
  • 奇岩・奇峰が立ち並ぶ妙義山の展望
モデルプラン
1日目
歩行時間:4時間
横川駅〜鉄道文化むら〜丸山変電所跡〜峠ノ湯〜碓氷湖〜めがね橋〜熊ノ平〜国道18号線(旧道)〜めがね橋〜横川駅
コース概要 公共交通機関、自家用車ともに横川駅が起点となる。
熊ノ平までは旧信越本線の路線跡を歩くが、傾斜もほとんど無くハイキングコースとして整備されており問題になる箇所はない。
途中には丸山変電所跡やめがね橋など、鉄道遺構の見どころが多い。
熊ノ平からは国道18号線の旧道を歩く。
車の往来があるので、十分に注意しながら歩けばめがね橋に至り、あとは往路の路線跡をそのまま横川駅まで戻るだけだ。
宿泊 なし
交通 JR信越本線横川駅より。
駐車場 鉄道文化村入口に無料駐車場あり。
アドバイス ハイキングコースとして整備されているので危険な箇所はない。
長い距離を歩くので慣れた靴と防寒具を用意すること。
トンネル内はヘッドランプが必要だ。
トンネル内の補助照明は18時で消灯。
国道18号線(旧道)を歩行の際は車の往来に注意すること。
サブコース 往路をそのまま戻ってもいい。
エスケープルート 特になし。
入浴 《峠の湯》
ハイキングコースの途中にある温泉施設。駐車場からもわずかな距離だ。
http://www.usuitouge.com/tougenoyu/
おすすめ周辺情報 《東京屋》
宿泊が必要な時は東京屋。
知る人ぞ知る名館で裏妙義の休暇村が閉館となった今ではここに泊まるのが最適だろう。
http://nishi-jousyu.com/antrip/stay/accommodation/usuinooyado.html
《霧積温泉・金湯館》
映画「人間の証明」のロケ地として知られる霧積温泉の歴史あるお宿。
http://www.kirizumikintokan.com/
《おぎのや》
峠の釜めしで知られる。
http://www.oginoya.co.jp/
《カフェ・ミニミニ》
ハンドドリップの美味しい珈琲が飲めるお店。
https://goo.gl/maps/sArxAVqrRq22
1
出発はJR信越本線の横川駅から。
ここから先は1997年に路線廃止となり長野新幹線(現:北陸新幹線)に運用移行された。
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駅を出て左手に進めば鉄道文化村だ。
ここが「アプトの道」の起点となる。
3
鉄道文化むらには多くの車両が動態または静態で保存されている。
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国鉄EF63系電気機関車。
碓氷峠を越える際の補助機関車という使命に特化して作られた。
愛称は「峠のシェルパ」
25番機は事故で大破した5号機と9号機の代替補充として1976年に急遽製造された。
結果的に路線廃止となる1997年まで走り続け25号機が最後に製造された「最終号機」となった。
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旧軌道を歩く。
足元には当時の線路がそのまま残されている。
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休日には観光用のトロッコ電車が運行されている。
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旧丸山変電所に到着。
明治44年に完成したレンガ積みの建物で国指定重要文化財だ。
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この辺りには鹿がいたり。
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猿がいたり。
人慣れしているが手を出したり餌を与えたりしないこと。
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「峠ノ湯駅」に到着。
ここには休憩所やトイレ・自動販売機があり一休みには最適な場所だ。
なお入浴施設が併設されているので立ち寄り湯としても利用可能。
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周辺からは裏妙義を一望。
西大星や丁須ノ頭が一際目立つ。
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峠ノ湯を出るとまもなく1号トンネルだ。
終点の熊ノ平まで10のトンネルを抜けることになる。
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2号トンネルを抜ければ左手に碓氷湖が見えてくる。
坂本ダムによる人造湖だ。
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5号トンネルの入口。
これを抜ければめがね橋だ。
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5号トンネルを抜けると第3号橋梁となる通称「めがね橋」に到着。
重要文化財に指定されており日本を代表する近代化遺構のひとつだ。
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ここは国道18号(旧道)との連絡道があり下から眺めることができる。
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雰囲気ある6号トンネル。
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10号トンネルを抜ければ熊ノ平駅が見えてくる。
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熊ノ平駅に到着。
当初は上下線のすれ違いや給水・給炭の目的で建てられた駅であったが後に信号場へ格下げされている。
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熊ノ平駅の案内板。
蒸気機関車でのトンネル通過は排出されるススのため運転手および車掌に大きな負担を与えた。
そこで国内で初めて電気機関車が運用されたのが横川-軽井沢間であった。
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熊ノ平から国道18号線の旧道へ下りる。
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しばらく国道を歩く。
12月初旬であれば紅葉が残っていることもある。
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再度めがね橋へ。
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間近で見ると迫力がある。
レンガが一糸乱れず並んでおり技術の高さが伺い知れる。
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アプトの道へはめがね橋と4-5号トンネルの間で戻ることができる。
あとは往路を戻るだけだ。
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【入浴】
峠の湯。
トロッコ電車の終点となる「碓氷峠の森公園」にある。鉄道文化むらの駐車場もすぐの距離だ。
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【周辺情報】
横川駅のそばに建つのが「東京屋」だ。
とても評判のいい宿なので妙義周辺での宿泊はここがおすすめ。
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【おすすめ周辺情報】
少し足を伸ばせば霧積温泉がある。
営業しているのは「金湯館」の1軒のみだ。
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【おすすめ周辺情報】
横川といえば「おぎのや」の峠の釜めしだ。
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【おすすめ周辺情報】
峠の釜めし。
行きに駅で買ってお弁当や帰りの車内で食べてもいい。
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【おすすめ周辺情報】
カフェ・ミニミニ。
ハンド・ドリップで淹れる本格的な珈琲。
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【おすすめ周辺情報】
泡立ち豊かなカプチーノ。
ケーキなどのスイーツもおすすめだ。
※上記の情報は記事更新日(2016年12月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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