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Yamareco

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ルートID: r866 ☃ 雪山 日帰り 槍・穂高・乗鞍 2018年1月

乗鞍岳
のりくらだけ

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
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12月
技術的には容易で初心者向けの乗鞍岳ですが、独立峰のため風が強く条件的には厳しいことが多い山です。
しっかりとしたリーダーのもとであれば、初めての冬山挑戦でも楽しむことができます。
※2018年01月01日更新
ルート長9.5km
登り標高差1046m
下り標高差1046m
行程概要: かもしかリフト最上部(ツアーコース開始点) → ツアーコース終点 → 肩の小屋口 → 肩ノ小屋(2765m) → 剣ヶ峰口(2766m) → 蚕玉岳(乗鞍)(2979m) → 乗鞍岳頂上小屋(2986m) → 乗鞍岳(3025.64m) → 乗鞍岳頂上小屋(2986m) → 蚕玉岳(乗鞍)(2979m) → 肩ノ小屋(2765m) → 肩の小屋口 → ツアーコース終点 → かもしかリフト最上部(ツアーコース開始点)

【上高地・焼岳・乗鞍岳】乗鞍岳の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 厳冬期でも比較的容易に登ることができる
  • 山頂からの展望
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:7時間50
乗鞍高原スキー場〜位ヶ原〜朝日岳〜剣ヶ峰〜往路下山〜乗鞍高原スキー場
コース概要 乗鞍高原スキー場の最上部となるかもしか平から歩き始める。
スキーのツアーコースになっている防火帯へと歩いていく。
わずかに進めば最初の急登だが、ここを過ぎれば緩やかな登りとなる。
位ヶ原の大斜面に出ると遮るものがなく、風が強いことが多い。
肩の小屋から乗鞍岳へ向かうが、斜面はアイスバーンになっていることが多いので滑落には注意すること。
なお、肩の小屋の手前から朝日岳方面へ直登するのは慎もう。
降雪直後は雪崩の巣となる。
朝日岳の斜面をトラバース気味に進み、鞍部から尾根をたどれば乗鞍岳の山頂に到着する。
下りは往路を戻るが、距離が長いので時間配分に気を配りながら歩こう。
計画書提出先 長野県警警察本部または松本警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 なし。
※前泊すると行程に余裕ができる。
交通 松本電鉄新島々駅よりアルピコ交通バス(休暇村行き:1,350円)にてスキー場前へ。
駐車場 乗鞍高原スキー場に有料駐車場多数あり。
アドバイス 危険個所は少ないが長い歩行距離となるので時間と体力の見極めが重要だ。
位ヶ原周辺は悪天候時にホワイトアウトになりやすいので要注意。
肩の小屋をショートカットするルートは危険なので立ち入らないこと。降雪直後は雪崩の巣となる。
山頂付近はアイスバーンになることもあるので滑落に注意すること。
サブコース 日数に余裕があれば前泊または後泊すると行程に余裕ができる。
1日目は位ヶ原山荘に泊まるプランもいいだろう。
エスケープルート 特になし。
入浴 《乗鞍高原温泉湯けむり館》
泉質は乳白色の硫黄泉。交通の便がよく立ち寄りやすいロケーションにある。
http://www.norikura.co.jp/yukemuri/
おすすめ周辺情報 《ホテルガルニ・ローリーホフ》
上高地の西糸屋系列(兄弟)のスイスシャレー。なかなか予約が取れないがスイス料理がとても美味しく温泉も天然かけ流しだ。
http://www.roli-hof.jp/hotel/
《そば処中之屋》
香り高く喉越しのよい十割蕎麦を楽しめる店。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/nakanoya/
《喫茶メープル》
ボリュームを求めるならここがおすすめ。ログハウスの洋食屋。
https://www.facebook.com/pages/231133693693149
《スプリングバンク》
レアなウイスキーやビールが揃うショットバーだが食事も美味しく人気が高い。
http://www.azm.janis.or.jp/~springbk/
《ふきのとう》
昔ながらのレストラン。ここのナポカツは乗鞍を代表する名物メニュー。
http://www.cafe-fukinotou.com/
《ヤムヤムツリー》
乗鞍で人気のペンションが販売するバームクーヘンはお土産に最適。
http://yumyumtree.jp/
1
乗鞍高原スキー場が登山のベースになる。
周辺には有料の駐車場が多数あるがやまぼうしの駐車場はリフト乗場まで距離があるので少し歩くことになる。
2
リフトを3本乗り継いでかもしか平へ向かう。
3
かもしか平から登山を開始する。
正面に見えるツアーコース(防火帯)を歩いていく。
4
まもなく最初の急登となる。
ここでラッセルになる場合は森林限界まで同条件になるので厳しい登山になる場合が多い。
5
ツアーコースは気持ちの良い道が続く。
6
正面に乗鞍岳を望みながら歩いていく。
防火帯は樹木に遮られているので風が強く吹くことはほとんどない。
7
所々に急な登りがあるが長い距離ではない。
8
やがて樹木が疎らになると正面に位ヶ原への急な斜面が見えてくる。
ここは過去に雪崩も発生しているので不用意に斜面を横切ったりしないこと。
9
斜面を登り切れば位ヶ原の大斜面となる。
正面には乗鞍岳が大きくそびえる。
10
背後には頚城の山々から四阿山・浅間山・八ヶ岳の大パノラマが広がる。
11
位ヶ原は緩い斜面だが距離間が掴めない長い登りとなる。
なお肩の小屋をショートカットして朝日岳方面に直接登るトレースがあっても絶対に進んではいけない。
降雪直後などは雪崩の可能性が非常に高い。
12
この周辺は遮るものがなく強風時には吹き晒しになる。
体感温度も相当低くなるので防寒に対する装備に気を配ることが重要だ。
13
肩の小屋に到着する。
ここからは左手の大きな斜面を登る。
14
肩の小屋からはアイスバーンになっていることが多い。
アイゼンの歯が刺さらないほど硬い場合もあるので滑落には十分に注意すること。
15
朝日岳の斜面をトラバース気味に登る。
この辺りは傾斜もきつく斜面も硬いので特に気を遣うところだ。
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トラバースを終えると朝日岳と蚕玉岳の鞍部付近で稜線へ上がる。
17
蚕玉岳へはわずかな登り返しとなる。
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緩く下るといよいよ乗鞍岳本峰への登りとなる。
19
頂上直下はガレが氷化した急な登りだ。
20
乗鞍岳の山頂に到着。
鳥居に張り付く巨大なエビの尻尾から風の強さと冬の厳しさを伺い知れる。
21
山頂からは大パノラマが広がる。
槍・穂高連峰から立山・剱岳までを一望できる。
22
下りは往路をそのまま下山する。
スキー場内はリフトの下かコースの右際を歩くようにしよう。
23
【入浴】
「乗鞍高原温泉湯けむり館」は乳白色の硫黄泉。
交通の便がよく立ち寄りやすいロケーションにある。
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【おすすめ周辺情報】
「ホテル・ガルニ・ローリーホフ」は上高地の西糸屋系列(兄弟)のスイスシャレー。
本格的なスイス料理とかけ流しの天然温泉で寛ぐことができる。
25
【おすすめ周辺情報】
「そば処中之屋」は喉越しのよい十割蕎麦が楽しめる。
26
【おすすめ周辺情報】
ボリュームを求めるなら「喫茶メープル」が最適。
ログハウスで落ち着いた雰囲気。
27
【おすすめ周辺情報】
「スプリングバンク」はレアなウイスキーやビールが揃うバーだが食事も美味しく人気が高い。
28
【おすすめ周辺情報】
昔ながらのレストラン「ふきのとう」のナポカツは乗鞍を代表する名物メニューだ。
29
【おすすめ周辺情報】
「ヤムヤムツリー」のバームクーヘンはお土産に最適。
※上記の情報は記事更新日(2018年01月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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