夏の盛期などの北アの人気ルートは、登山者がたくさん入ります。
八方尾根を下山ルートに選んで、花の盛期を楽しめたのですが、登ってくる方が多くてたいへんでした。
八方尾根を下山ルートに選んで、花の盛期を楽しめたのですが、登ってくる方が多くてたいへんでした。
なぜ、行き違いでは、登りが優先か
さて、上り下りのパーティーの行き違いのときは、
基本は、登り優先ですね。
対面した双方で、疲労具合などから、あうんの呼吸で、譲り合うものの、基本は登り優先。
そして、崖の切りとおしなどで、一方が行動中は、待機する側はしっかり待機を合図。けっして行き違い、交差する行動をとってはいけません。
なぜ、登り優先なのか?
登りのパーティーはいったん立ち止ると、ペースを維持しにくい、という理由だけではありません。
下りでは、歩行に勢いがつき、転倒するだけでも大事になります。それだけ他の登山者をまきこみやすい。 また下りでは、登りに比べ、下方の足場や先のルートが見渡せません。浮石やぬかるみなども、判別しにくい。少し危ないところほど、下りは条件が悪化します。
登りのパーティーを先に通過させることで、他の登山者をまきこむことなく、クリアな態勢で下降に入ることができます。
基本は、登り優先ですね。
対面した双方で、疲労具合などから、あうんの呼吸で、譲り合うものの、基本は登り優先。
そして、崖の切りとおしなどで、一方が行動中は、待機する側はしっかり待機を合図。けっして行き違い、交差する行動をとってはいけません。
なぜ、登り優先なのか?
登りのパーティーはいったん立ち止ると、ペースを維持しにくい、という理由だけではありません。
下りでは、歩行に勢いがつき、転倒するだけでも大事になります。それだけ他の登山者をまきこみやすい。 また下りでは、登りに比べ、下方の足場や先のルートが見渡せません。浮石やぬかるみなども、判別しにくい。少し危ないところほど、下りは条件が悪化します。
登りのパーティーを先に通過させることで、他の登山者をまきこむことなく、クリアな態勢で下降に入ることができます。
より安全な場所に位置する側が、相手を待つ。声をかけ合い、意思疎通し合う
では、足場の悪い場所、狭い道、とくに道が急斜面の切り通しのような場合は、
この場合は、登り優先だけでなく、安全な位置で相手をやり過ごせる場所で、行き違うのが普通ですね。
位置関係から、登りの人が安全な交差位置にいるときは、そこで下りの人をまつ場合もあります。
この場合、下りが先に下降することになっても、けっして早足にならず、待機する人を自分の事故に巻き込まないように注意することが必要です。よく現場では、待機する人から、「どうぞ、ゆっくり降りてきてください!」なんて声がかかって、場が温かく和んだりするひとときですね。
この場合は、登り優先だけでなく、安全な位置で相手をやり過ごせる場所で、行き違うのが普通ですね。
位置関係から、登りの人が安全な交差位置にいるときは、そこで下りの人をまつ場合もあります。
この場合、下りが先に下降することになっても、けっして早足にならず、待機する人を自分の事故に巻き込まないように注意することが必要です。よく現場では、待機する人から、「どうぞ、ゆっくり降りてきてください!」なんて声がかかって、場が温かく和んだりするひとときですね。
待機する側は山側で待ち、相手は谷側を通過する
八方尾根は、よく整備されて、地形も穏やか。でも、稜線の手前や、雪田のそばを電光形に登る場所などでは、谷側がガケだったり、斜度がある雪渓だったり、することもあります。
今回、登山者が多いなかを下降してみて、上り下りが行き違う際に、道の谷側で待つ人が多いのを感じました。
これは、ほんとはかなり怖い場合があります。
谷側のスペースで待つ人に、行動中の人が、何かの拍子にバランスを崩して、ザックや体を当てると、待機している人は谷側に転落しかねないからです。
下る側の人が、状況判断して、まずわが身を山側のスペースに位置させて、登る人を待つ。
状況次第では、登る側の人が安全な山側の場所を得て、下降者に合図する。
合図と意思疎通は、はっきり示し合うことが大切です。
谷側で、立ったまま交差する登山者を待つのは、最悪の事態につながりかねません。
残念ながら、昨日の八方尾根は、ウエアはばっちり決めている方が、そこそこいたのですが、交差のルールや、安全確保について、気を巡らせていない方が、目立ちました。
今回、登山者が多いなかを下降してみて、上り下りが行き違う際に、道の谷側で待つ人が多いのを感じました。
これは、ほんとはかなり怖い場合があります。
谷側のスペースで待つ人に、行動中の人が、何かの拍子にバランスを崩して、ザックや体を当てると、待機している人は谷側に転落しかねないからです。
下る側の人が、状況判断して、まずわが身を山側のスペースに位置させて、登る人を待つ。
状況次第では、登る側の人が安全な山側の場所を得て、下降者に合図する。
合図と意思疎通は、はっきり示し合うことが大切です。
谷側で、立ったまま交差する登山者を待つのは、最悪の事態につながりかねません。
残念ながら、昨日の八方尾根は、ウエアはばっちり決めている方が、そこそこいたのですが、交差のルールや、安全確保について、気を巡らせていない方が、目立ちました。
声をかけ合えば、場がなごみます
場所によって、または、子どもさんがいるパーティーなどには、声をかけました。
「待機する人は山側に位置しないと、体を当てられたときに、落ちちゃいますよ!」
そうですね、といって、次に交差する人に、「そこは危ないので、ここまで来てください」と声をかけるパパさんもいました。
山雑誌などでも、ウエアや、食事、コースの楽しみなどだけにページを割かずに、ぜひ山での安全な行動、一番危険な交差者との間の取り方など人為的な危険等々についても、アナウンスをしてほしいと思いました。
「待機する人は山側に位置しないと、体を当てられたときに、落ちちゃいますよ!」
そうですね、といって、次に交差する人に、「そこは危ないので、ここまで来てください」と声をかけるパパさんもいました。
山雑誌などでも、ウエアや、食事、コースの楽しみなどだけにページを割かずに、ぜひ山での安全な行動、一番危険な交差者との間の取り方など人為的な危険等々についても、アナウンスをしてほしいと思いました。
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