丹沢大山にて 〜雪の尾根歩き と ふもとの春を満喫〜

2017年03月28日(火) [日帰り]

• GPS: 05:25
• 距離: 12.1km
• 登り: 1,077m
• 下り: 1,232m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:11
• 休憩: 1:14
• 合計: 5:25

7:22 大山ケーブルバス停
7:53 7:54 阿夫利神社下社
8:21 8:26 16丁目
8:35 8:36 20丁目
8:50 25丁目
9:01 9:40 大山
9:59 10:01 不動尻分岐
10:36 10:55 見晴台
11:05 11:06 日向越(雷峠)
11:32 11:35 日向ふれあい学習センター
12:20 12:22 日向薬師
12:34 12:35 日向薬師バス停
12:46 日向薬師バス停
12:47 ゴール地点

小田急線の窓から見えた丹沢山塊の白さにびっくり。雪道をガシガシと進む元気も時間もなかったので今日は控えめな山行にして、最後の方は春の野草観察に没頭。

天候

晴れ　のち　曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

小田急　伊勢原駅着 　6：26
神奈川中央交通・伊10・大山ケーブル行 発　6：40
大山ケーブルBS着　　　　　　　　　　　　　7：04
　公共交通機関で東京多摩地区スタートでも、なかなかのアクセスの良さ。

コース状況／危険箇所等

神奈川県屈指の観光地だけあって、標示多くよく整備されている。26日、27日の降雪でピークや稜線にはかなりの積雪。

表参道（登り）
大山の麓は、全く残雪なし。800m辺りから残雪、踏み固められた氷が増え始め、1000mを越えた辺りから雪道風になってくる。大山山頂周辺は30〜40cmほどの積雪。

雷ノ峰尾根〜関東ふれあいの道（下り）
表参道と状況は同じで、下りるに従って雪は少なくなり歩きやすくなっていく。

その他周辺情報

かぶと湯温泉　広沢寺温泉　七沢温泉　飯山温泉　などあり、いずれも強アルカリ性泉で肌がツルツルになるらしい。今回はすぐ帰宅したため、利用せず。またの機会に利用したい。

写真

3/28 7:09

今日はのんびり大山詣り。神奈川屈指の観光スポット!?の大山に、電車バスでアクセス。丹沢は東京多摩地区から遠いけど始発で向かえば朝7時過ぎに取り付けるから有り難い。

3/28 7:25

準備を済まし、山行スタート。歩き始めると、向こうに雪化粧の大山が見えた。

3/28 7:26

道路脇のショカッサイの群生。春だね〜。

3/28 7:31

そしてヒメツルソバ。これ、どんどん増えるんだよね〜。

3/28 7:34

男坂を行く。ケーブルカーにはお世話にならず。

3/28 7:35

タチツボスミレ。ふもとはすっかり春。

3/28 7:36

こんな階段が最初は延々と続く。

3/28 7:54

ケーブル終点。たくさんの人が大山詣りに訪れるようで、売店も多い。

3/28 7:55

阿夫利神社下社。今から二千二百余年以前の創建と伝えられている。大山は、別名「あめふり山」とも呼ばれ広く親しまれてきたとのこと。

3/28 8:08

あめふりの名は、常に雲や霧が山上に生じ、雨を降らすことから起こったと云われ、古来より雨乞い信仰の中心地としても広く親しまれたとのこと。この写真は夫婦杉。

3/28 8:15

登るにつれて、登山道に雪が増えてきた。

3/28 8:23

丹沢は、街並みや山並みの景色だけでなく、海まで見下ろせるところがいい。春霞の景色。

3/28 8:29

ここは、16丁目の蓑毛方面への分岐点。スルー。

3/28 8:38

そしてここを登れば富士見台。

3/28 8:38

期待通りの素晴らしい富士。少し雲があるけど。

3/28 8:39

富士の手前にどっしりとしているのは二ノ塔や三ノ塔なのかな？

3/28 8:53

本坂追分。ヤビツ峠への通ずる大山イタツミ尾根コースはノートレース。行ってみたくなったが、今日はその気分ではない。

3/28 9:00

さあそろそろ山頂、阿夫利神社だ。

3/28 9:01

富士の方を見る。さっきよりも雲に隠れてきている。

3/28 9:03

山頂スペースは雪が多いこと多いこと。

3/28 9:04

膝上まで沈みこみ、歩きづらい。これは想像以上。

3/28 9:06

奥の院。

3/28 9:07

山名標と共に自撮りで証拠写真。動きづらくセルフで撮るのも大変。

3/28 9:17

素晴らしい眺望。雪は多いけど、じっとしていても寒くない。もうすぐ四月ということで気温は高く、しかも無風で暖かかった。厳冬期とは全然違う。

3/28 9:19

昼食。そして出発。今日はもう下山。雷ノ峰尾根で見晴台方面へ。

3/28 9:38

北側の景色。地元多摩地区方面を望む。いくら見てもよく分からないが、多摩地区からは、大山は独立峰でよく目立つ山である。

3/28 9:41

歩いてると木々の雪や小さい氷が落ちてくる。気温の高さで雪や氷どんどん解けてきている。

3/28 9:44

足もとは沈み込み、木々に行く手を遮られていて、地味に疲れる。

3/28 9:46

真鶴半島、伊豆半島方面。

3/28 9:50

雪が相変わらず多い。

3/28 9:59

三峰縦走コースへの分岐。

3/28 10:08

天気がよく暖かいのにこの雪景色。なんか面白い。

3/28 10:33

雪も少なくなってきた。

3/28 10:39

見晴台のスペースに到着。何人か休憩中だった。

3/28 10:46

見晴台のテーブル席で自分も休憩。

3/28 10:42

来た道を振り返る。左の峰が大山。

3/28 10:55

北側の展望。向こうに三つ尖っているのが三峰山であろう。丹沢も楽しめるところが多そうだな。そろそろ見晴台を出発。

3/28 10:59

だいぶ下りてきた。真鶴半島がくっきり。伊豆半島の手前に大島も見えた。

3/28 11:03

ミツマタ。紙幣の原料。

3/28 11:29

キブシ。確かにこの時期だなあ〜。

3/28 11:36

そして揺れる橋を渡り…、

3/28 11:38

登山道も終わる。ここからは道路歩き。道路脇の野草を見ながら行くことにする。

3/28 11:40

クアハウス山小屋の前に咲いていたヤマザクラ。

3/28 11:51

カキドオシ。夏になると垣根を通りこしてその向こうまでつるを伸ばすところからの名だそうだ。

3/28 11:59

セイヨウタンポポ。言うことなし。

3/28 11:59

土筆。スギナと地下茎でつながっているスギナの胞子茎。

3/28 12:00

トウダイグサ？ネコノメソウ？葉の形からはトウダイグサっぽい感じ。

3/28 12:00

アメリカフウロ。そこらじゅうにある。

3/28 12:01

ハナニラ。これもよく見かける。

3/28 12:01

蕗の薹（フキノトウ）。大好きだけど、勝手に取ってはだめ。

3/28 12:01

オオイヌノフグリ。お馴染み。

3/28 12:03

オキナグサ　っていう野草らしい。これから花が咲くところ。

3/28 12:03

ん〜、何だっけ。ハコベ系？

3/28 12:03

ナガバノスミレサイシン？ノジスミレ？それとも…、難しい。

3/28 12:04

これは、確かキランソウ。別名ジゴクノカマノフタ。

3/28 12:14

ミミガタテンナンショウ。今回の山行、あちこちで見かけた。

3/28 12:20

日向薬師に寄り道。日向薬師駐車場のミツマタ満開。

3/28 12:21

カエデの若葉。秋はまた紅葉が綺麗なんだろうな。境内はとても整備されている。

3/28 12:23

そして日向薬師の薬師堂。約300年ぶりに行われた解体修理は、7年間かかり、平成28年11月20日に無事終わったらしい。茅葺きの屋根が重厚で立派。

3/28 12:27

日向薬師は、奈良時代初頭の霊亀2年（西暦716年）に、僧行基により開山。大山阿夫利神社と共に古くから人々の巡礼地。

3/28 12:33

日向薬師 仁王門の金剛力士像。なかなかの雰囲気の日向薬師であった。

3/28 12:37

カテンソウ。

3/28 12:38

？？？調査中。

3/28 12:41

？？？調査中。

3/28 12:41

ヒゴスミレ？　自信無し。本当に野草も奥が深い。少しずつ勉強だな。

3/28 12:47

これは分かる。ネコノメソウの群生。ふもとはすっかり春だなあ〜。

3/28 12:43

日向薬師BSに着くが、時間があるのでまだ散歩。最後はほとんど野草レコ。まあ備忘録の様なもの。おっと向こうに大山が見えた。

3/28 12:49

そして、日向薬師BSのトイレ脇でさっさと着替え、売店でビールを買い…、

3/28 13:12

ビールを飲みながらバスを待つ。そして長い帰路につき、本日の山行終了。

撮影機器：

COOLPIX AW130 NIKON

感想

JiroDai

　大山は職場からよく見えるピラミッド型の美しい山容で、前から気になっていた山。古代より霊山として崇めらにれていただけあって、登山道（参道）は本当によく整備されていた。ふもとはすっかり春なんだけど、季節外れの降雪のせいで稜線付近はまるで冬山のようだった。
　電車バスで行ける丹沢。変化に富み雰囲気の良い山塊なんだけど、自宅からは距離的に長かったり、乗り換えが多かったりで少し大変。しかも通勤通学の人たちと一緒になることが多いので平日だと何とも言えない気分。
　でも今後も行きたくなる山塊で、もっといろいろなルートを歩いてみたい。雪が解けたころまた行ってみることにする。その頃はヒルが出るんだっけ…。