絶景の白馬岳 〜夏休みの息子を連れて北アルプスへ〜

2017年08月04日(金) ~ 2017年08月05日(土)

• GPS: 11:56
• 距離: 18.0km
• 登り: 1,979m
• 下り: 1,357m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:11
• 休憩: 0:33
• 合計: 5:44

6:36 猿倉荘
7:30 白馬尻荘
7:32 7:42 白馬尻小屋
8:59 9:02 岩室跡
10:44 11:04 避難小屋
11:59 白馬岳頂上宿舎
12:20 白馬山荘

2日目

• 山行: 4:53
• 休憩: 1:00
• 合計: 5:53

6:29 白馬山荘
6:43 7:20 白馬岳
7:52 三国境
8:28 8:33 小蓮華山
9:15 9:17 船越ノ頭
9:52 10:04 白馬大池山荘
10:29 10:31 乗鞍岳
11:22 風吹大池方面分岐
11:26 11:28 天狗原/白馬岳神社
12:22 栂池山荘

白馬岳の定番人気ルートだけあって、変化に富み、景色が雄大で素晴らしいルートだった。

天候

1日目　晴れ　後　曇り
2日目　晴れ　後　曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八方第2駐車場利用
　コンビニにもバスターミナルにも近いし、帰ってきて風呂に入れる。

行き
八方バスターミナルより、6：00発猿倉行き（アルピコ交通）
　　　　　　　　　　　　　　　　大人930円、小人470円
　　　　　　　　　　　　6：22分頃着　登山開始
帰り
　栂池自然園に下山　　
　栂池自然園〜栂池高原　RW＆ゴンドラ　片道大人1920円、小人1050円
　栂池公園BSより、　　13：18発長野行き　で八方バスターミナル下車

コース状況／危険箇所等

全ルート定番コースで、歩く人多く、道標や踏み跡多く、迷わず歩ける。

白馬大雪渓
　ひんやりと気持ちが良い。軽アイゼンがあった方がさくさく歩ける。落石注意。

白馬大池山荘〜栂池山荘
　とにかく岩の上を歩くことが多く、足つぼマッサージになる。捻挫注意。

その他周辺情報

八方第２駐車場に駐めたからには･･･
登山後は、駐車場にある「八方の湯」で入浴。
そしておまけに、同じく駐車場にある温泉ラーメン「八方美人」
八方第２駐車場には足湯もあるので、そちらを利用している人も多かった。

写真

8/4 5:15

夏休みの息子を連れて、はるばる白馬まで車でやってきた。八方第2駐車場に駐車して、朝の白馬三山、八方尾根を眺めながら、朝食タイム。すぐ近くにコンビニがあり便利。

8/4 6:03

そして、駐車場からすぐ近くのバスターミナルから、6時発猿倉行きのバスに乗る。既に乗っている人たちはムーンライト信州組かな？

8/4 6:24

猿倉荘到着。他にもたくさんのハイカーがいた。準備をして、登山計画書を提出して、6時半頃親子2人山行開始。

8/4 7:01

夜中、東京から車で来たが、息子はその間ぐっすり寝ていた。自分は仮眠2時間。ムーンライト信州、満席で予約できなかったからしょうがないこと。

8/4 6:53

登山道の脇には多くの山野草があるが、息子は花には興味なし。まあ当然かな。今のところの天気はまあまあ。意外と暑いぐらい。

8/4 7:02

オオウバユリ。大きい花をたくさん咲かせて一生懸命生きている。

8/4 7:13

オオハナウド？

8/4 7:13

タマガワホトトギス。

8/4 7:17

サンカヨウの実。このように黒く熟した実は食べられるらしい。

8/4 7:18

キヌガサソウ。結構な存在感。

8/4 7:18

オオレイジンソウ。これで咲いているのかな？

8/4 7:25

オタカラコウかな？

8/4 7:27

息子、父の撮影に構わずどんどん先に行く。

8/4 7:33

オオバミゾホウズキ？

8/4 7:37

白馬尻小屋到着。

8/4 7:39

尻小屋前は多くのハイカーがいて、上の大雪渓を見上げていた。

8/4 8:10

雪渓の手前でアイゼン装着。息子6本爪。自分チェーンスパイク。

8/4 8:14

息子、山の雪道歩き初。

8/4 8:20

ハイカーの列ができているので、進む道に迷ったりクレバスに落ちることはなさそうだ。

8/4 8:28

途中、雪渓の脇を通る。

8/4 8:28

下が空洞になっている！発見した人、えらい。と同時に、他にもこのような場所があるのではないかと・・・、ちょっと心配。

8/4 8:45

なんか、夏の登山なのに、ひんやりとした風が気持ちいい。

8/4 9:00

大雪渓を休みなく進む。落石に注意していたが、転がる音だけ聞こえ、雪渓の方まで転がってこなかった。

8/4 9:21

大雪渓区間500mぐらいだったかな。結構長かった。

8/4 9:28

アイゼンをはずし、来た道を振り返りながら小休止。

8/4 9:45

そして、出発。大雪渓区間後は結構急登で、息子バテる。

8/4 9:49

これはミヤマクワガタ。虫の方ではない。

8/4 9:49

ツクシカラマツ？線香花火のよう。

8/4 9:54

上から見ると、石や岩の滑り台のようなところを人が列をなして登ってくる。

8/4 9:55

ハクサンフウロ。あちこちに咲いていた。

8/4 10:00

クルマユリ。これもあちこちに咲いていた。

8/4 10:02

カンチコウゾリナ？

8/4 10:45

雪渓の脇の道を行く。

8/4 10:49

あれ、小雪渓をトラバースする道を通せなくしたのかな？あそこ、通らなかったな。ここ最近で、道が変わったっぽい。

8/4 10:52

花園の向こうに雪渓。いい景色。

8/4 11:04

息子が疲れた頃に岩室跡の避難小屋に到着。小休止。

8/4 11:00

ここに流れる美味しい水で洗顔や水分補給。おまけにスポーツドリンク量産。

8/4 11:18

頂上小屋が見えた。もうひと頑張り！頑張れ息子。

8/4 11:19

天国にいるかのような風景。

8/4 11:21

クロユリの蕾なのかな？？？

8/4 11:25

とにかく花だらけ。このコース、本当に変化に富んでいて飽きることがない。息子は疲れ気味だが・・。

8/4 11:30

オダマキ。

8/4 11:35

ガスがとれて、杓子岳が姿を現わす。

8/4 11:39

息子曰く、千と千尋の神隠しで、千尋の家族が迷い込んだ世界の風景。

8/4 11:49

さあ、もうすぐ。

8/4 11:56

着いた。けど、泊まるのはここではない。

8/4 12:05

稜線に上がると、向こう側の旭岳が見えた。

8/4 12:05

そして、あの上に豪華そうに見える白馬山荘が今夜の宿。近そうで遠く、歩いて向かってもなかなか着かない感じがした。

8/4 13:02

やっと到着。取りあえず、カップラーメンで昼食。今日は特別、イカ墨ブラックシーフード味。また買うかはさておいて、おもしろい味だった。

8/4 13:12

息子、食後ぐったり。さっきからあまり調子が良くないらしい。おそらく高山病。

8/4 13:42

受付を済ませ、寝床へ行く。この大部屋の窓側から2つが、息子と自分の布団。今日は混んでいるので、敷布団1つに2人寝るとのこと。掛布団は1人1枚。

8/4 13:44

山頂にも空身で行きかけたが、息子、調子悪いので今日は行かずに、しばらく休む。

8/4 14:42

息子、少し回復したようなので、スカイプラザというレストランでおやつタイム。自分は当然ではあるが生ビール（￥850）を注文。

8/4 14:44

息子は、ケーキセット（￥800）を注文。他にもメニューがいろいろあり、標高3000m近くの山荘の施設とは思えない賑わいぶり。

8/5 4:24

そして、16：40に夕食。この山荘にはなんと診療所もあったので、食後に調子の悪い息子を診てもらう。医学部の大学生が一生懸命対応してくれた。高山病に効く呼吸法を教わり、助かった。

明け方、起きて外に出てみると、星がたくさん見えた。そして、富山県方面の街灯り？が見えた。

夜明け前の杓子岳と、右奥に剱岳や立山（雄山）のシルエット。

8/5 4:34

ヘッデンを点けて、登ってくるハイカー達。

8/5 4:34

さあ、夜明けは近い。息子を起こしに行こう。

8/5 4:40

息子、まあまあの復活具合で、一緒に日の出を見に行く。今日の日の出は4時56分。

8/5 4:41

白馬岳ピークの夜明け前。息子が元気だったら、あそこでご来光を待っていても良かった。

8/5 4:50

妙高山方面。ご来光、そろそろかな。

8/5 4:56

たくさんの人がご来光を楽しみに待つ。

8/5 5:02

この瞬間はイワヒバリにとっても楽しい瞬間なのかな？

8/5 5:02

う〜ん、ご来光かな？雲でよく分からないので、5時予定の朝食を食べに宿に戻る。

8/5 5:08

戻る途中の景色。軽くモルゲンロート。

8/5 5:19

朝食。助かるね〜、小屋泊は。

8/5 5:40

朝食後、外に出たら、剱、雄山の景色が素晴らしい。

8/5 5:41

さあ準備だ。同部屋のハイカー達は早々に出発していて、のんびりの我々2人は完全に出遅れる。

8/5 6:22

あれ、ここで県境だったんだ。ということは、長野県で寝て、富山県で夕食、朝食を食べていたということか。

8/5 6:25

まあ、何はともあれ出発。絶景に足取り軽い。

8/5 6:25

お世話になった、白馬山荘。

8/5 6:34

さあ、いよいよ白馬岳の山頂へ！

8/5 6:37

東側はものすごい雲海。八ヶ岳や南アルプスがが見える。

8/5 6:39

南側は、朝日で鮮明になった剱、雄山、そして北アルプスの山々。

8/5 6:40

西側は、ああ日本海なのかな？思えば遠くに来たもんだ♪

8/5 6:41

あれ、八ヶ岳の隣に見えるのは富士山じゃないか。白馬のような遠いところからでも見えるのか！？

8/5 6:54

白馬岳登頂。記念に、撮ってもらった。

8/5 7:04

山頂広場のお気に入りのスポットにてティータイム。

8/5 7:07

パノラマ写真。この360度の大絶景は伝わらない。

8/5 7:19

名残惜しいが、そろそろ出発する。剱、槍、そのうち行くぞ。時間も金もなくてなかなか行けないけどね。

8/5 7:25

下りは、栂池方面へ。

8/5 7:28

タカネシオガマかな？あちこちに鮮やかにたくさん咲いていた。

8/5 7:33

白馬岳北側、これまた楽しいルート。

8/5 7:34

小休憩。息子、今日まで見ることのなかった日本海をじっくりと眺めていた。

8/5 7:36

後ろの白馬岳ピークを振り返る。ここは名山だね。

8/5 7:49

花も多いし。ミヤマアズマギクとミヤマダイモンジソウ。

8/5 7:50

ウサギギク。

8/5 7:56

三国境、到着。

8/5 8:08

それにしてもここら辺の山々には残雪が、あちこちに残っている。

8/5 8:09

コマクサ。

8/5 8:18

ガスが発生。白馬岳のピークが隠れてしまう。

8/5 8:32

小蓮華山ピーク到着。多くのハイカーが休憩中。スルーして先へ。

8/5 8:53

どこを見ても良い景色。

8/5 8:53

タカネナデシコが可憐で綺麗。

8/5 8:54

イブキジャコウソウ？

8/5 8:59

イワツメクサ？似たような花がたくさんで自信なし。

8/5 9:05

ライチョウだ！

8/5 9:05

成長したヒナを何匹か連れていた。

8/5 9:08

イワツメクサ？

8/5 9:19

船越ノ頭。スルー。

8/5 9:48

白馬大池が見えた。息子、先が見えると頑張れる。

8/5 9:50

チングルマの花畑。楽園って感じ。

8/5 9:51

チングルマの花、一つ一つを見てもかわいい。

8/5 9:55

ハクサンコザクラ。

8/5 9:55

白馬大池山荘。とてもいい雰囲気の場所。

8/5 9:55

タテヤマリンドウも咲いていた。

8/5 10:08

山荘にてトイレ休憩。そしてすぐ出発。

8/5 10:10

白馬大池には変な両生類がいた。クロサンショウウオ。

8/5 10:15

池沿いの岩場を歩いて進む。今にして思えばここから先は岩だらけ。

8/5 10:24

そしてハイマツ帯を登り、

8/5 10:33

大きいケルンが見えたらそこは、

8/5 10:35

乗鞍岳山頂。スルー。

8/5 10:41

またまたライチョウがいた。

8/5 10:45

そして雪渓。いちいち軽アイゼンは面倒だったが、

8/5 10:51

4本爪なら簡単にはけるので、息子の靴に装着。これで十分。

8/5 10:53

なくても行けるレベルだが、あれば安心。この雪渓トラバース後はアイゼンの出番はない。

8/5 10:55

アイゼンを外しているときにキバナシャクナゲ発見？

8/5 11:08

これはおそらくナナカマド。このルートにはたくさんナナカマドがあり、秋が楽しみ。

8/5 11:20

この岩道、長くて嫌になる。歩幅に合わず息子も苦戦。

8/5 11:26

木道についた。歩きやす〜い。

8/5 11:28

ワタスゲ。

8/5 11:38

木道は一瞬にして終わり、再び岩や石が散らばっている道になり、そしてなかなか下界に着かない。岩の出っ張りが足裏に刺激を与え、いい足つぼマッサージになった。

8/5 12:23

そしてやっと栂池山荘に。

8/5 12:28

ここでソフトクリーム休憩にしようとしたら、次のロープウエイが来るという。20分おきらしい。なので休憩せず、ここをスルー。

8/5 12:46

文明の利器ロープウエイ＆ゴンドラでスイスイ下山。ここまでが長かったんだから良しとしよう。そして、栂池高原に下り、バスで八方バスターミナルに戻る。

8/5 13:49

つながりが良くほぼ待ち時間なく駐車場に戻って来れた。さあ、風呂だ！第2駐車場にある「八方の湯」にて疲れをとる。

8/5 14:59

そして入浴後には、これまた第2駐車場にあるラーメン屋「八方美人」にて腹ごしらえをし、東京までの長い帰路につく。充実の親子山行であった。

撮影機器：

COOLPIX AW130 NIKON

感想

JiroDai

それにしても絶景の山行だった。雪渓、花畑、白馬岳ピークからの風景、どれも本当に素晴らしかった。ここのところ、ずーっと曇天の日が多かったので、あまり期待しないようにしていたが、あまりに予想外の良い景色に親子で大満足。東京から北アルプスの北の端まで来た甲斐があった。息子が軽く高山病になったハプニングはあったが、なんとか復活できて良かった。

コメント

びっき

うらやましい
私はソロで行く予定の塩見岳を台風のせいでキャンセルしてしまった。
白馬は鑓温泉目当てに来週早々に行きます！天気がもちますように。
その前に富士山だ･･･。

JiroDai

Re: うらやましい
bchanbikkiさん、憎っくき台風5号でしたね。鑓温泉、自分も行きたかったけど、今回は子連れなのでやめときました。鑓温泉の方も雪渓があるようですね。自分もいつの日か行ってみたいです。富士山も行くのですか？天気が良いといいですね。自分もまたどこかに行きたくなってきました。また山話ができるのを楽しみにしています。

びっき

クロサンショウウオですね。
白馬大池はクロサンショウウオですね。尾瀬ヶ原の地糖にもサンショウウオが沢山います。北八ヶ岳の双子池では水を汲むと入ってきそうなぐらい沢山いました。
珍しい生き物を見せてあげられましたね。

JiroDai

Re: クロサンショウウオですね。
bchanbikkiさん
ありがとうございます。
クロサンショウウオというのですね。その存在、初めて知りました。うじゃうじゃいましたよ。普段見ることのない動植物に出会えること、それもまた山の魅力の一つですね。