六甲全山縦走(須磨浦公園〜宝塚)【兵庫県、六甲摩耶】
- GPS
- 13:18
- 距離
- 44.6km
- 登り
- 2,873m
- 下り
- 2,844m
コースタイム
須磨浦公園駅 536 ― スタート地点 540 ― 鉢伏山旗振小屋 600 ― 鉄拐山 605 ― 栂尾山 645 ― 横尾山 700 ― 東山 730/735 ― 妙法寺CP 756 ― 高取山 830/845 ― 潮見茶屋 850 ― 鵯越駅 920 ― 菊水山トンネル口 947/953 ― 菊水山 1027/1042 ― 天王吊橋 1103 ― 鍋蓋山 1130 ― 再度山大竜寺 1147/1156 ― 市ヶ原 1210/1216 ― 摩耶山 1332/1342 ― 杣谷峠 1400/1423 ― 丁字ヶ辻 1452 ― 記念碑台 1508 ― ゴルフ場CP 1514 ― みよし観音 1524 ― 凌雲台 1530 ― 極楽茶屋 1538 ― 六甲最高峰 1600/1603 ― 一軒茶屋 1608 ― 東分岐 1618 ― 船坂峠 1645 ― 大平山 1703/1706 ― 県道越 1720 ― 塩尾寺 1805 ― 宝塚ゴール 1838
● 行動時間 13:02
天候 | 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
(家 = 須磨浦公園駅) 須磨浦公園スタート ― 鉢伏山 ― 栂尾山 ― 高取山 ― 菊水山 ― 鍋蓋山 ― 市ヶ原 ― 摩耶山 ― 六甲山― 大平山 ― 塩尾寺 ― 宝塚ゴール (宝塚駅 = 家) ●登山口へのアクセス ○須磨浦公園 ・山陽電車「須磨浦公園」駅前広場の右寄りに公園入り口がある。公園内の導入路(車も通る舗装路)を登っていくと、やがて、旗振山の案内が現れるので、それに従って進むとハイキング道になる ・JR「須磨」駅から歩いても、せいぜい20分の距離 ・付近駐車適地なし。須磨浦公園には公営駐車場がある。須磨にはコインパーキングがある ・「源平の合戦」の“一ノ谷”は、まさにここを指す ○「宝塚」駅 ・阪急よりも南側に出ると、武庫川がある。駅裏すぐにある宝来橋を渡ったところにある交差点「宝来橋南詰」を左斜め前方に入る道を道なりに進む。塩尾寺への案内に従い進むとやがて塩尾寺へと至る ・なお、南詰交差点の左前方にある公園「湯本台広場」は、当時は宝塚ゴールとなっていた。今はどうなっているのかは不詳 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○全般 ・ほぼ全行程に「全山縦走路」等の案内標示がある。枝道は絶えず数多くあるが、全山縦走路を目指している限りは迷いにくい ・高倉台、妙法寺などの街中についても、全山縦走路の案内標示があるので、間違えにくい。ただし、丸山地域については、曲がりくねって進まなければいけない上に、案内のわかりにくい所もあるので注意を要する |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○須磨浦公園駅 ・須磨駅までを含めた付近には、飲食物販等あり ○宝塚 ・街中となるので、駅を含め、近傍にはコンビニも飲食店も多数ある ○そのほか ・コース途中の高倉台、妙法寺、丸山では街中を横切るので、自販機等はよくある。また、コンビニ等がコースからそれほど離れないところにあるところもあるので、それで補給することも可能 ・たとえば六甲山上部のように、コース途中には、コース近傍も含めると、食事の出来るところもいくつかあるのでそれも利用できる ●日帰り温泉 ・須磨浦公園近傍は、車で行くような距離にある日帰り入浴施設がいくつか。「月の雫」「太山寺温泉」など ・宝塚はそもそもが温泉地でもあるので、日帰り営業のある旅館もあるようだ。「ホテル若水」など |
写真
感想
初めて全山縦走に挑戦した。職場の同僚F氏の誘いであり、そのために先月以来全行程を分割してたどってみたのだが、通しはこれが初めてである。職場からはF氏と当方と当時の上司のN氏の三人が参加した。
これまでの試験歩行の結果も踏まえ、須磨浦公園からの所要時間を休憩込みで14時間程度と見込んだ。そんな所要時間も考慮して、家からは始発の阪急や山陽電鉄をたどって須磨浦公園駅には5:36に到着した。
電車内からすでに通勤電車のような賑わいだ。降りて出発点で手続きを行い、そそくさと出発する。
あまりにも人が多いので、自分のペースで歩くことが難しい。旗振山頂上を経由する人は少ないが、通って行くことにする。せっかくの縦走であるので、途中の山頂は大事にしたい。
前半のハイライト、須磨アルプス、馬の背に来ると、渋滞が始まっていた。進みが悪くなるが、想定ペースを阻害されるほどには至らなかった。
東山の山頂で一息ついていると、職場の上司N氏が猛烈な勢いで走って行くのが見えた。トレイルランの人だから仕方がないが、しばらくは追いかけてみた。山を下り、街中に入っても走り続けるので、もう諦めたが、当時すでに50歳を間近にしていたはずであり、常に運動している人は違うなぁ、と感心したことを覚えている。
妙法寺を抜け、高取山へと登り返し、山頂で最初の小休止。腹にも入れて、再出発。
まだ一度しか通っていない丸山地区も、これだけ多くのハイカーが居ると間違うこともない。菊水山へと登り返し、更に鍋蓋山を経て市ヶ原へと向かう。その途中の大竜寺の近くでは、会社のメンバーの炊き出しもあり、ごちそうに預かることが出来た。
摩耶山に登り返し、山頂で一息ついたあと、先に進む。ところが杣谷峠で会社メンバーの第二弾が待ち構えているのに遭遇してしまう。しかもこちらは頼みもしないのに、500ml缶を並べている。いらないけれども、しつこい先輩に押しつけられて、しばし休憩。そのうちに先輩は片付け始め、余ったビールは飲んでいけ、などととんでもない命令。本当に人迷惑を顧みない先輩だ。
嫌いなビールを大量に飲み先行きが心配にもなった上に、時間面でもロスタイムが大きく、当初の想定タイムにも追い越されてしまった。せっかく稼いだ一時間が吹っ飛んでしまった。
ただし、ここまで来ると、残りに登りは少なく、足取りが長いことだけが問題だ。気合いで先へと進む。
最高峰にも立ち寄る。本日最後のピークだ。ここからは長い長い東六甲縦走路になる。震災で通行止めのドライブウェーとその崩壊箇所を通り抜け、いよいよ東六甲縦走路へ。大平山を越えて、アセビの中を進むうちに、宵闇が忍び寄り、ライトなしでは足下が見えないほどになってきた。
塩尾寺からの下りに入ると、終わりが近い、との思いが強くなってくる。しかし同時に足も疲れを感じるようになってきた。前向きにアスファルトを下り続けるのは、結構しんどい。
最後の長い長い30分が経過し、ついにゴールへ。
六甲山56km完歩できたが、こんな修行のように行く山ではないなぁ、とも思った。
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