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Yamareco

記録ID: 1855467
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

二子山 東岳-上級-西岳-稜線縦走(高所恐怖症の岩場トレーニング 秩父のクレイジーマウンテン編)

2019年05月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:30
距離
3.4km
登り
559m
下り
548m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:57
休憩
0:33
合計
2:30
7:24
20
7:44
7:45
18
8:03
8:06
34
8:40
8:42
28
9:10
9:35
11
9:46
9:48
2
9:50
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
坂本の旅館から先の林道で東岳の裏側に回った辺りに登山口及び駐車スペースあり。
簡易トイレ設置。
林道は舗装されており幅も広いので普通車や大型車でもアクセスは容易だが舗装に穴やうねりがあるので注意。
ミラーが無いので対向車にも注意。
コース状況/
危険箇所等
倉尾登山口-股峠:あっという間につく穏やかな普通の登山道。

股峠-東岳:高度感のあるトラバースが二か所程あるがそれ以外は普通の岩稜登山道。

股峠-上級コース:上級コースへの分岐がやや判りにくいので事前に要確認。

西岳上級コース:序盤が高度感のある壁登り。ルートを外さなければ全てしっかり
とした手掛かりと真っ直ぐ立ち上がれる足がかりで登れる。技術的には三点支持で
壁から体を離して自由に動かせるなら問題なく登れると思われる。

西岳からの稜線:高度感はかなりあるが岩に張り付く様な難所はほぼ無し。
最後に2m程の壁と5m程の壁の下りがあるが、岩から体を離して下を見れば
足の置き場は豊富で苦労しない。ここにはトラロープや鎖が設置されている。

壁の下のトラバース道:平坦な普通の登山道。道幅は狭く谷側の斜度はあるので注意。
その他周辺情報 赤谷温泉 小鹿荘:600円で日帰り入浴が可能。11:00〜
今日は岩場トレーニングなので登りはインチキして倉尾登山口から。ここからだと5分くらいで股峠に着いてしまうので楽チン。
2019年05月19日 07:24撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 7:24
今日は岩場トレーニングなので登りはインチキして倉尾登山口から。ここからだと5分くらいで股峠に着いてしまうので楽チン。
まずは東岳に向かいます。こっちは足慣らしとの事ですが、本格的に登山始める前にノリで集団でここに来てビビって引き返しました。
2019年05月19日 07:25撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 7:25
まずは東岳に向かいます。こっちは足慣らしとの事ですが、本格的に登山始める前にノリで集団でここに来てビビって引き返しました。
ここが高度感のあるトラバース。今回は設置物は利用しない方針でしたがここの鎖と岩を跨いだ向こう側にある足場は絶妙な位置にあると思います。
2019年05月19日 07:31撮影 by  iPhone 7, Apple
1
5/19 7:31
ここが高度感のあるトラバース。今回は設置物は利用しない方針でしたがここの鎖と岩を跨いだ向こう側にある足場は絶妙な位置にあると思います。
よじ登って稜線に上がるとあとは普通の岩尾根です。ただ転んだらゲームオーバーな箇所が多いので緊張感は保ち続けなければなりません。
2019年05月19日 07:35撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 7:35
よじ登って稜線に上がるとあとは普通の岩尾根です。ただ転んだらゲームオーバーな箇所が多いので緊張感は保ち続けなければなりません。
東岳到着ー!ウォーミングアップには丁度いい感じだと思います。
2019年05月19日 07:44撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 7:44
東岳到着ー!ウォーミングアップには丁度いい感じだと思います。
引き返して東岳稜線上からの西岳方面。なんでこんな山がこんな所にいきなり生えてるんでしょうね…。西上州辺りはこんな感じの山だらけですが。
2019年05月19日 07:44撮影 by  iPhone 7, Apple
3
5/19 7:44
引き返して東岳稜線上からの西岳方面。なんでこんな山がこんな所にいきなり生えてるんでしょうね…。西上州辺りはこんな感じの山だらけですが。
先ほどのトラバースの上側も結構下を見ると高度感のあるトラバースです。難しくはないのですが。
2019年05月19日 07:56撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 7:56
先ほどのトラバースの上側も結構下を見ると高度感のあるトラバースです。難しくはないのですが。
股峠に戻ってきました。さて、帰ろうかな…と思わなくもなかったです。ハイ。
2019年05月19日 08:05撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:05
股峠に戻ってきました。さて、帰ろうかな…と思わなくもなかったです。ハイ。
見落としやすい西岳の上級車コースへのルートにはこの看板の所から左手に上がっていきます。(と、ヤマレコで読みました。先人に感謝)
2019年05月19日 08:09撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 8:09
見落としやすい西岳の上級車コースへのルートにはこの看板の所から左手に上がっていきます。(と、ヤマレコで読みました。先人に感謝)
上級者という曖昧表現。必要なのは技術というよりは何があっても自分の裁量で判断した結果だと言える心構えでしょうか。
2019年05月19日 08:12撮影 by  iPhone 7, Apple
1
5/19 8:12
上級者という曖昧表現。必要なのは技術というよりは何があっても自分の裁量で判断した結果だと言える心構えでしょうか。
しかし垂壁の場合引き返す方が難易度高いですよね…
2019年05月19日 08:12撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:12
しかし垂壁の場合引き返す方が難易度高いですよね…
壁の取り付きにやってきました。まずはじっくりルートファインディング。踏み跡も結構ありますしペンキやアンカーの跡などでも判断できますね。
2019年05月19日 08:16撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:16
壁の取り付きにやってきました。まずはじっくりルートファインディング。踏み跡も結構ありますしペンキやアンカーの跡などでも判断できますね。
序盤は壁ですが難しいムーブは一切必要なく強引にいかずじっくりと慎重にホールドを探せば全てしっかりと安定して立ち上がれます。
2019年05月19日 08:20撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 8:20
序盤は壁ですが難しいムーブは一切必要なく強引にいかずじっくりと慎重にホールドを探せば全てしっかりと安定して立ち上がれます。
とはいえ下を見ると死ぬほど怖いです。落ちたら死ぬんですが。
2019年05月19日 08:22撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 8:22
とはいえ下を見ると死ぬほど怖いです。落ちたら死ぬんですが。
ずっと壁に見えましたが所々テラスがあり一息つけます。
2019年05月19日 08:25撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:25
ずっと壁に見えましたが所々テラスがあり一息つけます。
途中から傾斜が緩くなり立って歩ける道になりました。とはいえ転んだら死ぬんですが。
2019年05月19日 08:28撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 8:28
途中から傾斜が緩くなり立って歩ける道になりました。とはいえ転んだら死ぬんですが。
上級コースを登りきるとクレイジーな西岳岸壁が見渡せます。あの上歩いていくのかあ…。
2019年05月19日 08:33撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 8:33
上級コースを登りきるとクレイジーな西岳岸壁が見渡せます。あの上歩いていくのかあ…。
通常ルートと合流しました。でも転んだら死ぬのは変わりません。
2019年05月19日 08:36撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:36
通常ルートと合流しました。でも転んだら死ぬのは変わりません。
なんとか西岳山頂ー!両神山は雲に覆われちゃってますね。こっち晴れてて良かった。いや見えない方が高度感が無くなる?
2019年05月19日 08:40撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:40
なんとか西岳山頂ー!両神山は雲に覆われちゃってますね。こっち晴れてて良かった。いや見えない方が高度感が無くなる?
絶壁から下を覗き込んだ写真撮ろうかと思いましたが無理です。手だけ伸ばしてもここがいっぱいいっぱいです。というか下見たくないです。
2019年05月19日 08:39撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:39
絶壁から下を覗き込んだ写真撮ろうかと思いましたが無理です。手だけ伸ばしてもここがいっぱいいっぱいです。というか下見たくないです。
山頂から西方面。結構雲が沸いてますが景観は素晴らしいですね。下は見たくないですけど。
2019年05月19日 08:41撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:41
山頂から西方面。結構雲が沸いてますが景観は素晴らしいですね。下は見たくないですけど。
緊張しすぎるのも良くないので甘いものを食べて元気を取り戻します。
2019年05月19日 08:42撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 8:42
緊張しすぎるのも良くないので甘いものを食べて元気を取り戻します。
では壁の様に生えてる縦走路へGO!左右が切れ落ちてる高度感の恐怖はかなりありましたが、実はこの出だしの辺りを過ぎると新緑の木々のおかげで薄れました。
2019年05月19日 08:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 8:45
では壁の様に生えてる縦走路へGO!左右が切れ落ちてる高度感の恐怖はかなりありましたが、実はこの出だしの辺りを過ぎると新緑の木々のおかげで薄れました。
左右を見ると死ぬほど怖いですが、正しいルート近辺だけに目をやれば特に難しい部分もない岩稜歩きです。
2019年05月19日 08:51撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:51
左右を見ると死ぬほど怖いですが、正しいルート近辺だけに目をやれば特に難しい部分もない岩稜歩きです。
踏み跡はかなりはっきりしています。いくつかルートを外した踏み跡もあり、そちらは危険を感じる箇所がありました。冷静に見回すのが重要と思います。
2019年05月19日 08:51撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 8:51
踏み跡はかなりはっきりしています。いくつかルートを外した踏み跡もあり、そちらは危険を感じる箇所がありました。冷静に見回すのが重要と思います。
西岳東岳を振り返って。こうして見るとよくあんな所歩いてきたなと思えるんですよね。遠くから見た印象と直面したルートの印象は一致しない事がありますね。良くも悪くも。
2019年05月19日 09:01撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 9:01
西岳東岳を振り返って。こうして見るとよくあんな所歩いてきたなと思えるんですよね。遠くから見た印象と直面したルートの印象は一致しない事がありますね。良くも悪くも。
こうした何でもない道の部分が案外怖いかもしれません。普通に歩けますが転んだら取返しがつきません。
2019年05月19日 09:02撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 9:02
こうした何でもない道の部分が案外怖いかもしれません。普通に歩けますが転んだら取返しがつきません。
稜線上で岩に張り付く感じなのはこことその先の岩の二か所程でしょうか。角度的には緩いのですが何しろ下が怖いです。
2019年05月19日 09:04撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 9:04
稜線上で岩に張り付く感じなのはこことその先の岩の二か所程でしょうか。角度的には緩いのですが何しろ下が怖いです。
どうやら壁も終わりに近づいてきた様です。向こう側には山が採取によって山でなくなった痕跡が見えます。
2019年05月19日 09:11撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 9:11
どうやら壁も終わりに近づいてきた様です。向こう側には山が採取によって山でなくなった痕跡が見えます。
2m程の壁の下り。新しいトラロープが設置されていました。
2019年05月19日 09:15撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 9:15
2m程の壁の下り。新しいトラロープが設置されていました。
とはいえご覧の様にロープに頼る必要がある壁ではありません。
2019年05月19日 09:16撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 9:16
とはいえご覧の様にロープに頼る必要がある壁ではありません。
稜線を外れて降りていき、5m程の壁下りがあります。こちらにはこの稜線コース唯一の鎖や打ち込んだ足場が設置されてます。
2019年05月19日 09:19撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 9:19
稜線を外れて降りていき、5m程の壁下りがあります。こちらにはこの稜線コース唯一の鎖や打ち込んだ足場が設置されてます。
ここも岩から体を離して観察すれば特に頼る必要もないくらい足場や手掛かりは豊富です。高度感もありません。
2019年05月19日 09:20撮影 by  iPhone 7, Apple
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5/19 9:20
ここも岩から体を離して観察すれば特に頼る必要もないくらい足場や手掛かりは豊富です。高度感もありません。
岩場を離れて一気に下降していきます。この辺りも転んだら止まりませんし落石も起こしやすいので注意が必要です。
2019年05月19日 09:23撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 9:23
岩場を離れて一気に下降していきます。この辺りも転んだら止まりませんし落石も起こしやすいので注意が必要です。
岸壁のふもとまで降りてきました。ふぃー気が抜けた。あとはトラバースで元に戻る…はずが途中間違えて魚尾道の方に下りかけました。気を抜きすぎです。
2019年05月19日 09:26撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 9:26
岸壁のふもとまで降りてきました。ふぃー気が抜けた。あとはトラバースで元に戻る…はずが途中間違えて魚尾道の方に下りかけました。気を抜きすぎです。
股峠まで戻ってきました。普通の道だとあっという間だなあ。
2019年05月19日 09:48撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 9:48
股峠まで戻ってきました。普通の道だとあっという間だなあ。
林道に戻って終了!いやー怖くて緊張したけど楽しかったー!
2019年05月19日 09:50撮影 by  iPhone 7, Apple
5/19 9:50
林道に戻って終了!いやー怖くて緊張したけど楽しかったー!
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 ザック 非常食 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ ファーストエイドキット 携帯 時計 ツェルト ヘルメット

感想

今年の夏はアルプスの岩稜ルートをもう少し挑戦してみたい!
でも高い所は怖い!
長い難ルートに挑むには高所に慣れる必要がある!
ということで恐怖心の克服のために秩父のクレイジーマウンテンこと二子山で
岩場トレーニングを行う事にしました。

岩質は硬く安心して頼れる箇所がほとんどですが、練習を兼ねて必ずホールドを
引っ張ったり足場を蹴っ飛ばしたりして確認しながら慎重に一歩一歩進めて
踏破しました。

目の前の足場や手掛かりに夢中になっていたせいか稜線歩きでの高度感はあまり
感じる機会が無かったのですが、新緑の季節で樹木で遮られている事が幸いして
いたのかもしれません。

で、全般としては高さはやっぱり怖いけど落ちる気はしなかった。
という印象でした。西岳の上級コースは高度感と長さを除けば鎖を使わない
両神山の八丁尾根の岩場と同じ感じだと思います。
その他に関しては転んだらおしまいというリスクの部分を除けば岩慣れしてる
方なら難しいと感じる箇所は無いと思います。

以前大キレットを初めて通過した時は当分こなくていいやと思ったのですが、
今回は終わってしまうと名残惜しくてまた来たいなと感じられるくらいの
余裕がありました。これは成長なのか危機感に対する退化なのか…。

ともあれ夏に向けて体力技術しっかり磨いて挑みたいと思います。

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