大朝日岳〜中ツル尾根から小朝日岳・鳥原山周回
- GPS
- 07:49
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,013m
- 下り
- 2,040m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
要所にはロープがあり、整備良好。 朝日鉱泉は入浴料500円。 |
写真
感想
大朝日岳に直登する中ツル尾根、ヤマケイで日本の急登にリストアップされたからか、朝日鉱泉のHPにも最近日帰り利用が多いとコメントされている。昨年古寺鉱泉から登った際、いつか登ろうと思っていたルートである。
仙台から2時間ちょっとで朝日鉱泉到着。今のところ天気も上々。大朝日の山頂も見える。駐車場には5台ほど駐めてあるがまだ余裕あり、自車も駐めることができた。水は鉱泉で汲ませていただき、ジュースも含めるとトータル水分量4.5Lを背負って出発した。
1時間ちょっとで階段の橋に到着し一休み。結構長かった。歩きを止めると汗が噴き出す蒸し暑さ。沢水を飲むが余り冷たくなかった。さて、中ツル尾根に取り付く。スタート地点は標高660m。2合目相当とのこと。ここから標高差1200mを登る。2合目から4合目近くまでがとにかく急で長く感じた。手を使いながらよじ登ることはあまりなかったように思うが、いつまで続くのかと思うほど辛く長かった。一気に体力を絞り出されるもまだ標高1000mにも達していないことにガックリさせられた。6合目以降は筋持久力のトライアルのよう。幸い1369mピーク付近から眺めが良くなり救われるが、上がるにつれて歩を止める回数が増す。飯豊本山の御前坂の辛さを思い出した。そして1760mほどのニセピークに達したところで急登は終了した。あとはセレモニーロードのような山頂までのまっすぐな道を登る。山頂到着後、バッタリと横になり大休止。10分ほどで生気を取り戻したところで、食事をしていた4人の集団から中ツル尾根を登ってきたことを賞賛された。いくつになっても誉められるのは嬉しいものだ。さらにおにぎりとインスタント豚汁までいただいた。なにもお返しができず申し訳なかった。ありがとうございました。ちなみに、このコースで出会ったのは、途中抜かせてもらった新潟から来たという御夫婦だけ。登山口の駐車場で隣で準備されていた方々だ。小生より年上に見えるこの御夫婦も日帰りとのことだが、ほんの5−6分で山頂を発っていかれた。休まなくていいのか、大した体力である。相当登り慣れてると見える一方、朝日鉱泉までの帰りのルートは他にあるのかと大朝日山頂で尋ねていたり(あれ?地図は?)、長命水を当てにしていたがみつけられなかった(事前情報では涸れている可能性大だった)とか、何とも凄脚で豪快なカップルであった。
さて、帰路はどうしようか。中ツル尾根を下るつもりだったが、時間に余裕があるし、朝日主稜を望める小朝日を回ることにした。過労で頭が回らなかったため、帰路の選択肢に御影森山コースは浮かばなかったが、今にして思えばこれは幸いだったかもしれない。おそらくバテバテになっていただろうから。前回(日暮沢小屋から大朝日周回)同様、小朝日の登りで太ももがつりそうになり脚が止まるが、なんとか小朝日へ。大朝日からの帰路は、雲が1800m付近から上に雲がかかり大朝日は隠れたままだった。さて、あとは鳥原山、金山沢過ぎの2カ所の登りを残すのみ。疲労からの躓きに注意しながら下りる。それにしても、鳥原山から朝日鉱泉は長かった。
高校の頃、朝日を縦走したがその起点が朝日鉱泉だった。仲間と入ったのを今でも憶えている。31年ぶりの懐かしさに浸りながら入浴した。
中ツル尾根は平坦路や下りはほんの数カ所しかなく、正に男性的で真っ直ぐな尾根だった。登ってみれば、達成感は相当なもの。疲労は強烈だったが気持ちのいい山行だった。
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