金剛山(↗水越峠、↘久留野峠〜千早ロープウェイ前BS)【大阪府、奈良県、金剛葛城】
- GPS
- 05:22
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 852m
- 下り
- 682m
コースタイム
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 5:22
水越峠BS 850 ― 水越峠 856/858 ― ベンチ・展望地点 915 ― カヤンボ 928/936 ― 尾根 953 ―朝原寺跡 1004 ― 分岐(水越峠から3.6km) 1016 ― 葛城山の展望点(水越峠から4.0km) 1032 ― 高天分岐 1048 ― 一ノ鳥居 1052 ― 湧出岳 1058/1104 ― 一ノ鳥居 1108 ― 葛木神社 1116/1120 ― 転法輪寺 1125/1128 ― 山頂広場(売店前) 1130/昼食/1219 ― 山頂広場 1221/1223 ― 売店前 1229 ― ロープウェイ駅・一ノ鳥居の分岐 1238 ― 一ノ鳥居 1242 ― 大阪府最高点下 1254 ―大阪府最高点 1255 ― 千早園地キャンプ場 1303 ― 伏見峠 1305 ― 祠 1318 ― 久留野峠 1330 ― 千早ロープウェイ駅 1348 ― 千早ロープウェイ前BS 1357
● 行動時間 5:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
(自宅=富田林駅前P、富田林駅前0820=<金剛バス>=水越峠0851) 水越峠―カヤンボ―金剛山(葛木神社、転法輪寺)―伏見峠―久留野峠―千早ロープウェイ前 (千早ロープウェイ前1425=<金剛バス>富田林駅前1504、富田林駅前P=自宅) ●登山口へのアクセス ○水越峠 ・富田林駅前からの金剛バスにて約30分。520円。バス停からは徒歩約10分で水越峠に至る ・奈良県側からは、現在復旧工事中のようで、徒歩も含め通行禁止となっている模様 ・駐車場は、より標高の低い地点からいくつかあり、すべて含めるとかなりの台数が駐車できると思われるが、バス路線でもあり、路駐には注意を要する ○千早ロープウェイ前 ・富田林駅前からの金剛バスまたは河内長野駅前からの南海バスにて来ることができる。富田林からは約40分、590円。河内長野からは約40分、530円 ・駐車場は正面道の下となる金剛山登山口から複数が認められるが、どうやらどこも有料のようだ ○久留野峠 ・千早ロープウェイ前バス停からは念仏坂や文殊尾に向かう登山道が伸びているが、車道をロープウェイ駅へと進み、さらに先へと登っていくとやがて久留野峠に着く。最後の約50m程度を除いて舗装路だが、車が本当に登れるのかと思うほどの急勾配が続く (いずれの記述も2021. 3現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○水越峠BS〜水越峠〜カヤンボ〜一ノ鳥居 ・カヤンボまでは林道。車も走れる緩勾配の道。途中のタワでは小さな流れを乗り越すが、流れが伏せびになっており、滝のような水音のみが聞こえる ・カヤンボで林道を離れ、対岸の斜面を急登し、尾根筋へ。尾根筋の比較的おとなしい上り下りを繰り返して進み、一ノ鳥居へ至る ・途中には、ダイヤモンドトレイルの標示や距離表示が多数ある。分岐にも標示が建っており、道もわかりやすい ○湧出岳(一ノ鳥居〜湧出岳) ・一ノ鳥居からダイヤモンドトレイル伏見峠側へと進みほどなく左手へと分岐する登り道に進むと湧出岳。急勾配部分は舗装されている ・山頂部に着くと、第二十一経塚と電波塔がある。その右手に一等三角点のある頂上がある ・電波塔裏より先へと進むと、ダイヤモンドトレイルにつながっているようだ ○金剛山山頂部(一ノ鳥居〜葛木神社〜転法輪寺〜山頂広場〜一ノ鳥居) ・一ノ鳥居から表参道を進むとすぐに葛木神社が現れる。その境内が金剛山の最高点。神社の裏手が高みになっているが、神域ということであろうか、そちら側へは立ち入ることができない ・葛木神社から先へと下降すると、転法輪寺に着く。境内から正面へと進むと、山頂広場に出る ・山頂広場の先には、見晴らしのよい広場があり、そこには「金剛山山頂」の標示があるが、標高は真の最高点よりも50m近くも低い ○一ノ鳥居〜伏見峠〜久留野峠〜千早ロープウェイ前BS ・一ノ鳥居からはダイヤモンドトレイルが続く。伏見峠までは、千早園地に沿っており、広場や大阪府最高点、キャンプ場などが次々に現れる。大阪府最高点は、ダイヤモンドトレイルに沿った場所ではあるが、コース上でにはない。南行の際には、折り返し上がるように進むと最高点標識がある小さな広場に出る ・伏見峠から久留野峠へは、緩やかな昇降の道。途中に祠がある以外には目立ったものもない。峠には多数の標示亜あるので久留野峠を見落とすことはなさそうだ ・峠から千早ロープウェイ前BSへの下降路は、最上部以外はほとんどが舗装路となっている。ただし,急勾配のため車がスリップしないために舗装されているということのようで、セメント舗装、箒目仕上げの道は下降するにも辛いものであった (2021年3月現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・水越峠付近には店舗はない ・千早ロープウェイ前BS付近には自販機などがある。また村営の宿泊施設もある。食事ができるのかは不明 ・富田林駅前にはコンビニエンスストアや飲食店がある ●日帰り温泉 ・富田林には、銭湯「葛城温泉」、スパ「uguisu富田林店」がある (2021年3月現在) |
写真
感想
好天を追いかけ、少し南部へと足を向けた。昨年の葛城山の続きで金剛山へ。陽の長い時期でもないので、紀見峠まで一気に行くのではなく、途中の久留野峠で刻むことにした。
富田林までは車で行き、バスで水越峠へ。水越峠への数少ない便だが、座席が埋まるほどではない。人の出はまだ多くないのかとも思ったが、峠が近づくにつれ、多くの駐車車両が目に入る。やはり緊急事態宣言開けで人も動き出したということであろうか。
バスを降り、峠までは淡々と車道を上がる。峠からは金剛山方面への林道へ、ゲート脇から進む。しばらくは林道を行くので緩やかな道取り。眼前に見える山頂部もまだ遠い。水音を聞きながら、のんびりと歩く。カヤンボで休憩していると、すでに降りてくる人が次々と。皆さん早いようだが、山頂の捺印が6時からなので、それを目指して登っている人もいるとのこと。すれ違った方々は7時に捺印してもらい、しばし休んでから降りてきたそうで、地元の方にとっての“朝登る山”のようだ。
それらの人が降りてきた方とは違う、ダイトレコースへと進む。まずは尾根上を目指して斜面を一気に登っていく。途中で、行きのコースの中間点が現れ、やがて尾根へ。御所市方面の眺望がある。そこからは尾根伝いの道となり、緩やかに登っていく。途中には複数の分岐があり、それぞれに奈良県側の麓からの道のようだが、たいていは方面が示されている。道の多いところは、すなわち地元の人によく登られている山でもある。また寺跡なども多く、古くからの信仰の山ということも現れている。
ふと気がつくと、樹木が真っ白になっている。霧氷だ。陽の当たりにくい西側斜面に霧氷が残っているようだ。3月ではあるが、まだ冬のままのように見える。標高もあるので、次々に白い枝葉が現れる。どれもきれいだ。青空を背景に真っ白な樹木というのは、とても映えると感じた。
一ノ鳥居に到着し、まずは湧出岳へ往復。一等三角点の山だが、金剛山の衛星峰に過ぎないともいえるためなのか、あまり人の気配がない。三角点山頂を確認して、戻る。
鳥居からは表参道へ。すぐに葛木神社が現れる。階段脇に「最高地点」の表記がある。金剛山の標高1,125mとは、この神社の境内を指しているようだ。階段を上ると、こんな山中とは思えない立派な社殿が建っている。どうやら本当の最高点は神社背後の山の中のようだが、おそらく神域なのであろう。立ち入ることができるようではないので、神社前の標識を以て、最高点到達と思うことにした。
神社から先へと進むと、福石、夫婦杉などを過ぎて、転法輪寺に着く。ちょうど祭祀の最中のようで、道内では、火を焚いて、本尊の法起菩薩にお詣りをされているところであった。
本堂を背に見て寺の前へと進む。境内を出ると茶屋があり、多くの人が休憩している山頂広場に到着。ここで昼食休憩とした。広場には捺印所なるものもあるようで、窓口を二つも開けて対応している。回数登山が盛んなようだ。
それにしても人が多い。登山口で思ったよりも人が多い。
広場の先には眺めのいい広場もあり、そこには「金剛山山頂」の標柱もある。最高地点が寺の境内であるので、ここを山頂と称しているようだ。大阪府側の眺めがよい。中心部の高層ビル群もよく見える。周回してもとの茶屋前の広場に戻る。傍らの200回登山達成者の大きなパネル脇から遊歩道へと進む。
下り気味の緩やかな道を行き、途中の分岐点から一ノ鳥居へと戻る。ここからはダイトレのコースを伏見峠側へと進む。
崩壊地点が現れ、奈良県側の眺望がある。その先で振り返るように大阪側を見ると、大阪府最高地点があるとのこと。コース上ではなく、コース脇の高みが最高点のようだ。登ってみると最高点表示がある。山頂ではないので少々違和感があるが、眺望は先ほどの崩壊地点の上だけに同様に開けている。
その先は、車も通れるほどのコース道を進むがキャンプ場などもある千早園地の中となっている。山上にあるキャンプ場というのもあまりないように思うが、結構多くの人が集っている。
キャンプ場前を過ぎると、伏見峠。北宇智駅へと向かう道が分かれ、ダイトレコースも分かれていく。残る車道は私道となるようだ。こちらはダイトレコースへ。まずは、一旦登っていき、すぐに緩やかに下っていく。途中は静かだ。この辺りでは人ともすれ違わない。
祠を過ぎ、杉林を下っていくと、久留野峠に到着。本日はここまで。ここからはバス停へと下降する。久留野峠からの下降路は最初は草むした細道で始まるが、すぐに林道に吸収され、コンクリート舗装路となる。車が上るためなのか、急坂を舗装している。あまりにも急坂なので、膝が笑いそうだ。舗装された急坂を長く歩くのはあまり面白いものではない。道は面白みがないが、沿う小川の水はきれいだ。透き通るような水に癒やされる。
やがてロープウェイの下をくぐり、左手に千早ロープウェイ駅を見上げる。ロープウェイは耐震診断の結果を受けて運休とのこと。早期の運転再開が待たれる。
ロープウェイ駅から先は茶屋を超え、最奥の駐車場を過ぎるとバス停。しっかりとしたロータリーとなっているが、ロープウェイが運休とあって、利用者はあまり多くなさそうだ。
ちょうど一本前が出たところに到着したため、トイレ前で靴を洗ったりしてバスを待つ。やがて折り返し便が到着し乗り込んだが、行きと同様に満席にはならない。しかしこちらのバス便は、昼間帯は時間2本あるので水越峠よりは多いのであろう。道すがら見ていると、この辺りの駐車場はどれも有料のようで、そういった点でもこちらの利用者の方が多いのであろう。
それにしても、久留野峠で中継したのはいいのだが、次回峠に向けてあの道を登るのかと思うとキツい。ロープウェイが再開したら続きに行こうかなどと思ってしまった。
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