飯豊連峰 北股岳(梶川尾根〜丸森尾根 日帰り)
- GPS
- 08:39
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,998m
- 下り
- 2,007m
コースタイム
北股岳11:08 〜 11:44門内岳 〜 12:09扇の地紙 〜 12:29地神山 〜 12:40地神北峰〜 13:06丸森峰 〜 14:00夫婦清水14:07 〜(途中休憩7分)〜 15:11登山口駐車場
天候 | 晴れ。上は雲がかかる。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丸森尾根夫婦清水から少し下ったザレ場で道をロストし、ヤブに。暑さによる不注意だ。 飯豊山荘は入浴料500円。熱かった〜 道の駅白い国おぐにで、ラフランスソフトクリーム(300円)を食べた。おいしかった〜 コーラの一気飲みと相まって軽い吐き気を感じていた熱中症気味の身体に染み渡った。以後体調は復活、仙台まで快調にドライブできた。 |
写真
感想
家族サービスが終了して、1日だけ余していた夏休み。日本全国晴れの天気に誘われて、さてどこに遠征しようか試案(遠征とはいえ日帰りである)。飯豊朝日を目指したいが、豪雨の影響をもろに受けている(川入の方々にはお見舞い申し上げます)。大朝日の古寺口と、飯豊本山の大日杉口は混んでそうだし、以東岳は、ちと遠い。それでは飯豊の梶川尾根を上ってみようじゃないか。余裕があれば北股岳まで行くことにして。
2時に起床しコンビニに寄りながら、飯豊山荘到着。天気は良好。ただし、稜線は雲で見え隠れ。広大な駐車場に20台は駐まっていそうだが、まだまだ余裕あり。準備を整えて出発。橋を渡っていきなり手を使うほどの急登から始まった。大汗をかきながら湯沢峰まで上がると、石転び沢、クサイグラ尾根、遠くにダイグラ尾根、そして飯豊本山が霞んで見える。北股岳は雲に隠れていたが、ついに飯豊に来たとテンションは急上昇。早く稜線に上がりたいと気は逸るが、ここから梶川峰までの登りも過激であった。途中で高校山岳部のグループや石転びから上がったという単独行の方などとスライドし言葉を交わす。しんどくなってきたところで傾斜は緩くなり梶川峰到着。空腹を満たしつつ登り詰めた満足感に浸る。ここから扇ノ地紙までは緩やかな道が続くが、両側は花が咲き乱れていた。静かさと相まって、天空の城ラピュタの世界のよう(笑)。もう花の季節は終了だろうと思っていたにもかかわらず,初めてイイデリンドウとヒメサユリまで見ることが出来た。感激もひとしおである。
扇ノ地紙で主稜線に乗る。大石ダムから全山縦走中のカップルとおしゃべり。日帰りとは勿体ないですねと言われるが、仰るとおりだ。ここはゆっくり歩くのが似合う山だ。そういえば登山者は思ったほど多くなかった。今年は川入から入れないのが影響しているのだろうか。
門内小屋で一休みして管理人さんと話したが、8日からずっと天気が悪かったそうな。今日は北股岳が見えそうだと教えてくれた。まだ時間と脚力ともに残っているので、北股岳へ向かった。近づくにつれ北股岳のガスが薄れていき、石転び側とは対照的な南西面を見せてくれた。
誰もいない北股岳山頂からは、西や北は時折雲が薄くなり満足いく眺めだが、本山、大日岳方向は雲に覆われていて見えずじまいだった。門内小屋の管理人さん曰く、大日岳は雲がかかりやすくてなかなか望めないとのこと。そういえば高校生で来たときも、2年前に本山に来たときも大日岳は見えなかった。次回へのお楽しみが残った。
北股岳山頂独り占めも程々にして下山開始。門内小屋でピンバッジを買いつつ、また管理人さんとおしゃべり。静かな稜線は何度も振り返りながら、花を撮りながら、地神山まで続く。時折ガスるが、それも静かさを演出してくれ趣深い。名残惜しさに後ろ髪を引かれつつ、地神北峰から丸森尾根へ下りて行く。丸森尾根は梶川尾根ほどの花の賑やかさはないが、コバイケイソウが自己主張していた。時折見せる梶川尾根やダイグラ尾根に励まされながら黙々と下りるが、暑さに参り、夫婦清水で休憩。その後のザレ場を下りたところで道を見失いヤブにイン。暑さで気が抜けたからに違いない。765m付近でも休憩を取り最後の下りを開始するが、傾斜はさらにきつくなり、かつ岩場なので気が抜けなかった。駐車場が見えてホッとしたところで最後の岩場を慎重に下り、登山口に到着した。3.5L持参した水分も最後は300mlほどしか残っていなかった。猛烈な暑さで滝のように沸いてくる汗を飯豊山荘で流して一段落。帰途についた。
さて帰り道、水を飲んだというのにまだ喉の渇きと軽い吐き気を感じるではないか。これは軽い脱水症に違いないと診断。眠気が急に襲ってきたのを契機に「道の駅白い国おぐに」で休憩した。普段はあまり食べないソフトクリームを食べコーラを一気飲みしたら効果覿面、体調はすぐさま復活、仙台まで眠気を感じることなく帰ることができた。ラフランスソフト、忘れられない味になりそうだ。
高校生の頃、足の松尾根から入り御沢に下りる縦走をしたが最初から最後まで雲の中、御西小屋ではテントが水浸しで小屋に避難するという散々な天気だった。もちろん景色など全く見えず、辛かった思いでしかない飯豊だったが、今回、改めて飯豊の素晴らしさを満喫することができた。何人かの人達とすれ違い、話をしたが、皆、満足げな表情をしていたように見えた。ここはまさしく東北を代表する山脈である。何度でも訪れたい山だ。
追伸
花の名前はこれから調べます。間違っていたら御指摘ください。
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