戸蔦別岳 北東面直登沢
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 1,605m
- 下り
- 1,606m
コースタイム
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 11:30
天候 | 曇り霧雨時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
昭和林道分岐の先、びれい橋の徒歩20分手前まで車で入れる。 びれい橋の先まで調査入ってる標識立ってたので、林道修復されるといいですね。 |
その他周辺情報 | 新嵐山スカイパークのお風呂が日帰り270円。激安。 |
写真
感想
先週の沢で疲れて、翌週の直後には4連休も控えている。
天気も悪そうだしお手軽に・・・と思って行ったら先週より疲れました。
パートナーが戸蔦別登りたいと。
地形図見たら北東面が面白そうで、ネット上の記録も1件だけ。
計画書書いてたら山谷に載っているのを発見。!*なり。
テンション下がりつつも行ってきました。
>戸蔦別川林道の通行止め箇所からエサオマントッタベツ川林道起点まで11.0キロメートル
不穏な情報をネットで見つけましたが、去年と同じ所まで入れました。
雨。
林道2時間。河原2時間。
昨年歩いたせいか、ヌビナイやソガベツのおかげか、それほど長く感じず。
ただ、けっこう増水しているように見える。
雨こそ止んだが、ガスのような霧雨のような天気が気分を下げる。
897m二股に宿泊装備をデポ。
左俣は雪渓で埋まってた。
995m三俣を真ん中に入る。
難しい滝もなく、所々雪渓が出てくる。
二つ目の滝マークを越えて少しすると、沢型が雪渓で埋まってる。
急傾斜の大雪渓。
雪渓を嫌って枝沢へ進むと、ほどなく藪に。
尾根に乗ると、だんだんとハイマツが勢力を広げてくる。
猛烈な藪。
特に時々出てくる急斜面では頭を押さえられて苦戦。
数十m先導するパートナーもハイマツと遊んでいる。
最後は緩傾斜のお花畑となって頂上へ。
パートナーのお花畑はハングしてたらしい。怖い。
頂上は登山者で賑わってた。
3時間見積もりだったが4時間かかった。
下山はBカール目指して適当に下降していく。
そういえば、Aカールはどこだかわからなかった。
すぐに長そうな雪渓がお目見え。
右岸の土付きを降りる。
少ししてガスの中からBカールが見えた。
大雪ともまた異なる天国のような景観。
雪渓の末端が50〜100mほど下に見え、右岸が立ってきた。
トラバースして左岸に移動。
土付きを下っていると、Bカールにクマ発見!
幸い反対側に逃げていってくれた。
警戒しつつ下降。
Bカールはクマの痕跡多数。
天国のように綺麗だけど、全然気が休まらない。
Bカールは緩傾斜ゆえ沢型が入り組んでる。
雪渓も結構残っているのでザクザクと適当に下る。
ちょうど良い腐り具合で歩きやすい。
そのうち雪渓が消えて沢下降に。
あまり覚えてないけど、2〜3箇所滝があった気がする。
本流との出合までは全て巻き下れる。
所々ピンクテープも。
水量少なければ普通にクライムダウンもできそう。
本流で一箇所左岸から懸垂した。
15m。残置スリングがあった。
下降の途中からヘロヘロ。足が重い。
次第に薄暗くなってくるが、19時過ぎまではヘッデンなくても歩けるだろうと考えていた。
パートナーに引っ張られるように897m二股へ。
そのまま幕営。
薪はびちゃびちゃだったが、火が起こせて良かった。
ドボンしてないのに、我々もびちゃびちゃ。
寒くて震えていたが、こんな事良くあったなーと少し楽しかった。
火が強くなれば快適。
疲れて日本酒を余してしまった。
二日目は下山のみ。
目が覚めるまで寝る。目が覚めても二度寝。
結果、平日と同じく8時過ぎに起きる。
悪化傾向だったから二日目下山だけにしたのに、なぜか青空が見える。
夜中雨が降っていたので、種火も残っていない。
再び焚き火をつけて、ゆっくり過ごした。
グレードとしては!*は妥当。長さで2級くらいか。
核心部らしい核心部もなかったが、とにかく疲れた。
ゆるゆる沢泊と考えて行ったが、意に反して充実した山行になった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する