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Yamareco

記録ID: 337700
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ハイキング
蔵王・面白山・船形山

熊野岳 〜ロバの耳コースから〜

2013年08月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
03:12
距離
10.3km
登り
862m
下り
654m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:08賽の磧駐車場 〜 9:36 濁川 〜 9:47 丸山沢 〜 9:51 かもしか温泉 〜 9:58 新噴気口 〜 10:04 ロープ1〜3? 〜 10:32 東北大山岳部レリーフ 〜 10:34 (第4)ロープ 〜 10:55 ロバの耳岩 〜 11:20 北蔵王縦走路分岐 〜 11:27 熊野岳 〜 11:55 刈田岳 〜 12:21 大黒天 (〜自転車 12:30 賽の磧駐車場)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
大黒天の駐車場に自転車をデポ。
賽の磧、大黒天ともに駐車場は広い。賽の磧はトイレも立派。
コース状況/
危険箇所等
このコース、落石危険なため通行禁止とされている。

濁川から新噴気口間、東北大山岳部レリーフのある岩壁手前(1401m地点の少し上)の大岩付近が藪。後者では一時、道を見失った。
要所要所では赤布あり。それでも慎重に進むのが肝要。
ロープは4カ所あったように思う。どれも心許ないものの結構使わせてもらった。
最初の岩壁を登り切ると、ペンキマークが多く付けられていた。道標もまだしっかりしている。
賽の磧駐車場から後烏帽子岳。
2013年08月25日 09:06撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 9:06
賽の磧駐車場から後烏帽子岳。
暫くは荒々しい五色岳を眺めながら舗装路を歩く。
2013年08月25日 09:18撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 9:18
暫くは荒々しい五色岳を眺めながら舗装路を歩く。
舗装路の末端には、かもしか温泉までワイヤーが渡してある(画面右)。
2013年08月25日 09:22撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 9:22
舗装路の末端には、かもしか温泉までワイヤーが渡してある(画面右)。
先行者は山形から来たとのことでした。
前方に振子滝。
2013年08月25日 09:22撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 9:22
先行者は山形から来たとのことでした。
前方に振子滝。
振子滝アップ。
2013年08月25日 09:23撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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振子滝アップ。
濁川を渉る。
2013年08月25日 09:36撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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濁川を渉る。
不帰ノ滝が近く感じます。
2013年08月25日 09:36撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 9:36
不帰ノ滝が近く感じます。
かもしか温泉までの道のほとんどはこんな感じの藪。
2013年08月25日 09:44撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 9:44
かもしか温泉までの道のほとんどはこんな感じの藪。
丸山沢を渉る。上にあのワイヤ−。
2013年08月25日 15:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 15:20
丸山沢を渉る。上にあのワイヤ−。
もしかして東北大左エ門小屋・峨々温泉方向の分岐?
2013年08月25日 09:48撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 9:48
もしかして東北大左エ門小屋・峨々温泉方向の分岐?
名号峰・追分分岐を左に。
2013年08月25日 09:50撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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名号峰・追分分岐を左に。
すぐに石組みが。かもしか温泉跡。
確か昭和55年頃に雪崩で潰されたと思います。
撮り逃したがヘビが気持ちよさそうにしてました。
2013年08月25日 15:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 15:20
すぐに石組みが。かもしか温泉跡。
確か昭和55年頃に雪崩で潰されたと思います。
撮り逃したがヘビが気持ちよさそうにしてました。
再び丸山沢を渉る。
2013年08月25日 09:52撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 9:52
再び丸山沢を渉る。
程なく新噴気口。硫黄の臭いが漂う。
2013年08月25日 09:55撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 9:55
程なく新噴気口。硫黄の臭いが漂う。
もっと上に湯だまりがあるそうだが、今回はパスします。
2013年08月25日 09:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 9:58
もっと上に湯だまりがあるそうだが、今回はパスします。
前上に岩の壁。よく探すと踏み跡があり、この壁の左端に向かう。
2013年08月25日 09:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 9:58
前上に岩の壁。よく探すと踏み跡があり、この壁の左端に向かう。
急な斜面を踏み跡を確かめながら登っていくと、
2013年08月25日 15:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 15:20
急な斜面を踏み跡を確かめながら登っていくと、
次第に壁の左端に達し、
2013年08月25日 10:02撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:02
次第に壁の左端に達し、
ロープに到着。ここから確か3カ所ロープが連続。
2013年08月25日 15:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 15:20
ロープに到着。ここから確か3カ所ロープが連続。
振り返ると噴気口。
2013年08月25日 10:06撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:06
振り返ると噴気口。
ロープ2。大きな石が浮き気味で、キモを冷やす。
2013年08月25日 10:07撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:07
ロープ2。大きな石が浮き気味で、キモを冷やす。
不帰ノ滝と同じ高さだ。
2013年08月25日 10:14撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:14
不帰ノ滝と同じ高さだ。
確かロープ3カ所目。高度感ありスリル満点。
2013年08月25日 15:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 15:20
確かロープ3カ所目。高度感ありスリル満点。
壁の上部に抜けた。ホッと一息、小休止。
2013年08月25日 10:19撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:19
壁の上部に抜けた。ホッと一息、小休止。
ロバの耳岩。やっとそれらしく写るようになった。
画面左の岩壁へ向かうと藪に入り、最後のロープへ。
2013年08月25日 10:19撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:19
ロバの耳岩。やっとそれらしく写るようになった。
画面左の岩壁へ向かうと藪に入り、最後のロープへ。
岩壁には東北大山岳部の碑が刻まれていた。
ここを右に行くと最後のロープ。
2013年08月25日 10:32撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:32
岩壁には東北大山岳部の碑が刻まれていた。
ここを右に行くと最後のロープ。
碑から見下ろし。中央の大岩でしばし道をロスト。岩壁に向かって真っ直ぐ登ればなんとかなる。ただし、かなりの藪。
2013年08月25日 10:32撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:32
碑から見下ろし。中央の大岩でしばし道をロスト。岩壁に向かって真っ直ぐ登ればなんとかなる。ただし、かなりの藪。
最後のロープは足場が切ってある。
2013年08月25日 15:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 15:20
最後のロープは足場が切ってある。
また一段高くなった。
2013年08月25日 10:36撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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また一段高くなった。
こちら振子沢右岸の五色岳側。このドーム状にみえる岩、ロバの耳に対して、ネコの耳岩って言ってませんでした?
2013年08月25日 10:36撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:36
こちら振子沢右岸の五色岳側。このドーム状にみえる岩、ロバの耳に対して、ネコの耳岩って言ってませんでした?
ロバの耳。
2013年08月25日 10:40撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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ロバの耳。
五色岳東面。
2013年08月25日 10:41撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:41
五色岳東面。
振り返りの下界。
2013年08月25日 10:41撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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振り返りの下界。
南蔵王も快晴だ。
2013年08月25日 10:42撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:42
南蔵王も快晴だ。
さあ、ロバの耳は目前。左斜面から登る。
2013年08月25日 10:42撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:42
さあ、ロバの耳は目前。左斜面から登る。
五色岳と振子沢源頭。
2013年08月25日 10:49撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:49
五色岳と振子沢源頭。
わあ、コマクサまだ咲いてました!
2013年08月25日 10:50撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:50
わあ、コマクサまだ咲いてました!
ロバの耳岩先端と思われます。
風が強くてこれ以上近寄れませんでした。
2013年08月25日 10:54撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:54
ロバの耳岩先端と思われます。
風が強くてこれ以上近寄れませんでした。
振り返ると熊野岳方向。
2013年08月25日 10:55撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:55
振り返ると熊野岳方向。
馬の背、刈田岳が見えてきた。
2013年08月25日 10:55撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 10:55
馬の背、刈田岳が見えてきた。
ロバの耳から若干下りて、正面を登り切れば熊野岳頂上部。
2013年08月25日 10:56撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:56
ロバの耳から若干下りて、正面を登り切れば熊野岳頂上部。
これから下山するグループとロバの耳。クライミングの装備で万全だ。
2013年08月25日 10:59撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:59
これから下山するグループとロバの耳。クライミングの装備で万全だ。
さあ、最後の登り。
2013年08月25日 10:59撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 10:59
さあ、最後の登り。
登り切れば左に見事な御釜。
さざ波立って輝いている。
2013年08月25日 11:14撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 11:14
登り切れば左に見事な御釜。
さざ波立って輝いている。
縦走分岐到着。山頂方向には大集団。
2013年08月25日 11:20撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:20
縦走分岐到着。山頂方向には大集団。
北蔵王の雁戸山が綺麗に見えてます。
2013年08月25日 11:21撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 11:21
北蔵王の雁戸山が綺麗に見えてます。
熊野岳到着。
2013年08月25日 11:27撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:27
熊野岳到着。
風が強かった〜
2013年08月25日 11:27撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:27
風が強かった〜
山形蔵王は穏やかな景色。
2013年08月25日 11:28撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:28
山形蔵王は穏やかな景色。
馬の背からロバの耳尾根を振り返る。
2013年08月25日 11:44撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 11:44
馬の背からロバの耳尾根を振り返る。
尾根アップ!
尾根右端のやや白っぽいところがロバの耳と思われます。
2013年08月25日 11:44撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:44
尾根アップ!
尾根右端のやや白っぽいところがロバの耳と思われます。
刈田岳が近づく。
2013年08月25日 11:47撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:47
刈田岳が近づく。
画面中央、よ〜く見て下さい。
五色岳に登ろうとする集団です!!
行ってみたい。
2013年08月25日 11:55撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:55
画面中央、よ〜く見て下さい。
五色岳に登ろうとする集団です!!
行ってみたい。
刈田岳から御釜の見納め。
たくさんの人が詰めかけてました。
2013年08月25日 11:55撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:55
刈田岳から御釜の見納め。
たくさんの人が詰めかけてました。
穏やかな南蔵王。
2013年08月25日 11:56撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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8/25 11:56
穏やかな南蔵王。
刈田岳避難小屋は、元祖避難小屋って雰囲気です。
2013年08月25日 11:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:58
刈田岳避難小屋は、元祖避難小屋って雰囲気です。
2013年08月25日 11:58撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 11:58
遠く熊野岳を振り返る。
2013年08月25日 12:07撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 12:07
遠く熊野岳を振り返る。
赤い屋根は清渓小屋? 井戸沢小屋?
2013年08月25日 12:08撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 12:08
赤い屋根は清渓小屋? 井戸沢小屋?
馬の背と、五色岳南面。
2013年08月25日 12:11撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 12:11
馬の背と、五色岳南面。
大黒天駐車場が見えてきた。
2013年08月25日 12:15撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 12:15
大黒天駐車場が見えてきた。
大黒天到着。
ここからデポしておいた自転車で、賽の磧駐車場までの約3kmを快適に下りました。
2013年08月25日 12:21撮影 by  EX-H20G , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
8/25 12:21
大黒天到着。
ここからデポしておいた自転車で、賽の磧駐車場までの約3kmを快適に下りました。

感想

 思い返せば高一の春の連休、山岳部の新歓山行で連れて行かれたのが丸山沢だった。当時は左エ門小屋にテントを張り雪上基礎訓練を行ったのだが、ちょうど、かもしか温泉が雪崩にやられたあとだった。木材や布団があたりに散乱していたのを今でも憶えている。それ以来の丸山沢入山だ。
 このコースは落石危険のため通行禁止とされている。ネットの記録を拝見すると、落石には十分注意とか、整備不十分とか、怖じ気づきそうな文言が並ぶものの、意外に歩く人は多いようだ。いつか歩きたいとは思っていたものの、安全に終わらせるには、天気がよく視界が最後まできかねばならないとか、雨の後は滑るからダメとか、臆病な小生は勝手に条件を付けていたのだが、好天続くこの夏、遂に決行の日がきた。準備としてtorasan819さん、mikiosamさんの記録を熟読。コースイメージを頭にたたき込んだ。計画としては大黒天に折りたたみ自転車をデポし、帰りは賽の磧までそれで下るという省エネ省時間作戦だ。もちろんiPhoneのGPSアプリ(Field Access)と、torasan819さんのブログから頂いたGPSルート地図も忘れてはならない。
 大黒天駐車場に自転車をくくりつけた後、賽の磧駐車場へ。天気、体調ともに良好のコンディションで、先ずは舗装された遊歩道を歩く。かもしか温泉への荷物搬送用ワイヤ―まで来るとひよどり越えと呼ばれる急坂を下り濁川へ下りる。橋からは不帰の滝が見事である。もう少し近くまで行って眺めたいところだ。橋を渡ると尾根をトラバースして丸山沢へ。これがなかなかの藪道だ。丸山沢の橋を渡れば追分に上がる道との分岐に達し、左へ曲がるとそこにはかもしか温泉の土台跡があった。昔は結構広い温泉跡地だったように記憶しているが、今となっては草木に覆われていた。
 もう一度沢を渉り、硫黄の臭いが漂っている新噴気口へ近づく。上部には湯だまりがあり、秘湯マニアには知られているようだ。前方の岩壁の左方へ向かうように踏み跡があり、登り詰めるとロープが3カ所?ほど連続する。慎重に登り、最初の岩壁の上部に到達、道標が迎えてくれた。地図では1401m地点と思われる。安堵感で小休止。
 少し進むとまた藪に入り大きな岩にぶつかる。さて、その先がわからず藪に2-3度突入し、やっとみつけた微かな踏み跡を追っていくとまた岩壁にぶつかった。その岩壁には、東北大学山岳部の穂高遭難者を悼む碑が刻まれていた。右へトラバースすると最後のロープだ。足場が切ってあり登りやすい。この先にもう激しい藪はなく、岩礫帯を歩く。左は五色岳と振子沢源頭、前には尖ったロバの耳だ。まだ咲いててくれたコマクサを見ながらロバの耳にはあっさり到着。耳の先端から写真を撮りたかったが、猛烈な風に身の危険を感じ、可能な限り匍匐前進して写真撮影した。
 少し鞍部へと下り、最後の岩道を登って熊野岳頂上部に到着した。このロバの耳尾根で会った方は山形から来たというベテラン男性2組と、7人ほどのグループ(60才前後とお見受けした)、登攀の装備をした下山する3人グループであった。やはり結構知られたコースなのだ。賑やかな熊野岳は早々に経ち、小走りに馬の背から大黒天へと下山した。大黒天からは待っててくれた自転車に乗るが、風を感じながらの下りは予想以上に快適で、クセになりそうだ(次は笹谷峠に置いて仙人沢からの仙台・山形神室に使いたい)。帰りは遠刈田温泉の神ノ湯(300円)で激アツの湯に浸かってから帰宅した。

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