初冠雪の岩手山(焼走りコース。猛烈な風に身の危険を感じる)
- GPS
- 05:12
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,508m
- 下り
- 1,485m
コースタイム
天候 | 晴れだが、猛烈な風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
平笠不動避難小屋から上の道は西風をまともに受ける。お鉢に風を遮るものなし。 |
写真
感想
この三連休で山に行けるのはこの日だけ。飯豊か朝日連峰に行きたかったが、天気予報によると午前中の山形は雨の確立が高いと。従って宮城県境も期待薄。そこで晴れの確率の高い岩手山に行くことにした。鬼ヶ城コースに2年前行ったことがあるので、今回は焼走りコースだ。
仙台の前夜はかなりの強風、案の定、山も荒天で岩手山は初冠雪だった。下界は依然風が強く、果たしてどこまで行けるか心配だが、駐車場には結構クルマが駐まっていた。
1500m付近から雪が見られ始め、平笠不動避難小屋からの岩手山西北面は雪化粧。それにしても風が強い。昼には弱まるんじゃないかという甘い考えは通じなかった。休憩する人で避難小屋は一杯なので、小屋の外で岩手山を眺めながらおにぎりを食べる。隣で休んでいる人は、山頂直前であまりの風の強さに引き返してきたとのこと。山頂では凄いスピードで雲が流れているが、行けるとこまで行くことにして山頂へ向かった。
登るにつれ強くなる風は身体を押し上げてくれるほど。すれ違う人に、山頂の風はこんなもんじゃないよと忠告を受けた。お鉢の稜線に着いた。風を遮るものやつかまるものが全くない噴火口の稜線のお鉢、ここはまさしく吹き曝しで、体験したことのない猛烈な風だ。耐風姿勢でしばし風を凌ぐが、弱まる気配はまったくなく、強弱なしに吹き続ける。ところがである。立っているのもままならない状況ではないのに、山頂へ向かう人は結構いる(ストックなしでよく歩けるなあ)。吹き飛ばされる恐怖に、戻ろうかという気持ちが沸くが、何度か耐風姿勢をとったり座り込んだりして気力を戻し、なんとか山頂に到達した。必死の思いで写真を撮る。帰路もお鉢の稜線は吹き飛ばされそうで(登るより下りる方がずっと怖い)、途中からお鉢を外れて西斜面を下った。後で時間をみるとたったの10数分程度のお鉢歩きだったが、生きた心地はしなかった。持ち物も飛ばされなくてよかった。この日、岩手山山頂に立った人達、無事で何よりでした。
避難小屋まで下りれば、もう安心。小屋から駐車場までは小走りで戻った。駐車場から見る山頂は雲に隠れていた。
未体験の強風に遭遇したのはいい経験だったが、それにしても怖かった。あんなに早い雲の動きの山には近づくなということですな。勉強になりました。
solo-soloさん
強風注意報が出ている中で、初冠雪の頂上へ到着おめでとう御座います!。
凄いパワーに脱帽です。
初雪と強風のお鉢は想像を絶する状況と察します。
画像では風の強さは表せませんからね 。
同じ日に馬返しから 8合目迄で終了でした。快晴の翌日に頂上へ登らせて頂きました。
goodluckさん、はじめまして。
脚に疲れがなければ、もう少し踏ん張りが効いて歩きやすかったのでしょうが、もう痙りそうな状況であの稜線に出たのは無謀だったかもしれません。
でも、平笠不動側ではかなりの人が頂上に立ったようです。若い人が多かったかな。不動平側からも少ないものの頂上へ向かう人がいて、小生が座り込んで風を凌いでいる脇を山頂へと向かってました。unbelievable!です。
帽子を飛ばされた人がいました。ものを無くさなくてホッとしてます。
翌日の風は如何だったでしょうか。
翌日のアタックで大正解!! 快晴で何よりでしたね!!
羨ましいです
この日の秋田駒ヶ岳でも強風が吹き荒れていましたが…
それとは比べ物にならないほどの状況だったとお察し致します。ご無事で何よりです
文章を拝見しますと手に汗握る のですが、
写真ですと風も無く無音の世界が広がってるかのようにも伺えます。
風を写真で表現するのは難しいですよね。
翌日は風も雲もなく、好天に恵まれたようです
ckckcさん、こんばんは。
山での雷もとんでもなく怖いですけど、強風がこれほど怖いものとは思ってませんでした。岩や木にしがみつければいいのでしょうが、あそこは岩すら無いですもんね。
稜線で皆が風に耐えている姿、iPhoneでムービーに撮れば良かったです。。。って、そんなこと考える余裕もなかったです
無理は禁物ですな
あんな天気の日は、早々に切り上げて温泉に入ることにしますよ
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