武尊山(武尊神社より）

2013年11月16日(土) [日帰り]

• GPS: 10:09
• 距離: 11.3km
• 登り: 1,201m
• 下り: 1,177m

コースタイム

6:05武尊神社-6:40武尊山/剣ヶ峰山分岐-8:00手小屋沢避難小屋分岐-10:40武尊山山頂11:50-13:00剣ヶ峰山分岐-13:15剣ヶ峰山山頂13:30-15:40武尊山/剣ヶ峰山分岐-16:10武尊神社

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

裏見ノ滝駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

歩き始めの気温は0℃ほど。
武尊山/剣ヶ峰山分岐から先は積雪で夏道は完全に消えていました。動物以外のトレースは無し。部分的に吹き溜まりのようになりつつ、積雪量は10cm〜30cm程度。
尾根に出てからは鹿と共に子熊と思しき足跡がルート上についていました。
鎖場、ハシゴなどは完全に雪に埋まった状況。岩場のホールドも雪で分からず、さりとて蹴り込んで登れる程の積雪量でも無い状況。鎖場付近から武尊山頂上直下のハイマツ帯付近までは積雪量が20cm〜40cmといったところ。
ハイマツ帯では当日一番乗りということもあってか、雪で押しつぶされたハイマツが膝から胸くらいの高さでルートを塞ぎ、雪を落として枝を持ち上げながら進む必要がありました。
武尊山頂上から下って剣ヶ峰山に登り返す地点で、積雪が1m程度で膝を使ったラッセルが必要な場所がありました。
剣ヶ峰山から武尊山/剣ヶ峰山分岐までは、積雪量は10cm〜30cmの積雪量でトレースもついており、ルートの確認をする必要も無く快適に下れました。
そうそう、最寄りの宝川温泉宝川山荘の日帰り受付は17:00までですのでご注意を。

写真

11/16 6:39

武尊山/剣ヶ峰山の分岐　ここから完全に雪道です。

11/16 7:45

尾根に上がると巻機山もくっきり

11/16 7:59

避難小屋分岐　スルーします

11/16 22:06

エビのしっぽがゴジラの背びれのようです

11/16 10:15

この先のハイマツ&シャクナゲ帯が雪で倒れた枝がルートを完全にふさいでおり、楽しみつつも手間取りました。踏んで行くのがはばかられたので、一枝ずつ持ち上げて進みました。

11/16 10:17

剣ヶ峰山の山容は格好いいですね

11/16 10:50

山頂は風も無く360度の大絶景でした
時折雪が落ちる音しかしない静寂の中で1時間以上まったりとしていました

11/16 11:22

至仏山や平ヶ岳もくっきり

11/16 11:22

谷川連峰もくっきり

11/16 12:11

剣ヶ峰への登り返しが北側斜面で吹き溜まりになっているのか一番積雪量が多かったです。鹿の足跡多数。私の体重では膝上まで埋まってしまいました

11/16 12:41

楽しい登下降が続きます

11/16 22:06

今シーズン初ラッセルは楽しかったです

11/16 12:52

剣ヶ峰山頂に人が見えました　当日初めて見た人間

11/16 13:03

分岐から剣ヶ峰山頂は先行者(お一人)のトレースがついていました

11/16 22:07

剣ヶ峰山山頂も絶景ですが、武尊山とその稜線に尾瀬方面が遮られているので、やはり眺望は武尊山の方が素晴らしい　こちらは頂上も狭いですし

11/16 22:07

武尊山を振り返る

11/16 15:41

時折シリセードなども楽しみながら武尊山/剣ヶ峰山の分岐まで戻ってきました　だいぶ雪が融け、複数の方のトレースが付いていました

撮影機器：

PENTAX Optio W30 PENTAX Corporation

感想

山遊子（さんゆうし）

こちらで一週間前の山行記録を拝見していたので、多少雪があることは承知していたものの、ここまで積雪があるとは予想外で楽しめました。
初めての山で夏道が消えていた為に度々ルートを確認したり、鎖場や梯子が雪で埋まっていたり、雪をたっぷり背負ったハイマツにルートを塞がれたり、今シーズン初ラッセルをしたりで予定していたより大幅に所要時間がかかりましたが、そのぶん余計に面白みが増しました。
また武尊山山頂では、尾瀬の山々から巻機山から谷川連峰、赤城山に皇海、日光白根と、これ程までの大観望も予想外で、贅沢な時間を一人占めできました。
尾根に上がってから武尊山、剣ヶ峰手前までルート上に子熊と思しき足跡があった為、終始熊鈴を鳴らしながら歩いたのだけが余計でしょうか。
心に残る素晴らしい山行となりました。