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Yamareco

記録ID: 4559754
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白峰三山

2022年08月06日(土) ~ 2022年08月07日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
16:34
距離
25.8km
登り
2,601m
下り
3,290m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:43
休憩
1:18
合計
7:01
6:36
6:36
17
6:53
6:54
27
7:21
7:28
19
7:47
7:53
38
8:31
8:42
89
10:11
10:16
7
10:23
10:31
35
11:06
11:36
15
11:51
11:51
26
12:17
12:27
19
12:46
12:46
20
13:06
13:07
24
13:30
2日目
山行
8:43
休憩
1:04
合計
9:47
13:30
29
6:53
6:57
46
7:43
7:58
51
8:49
8:49
53
9:43
9:43
29
10:12
10:42
25
11:07
11:13
124
13:17
13:27
96
15:03
15:03
11
15:14
15:14
26
15:40
15:40
18
15:58
15:58
9
16:08
16:08
5
16:13
16:13
1
16:15
ゴール地点
天候 初日曇り、二日目晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奈良田第一駐車場。ガラガラ。
5時30分発のバスは3台。2台目も埋まらない程度。第二駐車場に停めればよかった。
コース状況/
危険箇所等
大門沢はぬかるみあり。一部登山道が小川に。
その他周辺情報 町営奈良田の里温泉(女帝の湯)550円。駐車場から徒歩5分(登り)がきつい。
5時頃にはバス3台到着
2022年08月06日 05:13撮影
8/6 5:13
5時頃にはバス3台到着
トイレを借りた
2022年08月06日 06:23撮影
8/6 6:23
トイレを借りた
インフォメーションセンターに登山届を提出し出発。外人さんの集団が出発する直前に登山道へ。
2022年08月06日 06:36撮影
8/6 6:36
インフォメーションセンターに登山届を提出し出発。外人さんの集団が出発する直前に登山道へ。
気温はさほど高くなく登山にはいいコンディション
2022年08月06日 06:49撮影
1
8/6 6:49
気温はさほど高くなく登山にはいいコンディション
大樺沢ルート分岐
2022年08月06日 06:54撮影
8/6 6:54
大樺沢ルート分岐
こんな感じ
2022年08月06日 07:02撮影
8/6 7:02
こんな感じ
白根御池小屋で小休止。スタートからほぼノンストップで2時間。驚いたことに外人さんの集団も直後に到着。
2022年08月06日 08:31撮影
8/6 8:31
白根御池小屋で小休止。スタートからほぼノンストップで2時間。驚いたことに外人さんの集団も直後に到着。
白根御池。小屋の周辺は緑が多くいい感じ。
2022年08月06日 08:42撮影
8/6 8:42
白根御池。小屋の周辺は緑が多くいい感じ。
二俣との分岐
2022年08月06日 08:43撮影
8/6 8:43
二俣との分岐
かなり丈の高い草の間を進む。
2022年08月06日 08:45撮影
8/6 8:45
かなり丈の高い草の間を進む。
草すべり。急登だが登りやすい。淡々と登る。
2022年08月06日 08:52撮影
8/6 8:52
草すべり。急登だが登りやすい。淡々と登る。
きれいな花がたくさん
2022年08月06日 08:57撮影
8/6 8:57
きれいな花がたくさん
2022年08月06日 08:58撮影
8/6 8:58
2022年08月06日 09:15撮影
8/6 9:15
右俣コースへの分岐。ここで少し休憩。
2022年08月06日 10:11撮影
8/6 10:11
右俣コースへの分岐。ここで少し休憩。
岩や砂利の登山道
2022年08月06日 10:11撮影
8/6 10:11
岩や砂利の登山道
開けたところに出ると雲の中
2022年08月06日 10:22撮影
8/6 10:22
開けたところに出ると雲の中
曇りの日を狙って来て正解。真夏の炎天下で登るのと比べ身体への負担が格段に少ない。
2022年08月06日 10:27撮影
8/6 10:27
曇りの日を狙って来て正解。真夏の炎天下で登るのと比べ身体への負担が格段に少ない。
高山らしい雰囲気
2022年08月06日 10:31撮影
8/6 10:31
高山らしい雰囲気
下の方も雲
2022年08月06日 10:34撮影
8/6 10:34
下の方も雲
少し険しくなってきた
2022年08月06日 10:34撮影
8/6 10:34
少し険しくなってきた
だいぶん疲れて来た。肩の小屋はまだか?
2022年08月06日 10:43撮影
8/6 10:43
だいぶん疲れて来た。肩の小屋はまだか?
肩の小屋が見えてきた
2022年08月06日 11:00撮影
8/6 11:00
肩の小屋が見えてきた
広河原から5時間。結構時間がかかった。水1ℓ(200円)を購入した。
2022年08月06日 11:32撮影
8/6 11:32
広河原から5時間。結構時間がかかった。水1ℓ(200円)を購入した。
白がゆと塩昆布で生き返った。なんと外人さんの集団が到着した。100kgくらいありそうな人たちなのに意外にタフで驚いた。
2022年08月06日 11:28撮影
1
8/6 11:28
白がゆと塩昆布で生き返った。なんと外人さんの集団が到着した。100kgくらいありそうな人たちなのに意外にタフで驚いた。
北岳山頂を目指す。
2022年08月06日 11:49撮影
8/6 11:49
北岳山頂を目指す。
なかなか楽しい岩歩き
2022年08月06日 11:56撮影
8/6 11:56
なかなか楽しい岩歩き
山頂?
2022年08月06日 12:08撮影
8/6 12:08
山頂?
山頂だった。大勢いる。
2022年08月06日 12:09撮影
8/6 12:09
山頂だった。大勢いる。
北岳は数年前から狙っていた。ついに登頂。しかし雲の中でイマイチ感動がない。
2022年08月06日 12:18撮影
8/6 12:18
北岳は数年前から狙っていた。ついに登頂。しかし雲の中でイマイチ感動がない。
しばらく待ったが雲は晴れそうもなく展望は諦めた。
2022年08月06日 12:27撮影
8/6 12:27
しばらく待ったが雲は晴れそうもなく展望は諦めた。
北岳山荘へ向かう。
2022年08月06日 12:43撮影
8/6 12:43
北岳山荘へ向かう。
山荘まですぐかと思ったらかなり遠い。だいぶんへばって来た。
2022年08月06日 12:44撮影
8/6 12:44
山荘まですぐかと思ったらかなり遠い。だいぶんへばって来た。
吊尾根分岐
2022年08月06日 12:45撮影
8/6 12:45
吊尾根分岐
きれいな花
2022年08月06日 12:48撮影
8/6 12:48
きれいな花
2022年08月06日 12:49撮影
8/6 12:49
右側の登山道を進む。
2022年08月06日 12:52撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
8/6 12:52
右側の登山道を進む。
雲の中
2022年08月06日 13:06撮影
8/6 13:06
雲の中
雲の中。涼しい。
2022年08月06日 13:15撮影
8/6 13:15
雲の中。涼しい。
一番上の石を積んでみた。
2022年08月06日 13:21撮影
8/6 13:21
一番上の石を積んでみた。
とうとう北岳山荘が見えた。
2022年08月06日 13:28撮影
8/6 13:28
とうとう北岳山荘が見えた。
広河原から7時間。クタクタ。脚の疲労も激しい。
2022年08月06日 13:30撮影
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8/6 13:30
広河原から7時間。クタクタ。脚の疲労も激しい。
傾斜地が多くテントの向きや張り方を試行錯誤。頭高足低に寝れるようにした。風が強くなることを想定して張り綱も。夜中の2時頃から風が強くなったが大したことはなかった。
2022年08月06日 14:09撮影
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8/6 14:09
傾斜地が多くテントの向きや張り方を試行錯誤。頭高足低に寝れるようにした。風が強くなることを想定して張り綱も。夜中の2時頃から風が強くなったが大したことはなかった。
山荘は改装中。
2022年08月06日 15:09撮影
8/6 15:09
山荘は改装中。
フリーズドライのじゃがいもと野菜をお湯で溶かして塩味濃いめのマッシュポテトにした。クタクタで食欲がなかったが無理やり食べた。半流動食。
2022年08月06日 15:11撮影
8/6 15:11
フリーズドライのじゃがいもと野菜をお湯で溶かして塩味濃いめのマッシュポテトにした。クタクタで食欲がなかったが無理やり食べた。半流動食。
こんな天気予報だったが夜中に少し降った程度で済んだ。
こんな天気予報だったが夜中に少し降った程度で済んだ。
ヘトヘトで横になっていたが周りの人達の声が聞こえてテントから顔を出すと雲が晴れて富士山が見えた!
2022年08月06日 15:47撮影
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8/6 15:47
ヘトヘトで横になっていたが周りの人達の声が聞こえてテントから顔を出すと雲が晴れて富士山が見えた!
明日行く間ノ岳。
2022年08月06日 15:47撮影
8/6 15:47
明日行く間ノ岳。
こっちは鳳凰三山?
2022年08月06日 15:49撮影
8/6 15:49
こっちは鳳凰三山?
疲労で食欲がなかったが無理やり食べた。
2022年08月06日 17:37撮影
8/6 17:37
疲労で食欲がなかったが無理やり食べた。
昨日の14時からひたすら横になっていた。19時就寝、4時起床。朝ご飯は雑炊。
2022年08月07日 04:20撮影
8/7 4:20
昨日の14時からひたすら横になっていた。19時就寝、4時起床。朝ご飯は雑炊。
夜露。外側もびっしょりしみ込んでいた。5時半出発の予定だったがテントを乾かすのに予定外の時間がかかってしまった。
2022年08月07日 04:20撮影
8/7 4:20
夜露。外側もびっしょりしみ込んでいた。5時半出発の予定だったがテントを乾かすのに予定外の時間がかかってしまった。
朝焼けの空と富士山。
2022年08月07日 04:43撮影
8/7 4:43
朝焼けの空と富士山。
美しい!
2022年08月07日 05:18撮影
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8/7 5:18
美しい!
雲海。
2022年08月07日 05:20撮影
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8/7 5:20
雲海。
予定の1時間遅れで縦走に出発。今日は期待以上のいい天気。半袖だと風がやや寒い。
2022年08月07日 06:24撮影
8/7 6:24
予定の1時間遅れで縦走に出発。今日は期待以上のいい天気。半袖だと風がやや寒い。
昨日は雲の中だった北岳が見えた。
2022年08月07日 06:46撮影
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8/7 6:46
昨日は雲の中だった北岳が見えた。
中白根岳が見えてきた。稜線は素晴らしい景色だなぁ。脚の疲労も回復して好調。
2022年08月07日 06:48撮影
8/7 6:48
中白根岳が見えてきた。稜線は素晴らしい景色だなぁ。脚の疲労も回復して好調。
中白根岳。
2022年08月07日 06:51撮影
8/7 6:51
中白根岳。
間ノ岳に向かう。
2022年08月07日 06:56撮影
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8/7 6:56
間ノ岳に向かう。
日当たりのいい斜面にきれいな花が咲いていた。
2022年08月07日 07:04撮影
8/7 7:04
日当たりのいい斜面にきれいな花が咲いていた。
間ノ岳山頂に向かう道。
2022年08月07日 07:22撮影
8/7 7:22
間ノ岳山頂に向かう道。
北岳を振り返る。今日は山頂からの眺めも素晴らしいことでしょう。
2022年08月07日 07:31撮影
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8/7 7:31
北岳を振り返る。今日は山頂からの眺めも素晴らしいことでしょう。
自分の影。
2022年08月07日 07:37撮影
8/7 7:37
自分の影。
間ノ岳登頂。
2022年08月07日 07:43撮影
8/7 7:43
間ノ岳登頂。
間ノ岳から見た富士山。噴火してるみたい。
2022年08月07日 07:53撮影
8/7 7:53
間ノ岳から見た富士山。噴火してるみたい。
周りの山々から雲がモクモク出ていた。
2022年08月07日 07:59撮影
8/7 7:59
周りの山々から雲がモクモク出ていた。
正面に西農鳥岳。
2022年08月07日 08:02撮影
8/7 8:02
正面に西農鳥岳。
山の案内?小屋の案内?
2022年08月07日 08:06撮影
8/7 8:06
山の案内?小屋の案内?
間ノ岳を振り返る。素晴らしい青空。
2022年08月07日 08:26撮影
8/7 8:26
間ノ岳を振り返る。素晴らしい青空。
後二つ山頂を越えれば目標達成。まだまだ体力は十分残っている。
2022年08月07日 08:41撮影
8/7 8:41
後二つ山頂を越えれば目標達成。まだまだ体力は十分残っている。
ドラム缶の上に寝そべってたのであいさつ。
2022年08月07日 08:48撮影
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8/7 8:48
ドラム缶の上に寝そべってたのであいさつ。
農鳥小屋から川が見えた。
2022年08月07日 08:49撮影
8/7 8:49
農鳥小屋から川が見えた。
何度見てもいい山だなぁ。早く登りたい。
2022年08月07日 08:50撮影
8/7 8:50
何度見てもいい山だなぁ。早く登りたい。
西農鳥岳の中腹から間ノ岳を振り返る。
2022年08月07日 08:58撮影
8/7 8:58
西農鳥岳の中腹から間ノ岳を振り返る。
山肌に雲の影がいくつもあった。
2022年08月07日 09:26撮影
8/7 9:26
山肌に雲の影がいくつもあった。
西農鳥岳の山頂が見えて来た。西農鳥岳の登りはきついと聞いていたがマイペースで登れば問題なし。
2022年08月07日 09:30撮影
8/7 9:30
西農鳥岳の山頂が見えて来た。西農鳥岳の登りはきついと聞いていたがマイペースで登れば問題なし。
西農鳥岳登頂。
2022年08月07日 09:33撮影
8/7 9:33
西農鳥岳登頂。
最後の農鳥岳へ。
2022年08月07日 09:39撮影
8/7 9:39
最後の農鳥岳へ。
少し険しい岩場も。
2022年08月07日 09:47撮影
8/7 9:47
少し険しい岩場も。
農鳥岳登頂。
2022年08月07日 10:13撮影
8/7 10:13
農鳥岳登頂。
きつねうどんは疲れた身体でも食べやすくて良い。ハイドレーションの口ゴムを紛失してしまっていることに気がついた。
2022年08月07日 10:30撮影
8/7 10:30
きつねうどんは疲れた身体でも食べやすくて良い。ハイドレーションの口ゴムを紛失してしまっていることに気がついた。
農鳥岳からの下山。稜線歩きは風もあって涼しかったが、この辺りは日差しが強くかなり暑い。
2022年08月07日 10:48撮影
8/7 10:48
農鳥岳からの下山。稜線歩きは風もあって涼しかったが、この辺りは日差しが強くかなり暑い。
大門沢下降点。なんと水切れ。ハイドレーションから全てこぼれてしまっていた。
2022年08月07日 11:13撮影
8/7 11:13
大門沢下降点。なんと水切れ。ハイドレーションから全てこぼれてしまっていた。
降り始めは日差しが強くて汗だくになったが樹林帯に入ると暑さは問題なし。しかし喉カラカラ。
2022年08月07日 11:34撮影
8/7 11:34
降り始めは日差しが強くて汗だくになったが樹林帯に入ると暑さは問題なし。しかし喉カラカラ。
川を渡るときに少し飲んで一息ついた。
2022年08月07日 12:52撮影
8/7 12:52
川を渡るときに少し飲んで一息ついた。
大門沢小屋到着。小屋到着と同時に雨が降り始めた。下降点から2時間。かなり脚に来ている。水を補給して出発。
2022年08月07日 13:11撮影
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8/7 13:11
大門沢小屋到着。小屋到着と同時に雨が降り始めた。下降点から2時間。かなり脚に来ている。水を補給して出発。
この橋は結構怖かった。
2022年08月07日 13:29撮影
8/7 13:29
この橋は結構怖かった。
もっと怖かった。
2022年08月07日 13:39撮影
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もっと怖かった。
橋のない河を渡ることもあった。岩が濡れていて難儀した。
2022年08月07日 14:56撮影
8/7 14:56
橋のない河を渡ることもあった。岩が濡れていて難儀した。
延々と続いた山道にうんざりしていたところに橋が登場。やっと下山か。
2022年08月07日 15:00撮影
8/7 15:00
延々と続いた山道にうんざりしていたところに橋が登場。やっと下山か。
ここらは暑い。
2022年08月07日 15:06撮影
8/7 15:06
ここらは暑い。
登山口まで降りて来た。ところがここから駐車場まで1時間かかった。これがまたつらかった。
2022年08月07日 15:16撮影
8/7 15:16
登山口まで降りて来た。ところがここから駐車場まで1時間かかった。これがまたつらかった。

感想

先週、先々週と真夏の登山でヘロヘロ、もう夏山は登るもんかと思っていたが、週末の北岳は曇り一時雨の予報。週半ばは段々雨予報に近づいていたのが金曜になってやや好転の兆し。よし、白峰三山だ!
金曜23時半に奈良田第一駐車場に到着。ガラガラ。車中泊で4時45分起床。おにぎり2個を流し込む。
5時頃にはバス3台到着。1台目のバスに乗車。今日は登山客が少ないようで全体で5割くらいの乗車率か。

広河原山荘でトイレを済まし、いざ、出発。ゲートをくぐったところで登山届を出していないことに気づきインフォメーションセンターへ。太った外人の集団がいたので急いで先行する。
今日の装備は2日分の食料と水1ℓ込みで8.83kg。初めての夏山テント泊なので防寒対策を万全に備えたが過剰装備だったので、あと500gは軽量化できる。
白根御池小屋を目指すが遠くてなかなかつかず。曇りだったので汗もそこまでかかない。暑さの苦痛やバテはないが、谷川岳の疲労が残っているのか体力の消耗が早い。また、北岳登山の前半はさして楽しい行程でもなく長くて飽きてくる。

白根御池小屋は緑が多く素敵な環境。池もきれい。補給食を食べながら10分ほど休憩。ここで水を補給する計画だったがここまでほとんど飲んでいないのでそのまま先に進む。
明日の行程を考え草すべりは脚に負担がかからないよう登る。緑や花がきれいで楽しい。さして疲れず二俣との合流点到着、5分ほど腰を下ろし筋肉の疲労をとる。

今年はどうも調子が出ない。途中で数人に抜かれて置いて行かれた。

草すべりを抜けると雲の中。狙い通り涼しい山行。それでもだいぶん疲労してきた。なかなか肩の小屋が見えない。淡々と登って行くと雲の中に肩の小屋が現れた。
肩の小屋で水1ℓを購入した。疲労回復のため白がゆに塩昆布を大量投入して補給。これで北岳まで十分なエネルギーを確保。

北岳は雲の中。展望ゼロ。そのまま北岳山荘に向かう。しかし北岳山頂から北岳山荘までが想像以上に遠い。1時間もかかった。ヘロヘロになって到着。テン場の受付を済ませ景色の良い場所に設営。

なんだかやたら疲れた。このままでは明日の縦走を走破する自信がない。疲労回復に努めることとし、15時から翌朝4時まで寝て過ごす。食欲はないが無理やり食べる。到着時の補給食は塩多めのマッシュポテト。これは持ち運びが軽い割にはボリュームがあり疲労時にも食べやすい。生き返った。
疲労のせいか高山病なのか頭痛が取れないのでロキソニンを1粒飲んだ。19時過ぎには熟睡。夜中の2時頃、風の音で目が覚めた。夜露も酷い。どちらも織り込み済みなので問題ない。防寒対策も不要だった。

翌朝にはスッキリ。脚の疲労も取れた。いっぱい食べていっぱい寝るに限る。朝ご飯は大量の雑炊。ご飯と雑炊の素のバランスが悪くてまずい。無理やり食べた。

昨日と打って変わっていい天気。朝焼けもきれい。朝焼けと雲海に浮かぶ富士山は素晴らしい。昨日は雲に隠れていた北岳や間ノ岳もバッチリ。テント泊の楽しみはこの朝焼けの絶景。朝焼けの中に浮かぶmyテントを見るのが一番の楽しみ。写真を撮りまくった。

テントは中も外もビショビショ。クロスオーバードームはあっという間に乾くのだが、今朝はなかなか乾かない。防水が切れた?荷物を重くしたくないのでしばらく待つ。

テントを乾かしていたら予定から1時間遅れ。6時半出発。青空が広がりご機嫌。6時半になると半袖短パンでちょうどいい。朝のうちは稜線の風がやや肌寒いがすぐに日差しがポカポカになる。

まずは中白根山を越え間ノ岳。素晴らしい景色で写真を撮るために何度も立ち止まる。景色のいい緩やかな登り坂は散歩道。北岳山荘から程よい距離があり最高の稜線歩きとなった。間ノ岳までピストンの人と数名すれ違った。間ノ岳では熊野平から縦走中の二人組。熊野平方面に連なる稜線がまた素晴らしい。二人組は北沢峠から入りアサヨ岳に抜けるという。自分には真似のできない行程。しばし絶景を楽しんでから出発。

ここまで稜線は涼しく汗もかかない。ハイドレーションに2ℓ、ウォーターボトルに調理用の水は多すぎた。ハイドレーションの水を少し捨てた。

間ノ岳からは長い下り坂。雲海に浮かぶ富士山。手前の山々からは雲が沸き立っていた。素晴らしい景色を見ながらゆっくりと降る。ここで今朝初めての縦走者とすれ違う。間ノ岳から下山までにすれ違ったのは4人のみだった。正面に西農鳥岳と農鳥小屋が見える。ここは日本なのかと思うほどの実に素晴らしい景色。広々と広がる稜線の景色の中で、緑と土色の山肌と、控えめな小屋の赤い屋根の色がマッチしていて美しい。

農鳥小屋はオヤジが定位置のドラム缶に寝そべっていた。ポカポカの陽射しの中でジャンパーを着ていたが暑くないのだろうか。一言挨拶してそのまま西農鳥岳に向かう。

西農鳥岳への登りがかなりきついと聞いていたのでゆっくりゆっくり登る。振り返れば間ノ岳と濃鳥小屋の絶景。こちらから見るとなんだか猛々しい光景。何度も振り返り写真を撮る。そこそこの急登の途中で速い二人組に抜かれる。この絶景の中、そんなに急いでどこに行く。西農鳥から見る絶景が素晴らしすぎて疲れは感じなかった。

農鳥岳への稜線はじっくり楽しむ。このまま下山するのが勿体無さ過ぎる。ゆっくり歩き堪能する。農鳥岳ではカップ麺を補給。ハイドレーションの口ゴムが取れているのに気づいた。

10時過ぎ頃から雲が出始めた。早い時間帯の稜線歩きはベストのタイミングだった。農鳥岳からの降りは気温が上昇、稜線から離れると風もなく暑い。登ってくる人はかなりきつそう。
喉がカラカラになり大門沢下降点で水を飲もうとしたらなんとハイドレーションが空になっていた。口ゴムが外れてこぼれてしまい、農鳥岳で飲み切ってしまったらしい。大門沢小屋まで2時間、辛い降りがさらに過酷なものとなった。

しかしこの下り坂はキツいし歩いていてつまらない。ぬかるみも多く滑るので神経を使う。途中川に並行して降りる。喉が渇いた。散々降ったところで待望の渡河ポイント。顔を洗い水を飲んだ。

大門沢小屋に到着と同時に雨がふりはじめた。脚はクタクタで休みたかったが長居すると脚が動かなくなりそうだったので水を補給して早々に出発。
雨は降っているが樹林帯は身体が濡れることはなく雨はすぐにやんだ。濡れた岩が滑るので手こずった。登山口に到着した時はほっとした。軽い尻餅2回、大門沢小屋から1時間45分、意外に速く降りて来たなと思ったらここから第一駐車場まで5km近くある。登山口から1時間の行程が苦行だった。しかも最後の最後、駐車場まであと少しというところで左足の裏に違和感。なんと水ぶくれができてしまった。

奈良田の温泉で汗を流す。オデコと首回りが日焼けでヒリヒリ痛くて触れない。相当焼けたかな。
車で下山中、雨。

高速が渋滞してるので鳴沢のガストで2時間休憩。ドリンクバーと日替わりスープを7〜8杯飲んだが全部身体が吸収してしまった。帰宅は22時過ぎ。
いや〜楽しかった!

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