雨覚悟の谷川岳は穏やで晩夏の花を満喫(天神尾根ピストン)
- GPS
- 05:23
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 889m
- 下り
- 886m
コースタイム
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:21
天候 | 雨の予報に関わらず、曇り。濃霧たまに霧が晴れる。風はなく静穏の穏やかな一日。岩も木道もほとんど濡れていなかった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険個所なし ・鎖やロープ場は沢山あったが、どれも足場がしっかりしていて安定していた。 ・道標完備、ルート明確。岩場もルート明確で迷うことなし(ペンキではない)。 |
その他周辺情報 | 後泊は月夜野温泉(後閑駅から徒歩30分。こっちの方が暑くて道迷いしそうな山道で辛かったりする)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
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感想
初めての谷川岳でした。このコースは初級コースといわれるものの、あの谷川岳でそんなことないだろう、と半信半疑で恐る恐るの山行でした。
今回は群馬県民割を使った温泉を目的に計画したものです。この暑さの中、山は標高の高い地点にロープウェイですぐ行ける谷川岳ぐらいしか選択肢はありませんでした。トマの耳とオキの耳(1977m)という双耳峰の谷川岳はしかし、遭難者800名を超えるという魔の山。いくらロープウェイからの天神尾根が初級向けと言われても、軽々しく行けるものではありません。
かつて紅葉時に計画したときはロープウェイ駅まで行ったものの雨風で断念し(沢山の人が並んでいたけど)、麓の清水街道を行き下から見上げる一ノ倉の壮観に圧倒されたものです。この時、旧道の岩場は歯が立たず、新道は渡渉出来ずに引き返し、以来、谷川岳は封印したのでした。
とは言え高山植物が豊富と繰り返し耳にし、気になり始め、日帰り可能なので天気の良い日を狙っていました。今年はしかし、雨続きでずるずると日が経ち、思い余って1ヶ月前に温泉宿をセット。当日を迎えたのでした。天気予報は雨が続き直前迄迷いました。他の山にするか、キャンセルするか。唯一、風はなさそうということだけを頼りに決行したのでした。
朝9時、ロープウェイ駅に人はまばらでした。これだけ天気予報が悪ければ(大雨)当然でしょう。しかし、空は明るく雨の降る気配はありません。「意外に悪い天気ではないね」「いずれ降るだろうけど」と会話を交わし、雨の降らないうちにと先を急ぎました。
山の天気は変わりやすいが、この日は98%が濃霧の曇り、1%が雨、1%が薄晴れでした。風は常にゼロ。蒸し暑いのが難だったけど登山的には思いのほか良好でした。
さて、はたしてこのコースは初級コースだったか否か。このコースは、岩場が続くのは間違いないのですが、危険箇所は全くありませんでした。全般にクサリ場が多く続くのですが、どれも高度感はなく容易なものばかり。初級コースという評価は誤りではありません。ただ東北地方の山みたいな快適な尾根歩きというわけにはいきません。急登ばかりの地味な辛さといった感じです。
何故遭難者続出の「魔の山」に初級コースがあるのか。この山の東側は切り立っていて、西側はたおやかです。このコースは西側をうまく使ったという感じがしました。
山頂からの展望を見ることが出来なっかたのは残念だったけど、充実感のあるコースでした。冬にかけては、その上に立った双耳峰の雄姿を遠くから眺めるのを楽しみにしたいです。
★写真コメントの花の名前は、正確ではないものもあると思います。また、名前の見当のついたものだけ載せましたので、もっと多くの種類の花が咲いていました。さすが、谷川岳は花の宝庫ですね。
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