ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 4675076
全員に公開
ハイキング
近畿

熊野古道:小辺路(十津川―果無峠―本宮大社)と石地力山【奈良県、和歌山県】

2022年09月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:35
距離
18.7km
登り
1,361m
下り
1,440m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:29
休憩
1:06
合計
7:35
7:55
29
スタート地点
8:24
8:26
28
8:54
8:58
66
10:04
10:17
27
10:44
11:14
4
11:18
11:19
16
11:35
11:38
16
11:54
3
11:57
72
13:09
13:15
38
13:53
12
14:05
16
14:42
14:44
32
15:16
15:18
12
15:30
ゴール地点
● コースタイム
.丱垢能縦点邁浩瑤
本宮大社前 721 =奈良交通バス= 蕨尾口 755(※迂回による遅延)

▲魯ぅング
蕨尾口 757 ― ドライブイン 804/808 ― 蕨尾口 812 ― 果無林道入口 818 ― 果無峠入口 822/823 ― 眺望地点で休憩 839/848 ― 櫟砂古分岐 852 ― 岩本様宅の押印所 853/858 ― 世界遺産の碑 900 ― 上部で再度舗装路へ 908 ― 右くまのみちの石標 909 ― 上部の登山口 911/913 ― 第二十七番観音 920 ― 天水田 930/935 ― 山口茶屋跡 943 ― 第二十三番観音 950 ―観音堂 1005/1016 ― 第十九番観音 1028 ― 第十八番観音 1037 ― 果無峠 1046/昼食/1113 ― 果無山 1118/1119 ― 石地力山 1135/1137 ― 果無山 1153 ― 果無峠 1157 ― 峠から1.2km 1218 ― 二十丁石 1229 ― 眺望点 1246/1253 ― 三十丁石 1253 ― 第十番観音 1302 ― 七色分岐 1308 ― 第六番観音 1323 ― 第四番観音 1338 ― 一旦舗装路から民家庭先 1347 ― 八木尾登山口 1353 ― 熊野萩バス停 1404 ― 道の駅 1410/休憩/1424 ― 旧国道から分岐 1433 ― 舗装路から茶屋跡への山道へ 1441 ― 三軒茶屋跡 1442/1443 ― ちょっと寄り道展望台への分岐(上) 1458 ― ちょっと寄り道展望台への分岐(下) 1502 ― 祓殿石塚遺跡 1510 ― 車道へ 1512 ― 熊野本宮大社裏口 1515 ― お詣り ― 熊野本宮大社表の鳥居 1524 ―世界遺産センター 1526

● 行動時間 7:29
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
●今回の移動
(和歌山市内=世界遺産センターP、本宮大社前=奈良交通バス=蕨尾口)
蕨尾口―果無集落―果無峠―三軒茶屋跡―本宮大社―世界遺産センター
(世界遺産センターP=和歌山市内)

●登山口へのアクセス
○本宮大社前
・五条、新宮、紀伊田辺などからのバスが発着するターミナル。世界遺産センターの前にある
・この地域のバスは、海外並みに一つの時刻表にすべての会社(コミュニティバスを除く)を記載するなど、ちょっとでも外国人を含む観光客の利便を高めようと工夫している
・マイカーの場合には、世界遺産センターの駐車スペースはわずかに30〜40台程度だが、裏手の河川敷に百台超規模の駐車場があるので、そちらを利用することができる

○十津川温泉、柳本の果無登山口
・果無登山口から本宮方面へは入口が明瞭。西中・三浦峠方面へは、同登山口の道を挟んだ向かい側にある小径へと進むと、柳本吊り橋へと通じている
・登山口最寄りのバス停は「蕨尾」。今回は、押印帳目的もあったため「蕨尾口」までバスで行き、国道168号を少々歩いて登山口に向かった
(いずれの記述も2022.9現在)
コース状況/
危険箇所等
○果無登山口まで
・車道歩き。国道168号には歩道はない。車通りは多くはないが、スピードが出ているので要注意
・国道を外れてからも、登山口までは舗装路歩き

○果無登山口〜果無集落〜上部登山口
・急な坂道。石畳が支配的
・果無集落では民家の庭先のような所も複数回抜ける。どこも直進方向が古道ルート

○果無集落上部登山口〜果無峠〜八木尾バス停
・上部登山口以降も峠までは石畳が時折見られる。ただし全体的にはふつうの山道が多い。西国三十三観音が(おそらく)ほぼ等間隔に並んでおり、進行の目安になる
・果無から峠までは、ほぼ休むことなく上り続ける道。上部のほうが厳しい。八木尾から峠までは果無側ほどに急ではないと思われる。石畳よりも土の道に木段が目立つ

○果無峠〜石地力山
・斜面方向も尾根方向もゆったりとした尾根筋。上り下りも緩やか。踏み跡も明らかだが、赤テープが誘導してくれる
・2つの山頂以外には標示はない

○八木尾バス停〜三軒茶屋跡
・舗装路歩き。バス停が多いので、それが目安になる。平岩口バス停で旧国道を離れ三軒茶屋跡へと上る。茶屋跡の直前で舗装路を離れて山道に進む。目立たない分岐なので注意したい

○三軒茶屋跡〜本宮大社
・すべて山道だが、急坂はない。幅広の歩きやすい道
・途中に「ちょっと寄り道展望台」がある。片道5分程度の寄り道だが、大斎原が見通せる。長旅の後であれば感動ものだろう
(いずれの記述も2022.9現在)
その他周辺情報 ●買う、食べる
・十津川温泉には飲食店はそれなりにあるようだ

●日帰り温泉
・十津川温泉には宿屋多数。多くの宿で日帰り入浴できるようだ
(2022.9現在)
朝一番の「最長路線バス」を待ちます
【熊野本宮大社前の世界遺産センターにあるバス停にて】
2022年09月11日 07:04撮影 by  Canon EOS 90D, Canon
9/11 7:04
朝一番の「最長路線バス」を待ちます
【熊野本宮大社前の世界遺産センターにあるバス停にて】
バスの中より。
熊野川はこの辺りでも標高100mないくらい。険しい山々は1,000mクラスのものもあります。深い渓谷をなしている中を国道は進みます
【本宮大社前〜蕨尾口のバス車内より】
2022年09月11日 07:34撮影 by  ,
9/11 7:34
バスの中より。
熊野川はこの辺りでも標高100mないくらい。険しい山々は1,000mクラスのものもあります。深い渓谷をなしている中を国道は進みます
【本宮大社前〜蕨尾口のバス車内より】
蕨尾口で「日本最長路線バス」を下車。単に登山口にいくなら「蕨尾」バス停のほうが近いです
【蕨尾口バス停にて】
2022年09月11日 07:55撮影 by  ,
9/11 7:55
蕨尾口で「日本最長路線バス」を下車。単に登山口にいくなら「蕨尾」バス停のほうが近いです
【蕨尾口バス停にて】
このお店まで押印しに来ました
【十津川村平谷にて】
2022年09月11日 08:08撮影 by  ,
1
9/11 8:08
このお店まで押印しに来ました
【十津川村平谷にて】
十津川温泉の街並みを見ます。渓谷迫る中に寄り集まっています
【十津川村平谷〜果無集落への登山口】
2022年09月11日 08:10撮影 by  ,
9/11 8:10
十津川温泉の街並みを見ます。渓谷迫る中に寄り集まっています
【十津川村平谷〜果無集落への登山口】
支流に架かる赤い橋まで来ました。橋の手前で曲がるとホテル昴にいきます。登山口へは橋を渡って曲がります
【十津川村平谷〜果無集落への登山口】
2022年09月11日 08:16撮影 by  ,
9/11 8:16
支流に架かる赤い橋まで来ました。橋の手前で曲がるとホテル昴にいきます。登山口へは橋を渡って曲がります
【十津川村平谷〜果無集落への登山口】
右折地点が見えてきました。道路標示は果無集落を案内しています
【十津川村平谷〜果無集落への登山口】
2022年09月11日 08:17撮影 by  ,
9/11 8:17
右折地点が見えてきました。道路標示は果無集落を案内しています
【十津川村平谷〜果無集落への登山口】
曲がり角にあるマップ
【十津川村平谷〜果無集落への登山口】
2022年09月11日 08:18撮影 by  ,
9/11 8:18
曲がり角にあるマップ
【十津川村平谷〜果無集落への登山口】
登山口です。前回は右手から出てきました。今日は左手へと進みます
【果無集落への登山口にて】
2022年09月11日 08:22撮影 by  ,
9/11 8:22
登山口です。前回は右手から出てきました。今日は左手へと進みます
【果無集落への登山口にて】
登山口。いきなり急に登り始めることが窺えます
【果無集落への登山口にて】
2022年09月11日 08:23撮影 by  ,
1
9/11 8:23
登山口。いきなり急に登り始めることが窺えます
【果無集落への登山口にて】
ほどなく石畳が出てきます。切れ落ち側には木段が足されています
【果無集落への登山口〜果無集落】
2022年09月11日 08:24撮影 by  ,
9/11 8:24
ほどなく石畳が出てきます。切れ落ち側には木段が足されています
【果無集落への登山口〜果無集落】
この辺りは、石畳が崩れてしまったのでしょうか
【果無集落への登山口〜果無集落】
2022年09月11日 08:26撮影 by  ,
9/11 8:26
この辺りは、石畳が崩れてしまったのでしょうか
【果無集落への登山口〜果無集落】
立派な姿のものも残っています
【果無集落への登山口〜果無集落】
2022年09月11日 08:30撮影 by  ,
1
9/11 8:30
立派な姿のものも残っています
【果無集落への登山口〜果無集落】
古のものを思わせます
【果無集落への登山口〜果無集落】
2022年09月11日 08:32撮影 by  ,
9/11 8:32
古のものを思わせます
【果無集落への登山口〜果無集落】
ビューポイント。ちょうど熊野川がΩ形に蛇行する地点が見下ろせます。ライン川にもありますが、こちらは険しい山間ですから凄みがあります
【果無集落への登山口〜果無集落】
2022年09月11日 08:41撮影 by  ,
9/11 8:41
ビューポイント。ちょうど熊野川がΩ形に蛇行する地点が見下ろせます。ライン川にもありますが、こちらは険しい山間ですから凄みがあります
【果無集落への登山口〜果無集落】
石畳が尽きて集落が近づいたことを知らせます
【果無集落への登山口〜果無集落】
2022年09月11日 08:50撮影 by  ,
1
9/11 8:50
石畳が尽きて集落が近づいたことを知らせます
【果無集落への登山口〜果無集落】
その先は、畑の中の生活感ある石垣の間を登っていきます
【果無集落にて】
2022年09月11日 08:52撮影 by  ,
1
9/11 8:52
その先は、畑の中の生活感ある石垣の間を登っていきます
【果無集落にて】
その途中で櫟佐古方面の分岐。そちらにいくと観音様の第三十三番までの残りがいらっしゃいます
【果無集落にて】
2022年09月11日 08:52撮影 by  ,
9/11 8:52
その途中で櫟佐古方面の分岐。そちらにいくと観音様の第三十三番までの残りがいらっしゃいます
【果無集落にて】
振り返って撮影)伸びやかに十津川の山々が広がります
【果無集落にて】
2022年09月11日 08:53撮影 by  ,
9/11 8:53
振り返って撮影)伸びやかに十津川の山々が広がります
【果無集落にて】
振り返って撮影)庭先を通過しました
【果無集落にて】
2022年09月11日 08:53撮影 by  ,
1
9/11 8:53
振り返って撮影)庭先を通過しました
【果無集落にて】
そしてここに押印所もあります。奥にはこれから向かう果無があるはずですがガスの中
【果無集落にて】
2022年09月11日 08:57撮影 by  ,
9/11 8:57
そしてここに押印所もあります。奥にはこれから向かう果無があるはずですがガスの中
【果無集落にて】
邸宅の壁には民芸品のような農具などがあり。雰囲気を醸し出しています
【果無集落にて】
2022年09月11日 08:58撮影 by  ,
9/11 8:58
邸宅の壁には民芸品のような農具などがあり。雰囲気を醸し出しています
【果無集落にて】
振り返って撮影)道を花々が優しく囲んでくれています
【果無集落にて】
2022年09月11日 08:59撮影 by  ,
9/11 8:59
振り返って撮影)道を花々が優しく囲んでくれています
【果無集落にて】
一旦舗装路に出ます。ここで振り返ると…
【果無集落にて】
2022年09月11日 09:00撮影 by  ,
1
9/11 9:00
一旦舗装路に出ます。ここで振り返ると…
【果無集落にて】
世界遺産の碑です。背後の雑木が伸びて集落が隠れてしまっています。ちょっと残念
【果無集落にて】
2022年09月11日 09:00撮影 by  ,
1
9/11 9:00
世界遺産の碑です。背後の雑木が伸びて集落が隠れてしまっています。ちょっと残念
【果無集落にて】
集落内を上っていきます。庭先のようでも道標がちゃんとあります
【果無集落にて】
2022年09月11日 09:01撮影 by  ,
9/11 9:01
集落内を上っていきます。庭先のようでも道標がちゃんとあります
【果無集落にて】
第三十番観音様
【果無集落にて】
2022年09月11日 09:02撮影 by  ,
9/11 9:02
第三十番観音様
【果無集落にて】
振り返って撮影)右手の細道を上がってきて集落内の舗装路へ
【果無集落にて】
2022年09月11日 09:08撮影 by  ,
9/11 9:08
振り返って撮影)右手の細道を上がってきて集落内の舗装路へ
【果無集落にて】
と思ったら、またもや庭先をかすめます
【果無集落にて】
2022年09月11日 09:08撮影 by  ,
9/11 9:08
と思ったら、またもや庭先をかすめます
【果無集落にて】
「右くまのみち、左やまみち」の道標
【果無集落にて】
2022年09月11日 09:09撮影 by  ,
9/11 9:09
「右くまのみち、左やまみち」の道標
【果無集落にて】
またまた舗装路へ。いよいよ果無峠への登山口です
【果無峠への登山口にて】
2022年09月11日 09:11撮影 by  ,
9/11 9:11
またまた舗装路へ。いよいよ果無峠への登山口です
【果無峠への登山口にて】
この通り、登山届ポストも。山です
【果無峠への登山口にて】
2022年09月11日 09:11撮影 by  ,
9/11 9:11
この通り、登山届ポストも。山です
【果無峠への登山口にて】
すぐに第二十九番観音様
【果無峠への登山口〜天水田】
2022年09月11日 09:13撮影 by  ,
9/11 9:13
すぐに第二十九番観音様
【果無峠への登山口〜天水田】
細々とした石畳が続きます
【果無峠への登山口〜天水田】
2022年09月11日 09:14撮影 by  ,
9/11 9:14
細々とした石畳が続きます
【果無峠への登山口〜天水田】
第二十八番観音様とその前をいく石畳。斜度が緩いと歩きやすい
【果無峠への登山口〜天水田】
2022年09月11日 09:16撮影 by  ,
9/11 9:16
第二十八番観音様とその前をいく石畳。斜度が緩いと歩きやすい
【果無峠への登山口〜天水田】
第二十六番観音様を過ぎます
【果無峠への登山口〜天水田】
2022年09月11日 09:23撮影 by  ,
9/11 9:23
第二十六番観音様を過ぎます
【果無峠への登山口〜天水田】
天水田に到着。果無はまだ遠い。背後右手は石地力山
【天水田にて】
2022年09月11日 09:30撮影 by  ,
1
9/11 9:30
天水田に到着。果無はまだ遠い。背後右手は石地力山
【天水田にて】
水も引けない高地に田を作っていたことに驚きます。背後の山並み、左手に果無峠が見えます
【天水田にて】
2022年09月11日 09:30撮影 by  ,
1
9/11 9:30
水も引けない高地に田を作っていたことに驚きます。背後の山並み、左手に果無峠が見えます
【天水田にて】
苔むした風情ある石畳が続きます
【天水田〜観音堂】
2022年09月11日 09:37撮影 by  ,
9/11 9:37
苔むした風情ある石畳が続きます
【天水田〜観音堂】
山口茶屋跡。田んぼからは結構離れていました
【天水田〜観音堂】
2022年09月11日 09:43撮影 by  ,
9/11 9:43
山口茶屋跡。田んぼからは結構離れていました
【天水田〜観音堂】
第二十二番観音。落ち葉の道が続きます
【天水田〜観音堂】
2022年09月11日 09:53撮影 by  ,
9/11 9:53
第二十二番観音。落ち葉の道が続きます
【天水田〜観音堂】
第二十一番観音。木の根の登り坂の途中です
【天水田〜観音堂】
2022年09月11日 10:00撮影 by  ,
9/11 10:00
第二十一番観音。木の根の登り坂の途中です
【天水田〜観音堂】
そして観音堂に到着。この山中にあって、立派なお堂です【観音堂にて】
2022年09月11日 10:05撮影 by  ,
9/11 10:05
そして観音堂に到着。この山中にあって、立派なお堂です【観音堂にて】
お堂の前には水場。冷たい水でリフレッシュ
【観音堂にて】
2022年09月11日 10:06撮影 by  ,
9/11 10:06
お堂の前には水場。冷たい水でリフレッシュ
【観音堂にて】
お堂から先への道を見ます。すぐに第二十番観音様がいらっしゃいます
【観音堂にて】
2022年09月11日 10:07撮影 by  ,
9/11 10:07
お堂から先への道を見ます。すぐに第二十番観音様がいらっしゃいます
【観音堂にて】
振り返って撮影)お堂を後にします
【観音堂にて】
2022年09月11日 10:16撮影 by  ,
9/11 10:16
振り返って撮影)お堂を後にします
【観音堂にて】
隙間から十津川温泉を見下ろします。バスセンターそばの赤い橋も見えます。それにしても山深い
【観音堂〜果無峠】
2022年09月11日 10:27撮影 by  ,
9/11 10:27
隙間から十津川温泉を見下ろします。バスセンターそばの赤い橋も見えます。それにしても山深い
【観音堂〜果無峠】
第十九番観音様。急坂が続きます
【観音堂〜果無峠】
2022年09月11日 10:28撮影 by  ,
9/11 10:28
第十九番観音様。急坂が続きます
【観音堂〜果無峠】
木段の道が続きます。その先で峠のようでもありますが、単に右手に道筋が曲がっているだけです
【観音堂〜果無峠】
2022年09月11日 10:32撮影 by  ,
1
9/11 10:32
木段の道が続きます。その先で峠のようでもありますが、単に右手に道筋が曲がっているだけです
【観音堂〜果無峠】
第十八番観音様。いよいよ終盤の斜面です。右手上部は果無山山頂付近です
【観音堂〜果無峠】
2022年09月11日 10:37撮影 by  ,
9/11 10:37
第十八番観音様。いよいよ終盤の斜面です。右手上部は果無山山頂付近です
【観音堂〜果無峠】
ようやく峠に到着。残念ながらまったく視界はありません
【果無峠にて】
2022年09月11日 10:46撮影 by  ,
9/11 10:46
ようやく峠に到着。残念ながらまったく視界はありません
【果無峠にて】
「ブナの平」方面と案内されている果無山脈へと寄り道。石地力山を往復してきます。左にあるのは宝篋印塔でしょうか
【果無峠にて】
2022年09月11日 11:12撮影 by  ,
9/11 11:12
「ブナの平」方面と案内されている果無山脈へと寄り道。石地力山を往復してきます。左にあるのは宝篋印塔でしょうか
【果無峠にて】
程なくまずは果無山に到着。山脈の代表者のような山名ですが、目立たない山頂です
【果無峠〜石地力山、往復】
2022年09月11日 11:17撮影 by  ,
9/11 11:17
程なくまずは果無山に到着。山脈の代表者のような山名ですが、目立たない山頂です
【果無峠〜石地力山、往復】
穏やかな果無山脈の尾根筋を進みます
【果無峠〜石地力山、往復】
2022年09月11日 11:20撮影 by  ,
9/11 11:20
穏やかな果無山脈の尾根筋を進みます
【果無峠〜石地力山、往復】
石地力山に到着。西側がやや開けています
【果無峠〜石地力山、往復】
2022年09月11日 11:35撮影 by  ,
9/11 11:35
石地力山に到着。西側がやや開けています
【果無峠〜石地力山、往復】
樹木越しに長い果無山脈を見ます。起伏の少ない長い山脈です
【果無峠〜石地力山、往復】
2022年09月11日 11:36撮影 by  ,
9/11 11:36
樹木越しに長い果無山脈を見ます。起伏の少ない長い山脈です
【果無峠〜石地力山、往復】
果無峠に戻りました。いよいよ小辺路も最終盤、八木尾へと下ります
【果無峠〜石地力山、往復。果無峠にて】
2022年09月11日 11:57撮影 by  ,
9/11 11:57
果無峠に戻りました。いよいよ小辺路も最終盤、八木尾へと下ります
【果無峠〜石地力山、往復。果無峠にて】
先ほどの登りとは異なり土の道が目立ちます
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:03撮影 by  ,
9/11 12:03
先ほどの登りとは異なり土の道が目立ちます
【果無峠〜三十丁石】
第十六番観音様。お備えの榊は新しいものでした
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:03撮影 by  ,
9/11 12:03
第十六番観音様。お備えの榊は新しいものでした
【果無峠〜三十丁石】
土の道が多いとはいえ、ここにも石畳が残されています
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:09撮影 by  ,
9/11 12:09
土の道が多いとはいえ、ここにも石畳が残されています
【果無峠〜三十丁石】
第十四番観音様。狭いところに鎮座されています
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:24撮影 by  ,
9/11 12:24
第十四番観音様。狭いところに鎮座されています
【果無峠〜三十丁石】
二十丁石とのこと。次の三十丁石が近いということは、はてどこからの二十丁なのでしょうか
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:29撮影 by  ,
9/11 12:29
二十丁石とのこと。次の三十丁石が近いということは、はてどこからの二十丁なのでしょうか
【果無峠〜三十丁石】
珍しくロープ付き木段があります。木段自体も傾いており、少々スリリング
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:36撮影 by  ,
9/11 12:36
珍しくロープ付き木段があります。木段自体も傾いており、少々スリリング
【果無峠〜三十丁石】
第十二番観音様の脇をすり抜け急坂は続きます
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:37撮影 by  ,
9/11 12:37
第十二番観音様の脇をすり抜け急坂は続きます
【果無峠〜三十丁石】
三十丁石上部にある展望地点。本宮側が見えます。熊野川とそれに架かる橋から場所がよく分かります
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:40撮影 by  ,
9/11 12:40
三十丁石上部にある展望地点。本宮側が見えます。熊野川とそれに架かる橋から場所がよく分かります
【果無峠〜三十丁石】
案内標示もしっかりと
【果無峠〜三十丁石】
2022年09月11日 12:49撮影 by  ,
9/11 12:49
案内標示もしっかりと
【果無峠〜三十丁石】
そして三十丁石。文字はちゃんと読めば読み取れそうな感じです
【三十丁石にて】
2022年09月11日 12:53撮影 by  ,
9/11 12:53
そして三十丁石。文字はちゃんと読めば読み取れそうな感じです
【三十丁石にて】
石段が残ります
【三十丁石〜七色分岐】
2022年09月11日 13:01撮影 by  ,
9/11 13:01
石段が残ります
【三十丁石〜七色分岐】
第十番観音様。残りは一桁です
【三十丁石〜七色分岐】
2022年09月11日 13:02撮影 by  ,
9/11 13:02
第十番観音様。残りは一桁です
【三十丁石〜七色分岐】
下りもおおよそ半分を超えたことになります
【三十丁石〜七色分岐】
2022年09月11日 13:04撮影 by  ,
9/11 13:04
下りもおおよそ半分を超えたことになります
【三十丁石〜七色分岐】
第九観音様
【三十丁石〜七色分岐】
2022年09月11日 13:07撮影 by  ,
9/11 13:07
第九観音様
【三十丁石〜七色分岐】
七色分岐です。左に進むと七色へ。右に進むと目指す八木尾へと続きます
【七色分岐にて】
2022年09月11日 13:08撮影 by  ,
9/11 13:08
七色分岐です。左に進むと七色へ。右に進むと目指す八木尾へと続きます
【七色分岐にて】
第八番とありますが観音様が見当たりません
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:10撮影 by  ,
9/11 13:10
第八番とありますが観音様が見当たりません
【七色分岐〜八木尾バス停】
斜面を登ると木陰にいらっしゃいました
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:09撮影 by  ,
9/11 13:09
斜面を登ると木陰にいらっしゃいました
【七色分岐〜八木尾バス停】
第五番観音様。首をかしげていらっしゃいます
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:28撮影 by  ,
9/11 13:28
第五番観音様。首をかしげていらっしゃいます
【七色分岐〜八木尾バス停】
第四番観音様
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:38撮影 by  ,
9/11 13:38
第四番観音様
【七色分岐〜八木尾バス停】
激しく木段道を下ります
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:43撮影 by  ,
9/11 13:43
激しく木段道を下ります
【七色分岐〜八木尾バス停】
給水施設が現れました。いよいよ八木尾集落は目の前です
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:44撮影 by  ,
9/11 13:44
給水施設が現れました。いよいよ八木尾集落は目の前です
【七色分岐〜八木尾バス停】
第三番観音様。道〜確認のできる観音様はこれが最後でした
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:46撮影 by  ,
9/11 13:46
第三番観音様。道〜確認のできる観音様はこれが最後でした
【七色分岐〜八木尾バス停】
いったんは舗装路経由で民家の庭先を通ります
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:47撮影 by  ,
9/11 13:47
いったんは舗装路経由で民家の庭先を通ります
【七色分岐〜八木尾バス停】
振り返って撮影)バス停100m前。庭先というかこの家への私道のような細道を進みます
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:51撮影 by  ,
9/11 13:51
振り返って撮影)バス停100m前。庭先というかこの家への私道のような細道を進みます
【七色分岐〜八木尾バス停】
最後の階段を下ります。熊野川は目の前です
【七色分岐〜八木尾バス停】
2022年09月11日 13:52撮影 by  ,
9/11 13:52
最後の階段を下ります。熊野川は目の前です
【七色分岐〜八木尾バス停】
振り返って撮影)最後はこんな石段を下りました
【八木尾バス停にて】
2022年09月11日 13:53撮影 by  ,
9/11 13:53
振り返って撮影)最後はこんな石段を下りました
【八木尾バス停にて】
川沿いの旧国道を進みます。静かなる大河、熊野川を見ます
【八木尾バス停〜道の駅ほんぐう】
2022年09月11日 13:57撮影 by  ,
9/11 13:57
川沿いの旧国道を進みます。静かなる大河、熊野川を見ます
【八木尾バス停〜道の駅ほんぐう】
落石覆い区間を行きます。外付けですから川面を眺めながら進みます
【八木尾バス停〜道の駅ほんぐう】
2022年09月11日 14:00撮影 by  ,
9/11 14:00
落石覆い区間を行きます。外付けですから川面を眺めながら進みます
【八木尾バス停〜道の駅ほんぐう】
熊野萩バス停を過ぎます。ここからは百前森〜ブナの平分岐点へと登ることができます
【八木尾バス停〜道の駅ほんぐう】
2022年09月11日 14:04撮影 by  ,
9/11 14:04
熊野萩バス停を過ぎます。ここからは百前森〜ブナの平分岐点へと登ることができます
【八木尾バス停〜道の駅ほんぐう】
三越川を渡りました。渡ったところには小辺路の道標。旧国道部分でも案内がしっかりと続いています
【八木尾バス停〜道の駅ほんぐう】
2022年09月11日 14:08撮影 by  ,
9/11 14:08
三越川を渡りました。渡ったところには小辺路の道標。旧国道部分でも案内がしっかりと続いています
【八木尾バス停〜道の駅ほんぐう】
道の駅に到着。しばし休憩。暑い中には天国のような場所
【道の駅ほんぐうにて】
2022年09月11日 14:10撮影 by  ,
9/11 14:10
道の駅に到着。しばし休憩。暑い中には天国のような場所
【道の駅ほんぐうにて】
平岩口バス停付近で旧国道から上り舗装路へと進みます
【道の駅ほんぐう〜三軒茶屋跡】
2022年09月11日 14:33撮影 by  ,
9/11 14:33
平岩口バス停付近で旧国道から上り舗装路へと進みます
【道の駅ほんぐう〜三軒茶屋跡】
舗装路から山道への分岐。三軒茶屋跡を目と鼻の先にして山道へと分岐します
【道の駅ほんぐう〜三軒茶屋跡】
2022年09月11日 14:41撮影 by  ,
9/11 14:41
舗装路から山道への分岐。三軒茶屋跡を目と鼻の先にして山道へと分岐します
【道の駅ほんぐう〜三軒茶屋跡】
そして九鬼の関所跡のある三軒茶屋跡に到着。小辺路と中辺路のトレースがここで繋がります
【三軒茶屋跡にて】
2022年09月11日 14:42撮影 by  ,
9/11 14:42
そして九鬼の関所跡のある三軒茶屋跡に到着。小辺路と中辺路のトレースがここで繋がります
【三軒茶屋跡にて】
前回も見た道分け石。前回は左手から、今日は右手から来ました
【三軒茶屋跡にて】
2022年09月11日 14:42撮影 by  ,
9/11 14:42
前回も見た道分け石。前回は左手から、今日は右手から来ました
【三軒茶屋跡にて】
右隅に小さな石標もありました
【三軒茶屋跡にて】
2022年09月11日 14:43撮影 by  ,
9/11 14:43
右隅に小さな石標もありました
【三軒茶屋跡にて】
茶屋跡から暫くは緩やかに上ります
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
2022年09月11日 14:50撮影 by  ,
9/11 14:50
茶屋跡から暫くは緩やかに上ります
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
「ちょっと寄り道展望台」への上部分岐点。今日はそちらに立ち寄らず直進します
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
2022年09月11日 14:58撮影 by  ,
9/11 14:58
「ちょっと寄り道展望台」への上部分岐点。今日はそちらに立ち寄らず直進します
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
最後の石畳を下ります
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
2022年09月11日 15:07撮影 by  ,
9/11 15:07
最後の石畳を下ります
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
ついに祓所団地が見えてきました。古の道は終点です
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
2022年09月11日 15:09撮影 by  ,
9/11 15:09
ついに祓所団地が見えてきました。古の道は終点です
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
振り返って撮影)上部より下りてきました。ここからは祓所団地を抜けて行きます
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
2022年09月11日 15:12撮影 by  ,
9/11 15:12
振り返って撮影)上部より下りてきました。ここからは祓所団地を抜けて行きます
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
祓殿王子跡。今日はお詣りだけで通り過ぎます
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
2022年09月11日 15:13撮影 by  ,
9/11 15:13
祓殿王子跡。今日はお詣りだけで通り過ぎます
【三軒茶屋跡〜熊野本宮大社】
そして裏門へ。ついに小辺路からも本宮大社にたどり着きました
【熊野本宮大社裏口にて】
2022年09月11日 15:15撮影 by  ,
9/11 15:15
そして裏門へ。ついに小辺路からも本宮大社にたどり着きました
【熊野本宮大社裏口にて】
おまけ。押印帳です。小辺路のスポットに置いてあります
【小辺路の押印帳】
2022年09月12日 09:55撮影
9/12 9:55
おまけ。押印帳です。小辺路のスポットに置いてあります
【小辺路の押印帳】
高野山から本宮まで全6箇所
【小辺路の押印帳】
2022年09月12日 09:56撮影
9/12 9:56
高野山から本宮まで全6箇所
【小辺路の押印帳】
撮影機器:

感想

 いよいよ小辺路を完歩。高野山から熊野三山までのトレースが一本で繋がった。高野山から熊野本宮大社まですべて日帰りで5日間。クルマと公共交通機関とを活用し、可能な限り同じ道の往復を避けたプランとした。今回はその第5回目。十津川温泉から熊野本宮大社までの最終コースだ。
 早朝、熊野本宮大社の向かい側にある世界遺産センター駐車場に到着。奈良交通バスで十津川村の登山口へ移動。このバス路線は「日本で一番長いローカルバス路線」として有名なもの。和歌山県の東端JR新宮駅から国道168号を伝い十津川村やJR五条駅を経て近鉄大和八木駅までを結ぶ。同社のHPによると、路線の走行距離は169.8km、バス停は168、一日3往復、所要時間は6時間半にも及ぶとのこと。これまでにも断片を利用してきたが、全線一気に乗る機会はなかなか訪れない。
 今回は本宮大社前から蕨尾口まで30分強利用。数名の乗客を乗せたバスは、険しい奈良和歌山県境を越え、途中での乗降なく蕨尾口に着いた。ここは十津川温泉の一角だが、閑かだ。押印帳へのスタンプを期待して旅館を回ってみたが、三軒目でようやく開いている店をみつけた。
 果無集落への登山口まで移動し、いよいよ出発。前回までの続きからのスタート。いきなり急坂の石畳が続き、雨後の滑りやすい石畳を避けつつ両側の土の面も踏みながら登る。集落が近づいてきた頃に展望地点。先行する年配女性の一人歩きに追いつく。聞けば旅行の同行者に果無集落で待ってもらい、登山口から集落までを足慣らしがてら歩いているとのこと。足慣らしにしてはずいぶん大変なところを選ばれたものだが、歴史を体感できる道を歩くことは満足感のあるものであるようだ。
 先行し、果無集落に到着。民家の庭先のような所を抜ける。庭に押印所もある。このような高地に今も生活があることに驚く。
 更に続く石段を登り、有名な「世界遺産の碑」を過ぎる。振り返ると十津川の山並みが静かに立ち並んでいる。急坂を登るとまた舗装路に顔を出し、いよいよ果無峠への登山口。ここに登山届もある。舗装路の先にも続く石段を登っていく。
 果無集落からは西国三十三観音が続いている。先ほどの集落が三十番でここが二十九番だ。三十三番は集落から櫟砂古に向かう道筋にある。ちなみに観音堂が第二十番、果無峠が第十七番、第一番は八木尾にある。
 果無峠に向けての登り坂は、容赦ない。途中で平坦が現れることは殆どない。石畳も多く残されている。国道の開通やモータリゼーションにより、歴史の中に置いていかれた道だけに、昔の姿がよく残っているようだ。天水田のベンチ箇所でようやく一息つく。ここは雨などの天水のみで営まれていた田だという。上部の山口茶屋の主がここで田をやっていた。まさに隔世の感。歴史の中の話だ。
 その山口茶屋跡を過ぎ、いくつかの観音様を見送ると観音堂。こんな山中にも拘わらず立派なお堂が建っている。中には3体の仏様。しっかり拝見しようとしたが、「中にマムシがいます」の張り紙に躊躇して、覗くのはやめておいた。観音堂にある水場でリフレッシュしていよいよ峠へと向かう。最後の区間はこれまで以上の急坂。観音様は一定間隔ごとにあるものと思量するが、これまではおよそ3分から5分に一体であったものが、ここでは一つ迎えるごとに8、9分係っている。そんなにゆっくりと歩いたつもりもないが、空腹もあって歩が進まない。
 やっとの思いで峠に到着。先行の士が休憩中。関東から日数をかけて熊野古道に来られているそうで、行き帰り含めて3日で一区間、小辺路ではこの区間を選ばれたとのこと。当方は和歌山に赴任中に巡ろうとしているのでそれぞれ日帰りできることと比較すると、やはり熊野は遠い地であることを感じてしまう。
 その方を見送り、こちらは石地力山への立ち寄りを目指す。せっかく果無峠まで来たのだから、果無山脈の名峰石地力山にも行ってみたい。峠からひと上りで果無山。見通しの利かない尾根状の小さなピークだ。ここにリュックをデポして約1km先にある石地力山を目指す。
 ここは果無山脈と呼ばれる紀伊山地の中でも大塔山系と並んで奥深い山並みだ。ただし、果無山脈は20kmくらいの山並みの殆どが標高1,100mくらいで一定しており、なだらかな山並みといった印象だ。果無山から石地力山にかけても同様で、両肩の斜面もなだらか、進む尾根筋も激しい昇降のない穏やかなものだ。てくてく進んで石地力山へ。西へと続く果無山脈が軽く切り開かれた樹間に垣間見える。うっすらとガスも出ており、深山の気配が漂う。いつかは縦走してみたいものだ。
 戻って、いよいよ八木尾へと下降。
 しばらくは緩やかなへつり道を進み、やがて木段のある急下降へ。次々と観音様も現れるが樹間を黙々と下り続ける風情は変化に乏しい。
 三十丁石の手前で本宮町方面を臨める展望点があり、休憩。ちょうど眼下に熊野萩の辺りが見え、熊野川に架かる橋が横たわる。そこまで歩いて行くのかと思うと、ずいぶん遠いようにも感じる。
 こちら側に残る少ない石畳を下り、観音様もいよいよ第十番を過ぎる。そして七色分岐。この辺りから和歌山県と奈良県の県境となり、2つ先のピークを巻く辺りからは和歌山県に入る。
 道路の土河屋トンネルの上をいく辺りから急激に下り水利施設を見ると八木尾の集落も近い。ここでも民家の庭先を抜けて下りていく。下りきると、旧国道の八木尾バス停の前に出た。
 八木尾から熊野萩を抜けて道の駅奥熊野古道ほんぐうへ。道の駅で一休みする。ちょうど国道に出た頃が一日で一番暑い時間帯となったこともあり、道の駅で休めるのは天佑だ。クーラも利いた中で汗を静める。
 改めて最終区間へと出発。三軒茶屋跡へは、旧国道から舗装路歩きを続け、最後の最後で山道へと進む。山道歩きわずか1分で三軒茶屋跡へ。約1ヶ月前に来たばかりのこの地点で中辺路ルート歩きに合流した。
 前回同様に、ここから本宮大社へと歩く。途中の展望台には今回は立ち寄らず、まっすぐに大社を目指す。前回と同様に裏口から入り、お詣りをして表口から出た。
世界遺産センターに着いた頃には快晴で、夕方に向けて日陰になりそうな場所に駐めたクルマはあまり暑くもならずに駐まっていた。
 小辺路の押印帳は、終了しても証明書発行などはない。同時に集めた2つの世界遺産ルートの押印帳は、世界遺産センターに持って行くと、もう一つのスペインの世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラも歩けば、証明を発行するとのこと。その説明を聞きながら、さて、いつになったらそちらに行くことができるんだろうと思ってしまった。
 歴史ある道はそう易々と制覇できるものではないなぁ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:936人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 近畿 [日帰り]
果無越えと石地力山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら