夏合宿2014 立山
- GPS
- 80:00
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,593m
- 下り
- 1,585m
天候 | 8月3日 曇り 8月4日 雨のち曇り、夜雨 8月5日 曇り、夕方一時雨 8月6日 雨 天気予報は大外れ。一度も青空を見ることのない4日間でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
室堂8:40発→美女平→地鉄立山→富山→京都駅16:15着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
地獄谷への侵入は今年も禁止になっている。その他危険箇所は特になし。 |
その他周辺情報 | 雷鳥沢キャンプ指定地幕営料は1泊500円、2泊以上は1000円均一。 水は飲料水として使えてトイレは水洗。 雷鳥沢キャンプ指定地の近くの宿泊施設はいずれも日帰り入浴できる。 雷鳥沢ヒュッテ(カマボコ型)は18:30までに受付を済ませればOK、濁り湯の露天あり、600円 ロッジ立山連峰は16:00までOK、男湯のみ濁り湯の露天あり、トイレ・脱衣場がリフォームされていてとても綺麗、600円 |
写真
感想
立山で出会った多くの皆様、楽しい会話をありがとうございました。
1年部員の感想
僕の夏合宿は、立山登山計画から始まっていました。前から、立山連峰はとても美しいと聞いていたので山岳部に入ったら立山に行きたいと思っていました。しかし、僕が登ったことがあるのはせいぜい1,000メートル級だったので立山に行くのは正直、心配していました。けど実際、行ってみて分かったことが沢山あります。まず、初日のサンダーバードから初体験でした。それから地鉄富山から美女平まで行って、それから高原バスで50分間、バスに乗り室堂に到着しました。バスから降りた瞬間、驚いたことが昼間でも寒いことでした。14時前に到着したのですが、たぶん10度台だったと思います。京都の夏の気温とは大違いでした。室堂から雷鳥沢キャンプ場までの風景が一番、記憶に残っています。ミクリガ池から見える立山連峰や地獄谷からの硫黄のにおいなどが印象的でした。
テントをせわしなく組み立てて、ふと周りを見渡してみると、とても大きな山に囲まれていた。まさしく今自分は山の中にいるんだなと思った。
その日の夕食の時、以前MI先生にお米の炊き方を伝授していただいたので、今回は自分の力で美味しくお米が炊けるようにやってみた。自分が思うに100点満点中65点ぐらいのお米が炊けた。しかし、自分で炊いたお米はとても美味しく感じた。
2日目の奥大日岳、だんだん小さくなっていくキャンプ地が自分はこれだけ登れているんだと実感させてくれました。いくらか登って後ろを見渡すと辺り一面が生き生きとした緑で小さな白い高山植物が風に揺られとても幻想的な景色でした。そして頂上、登っている最中とは違う広大な景色、さらに富山湾の奥に見える能登半島!ただただ感動で、疲れてへとへとだった体がジャンプしていました。
最初の山行からかえってきてお風呂に入った。疲れたときのお風呂ってこんなに気持ちよかったかなと思った。お風呂上がりの「立山高原ソフト」はまた格別だった。そして夕食のポパイは、今回人生で初めて口にする人もいたので、初めて食べたポパイがまずくて嫌いになったなんてことにしたくなかったので、美味しく仕上げる為に、精一杯頑張った。その甲斐あって皆さんが美味しく食べて下さったのがとても嬉しかった。そしてポパイをお腹いっぱい食べて2日目の日程を終えた。
3000メートルの山に向けて出発した。道中、雪渓の上を歩いたり険しい岩場を登ったりしてとても楽しいコースだと思った。頂上に着いて、景色を拝もうとしたが濃霧のため残念ながら景色を拝むことはできなかった。しかし自分の足で3000メートルを登り切った達成感はここ最近の一番の感動となった。帰りの道は霧が濃いことは勿論、強風まで出てきたので厄介だった。しばらくおりてきて、霧が晴れると、雷鳥を発見した。生で有名人を見たときのようにこれが本物の雷鳥かととても感動した。二度と見られないかもしれないと思い、しっかりと目に雷鳥を焼き付けたその10数分後に本日2度目の雷鳥を発見した。二度と見られないかもしれないものを2度も見てしまうとは。本当についているなと思った。
山は想像したより大変でしたが、たくさんの花、綺麗な景色、一緒に感動を味わえる人がいること、それは山を登らないと味わえない感覚でした。料理も普段は全くしないので、失敗もあったけどいつも出来ないことをやれてよかったし、普段お母さんがやっていたことを思い出して、その時お母さんに感謝しないといけないなと思いました。また、MU先生がおっしゃっていたように山のように普段の生活より不便なところにいて、そのあと普段の生活に戻るとその普段の生活がどれだけ便利なのかを今回本当に思い知りました。帰ってきてからの生活は今までの生活とは少し違うように思えました。それは大切なものが分かったからだと思います。
3日目は昨日上るはずだった立山連峰に挑戦しました。まずは、雄山という山を登りましたあまり天気が良くなく、上るのは大変で、残雪のある場所を通るときこけかけて、1種のトラウマ状態になり山は気を緩めると恐ろしい場所になるというの改めて実感しました。頂上について、寒くて景色も雲のせいであまり良いものではなかったけど3,000m級の山を登頂したので滅多に味わえないような達成感を感じました。そこから、大汝山までのルートは風も強くしかも岩山みたいなところを登って、凄いスリルがあって下を見下ろしたら物がどんどん小さくなっていて、凄い登って来たんだなと実感しました。そして、下るときに、滅多に見れない雷鳥を2羽も見れてラッキーだなと思いました。結果、3日目はあまりいい景色は見れなかったけど、3,000m級の山を登れて達成感とともに感動を感じました。
山岳部の皆さん、4日間お疲れ様でした。初めての夏合宿を終えて今思うのは、山岳部に入部して本当に良かったということです。山岳部に入部してから、いくつかの山に登りましたが、どの山に登っても私が今までに見たことのないきれいな景色や普段は出会えない植物・生き物たちに出会い、自然ってこんなに素晴らしかったんだと毎回新しい感動がありました。
今回の夏合宿は、今までとは違い、三泊四日という長いものでした。そのうえ、夏とは思えない温度に、いつもより薄い酸素、さっきまでいた所とは違う環境ばかりで不安もありましたが、初めての環境に対するワクワクする気持ちの方でいっぱいでした。
2年部員の感想
準備の時に思ったことは、前回の夏合宿の時と比べて圧倒的に準備にかかる時間が少なくて済んでいたということと前回に比べてコンパクトに荷物をまとめられたということです。これは1年この部活に所属していた賜物かなと思いました。また、前回の反省点も考えて荷物づくりができたのでいい準備ができたと思います。
トランシーバーを渡され先頭を切らさせてもらったのが私にとって大きな出来事でした。方向音痴と言われ続けた自分が皆を引っ張っていくなんて無理に決まってると不安になりました。1番最初にどこいけばいいか分からなくなったところでもう既に不安MAXでした。しかし、先生達の助言もあってなんとか迷うことなく皆を導くことが出来ました。途中、ルートを間違えたり標識をちゃんと見ていなかったところは反省しています。ペンキの道標を探していくというのは冒険してるみたいで案外楽しかったです。またやってみたいなぁと思います。
今回の合宿では自分は先輩なんだということを改めて実感しました。去年私が1年生だった頃助けてくれた先輩方もこんな気持ちだったのでしょうか。自分がしっかりしなくちゃ!1年生のことも考えなくては!と、自分を奮い立たせた場面が何度もありました。かなり頼りない一応先輩の私を頼ってくれる後輩がいるんだって思うと山登りもがんばれました。もちろん後輩や仲間に助けられた面の方が多かったのですが、ちょっとだけ先輩らしくなれたかな。
あいにくの天気でしたが、霧の中の景色というのは幻想的で私は、好きです。強風も硫黄臭も雨も大変だけど、それもまた自然の表情。昔の人が向きあってきた自然そのものなんだということが実感できました。可憐な花や可愛らしい雷鳥という魅力的な一面だけを知るよりも価値のある経験を積むことができました。
夏合宿はこれで最後だが、私はこれまでに夏合宿で登った『八ヶ岳』『立山』と同じような名山をこれからも登るつもりである。少し前に私は京都市の南西に位置する小塩山へ行く計画をヤマレコで立て、そして登山し、記録をヤマレコに上げた。その記録に拍手してくださった方の紹介欄を何気なしに見ると「日本百名山日帰り登山」を実施しており、もうすんのところで達成するところだった。――私はこれに激しい憧憬を憶え、そして腹の底から湧きあがる意欲と強い意志が私を満たした。私はこのことに自分でも驚き、また正直に感受した。つまり、いつしか私は山に取り憑かれていたのだ(或いは自ら嵌ったか)。
皆さんの今回の立山での夏合宿の目的ないしは価値(意識的に得られた)はありましたか? またどうして登ったのですか? 部活動だから。まあ、それもそうでしょう。そう、運動系に限らず部活動というのは大会や公式試合で結果を残すことが最終点です。そのためにいろいろ練習なりをするのですが、ここはどうなんでしょうか。別段大会に意義はなく、殆ど道楽のようなものです。だがよく考えてみてください。我々は勝利することや限界を超すことはしません。敗衄して涕泣したり記録にあと一歩届かないと悔やむこともありません。山岳部としての目標ないし目的が定まっていない点。これこそ最大の魅力だと思います。何のために登るのかを闡明するために登る。団体競技でもあり個人競技でもある。それに自分で何かをしてそれがどうこうというわけではなく、山という広範で無窮なものに、挑んでいくのです。これはスポーツでしょうか、あるいは趣味で遊びでしょうか。判りません。結論は個々が持ち、また変容すべきです。
次に印象に残っているのは、何と言ってもみんなで作る夕食である。今年はK君の夕食時の活躍が著しく、彼がいなければ今回のような白飯は食べられなかったに違いないと思うほど美味しかった。そして、おそらくみんなの美味しかった献立ランキングにも上位に挙がっているだろうハヤシライスは、僕自身も今回一番の出来ではないかと思った。K君イチオシのポパイも万全のクオリティではないものの、ハムで代用したポパイの味は本家にはない美味しさだと思った。ジャンバラヤは、昨年の経験から今年は調理法を変更して挑んだが、あまり進歩は見られなかった。だが、今年は調味料を豊富に揃えていて味の変化が楽しめたので、そこはとても良かったと思う。これは今回の夏合宿全体からみても大きな収穫となった。そして、K君の炊飯テクニックは、是非とも代々引き継いでいってもらいたい。
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