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Yamareco

記録ID: 564724
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

毛無山(プチ滑落。死ぬかと思った)

2014年12月25日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:40
距離
7.6km
登り
1,193m
下り
1,193m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:00
休憩
0:35
合計
7:35
7:55
230
11:45
12:20
65
13:25
15
13:40
110
15:30
0
15:30
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道139号朝霧高原グリーンパーク(閉鎖)入口から毛無山麓駐車場へ。※139沿いには「毛無山登山口」の看板もあります。
平日という事もあり、車は自分を含め3台程度でした。駐車料金500円。
道中凍結なし。ノーマルタイヤで余裕。
コース状況/
危険箇所等
6合目より上は残雪あり。アイゼンなしでもぎりぎりいけますが、あるとより安心です。地蔵峠〜麓ルートはいつも日影のようで、アイスバーン化している箇所がいくつもありました。こちらはアイゼンが無いと泣きそうになります。
その他周辺情報 139号入口直前にコンビニがあります。
毛無山駐車場。車少なかったです。
2014年12月25日 07:53撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 7:53
毛無山駐車場。車少なかったです。
ここから入る。
2014年12月25日 07:54撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 7:54
ここから入る。
お宮があるのでお参りしました。
2014年12月25日 07:57撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 7:57
お宮があるのでお参りしました。
涸沢を越える。
2014年12月25日 08:05撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 8:05
涸沢を越える。
右に行くと毛無山直登ルート。左に行くと地蔵峠ルート。
2014年12月25日 08:09撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 8:09
右に行くと毛無山直登ルート。左に行くと地蔵峠ルート。
合目表示があって、目標感あります。
2014年12月25日 08:20撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 8:20
合目表示があって、目標感あります。
ロープは結構出てくる。
2014年12月25日 08:29撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 8:29
ロープは結構出てくる。
ちょこちょこと雪が。
2014年12月25日 09:30撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 9:30
ちょこちょこと雪が。
登りルートほとんど唯一の平地。ここはヘリが降りれるようだ。
2014年12月25日 09:31撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 9:31
登りルートほとんど唯一の平地。ここはヘリが降りれるようだ。
ここが事故現場。上から撮影している。右方面から来て木に当たり、左方面にこけた。
2014年12月25日 09:39撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 9:39
ここが事故現場。上から撮影している。右方面から来て木に当たり、左方面にこけた。
守ってくれたザック。
2014年12月25日 09:42撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 9:42
守ってくれたザック。
図示。
2014年12月25日 09:42撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 9:42
図示。
この看板よく見ました。
2014年12月25日 09:57撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 9:57
この看板よく見ました。
いよいよ雪が本格的に登場。
2014年12月25日 10:15撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 10:15
いよいよ雪が本格的に登場。
急登です!
2014年12月25日 10:44撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 10:44
急登です!
稜線に出ると、すっかり雪。
2014年12月25日 11:33撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 11:33
稜線に出ると、すっかり雪。
頂上到着。
2014年12月25日 11:44撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 11:44
頂上到着。
富士山方面は残念ながら雲でした。
2014年12月25日 11:44撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 11:44
富士山方面は残念ながら雲でした。
おぅふ。昼食のつもりのカップラーメンが先ほどの事故で・・・。
2014年12月25日 11:51撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 11:51
おぅふ。昼食のつもりのカップラーメンが先ほどの事故で・・・。
仕方ないので白湯と非常食で昼食です。
2014年12月25日 11:57撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 11:57
仕方ないので白湯と非常食で昼食です。
さっさと降りましょう。
2014年12月25日 13:02撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 13:02
さっさと降りましょう。
アイスバーンもたまに出てきます。
2014年12月25日 13:08撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 13:08
アイスバーンもたまに出てきます。
地蔵峠。振り返ると・・・。
2014年12月25日 13:23撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 13:23
地蔵峠。振り返ると・・・。
雲が晴れてました!
2014年12月25日 13:23撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 13:23
雲が晴れてました!
地蔵峠分岐。降りる方向を見ると。
2014年12月25日 13:34撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 13:34
地蔵峠分岐。降りる方向を見ると。
アイスバーン。
2014年12月25日 13:34撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 13:34
アイスバーン。
ずっと続くのかしらと思うような雪道。
2014年12月25日 13:38撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 13:38
ずっと続くのかしらと思うような雪道。
しかも周囲につかむものが無いので、雪でこけると落ちます。
2014年12月25日 13:45撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 13:45
しかも周囲につかむものが無いので、雪でこけると落ちます。
やっと雪終わり。
2014年12月25日 13:56撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 13:56
やっと雪終わり。
こういう感じのロープ場もあります。
2014年12月25日 14:02撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 14:02
こういう感じのロープ場もあります。
ここで間違って沢を降りてしまいました。
2014年12月25日 14:03撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 14:03
ここで間違って沢を降りてしまいました。
正しくはこっちのテープ方面だったようです。10分位ロス。
2014年12月25日 14:14撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 14:14
正しくはこっちのテープ方面だったようです。10分位ロス。
金採掘のための人工物かな?石積みが。
2014年12月25日 14:21撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 14:21
金採掘のための人工物かな?石積みが。
とにかく渡渉箇所は多いです。
2014年12月25日 14:42撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 14:42
とにかく渡渉箇所は多いです。
ロープ付のトラバースもあり。
2014年12月25日 14:49撮影 by  DSC-WX5, SONY
12/25 14:49
ロープ付のトラバースもあり。
比丘尼の滝。結構きれい。
2014年12月25日 15:11撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 15:11
比丘尼の滝。結構きれい。
やっと分岐まで帰ってきました。生きて帰ってこれた!
2014年12月25日 15:21撮影 by  DSC-WX5, SONY
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12/25 15:21
やっと分岐まで帰ってきました。生きて帰ってこれた!
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 日焼け止め 携帯 時計 タオル タイツ ザックカバー ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット ロールペーパー カメラ コンロ コッヘル
備考 ストック、アイゼン

感想

反省点多き山行。
恥を承知で記録のために上げる。

時は12月25日。
クリスマスなど関係ない、とばかりに山へ。

この日は新しい靴(スポルティバ トランゴトレック)の
靴慣らしを兼ねていたので、
あまり激しい山は避けようと、
当初は丹沢大山あたりに軽く登る予定だった。

しかし、予定より時間が取れそうなことが
分かったため、色気を出して毛無山へ。
前回の檜洞丸に続いて標高差1,000m級の山行となった。
どこが靴慣らしや。


果たして到着した毛無山は
駐車場に車三台、すれ違ったのは5人という
年末の平日という事もあったろうが静かな山だった。
静かでいいなぁと思っていた。最初は。

毛無山はグラフを見ていただければわかるのだが、
ずっと急登である。距離としてはさほどではないが、
本当に淡々とした急登で、眺望もあまりなく
ほとんど岩登りに近い個所も多くある。
トレーニングには、なると思う。

この日は6合目より上は残雪があり、
急登であることも手伝ってなかなか大変な登りだった。
ただ、表屋根の登山道は木々が多く、
いざと言うときにつかまるものに事欠かなかった。

稜線に出てしまえば後は
今までの苦労が嘘のように平坦で、すぐに頂上となる。
凍っているところも少なく、楽しい雪歩き。

帰りは地蔵峠経由で下山。
こちらは日影道という事もあって
残雪が残っていた。
カッチカチのアイスバーンとなっていて
おっかなびっくりの下山。

ちなみに地蔵峠〜麓ルートは何度も渡渉するルートであるため
増水すると使用できないようである。
また、ピンクテープでのルート案内なので、
沢を渡るタイミングで道を間違えやすいように感じた。
(実際自分もうっかり間違えて50m程度沢を下ってしまった)
暗くてさびしいルートなので、変に心を折らないようにしたい。

総合すると、急登あり、渡渉あり、
クサリ場ならぬロープ場が豊富で
ちょっとスリルがあるトラバースもある。
コースとしては十分面白いコースかと思う。

途中もう少し景色が良ければとも思うが、
滝や沢がたくさんあるので、そういう楽しみ方をすれば
山の楽しみは十分に味わえそうだ。
ただ、雪の心配が無い時期の方が楽しめそうな気がする。
そして、とにかく急登なので足はパンパンになる。
登りが苦手な人はコースタイムに余裕を持った方が良いと思う。


<プチ滑落>
登りの5合目の手前で、横木に気づかずに頭を打ち
バランスを崩して段差1.5m位の所から仰向けに落下し、一回転した。
倒れた瞬間、「あ、これ死ぬかもしれない」と思った。
走馬灯を久しぶりに感じたが、(奇跡的に)擦過傷3か所で済んだ。

・幸運だった点
1)ザックにふかふかのフリースが入っていたため、
それがクッションになり背中に全くダメージが無かった。
2)ワンバウンドしてうつ伏せになった場所が
落ち葉だまりで、またもクッションになった。
3)足が木の根に引っ掛かり、滑落がすぐに止まった。
4)段差がそこまで高くなかった。

周囲に岩もあり、頭から落ちていたら結構やばかった。
死なないまでも、骨折やねんざ位は全然有り得た。
また、冒頭書いたとおりこの日はほとんど人がいなく、
たぶん一人もその後、このルートを通らなかったはずである。
動けなくなっていたら本当にやばかった。
擦り傷程度で済んだのは本当に奇跡としか言いようがない。
もう2000m級と言って良い山なので、初心者が
平日ソロで登るのがそもそも間違っていると言えなくもない。

もともと下ばかり見て横木に頭をぶつけるのは自分の癖であった。
この日もここ以外の箇所でも何度か頭をぶつけていた。
事故現場がたまたまそこまで急な高さでなかったから良かったものの
変に切れ落ちているところに転がったら死んでてもおかしくない。

ひょっとしたら山に登っている人にとって
この位の事は「良くあること」なのかもしれない。
しかし、山での事故は常に「最悪の事」を想定できる類の事故だ。

今後については、気を付けるとしか言いようがないのだが、
せめて今できる最大限の準備をして山に挑もうと言う
気持ちを新たにした。心配をかけた全ての人に心から心の中で
謝罪するとともに、戒めのために記録をここに上げる。

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コメント

命あっての??
この時期は道が凍っていたり 雪があったりと 簡単に考えて登ると しっぺがえし があり お灸をすえられたと思って これからは慎重に行動してください。  安心安全登山で心も晴れ晴れです・・・・・
怪我無(ヶナシ)山ですから ここで 事故ると ブーイングですネ!!
ヤマレコに恥ずかしくて 出られない・・・・・・・・・・・・・
2015/1/25 14:51
Re: 命あっての??
>bsy16さん

いかにも仰る通りです。
しかし…。
あれからずっと視野を広く取るよう心掛けているのですが
一回の山行につき、一回以上相変わらず頭をぶつけております。
修練が必要ですね。
ちなみに毛無山だけに「けがなかった」と言うギャグは
こけてすぐに思いついたのですが、自分が言うには不謹慎すぎて
言えませんでした(笑
2015/1/28 12:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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