毛無山(プチ滑落。死ぬかと思った)
- GPS
- 07:40
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,193m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日という事もあり、車は自分を含め3台程度でした。駐車料金500円。 道中凍結なし。ノーマルタイヤで余裕。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
6合目より上は残雪あり。アイゼンなしでもぎりぎりいけますが、あるとより安心です。地蔵峠〜麓ルートはいつも日影のようで、アイスバーン化している箇所がいくつもありました。こちらはアイゼンが無いと泣きそうになります。 |
その他周辺情報 | 139号入口直前にコンビニがあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
日焼け止め
携帯
時計
タオル
タイツ
ザックカバー
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
カメラ
コンロ
コッヘル
|
---|---|
備考 | ストック、アイゼン |
感想
反省点多き山行。
恥を承知で記録のために上げる。
時は12月25日。
クリスマスなど関係ない、とばかりに山へ。
この日は新しい靴(スポルティバ トランゴトレック)の
靴慣らしを兼ねていたので、
あまり激しい山は避けようと、
当初は丹沢大山あたりに軽く登る予定だった。
しかし、予定より時間が取れそうなことが
分かったため、色気を出して毛無山へ。
前回の檜洞丸に続いて標高差1,000m級の山行となった。
どこが靴慣らしや。
果たして到着した毛無山は
駐車場に車三台、すれ違ったのは5人という
年末の平日という事もあったろうが静かな山だった。
静かでいいなぁと思っていた。最初は。
毛無山はグラフを見ていただければわかるのだが、
ずっと急登である。距離としてはさほどではないが、
本当に淡々とした急登で、眺望もあまりなく
ほとんど岩登りに近い個所も多くある。
トレーニングには、なると思う。
この日は6合目より上は残雪があり、
急登であることも手伝ってなかなか大変な登りだった。
ただ、表屋根の登山道は木々が多く、
いざと言うときにつかまるものに事欠かなかった。
稜線に出てしまえば後は
今までの苦労が嘘のように平坦で、すぐに頂上となる。
凍っているところも少なく、楽しい雪歩き。
帰りは地蔵峠経由で下山。
こちらは日影道という事もあって
残雪が残っていた。
カッチカチのアイスバーンとなっていて
おっかなびっくりの下山。
ちなみに地蔵峠〜麓ルートは何度も渡渉するルートであるため
増水すると使用できないようである。
また、ピンクテープでのルート案内なので、
沢を渡るタイミングで道を間違えやすいように感じた。
(実際自分もうっかり間違えて50m程度沢を下ってしまった)
暗くてさびしいルートなので、変に心を折らないようにしたい。
総合すると、急登あり、渡渉あり、
クサリ場ならぬロープ場が豊富で
ちょっとスリルがあるトラバースもある。
コースとしては十分面白いコースかと思う。
途中もう少し景色が良ければとも思うが、
滝や沢がたくさんあるので、そういう楽しみ方をすれば
山の楽しみは十分に味わえそうだ。
ただ、雪の心配が無い時期の方が楽しめそうな気がする。
そして、とにかく急登なので足はパンパンになる。
登りが苦手な人はコースタイムに余裕を持った方が良いと思う。
<プチ滑落>
登りの5合目の手前で、横木に気づかずに頭を打ち
バランスを崩して段差1.5m位の所から仰向けに落下し、一回転した。
倒れた瞬間、「あ、これ死ぬかもしれない」と思った。
走馬灯を久しぶりに感じたが、(奇跡的に)擦過傷3か所で済んだ。
・幸運だった点
1)ザックにふかふかのフリースが入っていたため、
それがクッションになり背中に全くダメージが無かった。
2)ワンバウンドしてうつ伏せになった場所が
落ち葉だまりで、またもクッションになった。
3)足が木の根に引っ掛かり、滑落がすぐに止まった。
4)段差がそこまで高くなかった。
周囲に岩もあり、頭から落ちていたら結構やばかった。
死なないまでも、骨折やねんざ位は全然有り得た。
また、冒頭書いたとおりこの日はほとんど人がいなく、
たぶん一人もその後、このルートを通らなかったはずである。
動けなくなっていたら本当にやばかった。
擦り傷程度で済んだのは本当に奇跡としか言いようがない。
もう2000m級と言って良い山なので、初心者が
平日ソロで登るのがそもそも間違っていると言えなくもない。
もともと下ばかり見て横木に頭をぶつけるのは自分の癖であった。
この日もここ以外の箇所でも何度か頭をぶつけていた。
事故現場がたまたまそこまで急な高さでなかったから良かったものの
変に切れ落ちているところに転がったら死んでてもおかしくない。
ひょっとしたら山に登っている人にとって
この位の事は「良くあること」なのかもしれない。
しかし、山での事故は常に「最悪の事」を想定できる類の事故だ。
今後については、気を付けるとしか言いようがないのだが、
せめて今できる最大限の準備をして山に挑もうと言う
気持ちを新たにした。心配をかけた全ての人に心から心の中で
謝罪するとともに、戒めのために記録をここに上げる。
この時期は道が凍っていたり 雪があったりと 簡単に考えて登ると しっぺがえし があり お灸をすえられたと思って これからは慎重に行動してください。 安心安全登山で心も晴れ晴れです・・・・・
怪我無(ヶナシ)山ですから ここで 事故ると ブーイングですネ!!
ヤマレコに恥ずかしくて 出られない・・・・・・・・・・・・・
>bsy16さん
いかにも仰る通りです。
しかし…。
あれからずっと視野を広く取るよう心掛けているのですが
一回の山行につき、一回以上相変わらず頭をぶつけております。
修練が必要ですね。
ちなみに毛無山だけに「けがなかった」と言うギャグは
こけてすぐに思いついたのですが、自分が言うには不謹慎すぎて
言えませんでした(笑
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