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Yamareco

記録ID: 7275384
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県津山市 加茂川沿い〜天狗寺山 にわか雨の中にも秋の気配

2024年09月23日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:05
距離
15.3km
登り
678m
下り
672m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:49
休憩
0:14
合計
5:03
8:52
41
「人咲く、水と森の郷 川の学校公園」駐車場
9:33
92
往路&復路分岐
11:05
18
鬼子母神分岐
11:23
11:36
13
11:49
56
鬼子母神分岐(2回目)
12:45
55
往路&復路分岐(2回目)
13:40
13:41
14
美作加茂駅
13:55
「人咲く、水と森の郷 川の学校公園」駐車場
展望や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離15km、歩行時間5時間、歩行数23,100歩、消費カロリー1,480Kcal
天候 晴れ一時にわか雨
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 加茂川沿いの「人咲く、水と森の郷 川の学校公園」駐車場に自動車を停めました。2か所あり、それぞれ十数台駐車可能です。なお、セトウチホトトギス<写真17>撮影地点南の舗装道路分岐に道標と自動車1台分程の路肩がありますが、狭いのであまりおすすめはしません。
 以前は頂上付近まで自動車で行けたようですが、標高400m辺りから未舗装箇所が増えてきます。再整備され平らにならしてあり、小石がかなりゴロゴロしている箇所は一部になりましたが、標高730m辺りに車止めのチェーンがあります。Uターンできる場所がないため、車で頂上近くまで上るのは無理です。
 JR因美線美作加茂(みまさかかも)駅からのアプローチも可能ですが、限られた時間帯しか運行していないため、利用する場合は事前に時刻表を調べて山行計画を立てる必要があります。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所はありません。天狗寺山頂上三角点「大篠」<写真36>を見に行かなければ植物が脚に当たることはありません。全コース舗装道路や砂利道で雨の日に傘を差しても歩けますが、一部は急なコンクリート道のため、下が濡れているときは運動靴ではなく登山靴のほうがいいでしょう。なお、林道にはジョロウグモの巣<写真24,25>が多数あります。一生で最も大事な時期を迎えているので、なるべく端を歩いて巣を壊さないようにしてあげて下さい。

 標高400m辺りから未舗装箇所が増えます。小石がかなりゴロゴロしていた砂利道は大半が再整備されて平らにならしてありました。標高730m辺りに車止めのチェーンがありますが、立ち入り禁止の表示はありません。
 標高710m手前に鬼子母神経由で頂上に向かうコースの道標<写真34>がありますが、相変わらずのヤブで断念しました。頂上直下は道の真ん中にススキが茂っていますが、多少体に当たる程度ですみます。
 天狗寺山頂上三角点「大篠」<写真36>へは「津山市防災行政無線天狗寺山中継局」の無線塔のすぐ南東にある高さ2mもないこんもりした箇所を上るのですが、今回は踏み跡はすぐになくなり、ササとススキで足元が見えませんでした。体長1mm程のマダニがズボンについたので、三角点に興味がなければスルーしたほうがいいでしょう。
その他周辺情報 美作加茂駅の北西にパワースポットとして人気のサムハラ神社奥の宮のある日詰山があります。以前は神様に呼ばれた人だけが辿り着けると言われるほどわかりにくい場所でしたが、最近はカーナビやGPSを使用すれば迷うことはないようです。
01マルバルコウ…直径2冂の花で、葉はハート形です。ルコウソウは赤い花なので、間違えることはないでしょう。蔓を長く伸ばし咲き乱れていました。
01マルバルコウ…直径2冂の花で、葉はハート形です。ルコウソウは赤い花なので、間違えることはないでしょう。蔓を長く伸ばし咲き乱れていました。
02ワルナスビ…直径3cm程の花は淡い青紫色や白できれいですが、茎や葉裏にまでトゲがあり、いかにも悪そうです。実は直径1〜2cmでナスではなくミニトマトのように球形です。この周辺に群生していました。
02ワルナスビ…直径3cm程の花は淡い青紫色や白できれいですが、茎や葉裏にまでトゲがあり、いかにも悪そうです。実は直径1〜2cmでナスではなくミニトマトのように球形です。この周辺に群生していました。
03ノコンギク…ヨメナに似た花は直径3兪宛紊如△茲枝分かれした茎の先端につくのでよりびっしりと咲いて豪華に見えます。葉柄のない葉には毛が多いのですが、この株は触った感じでは無毛に思えました。雨上がりで葉裏まで濡れてわかりにくかったのかもしれません。動画も撮りました。
03ノコンギク…ヨメナに似た花は直径3兪宛紊如△茲枝分かれした茎の先端につくのでよりびっしりと咲いて豪華に見えます。葉柄のない葉には毛が多いのですが、この株は触った感じでは無毛に思えました。雨上がりで葉裏まで濡れてわかりにくかったのかもしれません。動画も撮りました。
04石材店石造物越しに大釈山&公郷仙…東北東方面です。石材店の石造物越しに左に大釈山(おおじゃくやま)、右に公郷仙(くごうせん)が見えました。
04石材店石造物越しに大釈山&公郷仙…東北東方面です。石材店の石造物越しに左に大釈山(おおじゃくやま)、右に公郷仙(くごうせん)が見えました。
05アキノノゲシ…直径2冂の花は薄黄色で、間違えることはないでしょう。葉が羽状に裂けないものはホソバアキノノゲシといいます。咲き始めのコスモスが茂って葉は見えにくかったです。
05アキノノゲシ…直径2冂の花は薄黄色で、間違えることはないでしょう。葉が羽状に裂けないものはホソバアキノノゲシといいます。咲き始めのコスモスが茂って葉は見えにくかったです。
06ケツユクサ…花を包むような半円形の苞葉に毛が多いです。写真左下のほうのつぼみがわかりやすいと思います。よく見るとツユクサとは微妙に花弁の形が違い、上2枚がより重なって付け根周辺は細くありません。おしべの形も違うそうですが、残念ながらこの写真ではよく見えません。ツユクサとは別種で交雑することはなく、今回見たのはすべてケツユクサでした。
06ケツユクサ…花を包むような半円形の苞葉に毛が多いです。写真左下のほうのつぼみがわかりやすいと思います。よく見るとツユクサとは微妙に花弁の形が違い、上2枚がより重なって付け根周辺は細くありません。おしべの形も違うそうですが、残念ながらこの写真ではよく見えません。ツユクサとは別種で交雑することはなく、今回見たのはすべてケツユクサでした。
07ヒガンバナ&稲穂…そろそろ稲刈りでしょうか。今年は米が品薄になり価格が急騰しています。新米が大量に出回るまで待てば安くなるかと期待しています。
07ヒガンバナ&稲穂…そろそろ稲刈りでしょうか。今年は米が品薄になり価格が急騰しています。新米が大量に出回るまで待てば安くなるかと期待しています。
08東西橋より加茂川越しに山形仙…橋の上より南東方面を望みました。左端は標高453.7m三角点「公郷」峰、その右奥が山形仙(やまがたせん)、その右手前写真中央が仲山城跡のある782m峰、右端は天狗寺山(てんぐうぎさん)北東尾根です。
08東西橋より加茂川越しに山形仙…橋の上より南東方面を望みました。左端は標高453.7m三角点「公郷」峰、その右奥が山形仙(やまがたせん)、その右手前写真中央が仲山城跡のある782m峰、右端は天狗寺山(てんぐうぎさん)北東尾根です。
09アラゲハンゴンソウ…直径6cm程の花です。枯れているのがほとんどでした。茎や葉に毛が多いのが特徴で、ルドベキアの名がついた園芸品種がたくさんあります。
09アラゲハンゴンソウ…直径6cm程の花です。枯れているのがほとんどでした。茎や葉に毛が多いのが特徴で、ルドベキアの名がついた園芸品種がたくさんあります。
10ニラ…直径1冂の白い花はなかなかきれいです。あっちこっちで野生化しており、小さくひょろひょろでした。動画も撮りました。
10ニラ…直径1冂の白い花はなかなかきれいです。あっちこっちで野生化しており、小さくひょろひょろでした。動画も撮りました。
11カボチャ雄花…直径8cm程の花はこの1輪だけでした。中心部の粒々がついた棒状のものはおしべです。ロケーションからすると、捨てられた種がたまたま発芽したようでした。
11カボチャ雄花…直径8cm程の花はこの1輪だけでした。中心部の粒々がついた棒状のものはおしべです。ロケーションからすると、捨てられた種がたまたま発芽したようでした。
12ヤブツルアズキ…直径2cm程の花はノアズキによく似ています。葉が3裂することが多いので、花より葉を確認したほうが見分けやすいです。何度か見かけましたが、今回はどれもヤブツルアズキのほうでした。
12ヤブツルアズキ…直径2cm程の花はノアズキによく似ています。葉が3裂することが多いので、花より葉を確認したほうが見分けやすいです。何度か見かけましたが、今回はどれもヤブツルアズキのほうでした。
13ヒガンバナ…この周辺に群生していました。今回は見かける機会は少なかったのですが、どこもちょうど見頃でした。動画も撮りました。
13ヒガンバナ…この周辺に群生していました。今回は見かける機会は少なかったのですが、どこもちょうど見頃でした。動画も撮りました。
14ツリガネニンジン…長さ2cm程の花はサイヨウシャジンに似ていますが、花の裾は広がりめしべの突き出た部分の長さが短いです。ここだけでした。
14ツリガネニンジン…長さ2cm程の花はサイヨウシャジンに似ていますが、花の裾は広がりめしべの突き出た部分の長さが短いです。ここだけでした。
15柿…直径7cm程で愛宕(あたご)柿のようでした。この1個だけが色づいていました。よく見ると、虫が入ったか何かでひび割れて色づいたようです。このように、傷むと腐る直前に色づきます。
15柿…直径7cm程で愛宕(あたご)柿のようでした。この1個だけが色づいていました。よく見ると、虫が入ったか何かでひび割れて色づいたようです。このように、傷むと腐る直前に色づきます。
16青ヶ仙&大ヶ山&白金山…振り返って北北東方面を望みました。手前の赤いのはヒガンバナ<写真07,13>です。左は標高612.6m頂上三角点「青ヶ仙」のある青ヶ仙、中央手前は加茂川で奥のポコッと尖ったのが大ヶ山(だいがせん)南南西の978m峰、その右の平らなのが大ヶ山、すぐ手前の岩場で白っぽく見える尖ったのが白金山(しろがねやま)です。
16青ヶ仙&大ヶ山&白金山…振り返って北北東方面を望みました。手前の赤いのはヒガンバナ<写真07,13>です。左は標高612.6m頂上三角点「青ヶ仙」のある青ヶ仙、中央手前は加茂川で奥のポコッと尖ったのが大ヶ山(だいがせん)南南西の978m峰、その右の平らなのが大ヶ山、すぐ手前の岩場で白っぽく見える尖ったのが白金山(しろがねやま)です。
17セトウチホトトギス…ヤマジノホトトギスやヤマホトトギスに似ていますが、花の中心部は黄色です。ヤマジノホトトギスよりも少し花期が遅いような気がします。この1株だけでした。動画も撮りました。
17セトウチホトトギス…ヤマジノホトトギスやヤマホトトギスに似ていますが、花の中心部は黄色です。ヤマジノホトトギスよりも少し花期が遅いような気がします。この1株だけでした。動画も撮りました。
18タマノカンザシ?…オオバギボウシに似た長さ30cm程の葉には長い葉柄があります。花は真っ白で長さ10cm程もありました。中国原産のタマノカンザシでしょうか。夕方から咲き昼頃にはしぼむそうです。
18タマノカンザシ?…オオバギボウシに似た長さ30cm程の葉には長い葉柄があります。花は真っ白で長さ10cm程もありました。中国原産のタマノカンザシでしょうか。夕方から咲き昼頃にはしぼむそうです。
19ツリフネソウ…花が舟を吊り下げたように見えるというのが名前の由来です。横から見るとおもしろい形です。この周辺だけでしたが10株程あり、これからしばらく楽しめそうでした。
19ツリフネソウ…花が舟を吊り下げたように見えるというのが名前の由来です。横から見るとおもしろい形です。この周辺だけでしたが10株程あり、これからしばらく楽しめそうでした。
20オトコエシ…直径数个稜鬚げ屬魯ノコソウやツルカノコソウに似ていますが、花期が違います。この1株だけでした。鬼子母神分岐<写真34>でも1株見ました。
20オトコエシ…直径数个稜鬚げ屬魯ノコソウやツルカノコソウに似ていますが、花期が違います。この1株だけでした。鬼子母神分岐<写真34>でも1株見ました。
21ヨウシュヤマゴボウ実…直径1cm程の実で染め物をしたりして遊んだことのある方も多いと思いますが、植物全体に毒があるので見るだけにしましょう。野鳥はこの実をよく食べるので、腐る直前くらいまで熟せば大丈夫なのかもしれませんが、人間では食べて嘔吐などの症状が出た事例があります。
21ヨウシュヤマゴボウ実…直径1cm程の実で染め物をしたりして遊んだことのある方も多いと思いますが、植物全体に毒があるので見るだけにしましょう。野鳥はこの実をよく食べるので、腐る直前くらいまで熟せば大丈夫なのかもしれませんが、人間では食べて嘔吐などの症状が出た事例があります。
22ヨウシュヤマゴボウ花&未熟な実…直径1冂の花はそろそろ終わりで、実ができかけていました。この道沿いだけでしたが、ずらっと並んで生えていました。
22ヨウシュヤマゴボウ花&未熟な実…直径1冂の花はそろそろ終わりで、実ができかけていました。この道沿いだけでしたが、ずらっと並んで生えていました。
23ベニバナボロギク…ダンドボロギクとは違い、赤い花はうつむいて咲き、終わると上を向きます。花は終わって綿毛だらけでした。動画も撮りました。
23ベニバナボロギク…ダンドボロギクとは違い、赤い花はうつむいて咲き、終わると上を向きます。花は終わって綿毛だらけでした。動画も撮りました。
24ジョロウグモ幼体♀&成体♂…動画も撮りました。上の小さいのがオスです。オスはメスより早く成体になり、メスの巣に居候して彼女が大人になるのを待ちます。連れはこれを源氏の君と若紫(後の紫の上)と呼んでいます。『源氏物語』ファンの皆様、ごめんなさい🙇
24ジョロウグモ幼体♀&成体♂…動画も撮りました。上の小さいのがオスです。オスはメスより早く成体になり、メスの巣に居候して彼女が大人になるのを待ちます。連れはこれを源氏の君と若紫(後の紫の上)と呼んでいます。『源氏物語』ファンの皆様、ごめんなさい🙇
25ジョロウグモ成体♀&成体♂…メスはもうお腹が大きく、産卵間近のようですが、諦めきれないのかわかっていないのか、オスだらけでした。クモの場合は交尾ではなく交接といい、オスはその後メスに食べられることもあるそうですが、庭で長年見てきた連れによれば、その場から追い払うだけで巣の隅にいるのは許してくれるそうです。
25ジョロウグモ成体♀&成体♂…メスはもうお腹が大きく、産卵間近のようですが、諦めきれないのかわかっていないのか、オスだらけでした。クモの場合は交尾ではなく交接といい、オスはその後メスに食べられることもあるそうですが、庭で長年見てきた連れによれば、その場から追い払うだけで巣の隅にいるのは許してくれるそうです。
26キバナアキギリ…通常はこのように黄色一色です。中には、赤紫色の斑紋があるものもあります。この周辺だけで咲き始めでした。
26キバナアキギリ…通常はこのように黄色一色です。中には、赤紫色の斑紋があるものもあります。この周辺だけで咲き始めでした。
27林道よりオオヒラ山&花知ヶ仙&角ヶ仙…北北西方面です。最奥は左からオオヒラ山、花知ヶ仙(はなちがせん)、角ヶ仙(つのがせん)です。鏡野町の山は案外、よく見えます。
27林道よりオオヒラ山&花知ヶ仙&角ヶ仙…北北西方面です。最奥は左からオオヒラ山、花知ヶ仙(はなちがせん)、角ヶ仙(つのがせん)です。鏡野町の山は案外、よく見えます。
28キンミズヒキ…直径7〜10mmの花はヒメキンミズヒキよりもおしべの数が多く、10本前後あります。花弁は少し太めです。おしべの数で見分けるのが確実です。
28キンミズヒキ…直径7〜10mmの花はヒメキンミズヒキよりもおしべの数が多く、10本前後あります。花弁は少し太めです。おしべの数で見分けるのが確実です。
29チカラシバ…抜こうとしても踏ん張ってなかなか抜けないのが名前の由来といわれています。猫の尻尾のような穂は長さ20儖幣紊砲覆襪海箸發△蝓⊆楕はもっと黒っぽく見えます。ちなみに、穂が緑色のアオチカラシバもありますが、まだ見たことはありません。
29チカラシバ…抜こうとしても踏ん張ってなかなか抜けないのが名前の由来といわれています。猫の尻尾のような穂は長さ20儖幣紊砲覆襪海箸發△蝓⊆楕はもっと黒っぽく見えます。ちなみに、穂が緑色のアオチカラシバもありますが、まだ見たことはありません。
30林道より棚田越しに祖星ヶ山…北東方面です。手前は津山市加茂町桑原と公郷(くごう)にまたがる棚田、その奥が標高623.4m頂上三角点「小渕」のある祖星ヶ山(そほしがせん)、右端奥は矢筈山(やまずやま)西尾根です。
30林道より棚田越しに祖星ヶ山…北東方面です。手前は津山市加茂町桑原と公郷(くごう)にまたがる棚田、その奥が標高623.4m頂上三角点「小渕」のある祖星ヶ山(そほしがせん)、右端奥は矢筈山(やまずやま)西尾根です。
31ゲンノショウコ…直径1cm少々の花には白花と赤花があり、今回見たのはすべて白花でした。
31ゲンノショウコ…直径1cm少々の花には白花と赤花があり、今回見たのはすべて白花でした。
32アケボノソウ…直径2冂の花には、黄色い蜜腺があります。そのため、アリが群がっていることが多いのですが、いませんでした。今回はこれが目当てだったのですが、昨年見た場所にはなく、見つけられたのはここだけでした。つぼみも多いので、これからかもしれません。動画も撮りました。
32アケボノソウ…直径2冂の花には、黄色い蜜腺があります。そのため、アリが群がっていることが多いのですが、いませんでした。今回はこれが目当てだったのですが、昨年見た場所にはなく、見つけられたのはここだけでした。つぼみも多いので、これからかもしれません。動画も撮りました。
33クリ…直径5cm程でこれは中身がありました。たくさん落ちていましたが、空っぽなのが多かったです。
33クリ…直径5cm程でこれは中身がありました。たくさん落ちていましたが、空っぽなのが多かったです。
34鬼子母神分岐…地形図上は南に延びる破線の道があり、以前はここからも天狗寺山頂上<写真36,37>に行けたようです。昨年もでしたが、このとおり、ササやススキが茂って踏み跡も見えなくなっているので、今回もスルーしました。
34鬼子母神分岐…地形図上は南に延びる破線の道があり、以前はここからも天狗寺山頂上<写真36,37>に行けたようです。昨年もでしたが、このとおり、ササやススキが茂って踏み跡も見えなくなっているので、今回もスルーしました。
35モミジガサ…長さ2cm程の花はカニコウモリなどに似ています。葉はモミジのような形で長い葉柄があります。この1株だけで花はほとんど傷んでいました。
35モミジガサ…長さ2cm程の花はカニコウモリなどに似ています。葉はモミジのような形で長い葉柄があります。この1株だけで花はほとんど傷んでいました。
36天狗寺山頂上三角点「大篠」…標高831.5m頂上三角点「大篠」です。無線塔のすぐ南東にある高さ2mもないこんもりした箇所を上るのですが、今回は踏み跡はすぐになくなり、ササとススキで足元が見えませんでした。体長1mm程のマダニがズボンについたので、三角点に興味がなければスルーしたほうがいいでしょう。
36天狗寺山頂上三角点「大篠」…標高831.5m頂上三角点「大篠」です。無線塔のすぐ南東にある高さ2mもないこんもりした箇所を上るのですが、今回は踏み跡はすぐになくなり、ササとススキで足元が見えませんでした。体長1mm程のマダニがズボンについたので、三角点に興味がなければスルーしたほうがいいでしょう。
37天狗寺山頂上プレート越しに津山市防災行政無線天狗寺山中継局…見えている無線塔の奥にもう1基あり、そちらには「津山圏域消防本部天狗寺山中継所」と書かれたプレートがありました。足元にはまだ木製のベンチが横倒しになっています。昨年はなかったススキとより伸びた木の枝で展望はほとんど効かなかったので、すぐに下りました。ツマグロヒョウモンのオスは動画だけ撮りました。
37天狗寺山頂上プレート越しに津山市防災行政無線天狗寺山中継局…見えている無線塔の奥にもう1基あり、そちらには「津山圏域消防本部天狗寺山中継所」と書かれたプレートがありました。足元にはまだ木製のベンチが横倒しになっています。昨年はなかったススキとより伸びた木の枝で展望はほとんど効かなかったので、すぐに下りました。ツマグロヒョウモンのオスは動画だけ撮りました。
38マリーゴールド…花壇のようで、たくさん咲いていました。黄色もありました。
38マリーゴールド…花壇のようで、たくさん咲いていました。黄色もありました。
39メドーセージ…サルビア・ガラニチカともいいます。長さ3cm程の花は黒っぽい萼が特徴です。株数は少ないのですが、よく咲いていました。
39メドーセージ…サルビア・ガラニチカともいいます。長さ3cm程の花は黒っぽい萼が特徴です。株数は少ないのですが、よく咲いていました。
40田んぼ越しに青ヶ仙&大ヶ山…田んぼ越しに北方面を望みました。中央は標高612.6m頂上三角点「青ヶ仙」のある青ヶ仙、その右奥にポコッと尖ったのが大ヶ山(だいがせん)南南西の978m峰、その右の平らなのが大ヶ山、すぐ手前の白金山(しろがねやま)には雲がかかっています。動画も撮りました。
40田んぼ越しに青ヶ仙&大ヶ山…田んぼ越しに北方面を望みました。中央は標高612.6m頂上三角点「青ヶ仙」のある青ヶ仙、その右奥にポコッと尖ったのが大ヶ山(だいがせん)南南西の978m峰、その右の平らなのが大ヶ山、すぐ手前の白金山(しろがねやま)には雲がかかっています。動画も撮りました。
41トビ…雨上がりの空を旋回していました。動画を撮りました。
41トビ…雨上がりの空を旋回していました。動画を撮りました。
42アキノタムラソウ…1cm少々の花は毛深く、下唇に青紫色の筋模様が入ります。ここだけでしたが、3株あり見頃でした。
42アキノタムラソウ…1cm少々の花は毛深く、下唇に青紫色の筋模様が入ります。ここだけでしたが、3株あり見頃でした。
43アメリカノウゼンカズラ…直径3cm、長さ数cmの花はノウゼンカズラに似ていますが、花色は赤です。この1輪だけでした。
43アメリカノウゼンカズラ…直径3cm、長さ数cmの花はノウゼンカズラに似ていますが、花色は赤です。この1輪だけでした。
44コスモス…傷んだ花もつぼみもあり、しばらく楽しめそうです。動画には濃いピンク、薄いピンク、白も映っています。
44コスモス…傷んだ花もつぼみもあり、しばらく楽しめそうです。動画には濃いピンク、薄いピンク、白も映っています。
45モミジアオイ…モミジの葉を縦に引き伸ばしたような葉です。花は直径8cm程で、通常は10cmを超えます。
45モミジアオイ…モミジの葉を縦に引き伸ばしたような葉です。花は直径8cm程で、通常は10cmを超えます。
46バターナッツかぼちゃ…長さ15〜20cmの実が数個ぶら下がっていました。スープにするとおいしいそうです。
46バターナッツかぼちゃ…長さ15〜20cmの実が数個ぶら下がっていました。スープにするとおいしいそうです。
47カボチャ…直径8cm程です。1つだけでした。バターナッツかぼちゃ<写真46>と一緒にフェンスにぶら下がっていました。
47カボチャ…直径8cm程です。1つだけでした。バターナッツかぼちゃ<写真46>と一緒にフェンスにぶら下がっていました。
48パンパスグラス…和名はシロガネヨシです。大きなフサフサの穂と細長く垂れ下がった葉で遠目にも目立ちます。昨年は白っぽくきれいだったのですが、今年は猛暑で傷むのが早かったようです。
48パンパスグラス…和名はシロガネヨシです。大きなフサフサの穂と細長く垂れ下がった葉で遠目にも目立ちます。昨年は白っぽくきれいだったのですが、今年は猛暑で傷むのが早かったようです。
49ヒャクニチソウ…直径2〜6cmのミニサイズで、花色は白、赤、黄色、ピンクでした。夏の暑さには強いのですが、今年の猛暑と少雨で花が小さくなったのかもしれません。
49ヒャクニチソウ…直径2〜6cmのミニサイズで、花色は白、赤、黄色、ピンクでした。夏の暑さには強いのですが、今年の猛暑と少雨で花が小さくなったのかもしれません。
50カワウ…三ツ岩橋から加茂川の中をズームしてみました。この時期にはウミウはいないのでわかりやすいです。
50カワウ…三ツ岩橋から加茂川の中をズームしてみました。この時期にはウミウはいないのでわかりやすいです。
51三ツ岩橋より加茂川越しにオオヒラ山…三ツ岩橋の上から北北西方面を望みました。右奥がオオヒラ山です。写ってはいませんが、さらに右に角ヶ仙(つのがせん)が見えていました。
51三ツ岩橋より加茂川越しにオオヒラ山…三ツ岩橋の上から北北西方面を望みました。右奥がオオヒラ山です。写ってはいませんが、さらに右に角ヶ仙(つのがせん)が見えていました。
52美作加茂駅駅舎…2003年に改築され、レトロな雰囲気に合わせて懐かしい丸形ポストが設置されました。
52美作加茂駅駅舎…2003年に改築され、レトロな雰囲気に合わせて懐かしい丸形ポストが設置されました。
53美作加茂駅改札口よりホーム…木造の温かみのある駅舎の改札口からホームをのぞいてみました。乗客は2人だけのようでした。
53美作加茂駅改札口よりホーム…木造の温かみのある駅舎の改札口からホームをのぞいてみました。乗客は2人だけのようでした。
54美作加茂駅から出発するキハ120形気動車…駅を出るとすぐにこれが到着したので、慌てて側の空き地で発車を待ちました。13時43分発の津山行きです。動画を撮りました。
54美作加茂駅から出発するキハ120形気動車…駅を出るとすぐにこれが到着したので、慌てて側の空き地で発車を待ちました。13時43分発の津山行きです。動画を撮りました。
55マメアサガオ…直径2cm程の花です。葉は3裂することもあります。周辺を這って花盛りでした。
55マメアサガオ…直径2cm程の花です。葉は3裂することもあります。周辺を這って花盛りでした。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【次第に自然に帰する天狗寺山】
 天狗寺山(てんぐうぎさん)は「新ルート岡山の山百選」にも選ばれていますが、山行記録が比較的少なく、ルートのいくつかはワイルドな状態のようです。今回は昨年の10月に訪問したルートとほぼ同じで、雨が降っても普通に安全に歩ける舗装道路が多く、かつ道端に咲く花が期待できそうなルートを選びました。
2023年10月8日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6031023.html
雨が降るとは予想していませんでしたが、昼過ぎににわか雨があり、40分程本降りになりました。このルートでよかったです。
 天狗寺山は「駅から登る岡山の山100座」にも記載されており、JR因美線美作加茂(みまさかかも)駅からのアプローチも可能です。駅近くの加茂川沿いにある「人咲く、水と森の郷 川の学校公園」の駐車場に自動車を停め、ここを出発点としました。セトウチホトトギス<写真17>撮影地点南の舗装道路分岐に車1台のスペースがあり、そこを利用する方もおられるようですが、秋の風物詩は麓の舗装道路沿いのほうが多いので、標高831.5mの低山ながらのべ15劼鯤發、自然探勝メインの山行を行いました。
 出発して程なく、8時56分美作加茂駅発津山行きの車両が見られました。また、ゴール近くでも13時43分美作加茂駅発津山行き<写真54>も見ることができました。なんとこの間、同じ方向に向かう列車がまったく走っていなかったのです。我々は鉄道マニア(撮り鉄)ではないので、決して狙ったわけではないのですが、盆休みに富山県立山町を訪問した時<2024年8月11日記録>から、我々が駅や踏切に近づくと、列車がそのタイミングで駅に停まったり目の前を通過したりすることが相次いでいます。
 訪問者が少ないと、山は自然に帰することになります。天狗寺山は3年前の記録では、頂上を含め展望地がいくつかあったようです。さらに、鬼子母神(きしもじん)を経由して山頂に向かうルートがあり、道標<写真34>は健在でした。しかし、鬼子母神方面は相変わらずのヤブで断念しました。
 頂上三角点<写真36>へは「津山市防災行政無線天狗寺山中継局」の無線塔のすぐ南東にある高さ2mもないこんもりした箇所を上るのですが、今回は踏み跡はすぐになくなり、ササとススキで足元が見えませんでした。体長1mm程のマダニがズボンについたので、三角点に興味がなければスルーしたほうがいいでしょう。足元にはまだ木製のベンチが横倒しになっており、昨年はなかったススキとより伸びた木の枝で展望はほとんど効きませんでした。草があまり茂っておらず木の葉も少ない時期なら、もう少し展望が効くのかもしれません。
 今回は純粋に花を中心に自然を楽しむための山行でしたので、一応、その目的は果たせました。

【ヤブでなくてもクモの巣だらけ】
 今回のコースの大半は、自動車が通れるほど広い道が多く、ヤブの中に突入するようなところはなかったのですが、ジョロウグモの巣が大量にありました。小さな虫などが多く自然が豊かである証拠なのでしょうが、これらのクモの巣トラップを何度もかいくぐって通過するのは、なかなか神経を使います。意識していても時々糸が見えず何度もクモの巣に引っかかるので、道端に落ちているちょっとした小枝を持って、ワイパーのように振りながら歩きました。もちろん、なるべくクモの巣を避けながら歩くのですが、行き帰りで同じルートを歩んでも、帰りも何度か引っかかりました。
途中で唯一お会いした方々も小枝を携えておられましたので、思わず「クモの巣が多いですよね」と、同意を求めてしまいました。連れはクモの巣が顔に張り付くとすぐに後退りし、腰をかがめて端を通過していました。こうすると糸が付着せずクモの巣を壊さずにすむそうです。
 ジョロウグモのオスはメスより早く成体になり、メスの巣に居候して彼女が大人になるのを待ちます<写真24>。連れはこれを源氏の君と若紫(後の紫の上)と呼んでいます。『源氏物語』ファンの皆様、ごめんなさい🙇不運なオスはメスに蹴飛ばされて食べられ、思いを遂げられないまま一生を終えることもあります。
 また、1つの巣に複数のオスがいること<写真25>も珍しくありせんが、驚くべきことは、オスとメスの体格差です。メスのほうが5〜10倍大きい場合もあります。こんなに体格差のある動物も珍しいと思います。体が大きいと気づかれやすく、捕食されるリスクが高いため、小さいほうが有利なのかもしれません。
 この日は目の前で何度も展開されるクモの小さなオスと大きなメスの姿に心を動かされました。

【秋の風物詩】
 この日は期待通り秋の花が目立ちました。ヒガンバナ<写真07,13>は見かける機会は少なかったのですが、どこもちょうど見頃でした。コスモス(秋桜)は1か所は咲き始め、もう1か所<写真44>は傷んだ花もつぼみもありました。昨年より少し早かったためか、お目当てのアケボノソウ<写真32>は1株だけでしたが、見られてほっとしました。昨年は見られなかったセトウチホトトギス<写真17>などもあり、微妙に時期がずれただけで変わる花の種類に日本の四季の繊細さを感じました。
 また、実りの秋もそこまで来ており、稲刈り前の田んぼ<写真40>や色づき始めた柿、そろそろ収穫してもよさそうなカボチャ<写真46,47>も見られました。
 今年は夏が異常に長かったので、秋がかなり短くなりそうです。束の間の秋を存分に楽しみたいと思います。



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