鳥海山2

2024年09月25日(水) [日帰り]

• GPS: 10:58
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,161m
• 下り: 1,160m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:43
• 休憩: 1:13
• 合計: 10:56

5:11 スタート地点
5:13 5:13 湯ノ台口
5:34 5:40 滝ノ小屋
6:46 6:46 河原宿
9:18 9:19 伏拝岳
9:31 9:31 行者岳
9:57 9:57 新山・外輪分岐
10:04 10:04 七高山
10:09 10:17 新山・外輪分岐
10:35 11:00 鳥海山山頂御室参籠所
11:21 11:45 鳥海山
12:08 12:12 新山・外輪分岐
12:29 12:30 行者岳
12:36 12:37 伏拝岳
14:37 14:44 河原宿
15:48 15:48 滝ノ小屋
16:09 16:09 湯ノ台口
16:09 ゴール地点

天候

基本ガス
ずっとガス
かなりガス
風もつよつよ

雨が降らなかっただけヨシ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

湯の台登山口駐車場🅿️前夜車中泊
＊休憩所を兼ねた水洗トイレあり
＊368号線、法面崩落や道路陥没により未だ通行止めですが、すぐ先に迂回路あります
「鳥海山荘迂回路はこちら」と書かれた白い看板が目印

その他、鳥海山登山に関する最新情報は遊佐鳥海観光協会(https://www.yuzachokai.jp/spot/climbing-news/)が詳しいです

高速ドラ割東北観光フリーパス南東北周遊首都圏型2日間/11500円
常磐道谷田部IC↔︎酒田みなとIC

コース状況／危険箇所等

＊湯の台登山口→滝の小屋
登山口に登山届ポストあり📮
石畳の整然とした登山道ですが、苔むした石もあるので雨天時や夜露などて濡れてると地味に滑ります

＊滝の小屋→八丁坂
小屋から先、小さな沢の渡渉がいくつかあり、簡素ながらもしっかりした橋が架橋されています
八丁坂は言葉の響きに反してゆるゆるとした登りでした

＊八丁坂→河原宿小屋(廃墟)
八丁坂を登り切ると平坦な河原に出ます
倒壊した河原宿小屋の小脇に立派なトイレ建屋があり、めっちゃ綺麗だしなんと水洗で感動🥺

＊河原宿小屋→心字雪
さすがに雪渓は残ってなく露出した夏道を辿るわけですが、ペンキが多いところは多いのに唐突に無くなったりするし、沢を渡渉するポイントがいちばんわかりづらい😣

＊心字雪→薊坂
渡渉後まもなく薊坂取り付きがあり外輪山の尾根へ向けて急登開始になりますが、個人的には5年前に登った千蛇谷の方がキツかったし、その千蛇谷から七五三掛へ登り返す方がもっとキツいので(以下略)

＊薊坂→七高山
薊坂を登り切ると尾根道に出て、すぐ先に外輪山の一角、伏拝岳(山頂標は何故か分岐にあり、本当の山頂はおそらく小さな祠の辺り)、さらに進んで梯子の先に行者岳(山頂標は登山道沿いにあるけど山頂は登れない？)、百宅口コース分岐を越えるとやたら墓標のような石柱が刺さった赤土色の鋭峰が出て来まして、その異様な場所が一等三角点の七高山

行者岳の先にたぶん7月の豪雨による崩落箇所があり、トラロープ張られてますけど注意喚起の意味合いでしかないので、激細登山道にくれぐれも足元ご注意⚠️

＊七高山→新山(鳥海山)
斜度的には七五三掛に匹敵する感じで、浮石だらけの赤土がザレてよく滑るのでここの下りがいちばんの核心かなと思います
距離は至って短いので、兎にも角にも慎重が肝要

矢印ペンキは新山へ直登するものと御室山頂小屋へ誘導するものがあるのでよく確認し、それらを辿ればいずれかに到着します
我々は先に小屋方面へ向かい、山頂小屋脇の冬期用トイレを借用したのちブランチ休憩してから山頂アタックしました
山頂へは御室山頂小屋の左側から大切通シ岩経由で登るものと、胎内くぐり経由の右側からのものがあります

以降、下山はピストンなので割愛

写真

高速使っても片道約7時間、山形道(鶴岡↔︎湯殿山)が工事により9/24から夜間通行止めになることもあり、連休初日を完全に移動日として山形入り

酒田に入ると出羽富士どーん！なので興奮しますぬ😆

9/24 12:39

そして山形道でのお楽しみは寒河江SAでの食事でして、今回は冷たい鳥中華😋

9/24 12:56

満足して外に出たら軽食売店で見つけたコレ、懐かしくてモーレツに食べたかったんだけど、すでに腹いっぱいで断念😔

帰り道で食べるつもりでしたが、下山時点ノンストップで23:00帰宅予定となってしまい次回に持ち越し😭

9/24 12:56

つや姫ソフトとずんだもちソフトも食べたかったよォ😭

9/24 12:58

悔しいので、コレなら入る隙間があったから食べた😋

酒田遊佐方面に来たときのマストでもある鳥海三神の水を汲みに行こうとしたら、あちこち通行止め😣

Google mapもすべての通行止めを網羅してるわけではないようで、併設の農林漁業体験実習館さんゆうサンに電話して迂回路を教えてもらい、明日の飲料水を確保
さんゆうサン曰く、豪雨直後から半月ほどは土砂災害で不通だったそうです

9/24 19:05

その後スーパーに寄って今夜の夕飯と明日の朝食を仕入れ、湯の台登山口駐車場🅿️入り
おそらく滝の小屋の管理人サンのであろう軽トラ以外に駐車はなく、車中泊はたわしカーのみ

満点の星空に癒されつつ、推し自治体を襲った豪雨災害の生々しい爪痕に心が痛むなど😞

9/25 5:11

翌朝、4時起床
風が思いの外強く、予報に反してかなりの曇り空🙄

ダメ元で現地集合の野良募集したら応募してくれた、東京から終業後3時間仮眠という弾丸で来た、実は山形出身というKサンと合流し登山開始

滝の小屋までは石畳がきれいに敷かれた登山道

9/25 5:27

架橋、簡素ながらも思いの外立派

9/25 5:34

滝の小屋とうちゃこ
めっちゃキレイ
予約やキャンセルの電話したときの遊佐町の担当も、被災処理で大変忙しかろうにとても丁寧に応対していただき好感度爆上がりだったので、来年こそ泊まりたいなァ🥹

9/25 5:40

ところで小屋前のこの水は飲めるですかぬ…🙄

9/25 5:57

小屋からゆるゆると八丁坂を登り始め、ほどなく分岐

9/25 6:22

八丁坂からときどき、小さな旅人の祠にエンカウントします

9/25 9:02

たまに寛永通宝もあったりして、山岳信仰の名残りを感じます

9/25 6:32

ところでこれ本当に晴れんの？というほどガスon theガス
予報では朝から☀️マークですよ？
風は予報通りちょっと強め

9/25 6:34

強風のため雲の流れがめちゃくちゃ速く、たまにこのような晴れ間も出現するんですが、瞬く間にガスに巻かれて白い世界になります

9/25 6:36

朝露でびしょびしょの仮面ライダー

9/25 6:45

八丁坂を登り切ると平坦地に出まして、まもなく河原宿小屋の廃屋がポツンと一軒家状態

丁寧に揃えて並べられたサンダルこわい
一家心中か

9/25 6:58

旅人の祠と一瞬見えた伏拝岳

9/25 7:36

心字雪辺りにあるこの岩、誰ぞ⬜︎⬜︎⬜︎の意味知ってる方おりましたら教えていただきたい

9/25 7:58

心字雪の雪渓はもう皆無なので夏道をてくてくと辿るわけですが

9/25 8:19

薊坂に向かうこの渡渉が地味にわかりづらい
ペンキ薄くてなくなるしトラロープ細くて見えにくい😣

取り付き辺りから割りと晴れ間が長くあって

9/25 8:22

庄内側に海も見えたりして

9/25 8:24

ただし新庄方面はずっと雲の下でした
太平洋側は曇りのち雨予報だったもんね

9/25 8:34

で、その薊坂、しんどいしんどいと聞くけど本当に斜度きついのは尾根筋手前の50㍍くらいです

9/25 9:13

象潟コースと合流する外輪山コースの分岐
伏拝岳の山頂標もあるけど絶対違うでしょ感

9/25 9:17

本当はこの祠の上だと思われ🙄

9/25 9:33

足元、なんかキレイな色の虫がいて、蓄光しそうなゾウムシだなと思って調べたらヒョウタンゾウムシの一種だそう
残念ながら蓄光して夜間光るとかはしないみたい😆

9/25 9:34

さて、せっかく外輪山の尾根筋上がったのに黄泉
推し花は残っていてくれるのでしょうか…

9/25 9:36

グレーチングと行者岳
行者岳も登山道沿いに標識あるだけで、ピークはこの岩の上なんでしょうけど登れないっぽい

9/25 9:51

一瞬の晴れ間で新山(鳥海山)の頭がお目見え
同じ岩稜帯でも外輪山側とは似て異なる相対的なこの感じ、推し山の好きなところのひとつ🥰

9/25 10:00

百宅口コース分岐と新山分岐を越えた先、ゴジラの背中みたいに波打つ岩が見えてきて

9/25 10:03

七高山とうちゃこ
相変わらず物々しい
これでも地味に一等三角点持ちの貴族ですからね😁

さてたわしの主目的は滑り込みで推し花、チョウカイフスマに会うことだったんですが、いつもなら外輪山沿いにたわわに咲き誇るフスマたち、どんなけ探してもみんな葉っぱだけ…😢

まあでも少しばかり滑り込めたというか、ほとんどが花弁を落とし結実してる中、このダイモンジソウみたく逞しく居残る花たちも居まして

トウウチソウとか

ハクサンフウロとか

イワキキョウも…
一輪だけだとしても、凛としていてとても良い🤩

ウメバチソウと

アキノキリンソウに

ミヤマリンドウと

オヤマリンドウは終盤

ミヤマキンバイが少し残ってて驚きましたが

びっくりしたのはこのイワカガミ
狂い咲き？にしても程があるでしょ😳

だって周囲、ヤマハハコはドライフラワーになっとるし

ナナカマドも真っ赤な実をたくさんぶら下げてるし

ホソバイワベンケイも赤く染まってピンピンに逆立ててるしね？

9/25 10:18

推し花に会えずしょんぼりしながら新山分岐に戻り、とりま御室山頂小屋に向け千蛇谷のコルへ下ります

9/25 10:21

千蛇谷雪渓、ここからドバァーッと扇子森方面まで長い雪渓をもたらすんですが、
今は蛇の頭が残ってる程度

淀んだ水面の一部には氷が張ってました
夜間はもう氷点下になるんでしょうかね

9/25 10:29

御室山頂小屋、すでに営業は終えて閉鎖されてますが、こちらの冬期用トイレは使用可能です

9/25 10:33

小屋受付前の枝垂れフスマ
たわし一推しのフスマ鑑賞スポットで、まだ残ってないかと丹念に探しましたが

9/25 10:34

残ってませんでした…😭
やはりチョウカイフスマに会うには8月でないとダメですぬ😞

9/25 10:45

気を取り直してひとまず腹ごしらえ
本日は長丁場なのでパーリィ飯は用意せず

同僚からお土産で貰ったスーパーマリオのポルチーニ香るきのこリゾット飯と、寒くなってくると必携するおしるこでブランチ

9/25 11:00

腹を満たしていざ新山山頂へ
今回は王道の左ルートから右ルートで外輪山へ戻ります

ガス晴れてくんないかなァ…🙄

山形出身なのに鳥海山登ったことがなく、晴れ間が長かった薊坂からヤケーヌ装着して鬼滅の隠みたいになってたKサン

まぁ我々の年齢になると、日焼けはすべからくシミになりますからぬ🤣

山頂付近は広大なガレ場ですが、ペンキ明瞭なので迷うことはそんなにないと思います
浮石に注意すれば無問題

こういうアスレチックみもあるのが鳥海山の良いところ🥰

9/25 11:10

出た、鳥海山名物

9/25 11:41

人類みな兄弟、世界平和を謳う笹川平和財団岩群
＊たわしが勝手にそう呼んでるだけで、正式な名称ではありません

9/25 11:20

そしてこちらは左ルート名物、大切通シ岩
おおきりどおしいわ、と読むのですが

9/25 11:22

実際はこんなデカい岩の切れ目を下りて登ります
真ん中にKサンが居ますが、対比すると岩の大きさがよくわかりますぬ

同じような大岩を登り詰めると新山とうちゃこ
ガッスガスの強風なので我々虚無です

誰も居ないし来ない山頂でしばらく晴れ間を待ちましたが、一向に晴れない死

風が強くて晴れ待ちもしんどくなり、おつかれ山ポーズで下山開始

9/25 11:37

時計回りで七高山分岐に向かって下山します
胎内くぐり、もはや産めるものが💩くらいしかありませんので、快便祈願しながら

御室からだと右ルートになるので、この胎内くぐりも反対側から入って抜けてくる感じになります
内部半ほどに熊野神社由来の祠があります

9/25 11:55

御室と七高山分岐まで戻ってきました
午後に向かってどんどんガスが濃厚に

9/25 11:59

千蛇谷起点、七高山と新山の景観を真っ二つに分けるこの灰土と赤土の分かれ目
地球すごーいおもしろーい😳と思う

9/25 12:25

外輪山コースを湯の台道分岐に向かって戻ります

写真の二人組、抜いたり抜かれたりで駐車場までずっと一緒だったんですが、地元の方で75歳と79歳のおじいコンビでして、80まで登り続けたいと話してました
たわしはその歳までとても無理ゲーだきと、お二人にはぜひ頑張ってほしい🥺

9/25 13:30

薊坂下りて心字雪辺り
ひたすら白い黄泉の世界

9/25 14:22

あ、心字雪が少し残ってた

9/25 14:32

河原宿まで下りて来ました
地元民おじいたち、倒壊しかけの小屋前に座って休憩始めたから、風強いしちょっと心配しちゃった😅

9/25 14:43

下山時にここのトイレ借用したんですが、まさかの沢水による水洗だしめちゃくちゃキレイで感激したから500円投函しようと思ったんだけど、小銭みたら100円玉しかなくて、しかも最後の1枚だったから100円で勘弁してもらいました🤣

9/25 14:50

登山道の整備もトイレの管理も素晴らしいし、遊佐町の鳥海愛すごくて感動🥺
住みたみが増すけど、山形は全国イチニを争うガソリン代の高さがなァー🤣

9/25 15:35

八丁坂の途中から雲の下に出て、滝の小屋の赤い屋根もよく見えるように

9/25 15:48

行きは閉まってた小屋の扉が開いてました
実は登り始めてまもなく下りてきたおじいとすれ違ったのだけど、背負子に発泡スチロールの小箱背負ってたから、何か歩荷しに出掛けた小屋番サンだったのかな🙄

9/25 15:54

架橋が出てきたので駐車場はすぐそこ

9/25 16:05

行きは薄暗くて見えなかった、葉っぱの赤いナナカマド
河原宿辺りはイワイチョウの葉っぱが草紅葉で黄色い絨毯敷いてましたが、木々もまもなく紅葉シーズンですぬ

9/25 16:09

駐車場まで無事ゲサーン！
下りが苦手だというKサンに膝痛が発症してスローダウンしましたが、当初の予定より1時間早く下山できたので上々吉

今日はこの後、山形市の実家に泊まるとのこと
同業者だったので平日休みが多く、タイミング合う機会あったらまたご一緒しましょうと言い、現地解散

9/25 17:12

下界から見上げる鳥海山、きっと今日は終日雲の帽子被ってたんだろな
いいもん、また来るもん😗

撮影機器：

iPhone 15 Pro Apple

感想

たわし

8月の頭に滝の小屋の予約を入れてたものの、7月25日の豪雨災害の影響で断念した鳥海山でしたが、blueblu親方が滑り込みでチョウカイフスマに会ってるレコに触発され、たわしも滑り込んで拝めないかと突撃🚙

結果、撃沈しました😞
でも久しぶりの推し山は、やっぱり良い山でした😆
再建される河原宿小屋の完成が待ち遠しいです🥹