谷川連峰馬蹄形縦走(谷川岳西黒尾根upの時計回り)
- GPS
- 14:46
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,436m
- 下り
- 2,542m
コースタイム
- 山行
- 12:45
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 14:46
※コースタイムは写真のタイムスタンプを参照し手入力しています。
天候 | 申し分ない快晴!風も涼やかで心地よかったです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広々としていて十分駐車スペースがありました。 尚、ロープウェイ山麓駅の駐車場は7AMまでは入口が封鎖されていて、かなり手前に無料の駐車場が用意されていました。何台もの車が引き返して来られてました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的によく踏まれた気持ちの良いトレイルですが、何点か気になる点を。 ・西黒尾根上部の磨かれた蛇紋岩はよく滑るので要注意。 ・同様に、オキの耳〜一ノ倉岳間の蛇紋岩もツルツルに磨かれてるのがあるので要注意。 ・白毛門から土合への下降路は、鎖場が何箇所かあるのと結構荒れている感じがあるので、特に疲れた体では負担が大きい。集中力を最後まで失わないようにしましょう。 |
その他周辺情報 | ■登山後の温泉 「仏岩温泉郷 鈴森の湯」で汗を流させて頂きました。 21:00まで営業の20:30受付終了で、終了間際ぎりぎりに入らせていただきました。 お湯はトロリとして肌に心地よく、清潔感溢れ洗練された内装、気持ちの良い従業員の皆さんの対応、素晴らしい温泉でした。谷川岳の帰りはいつも猿ヶ京温泉まで足を伸ばしていましたが、こんな近くにこんな素晴らしい温泉があるのなら、今後はこちらを利用させて頂こうと思います。 今回、時間が遅かったので食事は頂けなかったのが残念。 詳細は下記のページをご参照ください。 http://suzumorinoyu.com/ |
写真
装備
個人装備 |
アウターシェル上着(レインウェア)(1)
アウターシェルパンツ(レインウェア)(1)
地図(山と高原地図)(1)
地図(国土地理院1/25
000)(1)
ヘッドライト(2)
コンパス(1)
サングラス(1)
GPS(1)
スマートフォン(1)
スマートフォン予備電池(1)
ガラケー(1)
デジカメ(1)
ミニ三脚(1)
日焼け止め(1)
マルチプライヤー(1)
ノート(1)
ペン(1)
熊避け鈴(1)
健康保険証(1)
免許証(1)
現金(1)
クレジットカード(1)
キャッシュカード(1)
ハットorキャップ(1)
指切りグローブ(1)
滑り止め付速乾軍手(1)
タオル(1)
ゲイター(ショート)(1)
レインハット(1)
救急セット(1)
ツェルト(1)
補助ロープ(1)
JETBOIL(1)
ロウソク(1)
ライター(2)
IDホイッスル(1)
靴紐予備(1)
時計(1)
ストック一対(1)
ポカリスウェット顆粒(2)
カロリーメイト(1)
ウィダーインプロテインバー(2)
飴(10)
アミノサプリ(5)
芍薬甘草湯(3)
MAGon(2)
通常食料(1)
水3l(1)
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感想
谷川岳馬蹄型日帰り縦走。他の方々のレポートを拝見し以前から関心が高かったコースでした。年々衰える体力がまだある内にトライしたいと思っていました。
ロングコースですので日照時間は長い方が良いのは当然です。でも水場が少なく、展望の良い、逆に言えば日射しをまともに受けるので暑い夏場はつらいだろう。気温が下がり、日照時間もまだそれほど短くなっていない、加えて紅葉も楽しめそうな週末。実施候補日は一、二週間しかありませんでした。その中の好天予報ということで実施に至りました。正規(?)の馬蹄型は田尻尾根→天神尾根を通るルートのようですが、西黒尾根の方が私は好きなのでこちらを登路に選択。
結果は先日の白峰三山テント泊縦走に勝るとも劣らない、素晴らしい想い出深い山行となりました。いままで谷川岳や茂倉岳までで下山していたのを後悔するほど。
でも反省点も何点か。
1.スタート時間の遅れ。
当初予定だと現地に前日23時頃着いて、仮眠を取った後に2AMには行動開始というものでした。日没前に行動を終えるには自身の行動速度を考慮するとその程度の早出が必要だろうと。
しかし諸般の事情により家を出るのが遅れたため、現地着が既に2:00AM。この長大なルートを睡眠無しで登るのは厳しいと考えて1時間の睡眠の後、結局4AM前に登り始めると言うこととなってしまいました。結果は、当然日没後の下山。いくらビバークの用意は常備しているとは言え、やはりトラブルでも無い限り日没までに下山しないといけません。
2.持参飲料水の不足
今回3lの水を持参しました。水の消費量が多い私であり行動時間も長いのですが、気温も下がって来ているので十分だろうと考えた為です。
しかし結果は下山時には全ての水を飲み切りました。非常時ビバークも考えると1lは残した状態で下山しなければなりません。
ルート上に水場の少ないこのコースですから、4lの水を持参すべきでした。また、「山と高原地図」では清水峠付近には水場表記があるのですから、ここで水の補充を行うべきでした。
3.忘れ物
行動に直接影響は無いものの、コンデジを充電していてそのまま忘れてしまいました。なので今回の写真は全てスマホによるものです。
行動に影響があるものであれば遭難にも結び付く為、日帰りとは言え、持参物の最終チェックを厳密に行わないといけません。
4.行動速度の遅さ。
今回、幸いにも快晴で、且つ紅葉がかなり進むと言う絶好の登山日和だったものですから、景色に見とれたり大撮影大会(撮影枚数400枚弱。。。)となり、極端に行動速度が遅くなってしまいました。とは言え、それが楽しみで山に登っているのだから、その行動速度を前提に早出するなりすれば良いのかなとも思います。
その他、笠ヶ岳から白毛門に向けて一旦下降する辺りから、ここ何年も再発していなかった右膝の古傷に違和感を感じました。それで日帰り装備ではめったに使わないストックを出して、ダブルストックで負担軽減を図りました。白毛門からの下降速度を大幅に落としたこともあり、何とか膝痛発症を防げたのは幸いでした。ただ、見栄をはらずに下りではもう少し早く使っても良かったかもしれません。
次に、このルートは時計回りが良いか、反時計回りが良いかについて考えました。
■時計回り
(メリット)
早出の場合(馬蹄形の為には必須ですが)、ロープウェイが稼働する前に肩の小屋〜オキの耳間の抜けられるので、特に紅葉シーズンなどの混雑を回避できる。結果、紅葉シーズンであっても、今回のように終日静かな山旅を楽しめる。
(デメリット)
疲れた身体に白毛門から土合への下降は結構つらい。
ビバークをする事態になっても、朝日岳の先には水場が無い。
■反時計周り
(メリット)
疲れたり不調があれば、天神平からロープウェイで下山できる。
(デメリット)
オキの耳〜天神平間は、紅葉シーズンなどは大混雑して渋滞も起こるらしい。。
ルート上ではトレランの方々もテント泊装備の圧倒的に反時計回りの方が多かったです。朝日を浴びる一ノ倉沢を望み、夕陽を浴びる朝日岳を望むのであれば、反時計周りが良いのかな。
結局、一長一短といったところでしょうか。
最後に、このルートであれば、トレラン以外の方々が選択されていたようにテント泊の方がより山の魅力を堪能できるように思いました。蓬ヒュッテ横の指定地に幕営かな。来年トライしてみたいと思います。
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