こんにちは、スタッフHです。
松本は雨の日が続いています。梅雨明けが待ち遠しいですね!
私はおうち時間で、海苔を切ったりしています。
さて個人的な話ですが、いま安曇野市に家を建てる計画が進んでいます。
おうちからは、こんな景色が見えるといいなぁと思います。
そして先日は、新居の主要な柱を選びに山へ行ってきました。
お世話になるハウスビルダーでは、家づくりを盛り上げるため「選木ツアー」なるものを企画しています。
山で柱にしたい木を選び、その場で切り倒してもらうというイベントです。
一家にとって思い出深いイベントとなるところですが・・・
家族の都合がつかず、私1人で参加してきました。
原木選びが目的ですが、理科の課外授業のようでした。
訪れたのは、伊那谷のとあるヒノキの森です。
連日の雨でしたがこの時だけは晴れ、リスがちょろちょろと駆け回っています。
山守さん(※森林の管理をする職業の人)も、ハウスビルダーのスタッフさんも、
木曽駒ヶ岳のことを「西駒」と呼んでいます。地元感が溢れています。
山守さんは林業のあれこれをいくつも聞かせて下さいました。
間伐のことや、松くい虫、針葉樹の気孔線のことなど、とても興味深いです。
これは林業で使う梯子です。(写真は営業担当のお姉さんです、私も登らせてもらいました。)
携帯しやすいように脚は1本のみで、自立しません。木にぴったり固定して立てます。
柱にする木は、間伐候補の4本から選びます。直感ですぐに決めました!
伐採はまず「受け口」を作ります。
倒したい方向を決めたら、そこに向いた面をくし形に切り欠きます。
切り欠いた木片の樹皮を剥いでみます。
ナイフで切り込みを作り、指を入れてぐいぐいと剥がします。
皮を剥がした所は、たっぷりと水分を蓄えて濡れています。
つるつるとした質感で、プラスチックのようです。舐めてみましたが、味はしません。
次に「追い口」を作ります。受け口の反対側から、切れ込みを入れていきます。
全部は切らず、「つる」と呼ばれる部分を残します。
このつるによって、倒れる方向が決まります。
ほどなく木はミシミシと音を立てて傾き始めます。枝先は隣の木にぶつかり、パキパキパキと鳴ります。
最後はドーン!と地面を震わせて倒れました。
見届けたい気持ちが強くて、写真や動画を撮る余裕はなく・・・
木と木の間に、きちんと収まるように倒れています。さすが、匠の技です。
倒した木のてっぺんを切り、切り株に接ぎます。
皆で切り株を囲み、「いのちをいただきます」と合掌します。しみじみします。
帰路は、百メートルちょっとでしたが、道草をしながらです。
ヘビイチゴの実を見つけたり、桑の葉を観察したりと忙しく、
これは、熊を獲る罠だそうです。今は使われていません。
ふだんと違った形で山に行くことができ、短くも心に残る山行でした。
皆さんの印象深い山行も、ぜひレコにしてお披露目してくださいね!
それでは失礼します。
はじめまして。
《安曇野Tシャツ》を検索したら、ココにたどり着きました。
かわいいロゴですね(某アウトドアメーカーのような・・・)
私も欲しくなりました。
やはり、安曇野へ移住かなぁ。
はるかしさん、こんにちは、コメントありがとうございます!
Tシャツかわいいですよね、着るのに少し恥ずかしかったりしますが。
生地がやや薄いので、黒色もおすすめです^^