最近の日記リスト
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2025年 02月 05日 12:08大気光学現象
第13回目(最終回)は、その他の現象。
まずは「パリーアーク」。地味なので見つけにくいのですが一度だけ出会ったことがあります。22°ハロの上下端に接して弱い虹色の光がかかるタンジェントアークは3回目に紹介しましたが、そのタンジェントアークに白い光の布団の様なものが覆いかぶさることがあり、これを「パ
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2025年 01月 28日 16:14大気光学現象
第12回目は「サンピラー」。
「太陽柱」とも呼ばれ、太陽から上下に伸びる光の柱のことです。
薄い氷晶が水平に落下するときにその上下面で太陽光が反射することによりできます。
日の出直後や日の入り直前に稀に見ることができる現象で、月光によって同様の柱を見ることができますがこれは「月光柱」もしくは「
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2025年 01月 22日 14:14大気光学現象
第11回目は「光芒」。
雲の隙間から太陽光が漏れ、光の筋となって見える現象で、「薄明光線」とも言います。
下向きに光が伸びるもの(通称:天使の梯子)と、上向きに伸びるものとがあり、上向きに伸びるものが頭上を越えて反対側の地平線へと収束される様に見えるものは、特に「反薄明光線」(画像3)と呼ばれて
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2025年 01月 15日 20:42大気光学現象
第10回目は「彩雲」。
「光環」と同じように氷晶または水滴によって太陽光が回折することによって不規則に雲が色づく現象。
おおむね太陽から10°までの間で見られますが、時々もう少し離れたところにも現れます。
雲の種類や厚さなどによって色々な見え方があり、積雲などでは太陽が雲に隠れると雲の輪郭に沿
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2025年 01月 08日 11:59大気光学現象
第9回目は「光環(光冠)」。
細かな氷晶または水滴によって太陽光が回折し、同心円状に虹色の光の環が幾重にもできる現象。
太陽のすぐ近くにできて、サイズも小さいことから気がつきにくく、太陽を何かで遮るかサングラスをかけないと見ることはできません。時々サイズの大きなものが現れることがありますが、これ
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2024年 12月 31日 10:27大気光学現象
第8回目は「幻日環」。
前回紹介の「幻日」の外側に白い光線が左右にのびると「幻日環」になります。
全周の幻日環は稀で、太陽を貫いて天頂を中心に大きな白い円が見られ、太陽高度が低い時には地平線と平行した360°の巨大な輪になりますが、全周の幻日環は数年に一度とも言われて超レアな現象です。
また、この全
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2024年 12月 25日 16:44大気光学現象
第7回目は「幻日」。
太陽から22°離れて、太陽とほぼ同じ高度に現れるやや赤みが強い虹様の大気光学現象。
左右対になって現れることが多く、22°ハロと同時に出現することもあります。
太陽に近い方が赤色で外側は白く、白い光線が左右にのびると「幻日環」になります。
幻日はそれほど珍しい現象ではな
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