ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > ヤマレコ質問箱 > カテゴリ山の情報 > 厳冬期のテント泊などで

ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

回答受付中
緊急度 3山の情報
厳冬期のテント泊などで
質問2013年03月05日 18:38 (2013年03月07日 10:52更新)
この時期のテント泊など 山に長く滞在するとき手の指先や脚の指先が痺れて感覚が無くなったりしますが どのような対策してますか?

手袋は薄いウールのインナーと−15度対応のを付けてますが厳しいです。 

今年は夏靴に厚めの靴下で雪山を登っていましたが 冬靴なら寒さによる足先の痛みなんかはないのでしょうか?
                教えてください。
回答2013年03月06日 21:54 (2013年03月07日 10:52更新)
厳冬期の冬山での対策は、手足の凍傷対策です。特に八ヶ岳(赤岳など)や西穂高では、マイナス18°は当たり前の世界で、風が吹くとマイナス20-30°の体感となります。自分はいつも行動中は、手袋3枚重ね(シルクノインナー、ウールの嵩高の手袋、オバーミトン(-25°対応)を使っています。これども手は痛くなることもあります。いくら重ね着しても、血流が悪いと直ぐに冷たくなりますので、常に血流をよくするよう、グーパーを手袋の中ですることをおすすめします。つま先は、ヒートテックのつま先カバーに集めのウール靴下で凌いでいますが、2時間も行動すればつま先がジンジンしてきます。近頃、新しい武器を発見し、使用しています。それは冬サーファーにヒントを得て、彼らが使っているボディージェルを足や手にすり込んでいます。カプサイシン入りですので、手や足がホカホカして、感覚がなくなったことは無くなりました。ホットジェルという名前でサーフショップやネットで販売していますので、参考にしてください。
ホッカイロを使うと言う意見もありますが、そもそもマイナス10°以下ではカイロは発熱が止まります。何度も実験しましたが、最初の30分は持つのですが、あとは無用の長物と化します。
なお、凍傷対策としては、皮膚科に行って、ヒルドイド軟膏と血流改善ユベラ錠などを服用するのも効果的です。ヒマラヤ登山隊などには必ず装備されています。
テント内での冷え対策はシュラフの中でカイロや湯たんぽを抱いて寝てください。
お礼 
詳しく説明していただいてありがとうございます この冬八ヶ岳に通いましたがなかなか厳しいです 前回は登山用品店で売っている一番厚い靴下を購入して挑みましたが かえって血流が悪くなり赤岳に挑む頃にはほとんど感覚がなくなり足を運ぶのに苦労しました 「ホットジェル」試してみます ありがとうございました。
回答2013年03月06日 09:44 (2013年03月06日 10:52更新)
手袋はインナー、フリース、オーバーグローブで指先が冷たく思ったら細かく動かす。冬靴でスカルパは二重になってます。わたしはそれと別に冬は革靴で靴下二枚で指先に使い捨てカイロを張ることもあります。
幕営でしたらシュラフはマイナス25度対応でモンベルの像足(ソフトタイプ)にカイロ貼り付け。下は銀マットにエアーマットで、シュラフカバーは必須で小さなローソクランタン(取り扱い注意、自己責任で)それとまず冷たさで痛みが出るようならその場でマッサージか、指を動かすこと。使い捨てカイロ12時間タイプを20枚持参してます。それと手袋は二組ね(風で飛ばされたりしたら凍傷になります)こんなもんかな?
お礼 
大変細かくわかりやすく説明していただいてありがとうございます、参考にさせていただきます。
回答2013年03月05日 18:52 (2013年03月06日 10:53更新)
痛いとか、感覚がなくなるのは凍傷のはじまりですので注意して下さい。装備はそれなりに必要です。
お礼 
それなりの装備は必要ですね 実感しました

これから気をつけて山を楽しみたいと思います。

ありがとうございました。