剣八ッ峰、前穂北尾根、北穂東稜、いずれも行きましたが、だいぶ前なので参考になるか、、、
３コースともアルパインクライミングの入門コースですので、行く人も多く、ルートも明確になっているので、無積雪期であれば難易度はそれほど変わらないと思います。（積雪期であれば話は違います）

ただし、前穂北尾根に関しては、落石の問題と、高度感がありますので緊張を強いられる場面があります。足が竦んで動けなくなる人を見かけます。
天候次第ですが、前穂の迫力ある岩壁を見ながら(余裕があればですが)の北尾根は終われば達成感があるでしょう。
東稜は終われば生ビールが待っています。

当時はいずれもソロでノーザイルでしたが、事故も起きていますので、ザイル(いまはロープですネ)があれば安心でしょう。
最終判断はご自身で、、、楽しんできて下さい。

私も僭越ながらレスさせていただきます。少しでも参考になれば幸いです。北穂東稜と前穂北尾根は山岳会で8月初旬に先輩と3人で行きました。剱岳八つ峰は1峰〜剱山頂を6月初旬にソロで行きました。いずれも結構昔です。今も状況は変わってないと思いますが...

難易度は北尾根の方が北穂東稜より高いと感じました。登頂後の下山（涸沢）も北尾根の方が大変でした。北尾根は３人とも初めてだったのでルーファイが必要なところがありました。浮石が目立つところもあり、2つ先のパーティがホールドにした大きな岩が抜け滑落しました。北穂東稜は核心部も短く、岩もしっかりしていたように記憶してます。ちなみに北尾根では一部でロープを使用しました。

経験ベテランさんの同行で行くのなら、北尾根をオススメします。装備に関しては経験ベテランさんの意見で決めるのがよろしいかと思います。

追記：「お礼」の後に編集するのも気が引けたんですが、誤解されると困るので編集しました。基本的な内容は編集前と変わっていません。
carolさん申し訳ありません。

　私は前穂北尾根は経験ありますが、北穂東稜はいったことがありません。ですので、経験による比較ではなくて、一般論になります。

　日本山岳ガイド協会の参考資料に「ルートグレーディング表」なるものがあります。
http://www.sakura11.com/kmga/reshio.pdf

　それによれば、北穂東稜は登攀１級上に格付けられています。同じグレードのルートとしては、剱の「点の記」ルート、北方稜線、穂高の西穂奥穂縦走、槍の北鎌尾根、南アルプスの鋸岳縦走があげられています。
　いっぽう前穂高北尾根は登攀２級で、北穂東稜よりグレードは高いです。登攀２級に入るのは、剱の源治郎尾根、八ツ峰上半縦走、同下半縦走です。
　東稜もいいですが、すでに八ツ峰上半を縦走されているのですから、前穂の北尾根にいかれてはどうでしょうか。
　私も八ツ峰上半縦走しましたが、前穂北尾根もどちらもすばらしいルートです。

１日経っても諸兄からレスが入らないようなので、僭越ながら私ごときがレスさせていただきます。
ただ私は前穂北尾根には行ったことがありませんから回答にならないかもしれませんけど・・・

昨年、北穂東稜に行きました。難易度的はそう高いとは感じませんでした（もちろん大キレットあたりと比べると難易度は高いです）。
もちろん一般道と違い落ちればアウトという箇所はありますが、気を付けていれば問題ないレベルかと思います。核心部分はゴジラの背の前後でしょうか。

一般的な南稜ルートと所要時間はそう変わらないし、ルートファインディングもほとんど必要ありませんでした。
景観も東稜に上がれば槍も近くに見えて気持ちイイです。

剣・北方稜線に行きましたが、局所での緊張度は東稜の方が上かと感じましたが、緊張している時間・区間は東稜の方が短いです。

前穂北尾根にも行ってみたいですが、何となくロープワークを習得しないと行けないような気がして私は行っておりません。
難易度的には北尾根の方が高いのではないかと思っていますので、まずは東稜、次に北尾根ではいかがでしょうか（あるいは場所的に同じなので一気に２つやっつけるとか）。

あと個人的に思うのは、お叱りを受けるのを省みずに一言付け加えるならば、こういうルートって経験者やガイドと行くより１人か未経験者と行った方が達成感が大きいので、八つ峰経験者であれば北尾根はともかく東稜は単独でチャンジされることをおススメします。