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北岳の登山について
質問2013年06月03日 21:46 (2013年06月11日 13:43更新)
初めまして!
北岳の登山について質問があります。
この夏に,登ってみたいと思っているのですが,小学5年生の娘も登ってみたいといっているのですが,登ることは可能でしょうか?山小屋に1泊する予定にはしているのですが…。私(父親)もこの山に登るのは初めてです。
これまで,実際に登ったことがある方のご意見を聞きたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
回答2013年06月11日 13:43
 初めまして。yufumi1492さん。私は昨年9月と10月に小4の息子を北岳に連れて行きました。ただし、9月の時は大樺沢・八本歯経由の山行でしたが、上部二股2700mで息子が高山病に罹ったため、トラバースで白根尾池小屋まで降ろしました。10月にもう一度行きたいと言ったので、ゆっくり登山計画を立てて北岳登頂させました。
 高山病は罹る時と罹らない時がありますが、子供には前日に十分な睡眠をとらせないと厳しいかと思います。1泊で子供を山頂まで上げるにはマイカーで奈良田に前日夜入って朝イチのバスに乗るか、甲府駅朝イチのバスになります。睡眠はなかなか取れないと思います。
 コースですが、子供の背丈によりますが、八本歯経由の場合、岩場が多いため子供の足の上げ下げが多くなります。そのため、大人以上に体力が必要です。白根御池小屋経由の場合、最初の分岐から一部急登となりますが、山頂まで子供でも無理なく登れるルートとなります。
 次は何時の時期に登らせるかです。夏までは梅雨時期ですので雨が多くなります。子供にも透湿性の高い雨具が必要です。夏から秋までは遅くとも午後1〜2時頃までに小屋に入らないと落雷が怖いです。北岳山荘・肩の小屋共に稜線途中にあり、遮る場所がありません。9〜10月だと午後2〜3時頃着で肩の小屋、北岳山荘に行けるかも知れません。登る時期とコースタイムを考えることが非常に重要かと思います。
私の場合、息子の高山病を気遣ったため、白根御池前日泊で山頂を目指しました。参考までにレコをご覧ください。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-226511.html
回答2013年06月07日 07:21 (2013年06月07日 07:29更新)
はじめまして、2年前ですが当時長男が6年生、次男が3年生で登ったレコです、。↓

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-127167.html

二人共幼稚園の頃から山は登っていて健脚な方です。

皆さん書かれている通り天候など快晴続きの日程を選び、コースと宿泊場所を考えれば初心者でも十分登れる山だと思いますヨ。
うちは八本歯経由で登ったので落石に会いましたけど、山に登るというのはいつも危険と隣合わせだということを身をもって経験できたのは逆に良かったです。(←直撃だとこうは言ってられませんが常に連れて行く親側も周りに注意を払うということですね)

無事に登頂出来れば富士山より達成感がある山です、正にプライスレスの想い出になります。
経験が少なければ積めばいいこと!
山は逃げないとよく言われますが今年は難しくても来年があります。(娘さんの気持ちが変わらなければですが(^_^;)
是非諦めずチャレンジしてください!
回答2013年06月06日 11:58
こんにちは。

肩の小屋、混雑時でも素泊まりなら大丈夫です。
素泊まり用に部屋をキープしてあるらしく、予約なしでも泊まれるかもしれません。

※以前の話なので、要確認です。
回答2013年06月05日 07:35
小屋の件ですが、肩の小屋、北岳山荘を比較しますと
両方宿泊経験者の話からは、北岳山荘の方が良いようです。しかし他回答者様からの情報にもある通り、草すべり方面から登ると肩の小屋が先となります。
また北岳は広河原登山口まで、マイカーではいけないため何時のバスに乗って登山口を何時に出発できるかも考えたうえで、初日、二日目の予定を考える必要がありますね。
初日早出が無理なら白根御池小屋で宿泊して翌日に
北岳山頂をピストンとなりますが、帰りのバスは16時
台が最終かと思うので、それに間に合わせる必要があります。休日と平日でバス時間が異なるのも注意です。
いままでの登山で標準コースタイムと比較するとどれくらいの時間で歩けているかを北岳の標準タイムを照らし
合わせて、予定を考えてみると良いでしょう。

富士山との比較については、高山病がどうでるかにも
よると思います。うちの息子は富士山で酷い高山病でしたが、北岳は全く平気だったし、その日の体調にもうよると思います。自分自身は、両方とも日帰り登山経験からは、北岳の方が大変でした。これは日帰りだとバス時間に縛られる影響も大きいです。ただ富士山は下山が砂走りなど、単純なコースで一気に下りてこれるのでその点は楽ですね。北岳に難しい道はありませんが、富士山と比べたら樹林帯の道、急登、ちょっとした岩、鎖といろいろありますので、気を使うとは思います。
回答2013年06月05日 02:21
yufumi1492さんこんばんわ。
山小屋の件回答します。
快適なのはたぶん北岳山荘なのですが、お子さん連れで右俣か草すべりからとなると山頂の反対側になってしまうので必然的に肩ノ小屋(エスケープで白根御池小屋になります。)になります。
肩ノ小屋の場合は山頂より手前なので、翌朝一番で空身で頂上を踏むことができます。
稜線を歩くのを朝一番にすることで天候急変リスクを回避できます。(雷や強風は稜線が特に危険です。)
私自身は泊まったことがあるのは北岳山荘の方で、肩ノ小屋は積雪期だったので中を覗いたことがあるだけで小屋の前でテント泊しました。
たぶん夏は相当混むので、実はそれが一番の問題かもしれません。
高山病に関しては山の経験の有無は正直あまり関係なく、その時の体調やその方の体質が影響します。
まめに水分ミネラルをとることである程度防ぐことができますが、もし発症してしまったら速やかに下山することです。
さて富士山との比較です。
私自身直近では昨年10月末の北岳冠雪後に八本歯のコル経由で北岳山頂、
先日5月18日は富士宮口から富士山剣ヶ峰に登っています。
標高差は前者が1672mで後者が1396mなので北岳に軍配が上がるのですが、どちらがきつかったかと言われれば富士山でした。
原因は583mという両山の標高差です。
普通夏の富士山は一気に山頂を極めるわけではなく、7合目か8合目で仮眠してご来光を狙うので、一日の標高差は少なく一見楽に考えられがちです。
しかし実際には半日では高度順応できないので、標高が高い分高山病のリスクは富士山の方がはるかに高いです。
率直に申しまして前日から標高の高いところに泊まっても効果はまったくありません。というか悪影響の方が大きいです。
富士山は独立峰なので天候の急変リスクは北岳より高いですが、小屋が多いのでその点では北岳より安心です。
ただルートの安全性という観点から考えれば富士山の方が落石のリスクは高いです。
富士山なんてただの観光地だと馬鹿にする人もいますが、私はそうは思いません。
大勢登っているから安全だと勝手にみんな思い込んでいるだけです。
従って富士山と北岳(右俣の場合)の難易度はどっこいどっこいだと思います。
ただ山の難易度は標高ではありません。
低山でも危険な山はたくさんあります。
プロフィールを拝見したら広島の方だったので土地勘がわからないかもしれませんが、私の地元でハイカーに大人気の丹沢にも滑落危険箇所はごまんとあります。
標高は北岳の半分しかないですが、丹沢が北岳より安全な山かというとそうは言い切れません。
無条件でお勧めするわけではありませんが、高峰だからという理由だけでことさら遠ざけることもないと思います。
北岳バットレスのせいか凄く危険な山のイメージがあるのですが、鎖場も痩せ尾根も無く、ガレ場や滑落危険個所が少ないので決して難しい山ではありません。
北岳におけるリスクは1に体調、2に天候です。
少しでも天候に不安要素があったら中止することと、お嬢さんの(yufumi1492さんご自身も)体調や天候の急変時にyufumi1492さんが、撤退の勇気を持てるかどうかです。
前回北岳に登った時は冠雪後であるにも関わらずアイゼンを持たずに登っている人が大勢いました。(トレイルランナーさえいました。)
八本歯のコルは凍結し、間ノ岳から農鳥の稜線はクラストしていました。
彼らに較べればこうして情報収集しているyufumi1492さんの方が絶対に安全登山ができると思います。
因みにうちの娘は6年生です。
3年生くらいまでは一緒に近所の山に登ってくれたのですが、今はもう行ってくれません。うらやましいです。
回答2013年06月04日 23:46
初めまして

私も小5の時に北岳から白峰三山を縦走しました。(というより、連れて行かれました。)
30数年程前の事なので話半分で読んでみて下さい。
北岳登山のネックは一気に3000m超まで登ることだと父は考え、広河原山荘(1520m)で1泊しました。
(それでも私は高山病になりました)
翌日、前日までの雨で大樺沢のコースは危険と小屋の方に言われて白峰お池小屋(白根御池小屋)から二俣を経て、八本歯のコル経由で北岳山頂に立ちました。
樹林帯の登りは、風が通らないので蒸し暑く体力がどんどん奪われました。
吊り尾根の分岐点からはひたすら頭痛がしました。自分の脈拍に合わせて頭がズキズキと痛みます。せっかくだからと無理を推して山頂に立ちましたが、北岳山荘に着くまでひどい苦痛は続きました。
小屋に着いても、登りで体力を大きく奪われたせいか軽い頭痛は続いていました。
あと、この日は午後から天気が崩れて北岳から吊尾根の下りは強風が吹き荒れ、背を低くしてひたすら小屋を目指しました。
私達の後から小屋に到着した方は隠れる場所のない吊尾根で、すぐ近くに雷が落ち、死ぬかと思ったそうです。
後の縦走は、3000mを超える度にズキズキ頭痛がしたので、私の体は3000mで高山病になると知ることが出来たのは収穫でした。

結論は、
登頂できるか否かは、お子さんの体力・持久力と、山のスキル、天候に左右されると同時に、親御さんの山の経験にもよると思います。
私自身は子供心に、危険な道だとは思いませんでした。
ただ、蒸し暑かったのと高山病で苦しんだだけです。
しかし、私の登山経験の貴重な1つにもなっています。
私の娘も小5になったら北岳をと考えています。

あ、手元に当時の北岳山荘のレシートがあります。
大人2人、子供一人、1泊2食付き ¥11400円
弁当3つ              ¥1800円
合計               ¥13200円

今では考えられない値段です。
回答2013年06月04日 23:31
 小学生の娘さんを連れて、1泊で北岳を往復するには、どの小屋に泊まるのがいいのか。その点についてのみ、回答させていただきます。

 小学生連れならば、安全策をとって、登りのルートとしては、白根御池小屋を経由する尾根コースと大樺沢を経由する谷コースのいずれかになるでしょう。谷コースは途中で丸木橋のようなのもあるので、より安全なのは尾根コースのほうです。

1尾根コース:広河原→白根御池小屋→草すべり→小太郎尾根分岐→肩の小屋(泊)→その日のうちにもしくは翌日朝に頂上往復して下山。標準コースタイムで、登り6時間半(頂上往復1時間半を含まず)、肩の小屋まで標高差1500m

2谷コース:広河原→大樺沢二俣→大樺沢右俣→小太郎尾根分岐→肩の小屋(泊)→その日もしくは翌日朝頂上往復して下山。標準コースタイムで、登り5時間半(頂上往復1時間半を含まず)。肩の小屋まで標高差1500m

 1泊でいくならば、肩の小屋に泊まるのいちばんいいのですが、ただ次のような問題があります。
 他の方の回答にあるように、14時までに肩の小屋に到着するためには、余裕をみて広河原を7時頃には出発すべきです。広河原へはマイカーではいけませんので、甲府もしくは芦安からバスに乗ることになりますが、広河原に7時より前につくためには、甲府に4時頃または芦安5時頃に着いておく必要があります。それが可能かどうか。また可能だとして、小学生の娘さんが、睡眠不足なしに歩けるかどうかも問題です。

 広河原を早立ちできない場合には、安全策をとって、白根御池小屋に宿泊することになります。その場合、登りのコースは1になります。
 御池小屋泊にすると、1日目は楽ですが、2日目が少しキツいです。御池小屋から頂上まで標準タイムで4時間半くらい。頂上から同じコースを下山した場合、4時間半くらいですので、1日9時間以上の行動となります。また、最終バスの時間がありますので(最終バスは16時頃)、どうしても行動が制約されます。
 御池小屋で2泊すれば、余裕をもって登りおりできます。
 御池小屋は新築されてそれほど年数もたっていないきれいな小屋ですし、収容能力も大きいです。肩の小屋は歴史のある小屋ですが、なにせ高いところにある山小屋なので、小学生の娘さんには慣れないことも多々あるだろうと思います。
 
 富士山と標高差はよく似たものですが、樹林帯を歩く時間が長いです。富士山よりも緑が多く、景観も殺風景ではありません。しかし、富士山のメインルートに比べて人どおりは少なく、途中、少し歩けばいくつも小屋があるというわけにはいきません。
回答2013年06月04日 07:19 (2013年06月04日 22:03更新)
はじめまして。
昨年夏に子供(高校生、中学生)を連れて日帰りで
しました。

前提的な話ですが・・。
行かれる山のレベルが自分にとって高いか、低いか、
普通なのか?は、登山経験、体力によるところなので、小5であってもまちまちでしょうし、行けます!とも
言いにくいところではあります。

北岳は、距離短く、標高差が高い山です。
大樺沢〜八本場コルのコースを外せば難しくはないけど
急登が多いので、標高差1000m以上の登山経験がなかったり、普段から運動をしていない方だと大変キツく感じると思います。
逆にお子さん含め標高差1000m以上を日帰りできる体力をお持ちならば、一泊での北岳は十分可能と思います。
大樺沢の雪渓は落石のリスクがあり、八本場コルの梯子などを考えますと草すべりから行くのが、危険度は下がると思います。ただし、
それと他回答者様言われる通り、3000m超の山ですから
高山病、気象変化への対応は、もしご経験がないと不安
な面になろうかと思います。
天気予報がどうであろうと雷雨、雹、強風などが起きる
のが、3000m超の山です。他回答者様が14時までに小屋着と言われているのは、雷雨のリスクを回避するためでもあります。
森林限界を超える登山経験がどれだけあるかも重要です。
お子様含めある程度の登山経験があるならば、
ゆっくり一泊の北岳は十分可能ですが、
上記に書かせて頂いた内容を考慮いただき判断を
頂ければと思います。
お礼 
ご意見ありがとうございます。娘と再度考えたいと思います。ちなみに,山小屋を利用する場合,どちらの山小屋を利用したらよいでしょうか。
回答2013年06月04日 02:29 (2013年06月04日 22:04更新)
夏ですよね。
大丈夫ですよ。日本第二の高峰ですが、他の山に較べて危険個所は少ないですし、アクセスも便利だし、天候は比較的安定してますし、道迷いもないですし、何より他に登山者が大勢いるので安心です。
コース取りはお子さんがいる場合、時間はかかりますが右俣が良いと思います。
急ですがお花畑がありますし危険がありません。
万が一体力的に厳しい場合も途中に白根御池小屋がありますので大丈夫です。
左俣(八本歯のコル)は丸太の梯子がたくさんあるのと浮石もあるので登りも下りも5年生には厳しいと思います。
注意点としては以下になります。(当たり前のことばかりですが・・・)

1.高山なので天候だけは太平洋高気圧バリバリの状態で行ってください。どんな山でもそうですが3000mの稜線はひとたび荒れると凄いことになりますし、視界が悪いとつまらないです。

2.小屋着14時以前は厳守してください。雷が来たら本当に怖いです。とにかく早出早着です。

3.万が一体力的に厳しかったら無理せず引き返しましょう。その場合小屋には必ず連絡してくださいね。

4.落石については、自分で起こす場合も落石に合う場合もお子さんには注意喚起しておいた方が良いと思います。

5.高山なので水分ミネラルの補給は万全に。

6.あとは近場の山でハイキングして体力作りですね。
睡眠不足も禁物です。

小学生が南八ヶ岳や槍ヶ岳にいきなり行くのは少し考え物ですが、事前の準備と心構えさえきちんとしておけば北岳は初心者に優しいとても素晴らしい山だと思いますよ。
無理せず楽しんできてください。
お礼 
ご意見ありがとうございます。娘と再度考えたいと思います。ちなみに,山小屋を利用する場合,どちらの山小屋を利用したらよいでしょうか。
回答2013年06月03日 22:56 (2013年06月04日 22:08更新)
どの程度の登山経験をお持ちか分からないのですが、
仮に初心者親子さんでしたら、十分慎重に検討されたほうがいいと思います(ずばり、あまりおススメできません)。

高山病の症状は必ず現われます(軽重の個人差はありますが、体質的にダメな人は相当辛いです)。
山小屋まで、そんなに短くはなく、岩がごろごろした急登もあるので、慣れてないとかなり疲労を感じるでしょう。
お礼 
ご意見ありがとうございます。娘と再度考えたいと思います。昨年まで何回か富士山に登ったことはあり,私は高山病にはなりませんでしたが,富士山に登頂することの難しさと比べたらどんなものなんでしょうか。