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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

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緊急度 1山の情報
ザイルからロープへ
質問2013年07月25日 22:25 (2013年09月16日 21:59更新)
後期高齢者まじかのものです、小生が山行していたころは「ザイル」と表現していましたが気が付けば「ロープ」へと変わっています。単独行ばかりでしたので山の情報に疎かったというか気にしていなかったのです。いつごろから変わったのでしょうか?。
回答2013年09月11日 22:08 (2013年09月16日 21:59更新)
先日都岳連でも英語に統一していこうという提言がなされたと聞きました。言葉は、わかる人や使っていた人にとっては、大切な思い出であり、アイデンティティですよね。ハーケンやカンテもなくなっちゃうんですね。でも新しい言葉で育つ人たちにとっては、これが記憶になるので流れを停める訳にもいきませんね。。。

<<コメントありがとうございます。>>
そもそも歩荷の方を目にする機会が少なくなりましたね。言われてみると。歩荷の大変さをみないと、飲み物ひとつの値段も、街と比べてしまったりしがちですね。
お礼 
KIROKIROです 思いがけなく回答いただきありがとうございます。ザイルのこともそうですが山行自体も変わってきましたね! テント山行で「賄い」だけ山小屋に依存するなんてとても考えられません。これも荷揚げがヘリになったからでしょうね! 昔ならドヤされます。
回答2013年07月26日 21:04
質問に対する回答ではなくてすみません。

KIROKIROさんより遥かに若輩者ですが、私もかつて先輩からザイル、シュリンゲで教わった者です。

4〜5年ほど前から単独で登山再開(今はハイキングだけ、というか登攀を伴う山はもう無理)しましたが、
ヤマレコを見ると「ロープ」が圧倒的に多く使用されており、漠然と不思議に思っていました。

私にとっても、ナイス質問、ナイス回答です。
なるほど90年代頃からロープ等になって来たのですね。
今やヤマレコも新世代クライマー・ハイカー多数の時代ですね。

もはやザイルパートナーも居ませんし、登攀技術も忘却の彼方、もうザイルワークもまともにできません。
これから二度とザイルを使うことは無いと思いますが、「ロープパートナー」とか「ロープワーク」、頭の中でワンテンポ置かないと出て来ない言葉ですね。
回答2013年07月25日 23:33 (2013年07月27日 22:27更新)
私がかじり始めた頃はやはりザイル、シュリンゲetc。
すなわちドイツ語でした。
しかしヨセミテクライミングの影響を受けだした頃から
英語ベースになってきたと認識しております。

また日本はロープワークをとっても一つの結び方に
幾つもの呼び方が混在しています。
自分が使うだけならそれでよいと思いますが
例えば新しく始めた人、これから始める人には
英語ベースで教えてあげないと可哀想です。

今、山岳会を越えてパートナーを組むことが主流なので
例えば「それはクローブヒッチでやって〜」と言われても
「何それ?」
「あ、インクノット(マスト結び)のことか」
ではそこで作業が滞ってしまいます。
特にスピードを要求される救助体制下では
命取りになります。
なので、1990年代後半頃からでしょうか、
Englishベースで統一しようよという
流れが出始めたのは。

例としては
8の字結び ⇒ エイトノット(フィギュアエイトノット)
インクノット、マスト結び ⇒ クローブヒッチ
半マスト結び、イタリアンヒッチ⇒ムンターヒッチ、ハーフクローブヒッチ
堅結び ⇒ オーバーハンドノット
ザイル ⇒ ロープ
シュリンゲ ⇒ スリング
確保器 ⇒ ビレイデバイス
などなど

ザイルやシュリンゲなどの呼び名は山屋としての
プライドや魂がこもっていると思います。

が、私は新しく始める方には上記の事情から
思考回路を柔軟にし、常に新しい名称で教えるように
しています。(もちろん技術もです)
お礼 
KIROKIROです、懇切丁寧な回答ありがとうございました。考えてみれば「ザイルパートナー」なんて変な造語だったんですね。時の流れとは言いながら「ザイル」という言葉が消えていくのはさびしい思いがします。
 井上靖の「氷壁」などでのナイロンザイルなんてのも注釈が必要になる時代が来るのかも・・・・・・。
 進化に逆らうわけでもありませんが、自分なりの十年一日のごとき山行スタイルは変わらないでしょう、化石人ですね!。
回答2013年07月25日 23:05
うちの会でも「ロープ」が主流になりつつあります。
でもつい口をついて出てくるのはやはり「ザイル」です。これはもう直りようがありません。
「ザイル」という言葉から滲み出てくる暖かさや厳しさは道具として割り切ったような「ロープ」という言葉からは感じることが出来ないのです。

同じようにピッケルを「アックス」とかアイゼンを「クランポン」とかは…私には無理そうです。「自分の山」があるように言葉にも自分の表現があって当然だと思います。時代が変わってもその辺は変わりようがないのかな。
なんら気にすることはないと思いますよ。