私は約20年間、シングルウォールのICI ゴアライトと使用していますが、初めてのテント購入&冬山をやらない条件であればダブルウォールがお勧めです。現在の夏山ではシングルウォールのテントはかなりの少数派です。

　シングルウォールのいい点は
・軽量である
・設営、撤収が楽(本体の展開のみで完了。ソロで強風時などは重要要素)
・密閉性が高く冬でも暖かい。春山なら外張無しでも問題なし

　悪い点は
・条件によりテント内部が結露する。初心者だと水漏れと間違うかも。
・フライの前室がないので雨、雪が降った時に出入りするとテント内部に雨、雪が吹き込む。また、濡れた靴などをテント内部に入れなければならない
・密閉性が高い＝通気性が悪いので夏場は直射日光が当たると地獄。たぶんダブルウォールでも暑いがシングルウォールほどではないと思う。

　シングルウォールの最大の泣き所は結露だと思います。ゴアは通気性はありますが、テント表面布地(ゴアではない)の撥水性が落ちて降雨や朝露でテント表面に水の幕ができてしまえば通気性はゼロになりますからかなり結露します。タオル等で拭きとらないと床まで垂れてシュラフが濡れるくらいになることもあります。毎回そうなるわけではなく、テント表面が乾いている状況だと結露はしません。　

　というわけで初テントでしかも雪山をやらないのであればダブルウォールの方が居住性は断然上です。今は軽量化が進んでダブルウォールでもシングルウォールに近い重さです。

　私は雪山(春山)をやるので今年購入した２代目テントもシングルウォールです。初代テントは15年くらいで４隅付近の防水シールが劣化して水漏れが酷くなり雨天時にフライが必要になったため引退です(フライが結構重いし濡れると乾きが遅い)。ゴアの幕自体が破れるようなことはありませんでした。ただし20年も使用するとフロアは細かな穴ができます。初代は2〜3人用でしたがソロでは無駄に広かったので2代目は1〜2人用です。

こんばんは。
高い買い物ですから、
自分もテントを買うときは、悩みました。

現在、「TNF　アサルト2(4シーズン)」「ファイントラック　ツェルト2ロング」(←両方ともシングル)を使用しています。
良いとこ、悪いとこありますが、
合わせると、自分の目的には「ちいと良い」といったとこです。

高い買い物ですから、まずは試してみてはいかがでしょうか？

NPO地球野外塾
http://yagaijuku.blogspot.jp/2012/06/blog-post_9852.html

レンタルテント
http://www.soranoshita.net/item/list_1.html

山でテント泊をするようになると、夕焼けや星空、日の出など、新たな感動と出会えるようになりますよ。
良い山行を。

断然、ダブルウォールをお奨めします。

シングルウォールをお奨めしない理由は、結露と前室です。シングル壁では内壁が結露する事は前提なので、シュラフカバー等も必要になります。テント撤収までに結露を拭き取ったりするのも面倒な作業です。

前室が無いのもつらいです。雨の日にテントは張らない、というのであれば良いのですが、そうも行きませんよね。雨天時にシングル壁の煮炊きは室内でやることになるのですが、これも慣れないと思ったより大変です。

以上の理由で、シングル壁は明確な使用用途がなければお奨めしません。

私はﾊﾞｲｸﾂｰﾘﾝｸﾞでテント泊をしていた頃はシングル壁を使っていましたが、その時多くは道の駅の東屋の下などに張らせて頂きました。山行するようになってからは、やはりダブル壁（2人用を1人使い）ですね。1泊2日ならこれにタープも付け加えます（私は居住空間重視派なのです）。

ダブル壁も現在は2Kgを切る軽量なモデルが随分と増えましたね。ぜひ検討してみて下さい。いずれにせよ、楽しいテント泊山行になりますようお祈りしています。

初めてのテント購入ならダブルウォールをおススメします。(雨に強い、内壁に露結し難い、窒息し難い、長持ち、...などがメリット。)
歩いている時は重りでしか無いので、軽くて収納時に小さいのが良いかと...。
もし、一人利用でシングルウォールを選ぼうとしているなら、ツェルトを使うと更に軽量化&コンパクト化も図れますし、緊急時の為に常時携行することも可能となるので検討されては？と思います。(でも、最初に購入するテントとしてツェルトを選ぶ方は少数派です。メッシュが無いので夏に低山などに行くと虫が入って来ることもあり居住性は悪いです。)

ダブルかシングルかと言うのは、使い方により選択するのが良いかと思います。シングルの場合は防水透湿素材を使っている為、経年劣化は免れません。一方ダブルの場合は、本体が透湿素材、フライは完全防水素材で、経年劣化があってもフライのみ交換が可能、あるいは代替品を利用できるという長い目で見た場合のメリットがあります。短期的に使用するならシングル、ずっとつかうならダブルです。あくまでも私見です。