頭で覚えろ。
身体で覚えろ。

制動は身体で覚えろで、とっさに身体が反応する反復練習です。
そして、ビックで止まらない場合はブレードで、これも一瞬の判断です。
ブレードでも駄目ならアイゼンで。(アイゼンでの制動は大怪我をする可能性大ですので、私も未経験です)
とにかく初動対応が一番です。

はじめまして。初心者ながら経験から。

昨年、中アの千畳敷カールで試しましたが速度がついたら止まりません。2秒もあれば止まれない速度に達します。止まるかどうかは運次第です。ピッケルが氷にはじかれる力や振動は想像以上です。持ち方は合っていると思いますが、全体重はかかりませんし技術でどうにかなるものではありません。もちろん新雪ではアイゼンが効かないのと同じで効果は望めません。

講習は落ちても死なない斜面でやっているので止まれるような錯覚を覚えるのかもしれませんが、現実は厳しいです。少し反れますが例えば「雪山の三種の神器」と誤解されているビーコン等。あれば「遺体を早く収容できる。運が良ければ生きているうちに掘り返せる。」程度のものです。

私も御嶽山のレコを拝見しました。ハラハラしましたが無事で良かったです。昨日は滑落死があったようです。アイゼンを履いて登れたとしても、安全に下りられる保証はありません。木に登った猫が下りられないのと同じです。登山の核心は下りにあります。

行ってもよい山（斜面）なのか、行ってはいけない山（斜面）なのかを判断する良い経験になったと思いますので、今後も楽しい登山を続けてください。

はじめまして。お答えさせていただきます。前のpiscoさんの言う通りここではというより文章や言葉では教えることはできても覚えられません。滑落停止姿勢というのは頭で解っていてもいざ滑落したらまず滑落停止姿勢はとれないと思ってください。それにアイスバーンで滑落した場合仮に滑落停止姿勢をとれたとしてもまず止まれません。piscoさんが言われたように講習でアイゼン、ピッケルワークを覚えた上で実際に危険の少ない所で繰り返し滑落停止姿勢の訓練をされることをおすすめします。

＞2014年03月15日　御嶽山　雪

↑のレコを読ませてもらいましたが、アイスバーンの上で身動きできなくなる等他、危ないなァ〜。

先んずは、１２本爪アイゼンが必要でしょう。　

ここで滑落停止技術を教えるのは色々な制約等でチト無理です。そして滑落停止技術以前に、滑落しないよう転倒・スリップしない技術。転倒・スリップしてしまったら、瞬時にピッケルで止める技術が必要かと。
（補足：登下降する斜面を見極める、手掛かり・足掛かりを見極めての動き、手掛かりに乏しい場合にピッケル[ピック]をどう使う等々については、ここではふれない。）
　
滑落停止の技術を含めて、雪山歩行技術他、ピッケル、アイゼン等を使用する、セックン（雪上訓練）を受講してみてください。
滑落停止技術の前に、ピッケル・アイゼンワーク他、滑落しない技術等を教えられると思います。
　
＠＠＠＠＠
ご安全に。