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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

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雪山登山の暖について
質問2014年04月29日 11:22 (2014年04月30日 13:58更新)
今年 雪山登山で無人の山小屋を利用した時にダルマストーブで暖を取りました。
実際 雪山登山でご飯を食べるというと、山小屋を利用する事になります。
冬の場合、歩きながら食べる事が多いとも聞きましたが、皆さんは大抵
どのようにしてご飯を食べているのでしょうか。
回答2014年04月30日 12:44 (2014年04月30日 13:51更新)
はじめまして。

ご質問の趣旨が、雪山で暖をとることなのか、あるいは食事のとり方なのかというのがちょっとわかりにくいのですが、山での食事はまずエネルギー補給が第一ですよね!

雪のあるなしや季節にかかわらず、天候や現地の状況その他が許せば、安全な場所で座って食事をとることもできますしそうしたいのがヤマヤマですが(時間や状況が許せばのんびり楽しく煮炊きすら可能)、天気が悪く時間が無い場合や悪場が続く時にはせいぜい立ち止まる程度のエネルギー補給しか出来ないこともあります。

山ではよほど余裕のある山行でない限りは、特に昼ごはんの時間とかを設けることは少なくて、一本取る時に(休憩のことです)パンなど何かしら口に入れるというのがほとんどです。
大概はこのような一般的に行動食と言われる形態が普通ではないかと思います。

ちなみに低温下ではおにぎりのように水分の多いものは凍ってしまうので、せいぜい初日に胸ポケットで凍らないように持参したものしか食べられません。

吹雪いているときなどは、少しでも風の避けられる安全な地形のところでなるべく風を背にして行動食をとります。

時には、歩きながらちょっとしたものを口に入れるのが精いっぱいの場合もあるでしょう。
全ては山行内容や状況次第かと思います。

この場合に備えて、わざわざザックを下ろさなくてもすむように、私の場合は冬季はジャケットの胸ポケットに、手袋でも簡単に口に入れられるようなものをいくつか(エネルギーだけでなくミネラルその他の補給ができるようにバランスよく好きなものをチマチマ入れています。)つっこんであります。

でも余裕のある時や行動終了時(泊りの山行での夜ご飯など)では重量と時間の許す限り、好みの食事をつくって楽しむことにより、大いに英気を養うことができますよね!

泊りの時は防寒着を着込んで、あったかいものを食べるのがシアワセですね!

寒い時はペットボトルや水筒にお湯を入れて湯たんぽにしたり、ガスを焚いても寒ければシュラフに入ったり、それでも寒ければザックに足を突っ込むとか。

避難小屋などが使える場合には、小屋の内容にもよると思いますが、中にツェルトを張ったり、張らないまでも上に天井のようにセットして下でガスを焚くだけでもかなり保温効果があります。

小屋内やテント内で火器使用厳禁とある場合がありますが、冬はガスの切れ目が命の切れ目と思います。
万が一に備えて、下界に戻るまでは最低でも一晩ギリギリ過ごせるようなガス量を使い切らずにキープしています。予備の小さなガスヘッドも持参しています。

どうしても制限の厳しい小屋にはそもそも泊まらないことです。
寒気の厳しい時はガスを使わないのは考えられませんので小屋の意味が無いようにも思いますが。
また、小屋があってもたどり着けるとは限りませんのであてにすることはできません。
いつでも自分で泊まれる準備は必携です。
まあ、豪雪地帯などでは大概の小屋は雪に埋まってしまうのでどうせ利用できないと思いますが。
テントやツェルト、雪洞ですね!(換気にご注意!)

そろそろ雪のシーズンも終盤ですが、来シーズンが早くも楽しみですね!
お礼 
bunacoさん これもまた的確なご回答ありがとうございます。
まだソロ山登りを始めて2,3年のハナタレ中年(苦笑)の為、独学でやっております。無理せずにマイペースで楽しみながら頑張ります。それにしても、平地で食べる食事よりも山で食べる食事の方が美味しいのは不思議なものです。ありがとうございました。
回答2014年04月30日 12:41 (2014年04月30日 13:58更新)
歩きながら食べる??行動食かな(笑

歩きながら食べることは、まずないと思います。

雪山の行動計画は、みなさん慎重に立てられているはず。

ザックをおろして水補給のおりにチョコを口にするとかはありますが・・

わたしの場合は雪山の食事はコンロが必須アイテムですね。

マイナス温度ではおにぎりもカチカチ(笑

山頂でコンロ使って食事とか・・ルーファイまえに腹ごしらえでコンロで珈琲飲んで食事とかですね。

厳冬期は小屋は閉めてますので、幕営のテント内での自炊でしょうね。

ふふふ・・ピッケル片手でトラバースしながら・・なんてメシのことなど考えていないですね(大笑

>無人の山小屋

避難小屋でしょうか?

テント内で換気を注意しながら自炊したほうが暖かいですよ 

          でわでわ
お礼 
uedayasujiさん 初めまして。ご丁寧に回答ありがとうございます。山頂は寒い事が多いので、仰るとおり無人の山小屋ではなく、避難小屋で冷えた身体を温めながらご飯を食べる事が出来ないと、雪山に行く気がしません(苦笑)また幕営のテント内での自炊を来季のシーズンにやってみたいと思います。ありがとうございました。
回答2014年04月29日 23:41 (2014年04月30日 09:19更新)
 私はできるだけ、風雨を避けつつ腰かけて食事できる状況をつくることに努めています。

 一般論としては、気分的な意味でも保健衛生の面からも『食事』は心身を落ち着けて食べることが肝要で、特に登山などの厳しい状況にある場合は尚更その意味が大きくなります。食事の満足感は、間違いなく行動能力や士気に直結するからです。
 たとえ山小屋でなくとも、安全な状況の休憩場所を確保し、たとえ短時間であっても、ある程度警戒心というか緊張感を解いて食事をとれる状況を作ることが、登山者として重要なノウハウのひとつでもあります。いわんやガイドや引率者の立場にある人には必須のスキルと言っても良いでしょう。
 つまり、歩きながら食べるというシチュエーションに陥ることを最大限避けるのが基本で、もし歩きながら食べることをカッコイイとか登山家らしいなどと言っている人がもしいるなら、私は賛同致しかねます。

 しかし現実には、例えば何らかの理由で行動を急いでいるときや、腰を下ろして安全に休憩できる場所が近くに見当たらない場合などは、片手で口に放り込める、調理不要の食物(ソーセージや干し肉、ビスケット等)を食べながら歩き続けることはあります。
 歩きながら食べるとまで行かなくても、立ち止まるだけで、荷物も下ろさず立ったまま食事を済ませるようなケースならもっと多いと思います。
 つまりこれは冬だけでなく四季いつでもあり得る状況ですが、冬は積雪や凍結、荒天に見舞われることも多いので、場所や状況によってはゆっくり腰を下ろして休憩できる機会が少なくなることがあり、その意味では、歩きながらや立ったままの食事が多くなっているかも知れません。

 なお、採暖については、小屋やテントであれば携行している火器を使って暖をとることもできますが、屋外でもツェルトを張ったりポンチョを被ったりして、その場でできる範囲の防水、防風の工夫をしています。
お礼 
pipiyさん 初めまして。
実に的確なご回答ありがとうございました。ご飯時は山登りにとって一番大事な士気向上の要素でもありますね。山を歩くと何があるかわからないので、常に警戒して歩く部分がありますしね。またツェルトはザックに入れてはいますが、殆んどお守り化しています(苦笑)せっかく買ったのだからこれから有効に使っていきたいと思います。ありがとうございました。