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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:装備

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緊急度 3装備
一般登山コースの難所における自己確保について
質問2014年06月05日 07:03 (2014年06月07日 11:41更新)
私はザイル等を必要とするようなクライミングの経験は皆無です。
北アルプス大キレットやその他、あくまでも一般ルートで鎖場、岩場の多い登山をする際の
自己確保についてご教授をお願いします。
ヤマレコを閲覧していたらお子さんにカウテールと簡易チェストハーネスでセルフビレイをとらせながら両神山の八丁尾根を登られているレコを目にしました。カウテールを検索すると登山やカヤックのセルフビレイで使われているとわかり、カウテールはモンベルでカヤック用品で売られていました。そこにはレスキューベルトと組み合わせで使うように説明されていました。確かにカウテールを装備していれば、万が一足場の狭いところで踏み外しても落ちないな思いました。登山におけるレスキューベルトとカウテールの組み合わせの有効性について有識者の見解をご教授いただけますと幸いです。レスキューベルトはあくまでもカヤックなどでやはり山ではハーネスなのか、また、あまり一般コースじゃ使わないよとか・・。
しかし、安全帯のようなイメージで考えると装備していると安心かなと思いました。
よろしくお願いします
回答2014年06月06日 12:35 (2014年06月07日 11:41更新)
http://www.togakuren.com/koshu/index/

ご参考までに、東京山岳連盟ですね

       でわでわ
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回答2014年06月06日 08:50 (2014年06月07日 11:41更新)
ふふふ・・余人は知らず・・わたしの方法です

わたしの装備では基本、シュリンゲをたすきがけしてます。

そのうえで前のクロスにカラビナを装着

30cm・60cm.120cmのシュリンゲはカラビナで装備

あとはクサリ場で、どうしてもの時は、カラビナで確保ですね

8mmロープあるのでそれで短い下降もします。

たすきがけの方法は、検索してください。

ただ、みなさんのアドバイス通りに基本、一般道のクサリは持たなくても通過できるように岩場の足置きとか三点確保の技術に習熟しておくことが大事ですね。

それは低山での山行をしっかりと繰り返すことですね。

低山でもクサリ場、トラロープがありますので練習してください

             でわでわ
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お礼 
uedayasuji様

ご回答ありがとうございます。
元の質問事項とは別にやはりロープワークの知識を得たいなぁと感じました。
どこかで講習を受けるのが近道と思いつつ身近に参加できる環境がわからず
なかなか行けてません。
とり急ぎ独学でロープと格闘したいと思います。

低山山行の繰り返し大事ですね。
暑い夏が来る前はしょっちゅう出かけております。
ボルタリングジムに一時期通ってましたが、だいぶサボっておるので再開しようと思います。
ありがとうございました
回答2014年06月05日 23:52 (2014年06月07日 11:41更新)
一般ルートなら、そこまで必要ないとは思いますが、心配なら装備を補充してトレーニングを積んでください。
昔は、ザイルなどつかわないと危険なところも一般登山道としてありましたが、現代ではそういったルートは、バリエーションなどになり除外されています。
例を。剱岳をご存知だと思いますが、前剣や早月尾根は一般登山道です。しかし昔一般登山道として明記されていた、北方領線はいまやバリエーションルートになっています。それは事故が非常に多いからです。ですから、基本目印と言う物はないと思っていいかもしれません。
登山が気軽なものになるにつれ、そういった事故が絶えなくなっているのはどこの山でもそうです。登山者の総数に対して登山レベルの低下が著しいのです。しかし比較的安全に登れるのが一般登山どうです。

一般登山道での難所は手と足を使えば超えられますが、しっかりホールドする必要があります。それが出来なければ事故になります。
剱岳点の記の時代であればそんな装備も無くて命からがらなのが登山でした。現代のやまのぼらーではそういった登山ルートはしてはいけないことはわかるとは思います。そういった登山者向けに、一般ルートが設置されています。ですので、装備の前に基本技術や知識を身に着けることが第一だと思います。

私は、裏庭から眺める景色が北アルプスで、車で30分も行けば、登山口につき、いつでも3000m級の山にのぼれる裏山的な感覚ですが、そういった技術を学びそれに対してトライして断念して、装備を整え成功することが気軽にできるのですが、皆さんはなかなかそうはいかないと思いますが、やってみてダメそうなら思い切って断念する。そういった勇気も身に着けてください。
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お礼 
sasaoka3さま
ご回答ありがとうございます。
いろいろなお話、大変参考になりました。
裏山感覚でアルプスに行ける環境羨ましい限りです。

ご指摘のように私も登山をする以上は、道具以前にまずは自分の身体を鍛える事、
知識、技術を身に着け、身の丈に合った登山を心がけるべき事、臨んだ山で想定外、
想定以上の事象が起きた時に撤退する、断念する判断力を持つことなど
自分なりに常に肝に銘じ実践しているつもりです。

しかしながらこういった装備の使い方やそれ以前に必要性、選定、選別については
なかなかわからない事があります。ただ皆様からのご回答をトータルで考えますと
”一般登山道だから必要ない”に行きついた感があります。

ありがとうございました!
回答2014年06月05日 23:11 (2014年06月07日 11:41更新)
kuutarouさん、こんばんは。

横から失礼します。
少し気になったものですから、僭越ながらコメントさせていただきます。
>カウテールはモンベルでカヤック用品で売られていました。
とのことですが、この場合の「カウテール」はモンベルの商品名です。

両神山八丁尾根レコに書かれているカウテールは、写真を見る限り
一般的には「カウヒッチ」または「タイオフ」と呼ぶ
ロープ結びのことを指していると思います。
(カウテールという言い方が必ずしも間違いというわけではないと思います)
つまり、モンベルの商品のことを言っているのではありません。

chiroさんが仰っているとおり、
モンベルの「カウテール」はリバーアクティビティ用の道具であって、
>カヤックなど平面的な加重と違い山では下方向に全体重が掛かるとしたら
>万が一強い衝撃で破断する心配もあります。
という懸念いついてはボクもその通りだと思います。

偉そうにすみませんでした。
蛇足でしたらお許し下さい。
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お礼 
hansusyaさま
ご回答ありがとうございます。
カウテール(牛のしっぽ)とは面白い名前だなと思ってましたが
商品名だったのですね。

ご指摘の通りで、私もカヤックで想定している加重と登山で想定すべき加重は
異なるであろうからカウテールの強度についてどうなのかと思っておりました。
ネット上の説明書を見ましたが、耐荷重については明記されていませんでした。
レスキューベルトについても腰ベルトですから垂直に落ちたら腰から上にずれ
落ちそうですし・・だからハーネスは両足を通す構造なんだろうし・・と
疑念は持ってました。

沢山の有識者からコメントが頂けて感謝しております。
ご意見ありがとうございました。
回答2014年06月05日 13:17 (2014年06月07日 11:41更新)
カウテールについては大昔の事は存じませんが一昔前に、山岸尚将さんが岳人に技術の連載をされていた中に、カウテールの作り方を紹介されており、ハーネスに装着するものでした。
その後、ご周知の通り「教科書になかった登山術」が出版されましたが内容は岳人連載記事のものでした。
また昔から易しい沢登り等でもスリング等で簡易ハーネス等も自作していましたが、一般の方にいきなりお勧めするのも如何かと思いますが知っておくと何も持っていない人や場合には便利です。

セルフビレイ・ロープワーク、セルフレスキューの「備えあれば憂いなし」の「備え」は装備ばかりでなく、先ずそれらを使いこなせる事が前提です。

講習会等(消防署で学べる心肺蘇生法のセルフレスキューではレサシエードの使い方なども)で体験学習した後、技術書を片手にご自分のロープで実際にご自宅等で練習しながら身につけた方が良いと思います。

技術書は素人ブログのネットやオールドスクールの物(温故知新も大事ですが)よりも新しい物で、初めての方なら図解された物が理解し易いと思います。
方法には多種多様あり、どれが正しいとかよいも各々一長一短、適応シチュエーションもあり年々見直されたり進化していたりで、現在の方法がパーフェクトな完結形とは限らない事も知っておいた方が良いかもしれません。

※現時点では事故後にガイドクラスの方との話で合意した点ですが
「複雑な方法よりも動揺時でも間違わない、安全・確実・簡単な方法」が一番です!

Kuutarouさんの登山目標である難所制覇のレコをとても楽しみにしております。
皆様にも安全で快適な楽しい登山を!
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お礼 
dejavuさま
回答ありがとうございます。
「複雑な方法よりも動揺時でも間違わない、安全・確実・簡単な方法」が一番です!
非常に心に響きました。
やはりおっしゃる通り道具云々以前に正しく使えないとダメですね。
それを身に着けるには、なかなか独学も難しいと感じます。
凄く具体的なアドバイスありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします
回答2014年06月05日 12:20 (2014年06月07日 11:41更新)
一般道なら敢えてビレイは必要ありませんが最近の混み合った登山道、特に岩場や鎖場でのすれ違いにはヒヤッとすることは想像に難くありません。
そんなとき安全な支点に気軽に掛けられるビレイ的なモノがあれば心強いことは間違いないですね。

カウテールがどのようなモノか実際に見たことはありません。
ですが市販品を写真で見る限り静的にテンションを掛けても十分な強度があるようには見えません。カヤックなど平面的な加重と違い山では下方向に全体重が掛かるとしたら万が一強い衝撃で破断する心配もあります。(見た目からして怖い)

また市販のレスキューベルトもクイックリリース機能など山で使うには適さない部分もあって、とてもお薦め出来るものとは思えません。

もしこの手のセルフビレイを使うなら登山用の簡易ハーネスとデイジーチェーンが良いと思います。ただ長いと行動中は足を引っ掛けそうなので注意が必要です。

「無いよりマシ」は場合によっては危険を招きますので「山用」に限定すべきと思います。
また支点を取るときはくれぐれも慎重に。(意外とこれが難しいかも…)
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お礼 
chiroさま
回答ありがとうございます。
一つ一つの言葉、経験に基づいたアドバイスと思い重く受け止めております。
やはりそもそもカヤック向けの機能とか、登山に不必要な機能があるだけで
逆にその機能が使わない以上に最悪命とりになったら大変でもあるなと感じました。
クイックリリース。
また、クライミングギアを使うには、やはり有識者に学ばないとならんなと改めて
感じた次第です。とはいえ、山岳会加入には躊躇して数年・・。
経験と体力は向上してもなかなか技術はあがらいのが課題です。

ありがとうございました。