ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > ヤマレコ質問箱 > カテゴリ山の情報 > 富士山高山病対策の良い策は?

ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

回答受付中
緊急度 3山の情報
富士山高山病対策の良い策は?
質問2014年08月16日 09:19 (2014年09月04日 01:03更新)
富士山に何度か上っているのですが、毎度高山病で頭がボットして頭痛と軽い吐き気が有るのですが克服する良い策はないものでしょうか?
回答2014年08月19日 23:45 (2014年09月04日 00:49更新)
僕の息子はいつも一緒に登っているのですが、2500m以上になると必ず高山病の症状が出ます。いろいろな方法(呼吸の仕方を変えたり、高所に滞在するなど)を試したのですが、ほとんど効果がありませんでした。インターネットで検索したところ、ダイアモックスという薬が一番効果が有るとわかりお医者さんで処方してもらいました。槍ヶ岳に登るときに服用してみたところ、効果は抜群でした。ただし、副作用でおしっこの回数が増えます。その分喉も渇きますので水を多めに摂って下さい。富士山楽しんで行ってきて下さい(^O^)
お礼 
ダイアモックスという薬の名は初めて聴きます
娘が薬剤師なので一度聴いてみます
ありがとうございます
回答2014年08月16日 21:48 (2014年09月04日 00:50更新)
私の妻の克服法をご紹介すると、

「ゆっくり登る」=自分の酸素取込量以上で運動・活動しない

ことです。

過去2回富士登山に挑戦して、毎回本8合目で妻が高山病症状が
出たため撤退しておりました。
昨年、3回目の挑戦時には、途中山小屋(泊)の時間を除くと
吉田口5合目〜山頂まで10時間以上(!)掛けたところ、頭痛も吐き気も
なく山頂に立つことができました。
余談としては、下山道に入ってテンポよく下り始めて10分も
しないうちに急に頭痛と吐き気が出てきました。一旦症状が出ると
いくら休憩取っても治まらず、十分高度が下がるまで気を遣い
ながらの下山となりました。
上手にペースを作れると高山病を回避できる場合があるみたいです。
お礼 
返信有り難うございます
やはり徐々に時間をかけてならすのが一番なのです
有り難うございます
回答2014年08月16日 21:17 (2014年09月04日 00:51更新)
酸素の欠乏です。
「飲む酸素」を飲みましょう。
お礼 
飲む酸素知ってます
一度試してみます
有り難うございます
回答2014年08月16日 19:29 (2014年09月04日 00:54更新)
まず国際線旅客機の客室内与圧は標高2000m相当の気圧が標準です。
…つまり普通の人にとって、標高2000m程度までは一気に上がっても問題が起きにくい、という事ですね。

次に高所登山の基礎から…
急性高度障害を防ぐためには1日当たりの標高差は600〜700mに抑えるのが良いとされています。(ただし標高6500m以下にて)

最後に私の海外高所トレッキング経験(〜5500m)から…
自分の限界高度を超えた時点から4時間遅れで高度障害を自覚し始めます。
逆に言えば、4時間前にいた場所よりチョッと下がれば回復出来る…ということ。
で、翌日になってから、昨日ダメになった高度まで行っても何ともない!
…コレが高度順応です。

富士登山の時間当たり平均登山速度は300m/時間程度なので、
富士山五合目の標高は、大体1440〜2400mですが、国際線の与圧と同じレベルである標高2000mの須走口で考えてみましょう。

山頂までの標高差は約1780m。
これを300m/時間で登れば、所要時間は約6時間ですね。

仮に吉田口2300mからスタートして4時間後の予想到達高度は3200m。
つまり早い人で本七合目辺りから自覚症状が出始めるかもしれない…ということ。

高度順応を考えるならば、初日は本七合目〜八合目まで行ってから少し下がって七合目(3200m)付近で仮眠をとるのが良いと考えられます。

仮眠後の体調が良ければ、残り標高差は600m弱ですから、約2時間で登頂出来ますし、お鉢巡りに1.5時間かけるとしても、4時間かかりませんから、何とか無事に下山出来る事でしょう。
(初日に3400m迄行っていればもっと楽な筈です)

体の水分代謝も高山病に影響があると言われています。
利尿効果のある紅茶などを含んだ水分を多めにとり、マメに排出する事。
それから登山時はどうしても視線が下がりがちですが、それでは呼吸の効率を損ないます。
なるべく胸を張って『上を向いて歩こう』が効果的。
気道確保と胸を開く事により肺の機能が維持出来ます。
呼吸法も、“吸う”から“吐く”方に意識を持って行きましょう。
気持ち的には“肺の中身を全部出す”感じです、空になった肺は、薄い空気を勝手に目一杯吸い込んでくれますよ!

なお高度順応には有効期限があります。
5000mで順応しても、半年以上経つと富士山でも気分が悪くなったりしますので…
お礼 
具体的な数字での解説大変わかりやすく助かります
水分の補給を多めして対応してみたいと思います
有り難うございます
回答2014年08月16日 12:11 (2014年09月04日 00:55更新)
私は2年程前に2回登りましたが、最初の時はツアーで8合目泊でした。
この時寝ていてチョット頭痛がしました。(この時は強風で登頂中止)
その2週間後にプライベートで富士ノ宮から登ったのですが、前回の教訓から5合目で泊まりました。 
五合目だと比較的標高も高く無いし、そこで高度順応したのか高山病にはなりませんでした。
それと他の方も書かれていますが 小まめに水を飲むと良いと思います。

参考になれば幸いです。
お礼 
有り難うございます
こまめな水分補給ですね
心がけてみます
回答2014年08月16日 11:47 (2014年09月04日 00:58更新)
私も、富士山では5割程度の確立で軽い高山病になっています。
私が注意していることは、以下の4点です。
・高所(私の目安は3000m以上)で熟睡しない。呼吸回数が減って酸素を取り込む量が減ってしまい高山病になる様です。 山頂で4時間程度仮眠をとることがあるのですが、目覚めると頭痛を感じたことが何度もあるので、私の場合、寝ると高山病(?)になるようです。
・喉が渇かなくても20分毎に水を飲む。(何処かで見聞きして心掛けています。効果は不明。)
・登山家の野口さんがテレビで言っていたことですが、例えば、登山中に小屋に止まるならそこから1時間程度高度を上げて登って一休みしてその小屋まで下って寝ると高山病になり難いそうです。 私は富士山での小屋泊まりの経験は1度しか無いのですが、期会があれば試して見たいと思っています。
・あと、克服ではありませんが、高山病は酷くなると命に係わるそうですし、無理しても辛い思いをするだけなので、「マズイ!」と思ったら無理せず下山する事を心掛けています。 余談になりますが、小型のパルスオキシメータが入手し易くなってきているので、それを持参すれば「SpO2が何%になったら下山する」とか「高度順化の程度」の具体的な目安が得られます。でも、まだ私にとっては費用対効果を考えると高価なので購入し兼ねています。「より酸素を取り込むトレーニング」をする場合は具体的な指標となり有効なはずです。
お礼 
山小屋で寝る前に一旦高度を上げて寝るのが効果あるとすれば
こんな良い方法は無いですね
一度試してみます
有り難うございます
回答2014年08月16日 11:40 (2014年09月04日 01:01更新)
kyoseiさん はじめまして。

高山病対策なかなか難しいですね。
私自身は高山病にならないのですが、私の息子は富士山に行くと必ず高山病に
かかるため毎年試行錯誤していました。
・宿泊する山小屋は、標高の低いところを選ぶ。
・5合目到着時は、1時間程度高度順応する。
・事前に高い山に登り、高度順応する。
・普段からのトレーニング(登山・ジョギング・水泳)で心肺機能を高める。
・登山中のコマメな水分補給、休憩(短時間で多く)。
・腹式呼吸に心掛ける。※風船を使うと腹式呼吸になる。
・就寝により呼吸が浅くなり高山病を誘発するため気分が悪い時は無理に寝ない。
・重度の高山病に特効薬はなし、下山する。

ざっと上記の事を心がけましたが、結果は出ませんでした。(息子は富士山卒業)
必ず高山病にかかるので、プレッシャーにもなってしまい悪循環でもありました。
北岳に行ったときは、高山病にかからなかったので体調の問題もあると思います。

上記は一般論でもあり、ネット上にも転がっている情報です。
また小屋泊を前提としていますが、思うに標高の高いところに長く滞在しない
日帰り登山も一つの対策と思います。勿論、宿泊登山より難易度はあがるため
それ相応の体力があるのが、前提となりますが・。

根本的な対策を考えますと普段の心肺トレーニングに尽きると思います。(個人的感想)
また、そのトレーニングが心肺向上につながるものでないと意味がなくなってしまいます。
月一回、より週一回、週一回より、週3回など頻度が多いに越したことありません。
またある程度、頻度が多くないと効果も得られません。
(生活習慣に取り込めるかが鍵ですね)

以上 ご参考まで
お礼 
色々な情報を有り難うございます
ゆっくり登って水分を良くとり
睡眠時の対策をたてねばなりません
有り難うございます
回答2014年08月16日 10:18 (2014年09月04日 01:03更新)
十分な水分とカロリー摂取、睡眠不足を避けて万全な体調で登る、というのは一般的な注意です。(金に糸目をつけなければ水も食糧もトイレも不自由しませんし)直前に3000m級の山に登って高所順応しておくのもよいでしょう。

子連れで実践された記録
直前に木曽御嶽山で宿泊
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-430207.html
本番の富士山は2泊3日の非常に慎重な日程で登頂
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-447101.html

 富士登山に対してここまで念入りに計画をたてれば問題ないというお手本では無いかと思っています。関西からですと2500m以上の山は少し距離があるので難しいことではありますけれど。

 高山病は2500m以上で発症しやすいと言われていますが、2500m未満での死亡例や1500m程度で発症してしまう方も居られます。

 関西からは遠いですが、低酸素トレーニングや高所滞在テストができる民間施設もあります
http://www.snowdolphins.com/hypoxia/hypoxia_top.html
ここまでのもので無ければ関西にもあると聞いたことがあります、類似した施設の利用を考えてもよいかもしれません。
お礼 
十分な睡眠による体調管理大切ですね
ありがとうございます