深田久弥さんの「日本百名山」の中では、大峰山は修験者の修行する峰峰を総称しているように思えます。八ヶ岳の項も、決して「赤岳」とは呼んでいません。
＜翌朝、残雪を踏んで八経ヶ岳の頂上に登った。1915ｍ。近畿の最高地点である。空はよく晴れ、大峰山脈の諸峰をはっきりと望んだ。・・わたしはその最高峰を踏んだことに満足して山を下った＞とあります。
私も百名山としては八経ヶ岳を踏みましたが、帰路、洞川の龍泉寺に立ち寄ったのですが、その昔、大峰詣でが盛んなころ、この寺は重要な役割を持っていたと思います。この寺から、というか洞川から見たときには山上ヶ岳が大峰山として詣でられたのだと思います。本来なら二つの山を縦走しないと、本来の大峰山に登ったことにはならなのだと思います。
八ヶ岳も南の部分を縦走しないと八ヶ岳を歩いたとはいえないでしょう。
だから、最高峰を踏んだことで山を代表させたのだと思います。洞川周辺も含んで、その歴史的な印象と合わせて大峰山だと思います。
ともかく、ここは山だけではなく歴史ごと包んでいる日本でも稀有な雰囲気の山域だと思いました。また歩きたいエリアです。

ご質問から時間が経っているのでご覧になっているかどうかわかりませんが。

２年前に大峰山を２泊３日でテント縦走しました。
コースは、山上ヶ岳〜大普賢岳〜八経ヶ岳〜釈迦ヶ岳です。
今なお女人禁制を貫く山上ヶ岳や，​険しいアップダウンを伴う大普賢岳〜行者還岳の稜線，近畿最高峰の八経ヶ岳，岩場のスリルと第一級の展望が見事な釈迦ヶ岳と，素晴らしい縦走ルートでした。
この山域は，日帰りピークハントはもったいないと思います。
参考までに，よろしければ，私の記録をご覧下さい。
https://picasaweb.google.com/rikimaru103/200904290502#

こんにちは。そういう山結構ありますよ。例えば石鎚山 最高峰の天狗岳、南尖峰、弥山とありますが 登ればわかると思いますが、あの雰囲気、美しさ 山それ自体が百名山だと思います。深田さんは、山頂なんて点ではなく山自体が百名山としてると、思ってます。私の考えでは、気になるなら
両方登られたらいかがですか？