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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

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於呂倶羅山のいわれ
質問2011年07月19日 11:29 (2011年11月06日 13:57更新)
日光北部、山王峠付近にある2000m越えの、 於呂倶羅山(オログラヤマ)のいわれをご存知の方教えてください。

北海道あたりにありそうな名前で、チョット気になっています。

検索したのですがどうもヒットしないです。

よろしくお願いします。
回答2011年10月26日 10:06 (2011年11月06日 13:57更新)
初めまして。

於呂倶羅山の謂われは僕も分かりませんが、近くの奥鬼怒山付近には「オロオソロシの滝」があります。また、その近くには「ヒナタオソロシの滝」もあります。この地域はご存じのようにマタギ(正しくは狩人(かりゅうど)ですが)がいたと言われており、マタギ言葉の「オロ」の可能性は確かにあるかもしれません。

オロ(日陰)←→ヒナタ(日向)

という対比にもなりそうですし。
でも、どこにも確かな文献はなさそうですね……山の名前は色々面白いものが多くて、語源を調べるのも楽しいですね。

「マタギ」は厳密には秋田県阿仁地方の狩人を呼ぶそうで、栃木の半農半猟生活をされていた方々は「狩人(かりゅうど)」と呼ぶらしいです。ただ、マタギの人たちは熊胆(ゆうたん)を求め、南は福島あたりまで来ていたということですので、その関係でマタギ言葉がこの辺りの地名にも使われた可能性はありそうですね。
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お礼 
情報ありがとうございます。

オロは初めの方も言われていますが 日陰の可能性が高いでしょうね。でも何の「陰」なのかな???

先日 由来はわかりませんが登って来ました。
林道からはそれほど高低差もなく道も踏まれていて、比較的楽に山頂に立てました。
南面も開けていて景色も良いです。
山の周辺の雰囲気からは「陰」を感じるものはなかったですね。男体山の裏あたりにあるからかな???

山名(地名)の由来は調べるとなかなか面白いですね。

ありがとうございました。
回答2011年09月07日 15:11 (2011年11月06日 13:57更新)
DIYさん初めまして
「於呂倶羅山」の言われですが私は人脈を頼りに調べてみました。
山の先輩の日光高校山岳部卒業され現在70歳になられる方2人にお聞きしましたが分からないの回答でした。先輩の方は、下記2人の方が分かるかも知れないとの事でしたので、栃木山岳連盟の会長を通じて、日光の山に詳しい室井正松氏(書籍を出版していた方)でしたが昨年お亡くなりになってしまいました。
日光の文化財調査委員さんであるお寺の住職さんにも聞いていただきましたが分からないの回答でした。どうも5万分の1の地形図が作られた後に名前が付けられたようです。山名大百科事典にも出てこないようです。
於呂倶羅山の北側には世界でも有名なほどの純度の高い鉱物が採掘され約3000人方が住まわれ学校、病院などがあったそうです。今では想像がつかないくらいです。
これくらいの事しか分からりませんでした。
同じ宇都宮です。今後ともよろしくお願いします。
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お礼 
こんばんわ。
回答いただいているのを気が付きませんで遅くなりました。
いろいろ調べていただきありがとうございました。
私も再度県立図書館などあたりましたがわかりませんでした。

調べる中で山の周辺の歴史などがわかって来ました。
金田峠などの交易や金山の栄枯盛衰など。

結局名前の謂れはわかりませんが、近い内にあの界隈を歩いてみようと思っています。

お手数をお掛けしました。
近隣の山情報などあればよろしくお願いします。
回答2011年07月30日 16:32 (2011年11月06日 13:57更新)
宇都宮市立図書館、栃木県立図書館を調べてみました。
名前についてはガイドブックや、登行歴などはありますが、やはり、いわれ についてはありませんでした。  どなたかわかる方いらっしゃればお願いします。

以下調査したもの

・『栗山村誌』(栗山村誌編さん委員会/編 栗山村 1998)
・『角川日本地名大辞典 9栃木県』( 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/
編 角川書店 1984)
・『三省堂日本山名事典』 (徳久球雄/編 石井光造/編 武内正/編 三省
堂 2004)
・『栃木の山207』 (栃木県高等学校体育連盟登山部/編 栃木県高等学校
体育連盟登山専門部 1993)
・『栃木273山 女房殿と歩いたリハビリ山日記』(倉持裕至/著 白山書房
1999)
・『日本山岳ルーツ大辞典』 (村石利夫/編著 竹書房 1997)
・『とちぎの地名 語源から由来を探る』(塙静夫/著 落合書店 1989)
・『日本歴史地名大系 9栃木県の地名』 (平凡社 1988)
・『栃木県の山』 (室井正松〔ほか〕/著 山と渓谷社 2010)
・『日光市史 上巻 考古・古代・中世』(日光市編さん委員会/編 日光市 
1972)
・『栗山の昔話』 (柏村祐司/編・著 随想舎 2009)
・『栗山村物語 平家落人伝説の里』 (芦原伸/著 駿台曜曜社 1999)
・『栃木百名山ガイドブック』 (栃木県山岳連盟/編 下野新聞社 2005)
・『日光・那須・上州の山をあるく』 (JTB 2004)
・『足の向くまま 栃木の52山』 (風の星水の星 蓮実淳夫/著 下野新聞
社 2004)
・『日光・那須の山々 ベスト山歩き』(桑子登/〔著〕 松倉一夫/〔著〕
ブルーガイド編集部/編 実業之日本社 2001)
・『日光・奥鬼怒』 (ゼンリン 1999)
・『下野傳説集 あの山この里』 (小林友雄/著 〔栃木県女子師範学校附属
小学校〕 1930)
・『日光の故実と伝説』(星野理一郎/著 栃木県連合教育会 1960)
・「日光地名考説」 藤井萬喜太/著 (「旅と伝説」第13巻第1号より)
・「栗山村小史 上・中・下」上杉本寿/著 (「下野史談」連載より)
回答2011年07月19日 19:41 (2011年11月06日 13:57更新)
面白そうなので調べてみました。
が、残念ながら明確な謂れや歴史は見つかりませんでした。

回答にはならないヒント的なものですが・・・
「おろぐら」にはいくつかの説があるみたいです。

1.マタギ言葉で「オロ(日陰)」+「クラ(岩場)」
2.オロは風を表す
3.アイヌ語

私が試したGoogleでの検索キーワードは「於呂倶羅山」+「歴史」、「由来」、「謂れ」などです。
地元の図書館などなら地域の歴史書などもあると思うので探してみるとか、地名辞典などをひいてみるのも手かもしれませんね。

もし謂れが分かったら教えてくださいね!
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お礼 
さっそくありがとうございます。
やはり無かったですか!
しかし、ヒントは非常に参考になります。

地元の図書館、、、図書館で調べ物する、とは中学以来数十年 忘れていました!

近々調べに行ってみたいと思います。
結果お知らせいたします。(近く長期夏山へ行く可能性が高いので3週間後くらいになるかもしれません)