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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:装備

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緊急度 1装備
鎖場や岩稜歩きの滑り止めグローブ等の装着について
質問2015年08月11日 13:57 (2015年08月13日 10:53更新)
 先日初めて西日本最高峰の石鎚山へ行って参りました、鎖場もあるのでヘルと滑り止めのグローブを持参し、いざ一の鎖から挑戦しようと思った矢先、通りかかった山岳ツアーのガイドさんから『鎖場は素手の方がいいですよ、手の感覚も鈍るし、ここの鎖で付けると(グローブや滑り止めの付いた軍手を指していると思います)手が滑って滑落事故も多いですよ、気を付けてくださいね。』とアドバイスを頂きました。今回は外して挑戦し少々厳しい箇所もありましたが無事に登り切ることができました。
 そういえば最近感じたのが鎖場や岩場でグローブを付ける派と付けない派がお互いそれなりにいるこを知りました、今回同行した先輩は付けない派です。
 私自身、25年前の高校時代から、肌を露出しない原則から鎖のある奥穂高等も滑り止め軍手等、岩稜歩きは軍手を着用してきました。確かに急な岩場では手の感覚が鈍るとかは感じることも有りますが手のケガなど思うと付けています。ロッククライミング等は経験がないので詳しく分かりませんがフリークライミングやボルタリングは付けていないと思います。
 滑り止めを付ける付けないはどちらも間違っていないと思いますが、今回の山行でとても気になってしまいました。石鎚山で感じたことは鎖自体がとても太く強固なものなので3点確保が出来ない箇所は鎖自体に頼って登ること、鎖が足場になっている。盛夏期の鎖に相当熱が加わり熱く(厳冬期は・・)なることでしょうか?石鎚山のような強固な鎖場なら付けない方が良いのかもしれませんね、纏まらなくなってしまいましたが、宜しくお願い致します。
回答2015年08月12日 20:04 (2015年08月13日 10:53更新)
軍手を使用してる方も多いので、それでかもしれませんね
(コストを優先させる初心者のイメージがありますね)
一般登山者でも懸垂や鎖場など革製があったら良いと思われる時もあります。

玄人用にメカニクスやグリップスワニーから良いグローブが出ているのでお勧めです。
これらはクライミング用、フィールド用、作業用に作られたプロ用の製品ですので
誰からも何も言われないと思います。命と比べたら安いモノです。
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 ranger9-1さま
 ご回答ありがとうございます、もしかしたら普通の軍手と広義で言っていたのかも知れませんね。普段の岩稜歩き程度なら滑り止めの付いたプチプチ軍手を着用し、鎖などがあればホームセンターで売っている革製のグローブを使用しています。
 メカニクス・グリップスワニーの製品は今後詳しくみて検討してみます、アドバイスありがとうございました。
回答2015年08月11日 19:37 (2015年08月13日 10:53更新)
 この問題に模範解答は無いと思います。
 グローブを使う目的が何なのか。熱さ・冷たさ、濡れ、滑り止め、手の保護・・目的に応じて必要なグローブを選んで使うまでです。

 私の場合、ホームセンターの作業用品売り場に売っている1,000〜2,000円の豚革のグローブを愛用しています。岩場、鎖場、藪漕ぎには必需品です。夏山限定ですが。
 ちなみに、軍手は無いよりはマシ程度で、取柄は安いことのみ。
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 kazucchi42さま  
 ご回答ありがとうございます、この件に関しては模範解答や正解はないですね、目的・用途に応じて使い分けすることが肝心だと思いました。手をよく使うところでは何かしら装着しています、私も滑り止めグローブは登山用ではなくホームセンターで売っている1000円前後のものを使用しています。
回答2015年08月11日 18:40 (2015年08月13日 10:53更新)
一般的な太さの鎖の場合の利点弱点など(夏山を想定してます):
1.ニトロックなどの手のひら全面にゴムがついたグローブをつけたほうが素手よりグリップが増す。
2.足をすべらせたときなど、鎖に全体重をかけた場合、手のひらを保護するので怪我の度合いが小さくてすむ。
(試しに実際に鎖に全体重を乗せてぶら下がってみると分かります。素手より滑りにくく、手も痛くなりません。細めですが公園のブランコ等の鎖でも試せます。)
3.軍手にゴムのイボイボが付いた程度のものは素手よりグリップも弱く濡れると滑りやすい。
4.肝心なことは素手とグローブとどちらが全体重を乗せて鎖を握った時に安全(滑りにくく、手の痛みが少ない)かということです。私はニトロックなどのグローブをつけたほうが良いと判断しました。グローブによっては素手より滑るものも多くあります。
5.ニトロックなどのグローブは土が付き汚れたり濡れたりした場合、グリップが弱くなるので注意。

6.クライミングは全く別物で、グローブは付けません(冬を除く)。指が出たグローブは付ける時もありますが。なぜならクライミングは指先で岩をホールドするので、グローブで岩をホールドしても手がグローブから脱げてしまいます(この意味がわかりにくい場合、岩場もしくは家の鴨居のようなところに指をかけて試せばすぐに分かると思います)。岩に指をかけるのと鎖を握るのとは全く別物なんです。
7.鎖場であまり鎖に頼らないで登るので有れば、私は素手にします。なお下りで鎖を多用するときはニトロックなどのグローブをつけます。
8.石鎚山の鎖は分かりませんが、もし通常より太くて形状も異なればガイドさんの言うとおりニトロックなどのグローブより素手の方が安全なのかもしれません。
9.最後に、イボ付きのていどの軍手で全体重を鎖にかけられるか甚だ疑問です。イボなしの軍手など論外です。足がスリップした時、軍手で鎖をグリップできるんでしょうか?

回答にはなりませんが、ご自身で試すのが一番かと思います。ニトロックなどのグローブは価格も数百円程度なので、岩場鎖場で軍手や素手と比べてどうちがうのか経験しておくといいと思います。回答にはなりませんがなんて、生意気なやつめと感じたら、お許し下さい。命に関わる重要なことなので、自分の拙い経験だけでは不安だったんです。

という私はどちらかと言ったら、グローブを付ける派だと思います。

追記:岩稜歩きを書き忘れました。岩をホールドすることが多々ある岩稜歩きではグローブは付けないか、つけても第二関節以上の指が出るタイプのグローブです。
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 mtkenさま
 ご回答ありがとうございます、私は高校時に部活で山歩きを始め先生などから皮膚の露出は極力避けるよう教わった次第です。鎖のある岩場でも3点確保をし出来るだけ鎖に頼らないよう心掛け何かしら手には装着していました。ご回答に有った2・4番は私も実践しています、石鎚山での鎖場は3点確保がし辛い箇所があり、太い鎖(特に鎖の繋ぎ目の部分)に体重を任せる所がありまして、感覚としては梯子といいましょうか?この場合なら素手の方が良いのかの思った次第です、それでも天候などの諸条件が変わればしっかりとグリップの効くグローブが有効と思いました。
 この時同行者とそのようなことを話していたら、相手はできるだけ手の感覚を重視したいから極力装着しないと・・そのようなやり取りでこちらに質問させて頂きました。
 これが正解とはないと思いますが場所や用途に応じてグローブ等装着し、これからも安全に山歩きしていきたいと思います、ご丁寧な回答ありがとうございました。