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秋田駒ケ岳 初級者のコース選びについて
質問2015年08月26日 12:57 (2015年08月27日 14:54更新)
はじめての秋田駒ケ岳登山に際し、コース選びを悩んでいます。
せっかくなので国見温泉登山口から憧れのムーミン谷を経由して上りたい!という気持ちがあるのですが、皆さんのレコを拝見すると、「初心者でも大丈夫」というコメントもある一方、「急な下りが大変」などのコメントもあり、初級者の私は無難に8合目からスタートした方が良いのかと、弱気になりつつあります。

国見温泉登山口→ムーミン谷→男女岳頂上往復コースは初級者向けとして体力・難易度などどうでしょうか?
色々なレコは拝見したのですが、皆さんの主観で構いませんのでご意見いただき、参考にしたいと思っています。

当方昨年から山に登り始めた初級者で、運動不足がたたり、体力にはあまり自信がなく、東北の山では、安達太良(ゴンドラ頂上駅→奥岳登山口)、月山(リフト頂上駅から往復)などをコースタイムの1.2倍程度でゆっくり上るレベルです。

よろしくお願いします。
回答2015年08月26日 21:53 (2015年08月27日 14:54更新)
時間に余裕を持ち、ペース配分や休憩の取り方などに気を配れば、国見温泉登山口からでも十分に登れると思います。
ただし、ムーミン谷・男女岳は幾度かのアップダウンがあるので、国見温泉登山口から登る場合は、数百mの標高差を登ったあとにそのアップダウンがあっても大丈夫かどうかだと思います。
山頂までの間に、登って下ってまた登る、のは結構足に負担が来るからです。
なので、「標高差を乗り越えて登頂したい」なら国見温泉登山口から、「山歩きの雰囲気さえ味わえればよい」のなら8合目から登るのはどうでしょうか。

他の人の山行記録は山行の計画をするにあたって大いに役立つものですが、その山行記録を作る人の登山レベルは多種多様ですし、客観的にではなく主観的な情報も多数含まれます。
山行記録の情報をそのまま鵜呑みにすることは危険なので、その前にまず自分の登山レベルを客観的に見定め、そこから登れるかどうかを判断する必要があると思います。
他の方の回答にもありますが、国見温泉登山口からの標高差、距離、所要時間に近い山をこれまでに登られていますか?
ムーミン谷と男女岳の行き来にはアップダウンが幾度かありますので、登って下ってまた登ることになりますが、そのことは把握されていますか?
山行計画を立てるのはそうしたリスクを予め把握するためのものだと思いますし、計画時において不安を感じられるのには、目的地の情報不足があるかもしれません。

よく、山選びは「登りたい山ではなく登れる山を」といわれます。
したがって、登りたい山が登れる山かどうかを判断する必要がありますが、その人にとって登れる山かどうかを他の人が正確に判定することはとても困難がありますので、最終的には自分の責任において判断するしかないと思います。
ただ、秋田駒ケ岳は国見温泉登山口からでも8合目からの場合においても、鎖場やロープの張られた箇所はないようですし、何百mもの標高差を延々と続く急登で登るような山ではないので、大した歩行技術は要らず、その意味では初級者向けだと思います。
あとは自分の体と相談して判断するしかありませんが、栗駒山を須川温泉から登られたことがあるのなら、国見温泉登山口からでも休憩とペース配分を適度に行えば登れるのではないか、というのが私の感想です。

良い景色が眺められるといいですね。
10 ポイント! とても役に立った
お礼 
kase1911さま

回答ありがうございました!

正直まだ地図読みも自己流で、地図を見て標高差や距離をみるより、ついついヤマレコの情報を頼りにしてしまっているお恥ずかしい限りの初級者ですが、今回はまず8合目コースに挑戦することにしました。
今年は運動する時間が全く取れず、kase1911さんがおっしゃるように、上り下りの繰り返しのあるコースは、自分の体力的に難しいであろうと思いました。現にこの夏は月山の「登って下ってまた登る」コースにかなりバテました(-_-;)ので、せっかくのムーミン谷で往路からばててしまっては、存分に秋田駒を楽しむこともできないでしょうし…。

>よく、山選びは「登りたい山ではなく登れる山を」といわれます。

この言葉も初めて聞いたのですが、初級者ながら高山植物のきれいな山や○○名山ばかりを目指している私には、少々耳が痛くもありますが心に留めておきたいと思います。
色々と参考になりました。ありがとうございました!
回答2015年08月26日 18:52 (2015年08月27日 14:54更新)
こんにちは。
秋田駒ヶ岳、良い山ですよ。
もし頻繁に秋田駒ヶ岳に来れる環境にお住まいでしたら最初は8合目からのルートをオススメします。
途中からずっと田沢湖を見下ろしながら登る良いルートです。

一方、国見ルートは距離約11km、標高差約800mのコースとなります。
その中で自分的にキツイと感じるのは登山口から横長根出合までの距離1.5km、標高差約300mとムーミン谷から男岳鞍部までの間の距離500m、標高差約200mの2箇所です。
国見温泉登山口付近と横長根出合付近、男女岳は階段状ですので自分は苦手です。
また、下りの際は男岳鞍部からムーミン谷に下るルートは浮石が多く、スリップや落石が結構あります。
その為、横岳を経由したルートがオススメです。
傾斜もゆるく途中からは細かな火山礫となり、足にも比較的優しいルートです。
コースタイムは気にせず、ところどころで休憩しながら登ればそれほど厳しい山ではありません。
ひとつだけ注意するとすれば確実な水の補給ポイントが登山口以降は無いくらいでしょうか・・・
10 ポイント! とても役に立った
お礼 
yamasatomaさま、回答ありがとうございます!

今回は8合目ルートにする方向で準備を始めることにしました。
花の最盛期も過ぎてしまったし、8合目ルートだけではつまらないかなぁという考えもあったのですが、yamasatomaさんの、「途中からずっと田沢湖を見下ろしながら…」のくだりに、背中を押されました〜。体力・脚力にも自信がないなか、無理するよりは、田沢湖の眺めを楽しみながら、次回につなげたいと思います。
またコースについても次回の参考になりました。ありがとうございます。
今回も水もしっかり持っていってきます!