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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:カラダ管理

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登山中の水分補給とトイレ
質問2015年10月26日 14:52 (2015年10月29日 15:10更新)
65歳男性、北海道在住の登山初心者です。定年後の健康増進と趣味の写真撮影を兼ねて今年から登山を始め、これまでに旭岳・北岳・十勝岳・摩周岳・アポイ岳・東ヌプカウシに登りました。これらの山々には登山口を過ぎるとトイレがない為極力水分を取らず、額から滴り落ちる汗を拭き拭き登り頂上でポカリ500cc飲んで下山しましたがすれ違う登山者が多く横道に逸れての立ちxxxもままなりませんのでひたすら尿意を我慢しました。
先日TVで国際山岳医の大城先生が登山中の心停止を避けるには登山開始直前からの十分な水分補給が必要と説明されていました。
水分補給とトイレについて登山歴豊富な皆様からのアドバイスをお願いします。
回答2015年10月28日 12:25 (2015年10月29日 15:10更新)
携帯トイレ愛用者です。オフシーズンに富士山登ると、視界が遮れる場所がないので皆さん山小屋裏に行かれると思いますが、その汚さを見た人は携帯トイレ派になるんじゃないかな。
小キジに限っての回答ですが、問題は2つ。
(1)ほぼ人前、恥ずかしいという点は、携帯トイレがあってもなくても同じ。後ろめたさが減るだけ。
(2)折角一番重い水を消費しても、形を変えて戻ってきますが、体内にあるより背負う方が明らかに重く感じます。量から考えると日帰り限定でしょう。あとは食後すぐトイレ行って出発、というのでなく、食後時間をおいてトイレ行って出発するようにすれば、食事の際に余分に摂取した水分を排出できるので、用を1回分は減らせると思います。
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ABi-Rさん。アドバイス有難うございます。
携帯トイレを次回より持って登ります。後ろめたさがない分、人前でも携帯トイレ使用中です!と自信を持って子キジ出来そうです。
小生は日帰り限定登山ですから荷物が増えることは苦になりません。
出発前にできるだけ排出する事も心掛けたいと思います。
回答2015年10月27日 20:45 (2015年10月29日 15:10更新)
血液中の水分が減ると、粘度が高まる事で出来た血栓が、脳や心臓で詰まりやすいそうです。
そうなったら大変危険ですので水分を、ゆっくり十分な量を摂取してください。

私は食事だけで塩分を十分、摂取できると思っているので持っていくのは、ただの水です。
私は水を一度、口に含んでから喉を湿らせる程度に何回かに分けて胃に水を流し込んでいます。
冷い水で過剰に体を冷やすのも防げますし、口や喉も渇きにくいと感じています。

キジ打ちについてはトイレでするのが望ましいですが、それができない時は森林限界以下
登山道および水源から離れた木の陰なのでしています。
尿には尿酸、アンモニア、塩分などが含まれるため無害とは言えませんが、無菌なので自然への影響は小さいと思います。
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nfosdkさん、アドバイス有難うございます。やはり登山中の水分不足は怖そうですね。教わった水分の取り方を来年の登山で実践したいと思います。
年齢的に決して若くない上に登山経験も少ないので、経験豊富な皆様の助言を参考に
無理せず山を楽しみたいと思います。
回答2015年10月26日 22:47 (2015年10月29日 15:10更新)
水分補給とともに塩分補給も重要になってくると思います。
しかも、一気に飲むのではなく、少しずつちびちびと飲んでいかないと、尿として出て行ってしまうようですね。(私の経験的に)
私のおすすめは、トップアスリートのウルトラミネラルタブレットというものです。
私はいつもこのタブレットを水に溶かしてハイドレーションで飲みます。
ポカリなどと比べても塩分濃度が圧倒的に多いので、おすすめです。
あとは、効果のほどはわかりませんが、尿の頻度を抑えると言われる、ノコギリヤシのサプリメントを行動中に飲んでみるのはいかがでしょうか?

あと、立ち小便をする時にツェルトを被るという手もあります。
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mackhinderさん。アドバイス有難うございます。お勧めのウルトラミネラルタブレットを試したいと思います。「ツェルトを被る・・・」ベテラン登山者の秘技には
思わずニヤケテしまいましたが大変参考になる凄技です。
回答2015年10月26日 17:25 (2015年10月29日 15:10更新)
jbl9800seさんこんにちは、専門家ではありませんので一般論ですが
水分の取り方は、のどの渇きにかかわらず、定期的に少しずつした方がよいです
のどの渇きが感じる時には、遅い位と言われていますね。
少しずつ水分補給した方が無駄なく体が吸収すると思います。山頂で一度に500cc飲んでも、体が吸収できずに尿として排出される部分が多いのではないでしょうか?
水分が不足してくると、体のパフォーマンスが落ちてきて、脱水症状や熱中症の危険もあります。
自分の場合ですと、最近テント山行が多いのでかなり汗をかくことも多く、行動中に飲む水筒は1リットルで、その他に食事の時に使う水を入れると、状況にもよりますが、なんかあった時とか考え、余裕を持って無積雪期で一日あたり合計2〜3リッター位持って歩くことが多いです。
トイレは小なら、女性が来なければ少しくらい見られてもという開き直りも必要かと(^^ゞ
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hideootoさん。アドバイス有難うございます。水分補給は定期的に少しずつ取るよう心掛けたいと思います。小生は下山時間に他の登山者に追い抜かれた事が多かったのですが「年のせい」と諦めていました、どうやら水分不足によるパフォーマンスの低下が原因だったのですね。次回登山時には最低でも1リットル程度の水分を持参します。トイレの件は悩ましいですね。開き直ると「ジジイは常識をわきまえないから
嫌だ!」と言われそうでついつい躊躇ってしまいます。
回答2015年10月26日 16:51 (2015年10月29日 15:10更新)
jbl9800seさん、こんにちは。

登山では安静時に比べはるかに大量の水分が失われます。登りが増えると発汗が増えますし、行動時間が長くなっても水分が失われる(=脱水)量が増えてゆきます。
どのくらい水分が失われたか(=脱水量)の概算は以下の式で見積もることができます。

脱水量(ml) = ( 1.8×行動時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10.0×登りの累積高度(km)+0.6×下りの累積高度(km) )×( 体重(kg)+ザック重量(kg) )

(鹿屋体育大学山本正嘉先生の研究より)

歩行距離、登りの累積高度、下りの累積高度はヤマレコから計算できますよ!
例えば望岳台から十勝岳まで往復したとして行動時間=コースタイム、体重60kg、ザック重量7kgとすると
 行動時間(コースタイム) 7時間
 歩行距離 10km
 登りの累積高度 1.1km
 下りの累積高度 1.0km
 体重 60kg
 ザックの重量 7kg

( 1.8×7+0.3×10+10.0×1.1+0.6×1.0)×(60+7)=1822(ml)

ということになります。ポカリ500mlでは全く足りていないですね!
その他怪我をした時に傷口を洗うためなどにも水は必要です。夏山でしたら最低2Lは必要と思います。

補足:上の式を使って登山消費カロリーを求めることもできます。脱水量(ml)=消費カロリー(kcal)なので、十勝岳往復の消費カロリーは約1822kcalです。おにぎり10個分ですね。登山時の十分なカロリー補給も大切です。

トイレについては携帯トイレ利用などが考えられると思います。どなたか実際に使っている方、回答お願い致します。

私は大阪在住なので北海道の山は行ったことがないのですがヤマレコの山行記録を見ていると素晴らしい山がたくさんあるようですね。ぜひ北海道の山を楽しんでください!!
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tmaさん。アドバイス有難うございます。水分とエネルギーについて科学的に
説明下さり大変参考になりました。小生が学生の頃は運動中の水分補給は「疲れ」を呼び込むと教わりましたので山頂に到着するまではひたすら我慢していました。
小生の年齢からするとこれまで事故無く下山できたのは幸運としか言えないですね。
次回から水分・食糧を十分用意し安全な登山を楽しみたいと思います。
携帯トイレの利用も良いアイデアだと感心しました。

十勝岳登山時に大阪からご家族で来られた方と親しく言葉を交わした事を
思い出しながら貴兄の計算式を読ませていただきました。
回答2015年10月26日 16:14 (2015年10月29日 15:10更新)
基本的に水の補給は大切で、
とくに気温が高い時期は水分が不足すると
熱中症や脱水症状それにバテる可能性が高くなるので、
水は多く持参する方が多いと思います。
とくに北海道はエキノコックス対策で湧き水や川の水は安易に飲めませんので・・・登山中に万一、トイレに行きたくなったら登山道から少し外れて目立たない場所でします。水を我慢する方が危険ですので、尿を我慢より水分優先です。
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carolさん。アドバイス有難うございます。黒岳登山時に山頂付近は既に雪化粧してましたので下山時に雪を口に含み渇きを癒しました。湧水・川の水の誘惑に気を付けます。額から汗がぼたぼた落ちるのを心地よい疲労感と勘違いしていた様です。
小生の登山はまさに「年寄りの冷や水」でした。
尿より水分優先を心掛けたいと思います。