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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

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緊急度 4山の情報
和名倉山のヒルメシ尾根(下山路)の状況
質問2018年04月28日 16:59 (2018年05月06日 00:57更新)
 いつも皆さんの記録を興味深く拝見させていただいております。

 標記について御助言いただければ幸いと存じます。

 5月4日に民宿みはらしに宿泊し,翌5日午前3時発で和名倉山を登山します。ソロです。
 和名倉山登山は,過去4回やっており,二瀬尾根,仁田小屋尾根を下山路として歩いていました。

 今回,未踏破のヒルメシ尾根を下山路として歩くことを予定しています。

 そこで,ヒルメシ尾根の状況について,(特に最近の状況について)御存知でしたら,御助言いただきたいと存じます。なお,当方,ヤマレコで他の方の記録は概ね拝見しております。その上で次の点を中心にいまだはっきりしていないので,本質問に及びました。御理解ください。

 (1) 入口は,川又分岐からのトラバース路が良いか,北ノタル付近からの尾根筋を下った方が良いか。コースタイム短縮,歩行の安易さの観点での質問です。
 (2) 道中,有効な赤テープ(テープ以外のマーキングを含む。)は十分にあるか。
 (3) 踏み跡は明瞭か。
 (4) 熊の出没事例は多いか。
 (5) 道中,尾根を外す及び尾根を移るポイントがいくつかあるようだが,そのポイントは,歩いていて分かるようになっているのか。
 (6) 最後のボロボロの橋は,自己責任として渡るとして,両端の金属部分につかまれば歩行可能か。また,橋を渡らず,渡渉可能か。
 (7) その他留意点

 いくつか上げさせていただきましたが,そのうち1つでも御存知でしたら,御助言いただけないでしょうか。

 なお,当方の装備は,一般登山装備,各種予備電池,ガーミンGPS,地形図,ツェルト等です。スキルは,山岳会所属(企画,リーダー経験あり。),登山地図作成経験あり,バリエーションルート・夜間登山の経験多いといったところです。

 どうぞ,よろしくお願いいたします。
回答2018年04月29日 22:19 (2018年05月06日 00:57更新)
上部はシラビソ系、下部は広葉樹多くとても雰囲気のいいコースです。
4年前 25歳の時に4/25川又から登りで使い6時間かかってしまいました(二瀬尾根下り)。そのときはGPSはなしでした。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-289382.html

ヒルメシ尾根道:倒木が多そうなのでトラバース道を行きわかりません。トラバースは水場が3つあり、尾根をいちいちカーブするので時間かかるなぁという気もしました。

道形: 崩落気味なのは
上部稜線トラバースの谷になっている箇所はザレてたがその時は人一人歩く分には問題ない程度、走るのはもともとトラバースが半分は細い道なので難しいと言った感じ。なのでより崩壊が進んでいるかと思います。
下部は橋に降りるまで10分前くらいのところで、つづら折りの道形はありますが、砂利が堆積しているのでつま先を食い込ませて登りました。ここだけは下りに通りたくないと思いました。自分がいま下りに取るなら10m6mmロープくらいは持ちたいところです。

不明瞭さ: 標高上部から並べます。テープを意識しなくてもほぼ歩けます。
稜線トラバース 一瞬テープがなく繁茂した木々で行き止まりに見えるが身を少しかがめると入っていけるところが稜線トラバースの下部にありました。茂みで薄暗く踏み跡も見えず、テープもなかったので道を探すのに10分くらいかかりました。

川又方向への尾根に乗る 少し急な二重稜線になっているあたり方向的にトレースが薄かったので念のためテープを見ました。

スギ林に降りる直前の原っぱみたいな緩斜面あたりテープがなく、トレースも濃いものはトレバースで本来の道を離れて行ってしまうのでよく確認しました。

熊について:下部半分の範囲は広葉樹の森なので針葉樹の森よりいる可能性が高いと思われます。下部にカメラが何台もしかけてある場所があるいました。

渡渉は高度差が大きく急なので、真ん中しか歩けずリスクの高い橋を選びました。板が割れる確率よりはワイヤーの方が低そうな見た目でした。
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お礼 
Bus-climb 様

大変詳細な御説明をいただき,ありがとうございました!
下部の急斜面は気になります。気を付けたいと思います。
私が一番不安なことは,道迷いでして,きちんとルートファインディングできるかが問題となります。
御説明によると,一部テープがなく,道を探す区間があるとのことですので,私の場合にはGPSを駆使して,ルートを逸脱しないようにしたいと思います。
非常に参考になりました。またアクセスさせていただきます。ありがとうございました!
回答2018年04月29日 20:03 (2018年05月06日 00:57更新)
初めまして

『山と高原地図」の2000年頃の版にはルートが赤破線で表示されていましたが、その後は消去されたままです。
行く人はいるようで、バリルートの好きな人には垂涎のコースかも。
川又への下山地点の状況、吊橋が無事に渡れるかどうかなど、時間がありましたら一度下見されると宜しいかと思います。。
私は扇家山荘へ問い合わせたうえで、川又から往復しました。

2017年 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1306617.html
2017年 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1046034.html
2017年 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1046034.html
2017年 https://yamap.co.jp/activity/829937
10 ポイント! とても役に立った
お礼 
takayama2 様

コメントありがとうございます!
いくつか過去の事例も御紹介いただき,大変参考になります。山行までの間,あらためて拝見させていただきます。
和名倉山は,その昔は遭難の多い山であり,奥秩父の秘境でした。近年の登山者の増加や登山道の整備,はたまた山火事により,歩きやすくなってはいますが,ナシ尾根やヒルメシ尾根は,あまり人を寄せ付けません。
そういった貴重な山道をじっくり味わいたいと思っています。
takayama2様の記録は,そのような観点において,とても参考になりました。
ありがとうございました!
回答2018年04月29日 18:42 (2018年05月06日 00:57更新)
初めまして。

私が行ったのは数年前の1月頃で、しかも川又〜和名倉山〜将監峠〜飛龍〜丹波という逆コースですが、もしよろしければほんのご参考までに。

道は一般道と同様の明瞭で歩きやすい道でしたよ!
分岐があっても普通に地形図が読めれば何も問題ないと思われました。
要所には道標があったと思います。(川又分岐)
テープはあちこちベタうちなので(様々な目的で付けられてる)、かえってわずらわしいしコレを追うともしかしたら惑わされるかもしれません。
川又の橋も立派な橋で不安は感じませんでした。(私だけ?)普通にスタコラ歩きました。
水場もしっかりしているし、特筆すべき注意点は何も感じませんでした。
熊は…わかりません。(熊の気分次第?)

その時に感じた個人的な感想としては、非常に地味なルートですが、古くからの山仕事の道なのかアップダウンが少なく歩きやすく設定されており(体力の消耗がなるべく少なくするようなルート設定)、先人の偉さ、知恵にあらためて脱帽した覚えがあります。
この道は沢登りの下山路としても良く使われています。

私はGPSは持ちませんでしたが、文明の機器は家でも置いて、地下足袋にハッピとねじり鉢巻きに握り飯…そんな格好で歩くのが似合うところだなぁという感想を持ちました。(あくまでも個人的な妄想ですが!)

それではどうぞお気を付けて!
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お礼 
miee 様

大変具体的な経験談及びアドバイスをしていただき,誠にありがとうございます!
拝見して,不安が緩和しました。
登りと下りでは,ルートファインディングの難易度が変わります(下りの方が難しい。)が,テープが豊富にあり,また,地形図を見れば尾根の変わり目に困ることがないのであれば,安心です。
登山を成功させ,このヤマレコに載せることを期待しています。
ありがとうございました。