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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:その他

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5月の北穂高岳について
質問2019年03月05日 11:46 (2019年03月09日 16:59更新)
お世話になります。
GW後に残雪のある涸沢でテントを張り、北穂高岳に行こうと思っています。
日程は一日目は涸沢まで、二日目にアタック&下山、思った以上に疲れたらもう一泊と3日間の予定
さて、そこで調べて気になったのが結構な急斜面を登るとのことでしたが
千畳敷ー乗越浄土と比較してどんな感じか経験者にお聞きしたいです

先月に千畳敷ー乗越浄土を登りましたがそれほど辛くなく、
斜面が急になってたほうが楽な感じもありましたが
場所が違うのでどうだろう?と思って
どっちも写真や記憶で比べるとそう変わらない気もしませんが・・・

なお、天候は曇りや晴れのときのみ実行で、雨や雪の場合撤退と考えてます
千畳敷ー乗越浄土間は13kgくらいの荷物(衣類除く)で行きました

よろしくおねがいします。
回答2019年03月06日 21:51 (2019年03月09日 16:59更新)
北穂沢は7月、8月、11月、4月、5月と登ったり降りたりしています。
ご質問としては北穂沢と千畳敷との比較ですが、これは意味がありません。
雪の斜面の比較はその時の雪質で天と地ほどの差があります。
同じ五月の槍沢で朝はアイゼンをつけて大槍まで登りましたが、下りでは雪が腐り初めて稜線からアイゼンを外して足スキーや尻セードで下りました。
その翌日は気温が低下してスキーヤーが滑落死しました。
同じように北穂沢でもスキーヤーが滑落死しています。
特に上部で滑落すると岩に激突します。
それで居て或る年には松波岩直下からアイゼンを外して尻セードで降りたこともあります。
登ってくる登山者たちに「滑落だ。!」と騒がれるほどのスピードで涸沢を越えて下りきりましたが、捨てる予定の雨がっぱは見事にお尻のナイロンがなくなっていました。
なお尻セードをするときはアイゼンを外したほうが、途中で雪面にアイゼンの歯をひっかけて、足首を痛めたりせず安全です。
アイゼンを外すのが怖いと思われる斜面では尻セードをしないことです。
表面が柔らかくともその下がブルーアイスのことがあります。
北穂沢はピッケルによる滑落停止をできる人には何ら問題ありません。
但し途中腰を下ろせる斜面は一か所ぐらいです。

雪山や残雪期の山では斜面のきつさではなく、その時の雪の硬さです。
北穂の小屋では早朝の北穂沢の下降は薦めていません。
最近はピッケルを持たず、ストックとアイゼンだけで登下降する人がいますが、滑落したときどうやって止めるつもりなのでしょうか。

追伸
もしアイゼンもピッケルも持たずに雪面を滑落した場合は大の字になってください。
腕を広げることにより頭が上になり足が下になります。
これで頭の損傷は最小限になります。
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お礼 
borav64mさん、ご回答ありがとうござます。
皆さん共通して下りで注意とのことですね
尻セードはたぶんしないと思います。が、初日で時間があったら滑落停止の練習におまけでやるかもしれません。。。

もちろんアイゼンピッケルも持参します。
自分はスキー経験あるので大の字で止まるのはイメージつきます。
もし万が一アイゼン外れるようなことがあればそれでいきます。
ありがとうございました。
回答2019年03月06日 17:39 (2019年03月09日 16:59更新)
私も4年前に同じ行程で北穂に登りました(^^)
初日の涸沢までの雪渓歩きはかなり苦痛でした(><)小屋が見えてからが長い!!!
GW明けの平日ですとテントは数える程です。

傾斜に関しては、然程変わらないと思いますが標高差があり長時間登り続けます。勿論、高度感も抜群です(^^)アタック後に下山されるとの事ですので、早朝から登られると思いますが、下山時は雪が腐ってる場合は注意が必要です。特に下り始めの急斜面は要注意です(私の連れも2度プチ滑落しました)。傾斜が緩くなれば尻セードを楽しみながら一気に下れます。

前の方も仰ってますが、下りが肝です!!!

お気をつけて(^^)///
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COCO-TANさん、ご回答ありがとうござます。
やはり下りなのですね。

>初日の涸沢までの雪渓歩きはかなり苦痛でした(><)小屋が見えてからが長い!!!
これはなんとなく想像付きましたw
それも楽しみの一つとしてます。
ありがとうございました。
回答2019年03月06日 09:18 (2019年03月09日 16:59更新)
天候がよくどちらも入山者が多くステップが刻まれていれば斜面としての難易度は大差はないかと思います。どちらも雪崩の巣です。
比較としては 北穂高は八丁坂の1.6倍ほど標高を余分にあげるのと上高地からのアプローチの長さが個人にどれだけ負担になるかでしょう。質問者さんの体力度や山での歩き方がどれほどかがわかりませんので安易に『簡単』とはいえません。
前爪アイゼン ピッケルワーク(ダガーポジション等)は必須。当然 登りより下りのほうが大変です。
良き山行を楽しんでください。
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neoforefrontさん、ご回答ありがとうござます。
日程は一日目は涸沢まで、二日目にアタック&下山、思った以上に疲れたらもう一泊と3日間の予定を考えてましたが、質問に追記漏れてしまいました。すみません。
1.6倍の標高差であれば体力的には大丈夫ですが
登るときにここを降りることを想像してダメそうなイメージが湧いたら撤退とか甘い設定で行きたいと思います。
もちろん雪崩そうな感じであればキャンプを楽しむ感じで
ありがとうございました。