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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

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緊急度 2山の情報
足の松尾根---川入 縦走
質問2022年05月08日 16:53 (2022年05月10日 22:26更新)
7月中旬に飯豊連峰の縦走を計画しております。
足の松尾根(奥胎内ヒュッテ泊)から川入へ縦走すべきか,川入(民宿泊)から足の松尾根へ縦走すべきか悩んでおります。難易度・景色・アクセス等どんな観点でも結構です。ご助言ください。当方 63歳男性です。(山中3テント泊の経験あり)
回答2022年05月10日 21:12 (2022年05月10日 22:26更新)
pei2013さん,rikimaruです。
 登山前日に川入の民宿に前泊するなら,朝食は弁当にしてもらって,できるだけ早朝に出発することが肝心です。飯豊連峰の登山口は,どこも標高が低く,夏場は非常に暑いです。特に南側から登る場合は,背後から陽の光に照らされます。記録をご覧頂ければ分かると思いますが,2017年7月に縦走したときには,出発が8時半を過ぎたため,地蔵岳山頂手前でふくらはぎに痙攣が生じてしまい,その後は足をかばって,大幅にペースダウンしてしまいました。この時期に登るならば,涼しい早朝の時間帯がオススメです。
 また,早朝出発ならば,飯豊本山はもとより,御西小屋まで歩くことはそんなに難しいことではありません。昭文社の山と高原地図「飯豊山」のコースタイムは,経験上かなり余裕があり,テント縦走経験者ならば,コースタイムをかなり短縮して歩くことが可能と思います。実際,2013年9月に縦走したときには,弥平四郎登山口を午前8時半過ぎに出発して,夕方5時過ぎに御西小屋に到着しました。午前6時前に出発できれば,余裕を持って歩けると思います。
 それから,足の松登山口から奥胎内ヒュッテまでの移動ですが,歩いても1時間程度です。飯豊連峰縦走の感慨に浸りながら歩けば,あっという間に着きますよ。奥胎内ヒュッテは,「ヒュッテ」という名称を使っていますが,サービスや設備が整ったホテルであり,縦走のフィナーレを祝うには最適の宿だと思います。縦走前の前泊に宿泊するのはもったいないと思います。
お礼 
ご意見を伺い「縦走前の前泊に宿泊するのはもったいない」まさにそう思いました。rikimaruさんの記録を参考に,川入(民宿泊)から足の松尾根へ縦走で計画を進めていこうと思います。ありがとうございました。
回答2022年05月09日 07:08 (2022年05月09日 22:15更新)
 同じ63歳男性です。
 飯豊連峰には何度か足を運んでおり,南北縦走も過去2度ほど経験しております。
2013年09月 【飯豊連峰 完全縦走】 稜線では、すでに紅葉が見頃でした
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-351281.html
2017年08月 【飯豊連峰縦走】大日杉〜切合小屋(幕営)〜門内小屋(幕営)〜奥胎内
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1215541.html
 ご質問の北から入山するか,南から入山するかは好みの問題もあるかと思いますが,私の感覚からすると,南北縦走をお勧めします。
 飯豊連峰で登山者が多く混雑するのは,どちらかというと飯豊本山以南です。特に切合小屋は食事のサービスもあるので人気があり,盛夏は混雑します。それなので,初日に切合小屋での宿泊を回避して本山小屋またはその先の御西小屋まで歩いてしまえば,静かな山旅を堪能できると思います。初日にそのあたりまで足を伸ばせば,飯豊連峰の最高峰である大日岳往復も余裕ですし,その先の稜線縦走も楽になります。
 2泊目は門内小屋か頼母木小屋がお勧め。特に頼母木小屋は冷たい水が使い放題なので,快適です。翌日はニッコウキスゲが満開の朳差岳を往復してから足の松尾根を下って奥胎内ヒュッテで疲れを癒やすというのはいかがでしょうか?
 なお,心配なのは水場の状況です。7月はまだ残雪に埋もれて利用できない水場がありますので,水場の状況などは「飯豊連峰の登山者情報」https://www.ic-net.or.jp/home/iide/ で事前に確認することをお勧めします。また滑り止めのアイゼンもお忘れ無く。
 安全で楽しい飯豊連峰縦走でありますように。
お礼 
早速のアドバイスありがとうございます。「静かな山旅」は私の目指すことでもあります。
 小白布沢より入山し,切合小屋泊を考えていましたが,アドバイス通り本山小屋まで行ければと思っています。ただ,体力的に多少の不安がありますが……
 また,入山日が祝日なので,奥胎内ヒュッテから足の松尾根取付までバスが使えるのも魅力なので,まだ思案中です。
 貴重なご意見を参考に,楽しんできたいと思います。