私は10年前くらいにピッケルを購入しましたが、購入当時は何の知識もなかったので店員さんに相談して選んでもらいました。種類は一般縦走用とアイスクライミング用があると言われました。当然、一般縦走用にしました。

　ピッケルはストックと違って滑落防止が目的なので、平坦地ではなく斜面での使用となるためかストックより短く、手に持って平地を歩いても地面にギリギリ届かない高さです。kin-chanさんが書かれているようにくるぶし位の長さだと思います。斜面で使う際はこれでちょうどいいように感じます。

　ピッケルの性能は値段と相関がないように思います。凍った滝やミックス岩場の登攀をしないのならばそこそこ強度があって長さが適度ならどれでもいいと思います。ちなみに私のピッケルは今は廃業してしまったカジタのパイオニアです。雪がある時期は夏道が無いバリエーションルートを多く登っていますが、充分役立っています、というか、雪がある時期はこれがないと怖くて。ただし、今まで滑落の経験はないので滑落停止動作に移れるか自分でもわかりません(笑)。私の場合、ピッケルは滑落しないためのツールだと考えて使っています。現実に雪がある山で使っていると、よほど雪が硬くなった場所や凍結個所以外ではアイゼンよりピッケルの方が滑落防止に役立ちます。場所の危険度にもよりますが、アイゼンを履かずにピッケルで切り抜けるケースもよくあります(アイゼンを脱着するのは面倒)。残雪期の山では必ずピッケルは持っていきます。使わないこともよくありますが、藪を避けるため急斜面のトラバースなどではピッケルがないと怖くてできない場合もありますので。

　今の時期にピッケルのような冬装備を購入するとなると、かなり大きなお店でないと置いていないと思いますのでご注意を。また、kin-chanさんも書かれているように、ピッケルの「滑落防止」用の紐も同時購入して下さい。初心者が斜面でピッケルを使うと、自分か滑落するよりも何かの拍子でピッケルを手放してしまい、ピッケルが斜面を滑落する確率の方が高いです。

こんばんは!
ピッケルを持たない初心者ですが、二か月ほど前に有名アウトドアチェーン店で、冬山の講習会をやってました。滑落時にブレーキをかけられる唯一の道具です。昔と違い、短めのものが良いと言ってました。持ち運び、使い回しがし易い等々の理由でした。一般縦走用・ミックスルート用・アイスクライミング用があります。一般用では手に持ってくるぶし位の長さで、ミックスルート用では膝下からくるぶしより上の長さで。で・・・手に持って体に向けて腋の下に来る長さがベストとの事でした。まずは、専門店で聞くのが良いのかも知れませんね！リーシュコード（流れ止め）付きで！