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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:装備

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緊急度 2装備
トランゴ アルプ エボ GTXで木道
質問2022年07月17日 20:52 (2022年07月19日 05:25更新)
尾瀬の尾瀬沼から、見晴の道を雨上がりの朝、歩いてきました。
靴は、トランゴ アルプ エボ GTX、17Kgの荷物を背負っての歩行です。
靴のソールは、エッジがまだ立ってる状態です。
コースには、木道があり、小さな下り坂で、滑って転けること12回。
ちょい、歩幅が広がると、コロン。よそ見をしたとたんコロン。
靴のせいか、根本的に歩き方に、原因があるのか知りたいです。
トランゴ アルプ エボは、木道で滑り易いですか?
回答2022年07月18日 22:42 (2022年07月19日 05:25更新)
登山靴はゴムが硬いので滑りやすいですよ。
アルパインシューズならなおさらです。
アルパインシューズは岩稜帯だと岩のエッジがゴムに食い込むことで滑らずに安定しますが、フラットな面だと食い込まないので相性が悪いです。
木道を歩くなら、柔らかいゴムの方が滑りにくいです。

参考にですが、尾瀬の歩荷さんが滑りくい靴について解説している動画があります。
『尾瀬歩荷さん達のシューズ紹介!』
https://www.youtube.com/watch?v=58wWUXmlMn0
50~100kgぐらいの荷を背負っているそうですが、木道で一番滑らないのはランニングシューズとおっしゃっています。もちろん一番大事なのは歩き方で、ランニングシューズでも滑るときは滑るとのことです。

後、一番最初の回答者の滑り止めの使用はやめてあげて。。。
木道が痛むので、、、修繕費用はかなりの金額になるそうです。
5 ポイント 役に立った
お礼 
自分も、ソールが固いから滑るのかなと思い、質問しましたが、やはり歩き方だったんですね。
ランニングシューズできている一般型のほうが余裕で歩いてるので、不思議に思っていました。
回答2022年07月18日 18:20 (2022年07月19日 05:25更新)
皆さんの回答のように、多少の差はあるでしょうが特定の靴だからということではないのではと思います。

別の視点から。
木道の端に桟木が打ってある所では、それを踏んで進むととても滑りにくいと感じました。尾瀬国立公園の帝釈山の例

車で言う所のハイドロプレーニング現象が生じない感じなのかもしれないと思います。
(豊かな自然とのふれあいを体験できるような工夫を図る
https://www.env.go.jp/content/900493142.pdf
で滑り止め加工例に上がってました)

排水がうまくできると良い感じがするので、
木道側ではなくて、靴側に荒縄を巻き付けておけばどんな木道でも靴底と段差ができて良いのかもしれません。
試してないので、定かではありませんが…

少し「木道の滑り止め 荒縄」で検索してみたら、
質問箱:雨の木道歩きのツールは爪、シート??? (2015年09月09日 Kokun)
https://www.yamareco.com/modules/plzXoo/index.php?action=detail&qid=3273
もありましたが、
【紐使い】登山靴への簡易な滑り止め「テントロープスノーチェーン」雪対策
https://campsite7.jp/2015/01/12/7453/
のリンクに、
絆創膏で転びにくくなります(警視庁)
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/saigai/yakudachi/life/tips/1012466836300914690.html
なんてのもありました。
晩秋の尾瀬
http://tsukasan.hiho.jp/2010/101015oze.htm
では霜対策のようですが、荒縄の例がありますね。
5 ポイント 役に立った
お礼 
靴かなーと、思っていたので、過去事例を調べていませんでした。
まとめて頂きありがとうございます。
ブツに頼る方向で気持ちは傾いています。
ありがとうございました。
回答2022年07月18日 11:28 (2022年07月19日 05:25更新)
こんにちは。
16日に尾瀬を歩いてきました。 滑りますね!
ほぼ新品のトラバースXが思ったよりもグリップ良く、調子にのって普通に歩いていたらスリップ・転倒しました。
以後はヤバそうな木道はkijoさんの言われる歩き方で通して転倒ゼロでした。

「普通に歩く」時は足を身体の重心より前に出して、その足に体重移動します。
それを左右交互に繰り返して前進するのですが、前に出した足はベクトルが前歩行に向かっているのでグリップが弱くて、あらぬ方向にスリップするんですね。
スリップした時にはもう体勢回復は不能でしょう。

「滑りづらい歩き方」では、足は身体の重心よりも前には出さず、ほぼ重心点にソールを着地させます。
その足を後ろに送る事によって推進力にします。
足を蹴り出すのではなく、足を引き寄せる感じですね。
これによってベクトルを下方向に向ける事ができ、最大のグリップを得られます。
歩行スピードは落ちるし疲れる歩き方ですが、覚えておいて損はないと思いますよ。

もう1点、ソールの件ですが、
ラバーに使われるコンパウンドの違いなどによって滑り易い・滑りずらいの差はありますが、今回のツルツル木道に関してはどれも大差ないように思います。

安全登山をお楽しみください。
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お礼 
靴ではない気がしてきました。
有難うございます。
回答2022年07月18日 11:01 (2022年07月19日 05:25更新)
こんにちは、おじゃまします

ビブラムソールの登山靴なら大差はないのではないでしょうか。
それよりも歩き方だと思います。結構経験があるようなので失礼かとは思いますが。

フラット歩行とか、べた足歩行とか、ペンギン歩き、みたいな言葉は聞いたことがあると思うし、実践されていると思いますが、いま一度確認を。
フラットに着地してフラットに抜いていますか?
歩幅を小さくすることも大切です。

それと身体の重心。
後ろに偏っているのではないでしょうか。ザックが重ければより気を付けないと。
プロフィールでSAJ2級とのことですが、スキーでは斜面に対して垂直に立つと習いますよね。鉛直方向に立てば後傾になり、スキーが先に滑っていってしまい、コントロールできなくなります。登山でも似たようなことが言えます。登山中の下り坂で斜面に対して垂直に立つのは不可能と思われるかもしれませんが、少し重心を下げることで状態が前向きになります。これもスキーと一緒です。急斜面を下りる時に重心を下げるとスピードがコントロールできますよね。
そのためには太腿の筋力が必要で、ロングコースを歩いた後の疲れ切った状態で最後の長い下りに挑むと、どうしても鉛直に突っ立って足だけ前に出してしまうので転びやすくなります。

繰り返しになりますが、スキーのインストラクターに「板(ビンディング)の真上に立て」と言われたことを登山にも応用してみて下さい。
日常生活で坂道を下るとき、階段を下りる時に意識してみるといいです。
わざと後傾気味の姿勢で下ると、滑らないまでも歩きにくくなります。ちょっと前傾を意識しただけで足がスッスッと前に出るようになります。
自分の重心、バランス、体幹を常に意識して歩く。
ちなみに街歩きでは普段よりも歩幅を大きくとるといいです。横断歩道の白い部分だけを右、左、右、左と踏んでいくくらいの歩幅です。そうすることで歩くのに必要な筋肉が有効に鍛えられます。後傾で横断歩道の白踏みをやってみてください。できないはずです。

滑り止め等を使うのは最後の最後の手段だと思います。雪山でも言えることです。

以上、生意気言ってすいません。
私もド素人なので聞き流してください。
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お礼 
いやいや、思い当たる節があります。
今回、17キロ背負って、歩いていたので、無意識に、後傾になっていたかもしれません。
スキーは、遠心力があり、ビミョーに、重心移動を行うので、比喩的には、違いますが、いいヒントになりました。
ほんと、有難うございます。
回答2022年07月18日 07:52 (2022年07月19日 05:25更新)
根拠が無いので私見です。スパイクのようなストッパーは木道を極端に痛めるような気がします。
横方向の力>静止擦力(=摩擦係数*垂直抗力)の時に滑り始めます。高校の物理でほとんどの人が実験で学習していると思います。ブロックパターンを変えて水を排除するとか、ゴムそのもの摩擦係数を高くするなどの手もあります。比較したことはありませんが、各社研究していて、結局はビブラムになるので摩擦係数に大差は無いと思います。 とすれば、横方向の力を小さく、垂直抗力を大きくすることになります。それには足底全面を木道に踏みつけるような歩きが最適と考えます。踵が上がらずカッコ悪い歩きになりますが、滑りそうと感じたら歩き方を変えると良いと思います。注意して歩けば誰でも自然にできると思います。
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お礼 
有難うございます。
やはり、歩き方なんですね。
さらに、登山道を、精進します。
回答2022年07月17日 22:36 (2022年07月19日 05:25更新)
どうもこんばんは。
私もこの前尾瀬に行き、同じく木道でツルツル滑りました。
ご質問のトランゴ アルプ エボではありませんが、検索すると湿って苔の生えた木道で滑る、というのはどの登山靴に限らずあるある話のようです。

対策商品としてはmont-bellのリバーシブル グリッパーの滑り止めシート面が効果的なようです。
https://nebukurou.com/grip-mokudou/
https://webshop.montbell.jp/sp/goods/disp.php?product_id=1129608&force=1


が、夏になると皆さん購入されるのか、今季は完売とのこと…。


他の対策としては、とにかく摩擦面を増やせば良いので、夏であれば靴紐や荒縄を登山靴に巻くのが効果的とのことでした。(渓流で草鞋を履く方がいますが、同じようなものでしょうか)
寒い時は縄自体が凍って役立たないようなので、冬はチェーンスパイクを履くと良いようです。

追記:
なんだか紹介した商品が木道を傷つける、最後の手段と他の方が書かれているので、もう一度仕様を確認しました。
リバーシブルグリッパーの滑り止めは文字通りリバーシブルで、スパイクの逆面は木道用のフリクションシートです。
説明にはフリクションシート側が削れるので木道を傷つけないとあるので大丈夫だと思っているのですが…。
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お礼 
有難うございます。
モンベルにこのような製品があるのですね。いいですね〜これ、これをかって、来年チャレンジしたいと思います。