ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > ヤマレコ質問箱 > カテゴリ装備 > ポリエステル/レーヨン混紡素材について

ヤマレコ質問箱 カテゴリ:装備

回答受付中
緊急度 3装備
ポリエステル/レーヨン混紡素材について
質問2022年08月21日 23:07 (2022年08月28日 15:32更新)
ポリエステル 63% 、レーヨン37%の混紡のTシャツを登山に着るとまずいでしょうか?
綿100%の材質は、速乾性に欠けるので、低体温症の危険があることは知っていますが、合成繊維と再生繊維の混紡素材はどうなのかと思い質問します。

できれば、理由を含めて教えていただけると幸いです。
回答2022年08月28日 15:18 (2022年08月28日 15:32更新)
吸湿性は素材によるものですから、レーヨンであればフィラメントであれスパンであれ同じです。(公定水分率ってワードで調べれば詳しく出てきます。)
速乾性=乾燥性能は水分の状態(単位あたり表面積が一番大きく影響します。)によるので、繊維の素材による影響より、繊維の形状や生地の組織による影響が大きいです。

レイヤリングで対応できるか?との問いへの回答は、先の回答同様です。

先の回答がわかりにくかったかもしれないので、別の表現で書きます。

登山におけるウェアリングに答えはありません。(ケースバイケース)
環境は千差万別、寒暖の感じかたも人によって千差万別。
ですから、自分で試すしかありません。

御自身で試して感じた結果が回答の一例です。
ですが、夏に試した結果と冬に試した結果は多分、異なりますよね?
雨の日と晴れの日でも変わると思います。
ですから、数多く試して経験値を得るしか無いのです。
また、他人の経験値は他人の物であって、貴方にピッタリ当てはまる物ではありません。

こういった試行錯誤も自然を相手にする趣味の楽しみの一つと捉えては如何でしょうか。
回答2022年08月23日 10:56 (2022年08月25日 19:43更新)
こんにちは。
なかなか回答つかないようなので…。

ケースバイケースとなりますが、一般的には不向きです。
ポリエステル/レーヨン混紡との事ですから、T/Rスパンと理解してお話します。
説明が長すぎると思ったら最後の一行だけ読んでください。

該当のTシャツが登山用と謳っていないのであれば、ポリエステル側に特殊繊維を使用している例は少ないと思われます。
風合い向上の為の混紡糸使用であり、レーヨンの混率からして素材由来の吸湿性、吸水保水性による影響が体感できると思います。
つまりは汗冷えが懸念されます。
さて、汗冷えとはなんなのでしょうか。
汗冷えのメカニズムは濡れた衣料を肌に近いところに着用していると、気化熱と熱伝導により肌が冷やされる状態になる事です。
特に気化熱が大きく影響します。
ですから、乾きにくい繊維はむしろ吸水速乾性繊維より気化熱の影響が緩やかになります。
厳密に言うと同じだけの水分量を含んだ乾きにくい繊維と吸水速乾性繊維は乾くまでに移動する熱量は同じです。
しかし、時間を掛けて緩やかに熱移動するか、一気に乾いて一気に熱移動するかの違いが出るので体感は大きく異なります。
乾きにくい衣料は低体温症の懸念が…と言われますが、一般論、総論としてはその通りです。
しかし、状況によっては乾きやすい衣料の方が深刻な状況になり得ます。
多くある例が、吸水速乾性の衣料を着て晴れであるが気温が低めの日に、急登をガンガン登り大汗を掻いて、森林限界を超える標高でちょうど稜線に出ることになり乗り上げたら強風、ザックを降ろして風を遮る衣料(ウインドブレーカーorレインウエア)を着る事が出来ない細尾根で、しばらくはそのまま進まざるをえない。
これ、ヤバいやつです。
15分くらいで足が攣ったり、震えが止まらなくなったりします。
速乾性衣料だから万全ではありません。
重要なのは、汗で濡れるのは間違いありませんから、濡れた水分をどの位置に保持させるか、どれくらい時間を掛けて乾かすか、想定される気温と風速は?など、熱の移動の量とスピードを自分でコントロールする事です。
色々な手法があると思います。
ドライ系のアンダー着てその上に吸水速乾性衣料着て素早く水分を肌表面から離す方法。
メリノウールのウェア着てある程度の保温性を確保した上で透湿性防風性に優れたシェルを着て常に湿っているものの、熱移動を緩やかにする方法。
それぞれに利点難点あり、想定される環境によって有利不利も変化します。

長々説明しましたが、簡潔に言うと
(なんでしたら、もっと詳細な説明もできますがw)
着替え持っていって、風が吹くと想定される前に着替えればヨシ。
でも着替え何枚も持っていけないし、常に着替えれるワケでないから、現実的でないですよね。
お礼 
ご回答ありがとうございます。

着ようとしているウエアは下記のものです。
https://item.rakuten.co.jp/major/dss-4320/?scid=s_kwa_pla_unpaid_565795

スパンか、フィラメントかは、不明です。
同じ組成でも、スパンとフィラメントで、吸湿性、速乾性はかなり異なるのでしょうか?

極薄のウインドブレーカーや、シェルを重ね着して調整するのは、ダメでしょうか?