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ヤマレコ質問箱 カテゴリ:山の情報

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南アルプズ北部の坊主尾根
質問2012年06月15日 17:40 (2012年06月20日 20:45更新)
南アルプスの地名などに詳しい方お願いします。

甲斐駒の北西に坊主山(坊主岩)というピークがあります。
黒戸尾根を登ると右手(西)に岩壁を鎧のようにしている岩峰でご存知の方も多いと思います。
上部からここに到る尾根を 南川金一さんの「山頂渉猟」では「坊主尾根」、また「日本登山大系」では「坊主中尾根」と表記しています。 

ところが 「坊主尾根」で検索すると甲斐駒から北東(黒戸尾根より東 の尾根を指している記録ばかり出てきます。この尾根の途中のピークに「宮の頭」「ツヅミ」という地名があります。黒戸尾根の8合目あたりに合流。

この関係、もしくは本当の坊主尾根はどちら?両方とも坊主尾根? また東の尾根に「坊主」と付くピークが無いようですが、なぜ坊主尾根? などご存知の方お願いします。
回答2012年06月19日 22:44 (2012年06月20日 20:45更新)
東京白稜会の恩田氏の「覚書」に以下の記述あり。(抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・
黒戸尾根八合目からほぼ東に伸び、大武川に達する水平距離6kmの尾根。
篠沢の右岸を作るもので、全体が深い樹林に覆われ、宮の頭(2200)、
ヤニクボの頭(2165)、つづみの頭(1720)等のかわった名のピークが
ある。尾根上の踏跡はなく、一部はナイフリッジ状になっている。
また、末端にはこの付近では珍しい小湿原がある。
なぜここが坊主尾根と呼ばれるのか不明だが、かつて摩利支天峰が
坊主と呼ばれたこともあるので、そこに続く尾根と間違えて命名された
ものではないか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また余談ですが、80〜90年ほど前に、この尾根に新しい道ありと、記録も
ありますが、険しかったことと、水場がなかったことから早く廃れた
ものと思われます。
なお、2003年に私は末端から登りましたが、宮の頭以降は踏跡もあり
ませんでしたが、その後は訪れる方もあり2006年に再登した時には、
マーキングや積雪期の残シュリンゲも散見されました。
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お礼 
再度 ありがとうございます。

摩利支天が坊主と呼ばれていたのですか!
(検索しましたが、ヒットしませんでした)

しかし、間違って命名されたとは驚きです。
でも既に、多くの記録が「坊主尾根」としているので、やはりそれが定着したのでしょうね。(理由はさておき)

今後は坊主尾根、と坊主中尾根はしっかり区別したいと思います。助かりました、またお手数をお掛けしました。
回答2012年06月18日 16:38 (2012年06月20日 20:45更新)
甲斐駒から鋸に向かう稜線から北西にある坊主山に
落ちている尾根は、「坊主中尾根」です。
這松の海です。
黒戸尾根の八合目から落ちている尾根は、「坊主尾根」
です。
東京白稜会の記録にも、その由来の記載はありませんが、
再度調べてみます。
私は、どちらの尾根も一応歩きましたが、坊主中尾根は
、坊主山に拘る人以外は、あまりお勧めしません。
10 ポイント! とても役に立った
お礼 
さっそくありがとうございます。

坊主尾根 と坊主中尾根は違う尾根を指しているのですか! 山頂渉猟では坊主尾根(坊主山へ到る尾根)と表記していました。

なかなか混乱しそうな名前ですね。
特に坊主がない、のに坊主尾根というのが腑に落ちません。

もし何かわかれば追加で是非お願いします。
(拘っている人なので、、、)