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いまの北岳について
質問2012年06月19日 19:35 (2012年06月21日 06:41更新)
7月15日に芦安前泊で広河原から北岳をピストンしたいと計画していますが、初北岳と雪山は軽アイゼンの経験しかないため雪渓は別としても無雪期での登山を計画したいと考えております。
山レコで今年の最新は5月の北岳がヒットしましたが、まだまだ雪があります。
最近行かれた方いましたら雪の状況はいかがでしょうか。例年に比べての状況もお教えいただけると助かります。また雪解け時は落石の危険などもありますでしょうか。過去に落石の事故の情報も聞きました。
各地で今年は残雪が多いとも聞きます。
雪解けの7月より8月以降の方が安全でしょうか。
よろしくお願いします。
回答2012年06月20日 05:43 (2012年06月21日 06:41更新)
初めまして、kuutarouさん。

大樺沢を避けて、白根御池小屋から草滑りコースであれば、小太郎尾根との合流地点直下に残雪がある程度だと思います。
落石の危険は、大樺沢、二俣上部以降のバットレス方向からです。
また、白根御池分岐から二俣までは、沢沿いでもあり大変荒れている可能性が大。夏道(橋がこの時期かかってるかどうか不明)ではなく左岸(登りなら向かって右)を登ることになります。

北岳草も見たいとなると、大樺沢を下降に使いたくなりますが、ピッケル&12本アイゼン、かつ雪の状況、天候判断が必要です。


北岳は、北岳草目当てで、6月下旬(23日から広河原行きのバスが運行されます)〜7月上旬に入山される方が多数おられますので、レコも上がると思われます。
これを、参考になさるのがベターかと。

<追加>
「沢沿いでもあり大変荒れている」
ですが、大樺沢は大変大きな雪渓で、冬季から春先にかけての雪崩、その後の融雪による増水などで、全部押し流してしまう感じです。
そのためもあり、夏道は仮設の橋で右岸に渡り、再度仮設の橋で左岸に渡り二俣になのですが、7月の上旬ですとまだ不安定なので、整備されていない可能性が大きいです。二俣から上は雪渓を登る事になりますね。バットレスと反対の向かって左側を。

しかしながら、大樺沢を避けて白根御池ルートですと夏場も、この時期も大差はないと思います。もっとも降雨確率は違いますが。
北岳=北岳草てきなイメージが強いので、2年に一度くらい6月の最終週か7月の第1週に登ってますねー。
先ほど確認したら、晴れは4回中1回でしたね(泣)。

晴天の時のだけ、過去レコでアップしてます。
あまり参考にならないですが。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-200123.html
お礼 
ご回答ありがとうございます。
落石ポイントがわかりました。
すみませんが”沢沿いが荒れている”のは、雪解け後の6〜7月時期という意味でしょうか?重ねて質問になり恐縮です。
そうですね、今後のレコも注目したいと思いますが、他の方の回答も考慮すると梅雨明け後がベターではないかとの考えに変わりつつあります。

★再度お礼
詳しいご回答ありがとうございます。
こういう事は経験した方しかわからない事なので
本当に助かります。

北岳は梅雨明け以降に計画したいと思います。
7月下旬は富士山へ行くので、そこで高度順応できる
ためかえって丁度良いかなと考えております。

ricalojpさんのHPも拝見させて頂きました。
今後ともよろしくお願いします。
回答2012年06月19日 22:08 (2012年06月21日 01:16更新)
草スベリと右俣コースは、その時期は登山道上に雪は有りません。
完全に夏道が出ています。

左俣コースについては、年によって違います。
一昨年なんかは雪解けが遅くて、その時期でも「要ピッケル・アイゼン」となっていましたが、去年は「一応アイゼン持ってきてね」くらいなニュアンスだったかと。

<追記>
左俣を歩かないのであれば、7月中旬でも全く問題無し。
左俣を歩くのであれば、8月以降の方が良いと思います。

あと、沢沿いの荒れですが、去年、一昨年と7月の3連休に右俣を歩いてますが、どちらも問題無く通行できました。
なので、7月15日なら、大丈夫じゃないかと思います。
ただ、去年の10月の連休に行った時は、御池小屋分岐〜二俣間が通行止めでした。
9月の頭の台風で、いろいろ流されてしまったようです。
お礼 
回答ありがとうございます。
コースにより雪の状況が異なることがわかりました。
いずれにしても微妙な時期ですね。
今後のレコも含め検討したいと思います。
回答2012年06月19日 20:47 (2012年06月20日 06:35更新)
kuutarouさん、こんばんは。

今年の記録よりも昨年以前の7月中旬の記録を参考にされた方が良いと思います。
コースが記載されていませんが、草すべりルートで7月中旬なら雪の心配はあまりないのではないかと思います(このルートは8月上旬しか経験はありませんが、昔7/20前後に付近の3000mを縦走したときには雪は全くありませんでした)。
大樺沢を行かれるというのであれば、ご懸念のようなリスクはあります。過年度だけでなく、7月に入ってから直前の情報収集をする必要があると思います。

むしろ、梅雨明け前(梅雨末期)の南アに突っ込むには雨の問題の方が大きいと思います。日帰りで好天時にピストンは可能かも知れませんが、前泊でも体力的にはかなりハードでしょう(私には出来そうもありません)。
また、もし八ヶ岳やアルプスの経験が全くないのであれば、個人差はありますが高度障害の可能性も考慮してください。

一般的には登山者が多くなる梅雨明け以降の方が安全でではないしょうか。
お礼 
回答ありがとうございます。
そうですね、そもそも梅雨の問題もございます。
他の方の回答も考慮しますと梅雨明けがベターと考え直し出しております。前泊ピストンについても距離と標高差からは体力的に可能と判断してはおりますが、高度で途中からのペースダウンが未知数でもあります。
八ヶ岳や富士山の経験はございますが、3000m手前くらいからペースダウンしてますので、裕度を持った方がいいですね。いろいろ参考になります、ありがとうございます。